4月8日(金)よりAT-X、TOKYO MX、BS朝日、テレビ愛知で放送、FODにて独占見放題開始されたTVアニメ『恋は世界征服のあとで』から、宝条闇奈役の佐倉綾音さんのオフィシャルインタビューが到着!
佐倉綾音(宝条闇奈役) オフィシャルインタビュー
――佐倉綾音さんは、禍原デス美/死神王女のクラスメイトである宝条闇奈役として本作に出演されますね。まずは、本作の物語に対する印象や、原作を読まれたときの感想を教えてください。
佐倉綾音(以下、佐倉): 「あるようでなかった雰囲気と設定だな」と感じました。恋愛ものも、戦隊ものも、本来ならどちらかの要素一つだけで作品が成立すると思うんです。そんな二つの要素を組み合わせて、しっかりとコメディとして昇華していて。古くは『ロミオとジュリエット』にも描かれた“叶わぬ恋”というテーマが、時代とともにどんどん進化して、ついに設定を戦隊ものにしてここまで来たんだなと思いながら、原作を読ませていただきました(笑)。
ヒロインのデス美も、悪の秘密結社の戦闘員という、普通だとヒロインとして成立しにくいんじゃないかと思うキャラクターなんですが、ちゃんとかわいらしいところもあって。相川不動/レッドジェラートの個性ともしっかりとかみ合っていて、すごく好感が持てるカップルだなと思いますね。動きもたくさんあるぶんアニメ映えしそうだなとも感じました。
――演じる闇奈に対しては、どんな印象をお持ちですか?
佐倉:基本的には、明るくてマイペースなギャルです。初めて原作で見たときは、タレ目なビジュアルや語尾が伸びている印象から、おっとりしている子なのかなと感じたんですが、ツッコむところはしっかりとツッコんでいて、すごく気のいい子だと思います。でも、何か腹に一物を抱えていそうな感じでもあって……。デス美とは仲のいい友人同士なんですが、闇奈とデス美って、本来はあまり仲よくならなそうなタイプだと思うんですよね。そんな二人が仲よくなった理由も今後明かされていくので、楽しみにしていただけたらと思います。
――そんなギャルの闇奈を演じてみて、いかがでしたか?
佐倉: 「ここまでのギャルの役を演じるのって珍しいね」といろんな方に言われたんですが、自分としてはそれほどピンとこない役どころではなくて。たしかに、こんなにギャルに振り切っている役を演じるのは数年に一度くらいなんですが、私自身、自分の声に、地に足が付
いていない雰囲気を感じているので、闇奈くらい適当でマイペースなところのあるキャラクターの方が声質には合っているのかなと思っています(笑)。
あと、ギャルがマイブームなんですよ! とてもポジティブに物事を捉えて、いい意味で適当に生きているギャルの方たちが、すごく面白いなと思っていて。声優仲間でも周りにそういう雰囲気の子がたまにいるのですが、だいたい「〇〇ちゃんって……ギャルだよね?」と確認すると、みんな「そうだよ、ギャルだよ!」ってうれしそうに答えてくれるんです。そんな姿に、ギャルであることを誇りに思いながら生きていたり、誇りを持ってギャルを目指していたりするんだなと感じられて。私の中でとても興味深い存在なんですよね。だから、そんな存在を闇奈として演じられるのはうれしかったです。
――では、楽しみながら演じられた?
佐倉:ただ、自分の中のギャルに対するリスペクトが強すぎる分、実際に演じるのは難しかったです。「今の言い方はギャルではないな……」「いや、ギャルはそもそもそんなことを考えないのでは……」といろいろ考えてしまうのですが、そうやって考え始めた瞬間にもうギャルではなくなっている感じがして。頑張って演じようと思えば思うほど、ギャルから離れていくというジレンマに収録中は陥っていました。「私が思い描くギャルはもっとこんな感じなのに、自分の手腕では再現しきれない!」と、常に葛藤の繰り返しでしたね。楽しいけど苦しい、みたいな(笑)。
実は昔は、ギャルに対して怖いイメージや、何を考えているかわからないという印象があったんです。自分からあまりにも遠い存在な気がすると言いますか。そういう“自分からの遠さ”が迷いに繋がっているんだろうなと、個人的には思っています。自分の素質的にギャルにはなれないので、理想と現実のせめぎ合いを感じながらアフレコしていますね。
――続いて、ほかのキャラクターの印象についても教えてください。本作には、闇奈以外にも個性的なキャラクターがたくさん登場しますが、佐倉さんのお気に入りのキャラクターやアニメで注目してほしいキャラクターは誰ですか?
佐倉:黒百合凶子/鋼鉄王女が好きです。原作を読んでいても、凶子と魔島忌々/魔獣王女との対比がすごく面白いなと思っていて。声が付いたときに、なんだか意外なキャスティングだなと思いました。「忌々みたいな役を花澤(香菜)さんがやるんだ」「凶子みたいなストイックな生徒会長役を金元(寿子)さんがやっているのをあんまり見たことがないな」という印象で、とても新鮮でしたね。原作を読んでいたときと、アフレコで声を聴いたときとで、少しイメージが変わった二人だったと思います。
――さて、闇奈は何やら秘密を抱えているキャラクターのようですが、佐倉さんにも闇奈のように“あまり人には言っていない秘密”はありますか?
佐倉:これはラジオとかでもあまり言わないようにしていることなのですが……私、賞味期限が切れた食べ物も平気で食べちゃうんです。ちょうどこのインタビューを受ける前日にも、賞味期限切れのサラダチキンを食べてきました(笑)。密封されてるし、大丈夫でしょうと思って(笑)。しっかり加熱もされているはずですし!
ただ、なんでもかんでも食べるというわけではないんですよ。匂いにはけっこう敏感なので、食べる前にちゃんとチェックするようにしています。匂いを嗅いで大丈夫そうだったらOK だろうな、と。今のところ昨日のサラダチキンでお腹は痛くなっていないので、セーフだったんだと思います(笑)。
――ありがとうございました。それでは最後に、読者へメッセージを。
佐倉:戦隊ヒーローと悪の秘密結社の戦闘員による“ロミオとジュリエット的コメディ”という、一風変わったラブコメが始まりました。個人的に『ロミオとジュリエット』が好きで、いろんな舞台や映像作品を観てきたのですが、この作品は悲哀の要素がまったくないところが新鮮で。原作も楽しんで読ませていただきました。アニメーションでは、ナレーションの立木文彦さんやボスラー大総統役の杉田智和さんといった濃い役者さんたちが脇を固められていて、自分もその一員になれたことがうれしかったです。収録しているときにも皆さんの声を聴いて、めちゃくちゃな世界観なのに、お芝居によって謎の説得力が追加されていると感じました(笑)。闇奈は秘めたる部分が大きい女の子なので、彼女がどんなふうに物語に関わっていくのか、ぜひオンエアで確かめていただけたらと思います。
☆作品詳細
<放送&配信情報>
4月8日(金)より放送&配信開始!
AT-X:毎週金曜21:30~(リピート放送:毎週(火)9:30/毎週(木)15:30)
TOKYO MX:毎週金曜22:30~
BS朝日:毎週金曜23:00~
テレビ愛知:毎週金曜26:05~
4月8日(金)よりFODにて毎週金曜22:30~独占見放題!
<STAFF>
原作:野田宏・若松卓宏 (講談社「月刊少年マガジン」連載)
監督:いわたかずや
シリーズ構成:杉澤悟
キャラクターデザイン:小林明美
音響監督:本山哲
音楽:宝野聡史、葛西竜之介
音楽制作:ポニーキャニオン、アップドリーム
OP主題歌:オーイシマサヨシ「恋はエクスプロージョン feat.田村ゆかり」
ED主題歌:DIALOGUE+「恋は世界定理と共に」
プロデュース:ドリームシフト
アニメーション制作:project No.9
<CAST>
相川不動(レッドジェラート):小林裕介
禍原デス美(死神王女):長谷川育美
王子野隼人(ブルージェラート):興津和幸
神宮寺美咲(イエロージェラート):稗田寧々
轟 大吾(グリーンジェラート):間島淳司
有栖川ハル(ピンクジェラート):日高里菜
魔島忌々(魔獣王女):花澤香菜
黒百合凶子(鋼鉄王女):金元寿子
宝条闇奈:佐倉綾音
乱乱(断罪王女):桃月なしこ
ビッグジェラート博士:茶風林
ボスラー大総統:杉田智和
カルバリンベア:安元洋貴
ヘル子:M・A・O
禍原ウラ美:橋本ちなみ
三途川鬼羅:沢城みゆき
ナレーション:立木文彦
公式HP:https://koiseka-anime.com/
公式Twitter:@koiseka_anime
#恋せか
ED主題歌はDIALOGUE+「恋は世界定理と共に」に決定!
エンディング主題歌
DIALOGUE+「恋は世界定理と共に」
<原作漫画第1話ためし読みはこちら>
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156694347971
TVアニメ「恋は世界征服のあとで」放送直前PV!!!/4月8日(金)放送開始!
https://youtu.be/B1I73WhHfKg
TVアニメ「恋は世界征服のあとで」キャラクターPV 氷結戦隊ジェラート5Ver./2022年4月8日(金)放送開始!
https://youtu.be/fC2B_fs4lsM
TVアニメ「恋は世界征服のあとで」ティザーPV
https://youtu.be/X0nC507gZw8
©野田宏・若松卓宏・講談社/恋せか製作委員会