笑いあり、涙ありのアコースティックライブ「香澄とたえの放課後居残りツアー」千秋楽・横浜公演レポート！ |

2021年11月17日(水)、KT Zepp Yokohamaでアコースティックライブ「香澄とたえの放課後居残りツアー」の横浜公演が開催された。

Poppin’ Partyから、Gt.&Vo. 愛美さん（戸山香澄役）＆ Gt. 大塚紗英さん（花園たえ役）の2人による「香澄とたえの放課後居残りツアー」は大阪・名古屋・横浜の3都市で開催され、Poppin’ Partyの楽曲のほか、カバー曲の披露の他、曲と曲の合間のバラエティーコーナーでは開催地にちなんだテーマで対決したりと、大いに盛り上がり全6公演のツアーを無事終えた。

ツアーのラストを飾る横浜公演では、「キズナミュージック♪」や「Moonlight Walk」など全8曲の演奏に加え、トークコーナーなどで盛り沢山な内容で昼夜2回の公演を盛り上げ、公演後にはVIP指定席の方を対象に特典の「居残りトーク」を実施した。

横浜公演夜の部レポート

ステージには教室のセットが組まれ、学校のチャイムと同時に愛美さんと大塚さんが登場してライブはスタート。

冒頭は香澄とたえが放課後、補習のため学校に居残りしている中、息抜きで歌い始める流れで1曲目の「キズナミュージック♪」を披露。

「キズナミュージック♪」を歌い終えると、改めて2人からご挨拶。

大塚さんは「2人で手作りでセットリストやアレンジをいっぱい考えた時間は尊かった」と約一ヵ月のツアーを振り返り寂しさを滲ませると、愛美さんも「一曲やるごとに終わりが近づいているんだと思うとすごく切ない」と同意しつつも「でもせっかくなので楽しい時間にしたいと思います！」と笑顔で応えると客席から大きな拍手が沸き起こった。

今回のアコースティックライブは「香澄とたえの放課後居残りツアー」ということで、バラエティーコーナーは補習授業で対決という形で行われた。

「放課後補習対決！」と銘打たれ、教科ごとに対決していき、勝った方には開催地ならではのご褒美が贈られる。

横浜公演では市ヶ谷有咲役の伊藤彩沙さんからの音声で概要説明と出題がされた。

最初の教科は社会。
第1問は「横浜市歌の作詞を担当した小説家はだれ？」。
中々の難問に頭を悩ませた結果、愛美「夏目漱石」、大塚「愛美」と答えを捻り出したものの正解は「森鴎外」。

第2問は「新橋～横浜を結んだ日本初の鉄道の当時の横浜駅は今のどの駅でしょう？」。
横浜に所縁がある大塚さんの出した答えは「神奈川」。みなとみらいと悩んだという愛美さんは「元町」を回答したが正解は「桜木町」。

それを聞いて大塚さんは「まぁ常識ですよね」と苦し紛れの照れ笑い。愛美さんにイジられると客席からは笑いが起こった。

第3問の「横浜市の人口とほぼ同じ人口の都道府県は？」という問題では、愛美さんは出身地でもある「兵庫県」、大塚さんは思い付きで「石川県」とそれぞれ回答。

正解は「静岡県」と全問不正解で、残念ながら「社会」は引き分けで再び歌唱パートに。

ここでは「Moonlight Walk」「Hello! Wink!」を披露。
ご時世柄声を出しての声援が出来ないながらも観客は手拍子で二人の演奏にエールを送る。

演奏を終え大塚さんは「毎公演ごとに皆さんの温度感や笑顔、クラップなどで一緒に音楽を作ることができています。本当にありがとうございます」と感謝を述べた。

次の補習パートは「国語」。
いわゆる「大喜利対決」で客席からの拍手の大きさで判定して勝敗を決める。
二人は不安な表情を見せながらも果敢に笑いに挑んでいく。

第1問「「よ・こ・は・ま」であいうえお作文を作ってください」、第2問「横浜を舞台にした恋愛小説のタイトルは？」は愛美さんの勝利。

これまでの公演で自信喪失気味だった大塚さんが第3問「伊藤彩沙を五七五で表してください」という問題で何とか取り返したものの「国語」は愛美さんに軍配が上がった。

再び楽曲パートに移り、このパートではカバー曲を披露。
毎公演バンドリ！プロジェクトの他6バンドから1曲ずつ披露していたが、横浜公演の夜の部ではRoseliaから「Neo-Aspect」を歌い上げる。本家とは一味違うアコースティックアレンジと愛美さんと大塚さんの歌声に客席は酔いしれた。

歌い終えると愛美さんは「Roseliaさんの曲は感情が突き動かされるというか…。リハーサルとは全く違うものが本番で出て、私たちもびっくりしています」と拍手が沸き起こり、緊張から解放された二人は満面の笑顔を見せた。

次の補習対決は「体育」。「ギターソロコントロール力対決」と銘打たれ、ステージ上に設置された的にボールを当て、当たった箇所に書かれた点数の合計で競っていく。

3投ずつ投げて結果は「8対21」で大塚さんの勝利。

3教科で競って1勝1敗1分けとなり、最後はじゃんけんで対決となり大塚さんが勝利し、ご褒美としてシュウマイ弁当のクッションを獲得した。

ライブは終盤に突入し、MCでは二人の自然な会話から次第にPoppin’ Partyとしての7年間の活動を振り返っていく。

大塚さんは「皆さんの前に出る時は自分だけじゃなく他のメンバーも本当の気持ちで向き合ってきましたが、今本当に心からメンバーや仲間との絆が感じられて、この5人以外考えられないんです」と言葉を詰まらせながら話し、愛美さんも「こうやってライブをアコーステックでやれたり、皆さんの顔を一人一人見ることが出来るようになって本当に嬉しいです。ずっと最初の気持ちは忘れたくないと思うし、今が良いと思えるのはあの時、昔の自分たちが頑張ったから。苦楽を乗り越えたからだなと思います」と優しい口調で語りかけ、2人の真摯な言葉に観客は大きな拍手で応える。

会場が一体になった所で「Returns」が披露され、観客はギターの一音一音、歌詞の一言一言も聞き漏らさないように耳を傾け、終わりと同時に大きな拍手が沸き上がった。

最後のバラエティーコーナーのおまけの補習では「音楽」で対決し、くじ引きで選んだキーワードを盛り込んだ即興作詞作曲に2人で挑戦したり、その流れで歌われた「ガールズコード」では、愛美さんがピアニカを吹き、「Home Street」と連続で披露。

ライブの最後は愛美さんから「近くにいても遠くにいてもどこに居たって通じ合えるように、私たちは歌を歌っています」と視聴者に語り掛け、ラストナンバー「Live Beyond!!」を歌い上げた。

そして下校のチャイムが鳴り、愛美さんと大塚さんは教室を去って「香澄とたえの放課後居残りツアー」は幕を閉じた。

◆公演名：アコースティックライブ「香澄とたえの放課後居残りツアー」横浜公演
◆日程：2021年11月17日(水)
◆会場：KT Zepp Yokohama
◆出演：愛美(Poppin’ Party 戸山香澄役)、大塚紗英(Poppin’ Party 花園たえ役)
◆公演詳細：https://bang-dream.com/events/inokori-tours

セットリスト

＜昼公演＞
M1 キズナミュージック♪
M2 Moonlight Walk
M3 Hello! Wink!
M4 EXPOSE ‘Burn out!!!’
M5 Returns
M6 ガールズコード
M7 Home Street
M8 Live Beyond!!

＜夜公演＞
M1　キズナミュージック♪
M2　Moonlight Walk
M3　Hello! Wink!
M4　Neo-Aspect
M5　Returns
M6　ガールズコード
M7　Home Street
M8　Live Beyond!!

セトリプレイリスト公開中

音楽配信サイトにて「香澄とたえの放課後居残りツアー」横浜公演のライブセットリストをプレイリストに
て配信中。
ライブの余韻をそのままに、配信でも楽曲をお楽しみください。
・昼公演：https://lnk.to/houkago_hama01pr
・夜公演：https://lnk.to/houkago_hama02hp