1981年に発売され、40年を迎えた現在となっても全世界でファンが多数存在する『うる星やつら』のオープニング曲「ラムのラブソング」が、オリジナル作者の小林泉美の手によるセルフカバー音源として配信限定でリリース。さらにその音源をもとに世界中でのリミックスプロジェクトが進行することが発表となった。
まずは小林泉美が、ロンドンで出会ったトラックメーカーのLimited Tossと共にセルフカバーした「ラムのラブソング (Reboot)」が11月17日に配信リリースされたばかり。
ちなみに、カップリングは最上もがに提供したアニメ「東京ガンボ」のテーマ曲を、こちらもセルフカバーでリメイクされて収録されている。
小林泉美はこの「ラムのラブソング」の他「さすがの猿飛」「ストップ!!ひばりくん!」などの数々のアニメテーマ曲の作編曲とヴォーカルで知られる鍵盤奏者。80年代にアーティスト、セッションミュージシャン、劇伴作家としても活躍した後に渡英し、デペッシュ・モードからSWING OUT SISTERなどのレコーディングに参加し、ケンイシイ、電気グルーヴ、DJ KRUSHなどの海外活動をサポートしながら、WARPやNINJA TUNEなどのレーベルを日本で広めるなど現在でも世界中の音楽シーンの第一線で活躍をしている。
さらに今回はセルフカバーだけにとどまらず、世界中のアーティストによるリミックスプロジェクトも始動。12月8日にはそのリミックスプロジェクトの第一弾EP『ラムのラブソング (Reboot) Mimix EP.1』がデジタルリリース。
リミキサーに水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミ、中国で絶大な人気を誇るトラックメイカー3asic(ベーシック)、大阪アンダーグラウンドで活動するLimited Tossといった3名の作品が収録される。
続く2022年1月12日には、tofubeatsに加え韓国から新進気鋭の音楽プロデューサーT.WON、様々な音楽を吸収し独自の世界を展開するSKYTOPIAの3名による第二弾『ラムのラブソング (Reboot) Mimix EP.2』もリリースされることも発表となった。
2021年10月に米国のコミック業界で最も権威ある賞の一つとされる「ハーベイ賞」で手塚治虫氏に続き殿堂入りとなった高橋留美子氏の原点とも言える「うる星やつら」、40年の時を経て新たに現代のアーティストにより再起動(Reboot)されていく作品郡に是非注目してほしい。
小林泉美コメント
久しぶりの新譜の発売!
このプロジェクトに関わった皆様、興奮状態でなんかおもしろいこと起きそうです。
ラムのラブソング40周年記念ということもあってセルカバーしてみました。ドキドキしてます!
聞いてくださる方達も、きっと良い感じになりますよ!
ありがと!
小林泉美
楽曲情報
小林泉美「ラムのラブソング(Reboot)」
配信日:2021年11月17日(水)
音楽配信URL:https://lnk.to/lumnolovesong_reboot
「ラムのラブソング (Reboot) Mimix EP.1」
配信日:2021年12月8日(水)
参加アーティスト:ケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラ)・3asic・Limited Toss
「ラムのラブソング (Reboot) Mimix EP.2」
配信日:2022年1月12日(水)
参加アーティスト:tofubeats・T-WON・ SKYTOPIA
to be continued…
小林泉美「ラムのラブソング」キャンペーンページ:
小林泉美Instagram:https://www.instagram.com/mimistgkobayashi/
小林泉美PROFILE
アニメ『うる星やつら』『さすがの猿飛』『ストップ!! ひばりくん! 』など、数々のアニメテーマ曲の作編曲と、ヴォーカルで知られる鍵盤奏者・作曲家。
1977年にメジャーデビュー後、“ 小林泉美 & Flying Mimi Band ”名義でアルバムを2枚、ソロ名義でアルバム4枚を発表。パラシュートや高中正義のバンドに参加するかたわら、松任谷由実や井上陽水のバックバンドでも活動した。
1981年にアニメ『うる星やつら』の主題歌「ラムのラブソング」を作曲してその名を広め、その後数多くのアニメや映画、ドラマなどの楽曲を手掛ける。
日本での音楽活動が多忙を極めていた1985年に突如、渡英。
ドイツのニューウェイヴを代表するバンド、パレ・シャンブルグのホルガー・ヒラーのツアー参加、共作を皮切りに、R&Bユニット、Moves In Motionの結成、デペッシュモード、スウィング・アウト・シスターなどの大ヒット曲への参加のほか、Warp Records、Mo’Wax、R&S Recordsといった欧州の大手レーベルのコーディネーションなど、ダンス・ミュージックに根差した活動を展開。
一時、育児への専念などのため休止していた音楽活動を2016年から本格的に再始動。
2017年には、アフロ・ファンク・バンド、The Scorpiosに加入。
現在はロンドンを拠点に、欧州のフェス、イベントなどでキーボーディストとして年間50本近くのライブ活動を行っている。2021年には初の著書となる音楽リズムの絵本『エイト・オー・エイト』を出版。シティ・ポップの世界的な流行によっても、新たな注目を集めている。
常人離れした音楽的嗅覚で彼女がこれまでにコラボレーションしてきたアーティストたち、
およびその活動内容は一部だけをとっても、“ヤバい” で済ませられないほどに深くて広い。