アニメ『リコリス・リコイル』SPイベント「喫茶リコリコプレゼンツ アフターパーリィ! Tomorrow is another day.」オフィシャルレポートが到着!

 

個性豊かなキャラクターたち、スリリングなガンアクション、オリジナルアニメーションならではの先が読めない展開などが多くの視聴者を惹きつけ、大きな反響を呼んだTVアニメ『リコリス・リコイル』。
そんなTVシリーズを、朗読劇と音楽で振り返る、一夜限りのスペシャルイベント『喫茶リコリコプレゼンツ アフターパーリィ! Tomorrow is another day.』が、2月11日(土)すみだトリフォニーホール大ホールで行われた。安済知佳さん(錦木千束役)、若山詩音さん(井ノ上たきな役)、小清水亜美さん(中原ミズキ役)、久野美咲さん(クルミ役)、さかき孝輔さん(ミカ役)、そして劇伴を担当した睦月周平さんとOPアーティストであるClariSが出演したステージの模様をレポート。

 

 

3階席までリコリコファンで埋め尽くされたホール。
作品をトークではなく、朗読劇で振り返るこ
とがアナウンスされていたが、いったいどんなステージになるのか、その始まりをワクワクしながら待っている空気が伝わってくる。それは不意に始まったキャラクターの場内アナウンスからも感じ取れた。ミズキとクルミとミカによるものと千束とたきなによるものの2回。ちょっとしたやり取りがあって注意事項を読み上げるのだが、そのあとには大きな拍手が起こっていた。

ステージセットは、喫茶リコリコを再現。そこに楽器と奏者が座る椅子が並んでいる。開演時間になり暗転し、再びライトが点くと、舞台には喫茶リコリコの制服に寄せた和風の衣装を着た、たきな役の若山詩音さん、ミズキ役の小清水亜美さん、クルミ役の久野美咲さん、ミカ役のさかき孝輔さんがいる。

 

 

ステージ中央の扉を開いて、「たっだいまぁ」と千束役の安済知佳さんが登場すると、そこから喫茶リコリコの日常が繰り広げられる。
朗読劇の舞台が、千束が宮古島へ逃亡し、その後みんなでハワイで出張店を開いたあとだったことは、ファンの誰もが喜んだところではないだろうか。

アニメの最終話から時間はしっかりと進んでいて、桜が散った頃に、喫茶リコリコが再開する。その新装開店の前日、千束の「今日は私たちだけのリコリコにします!」という宣言で、物語がスタートする。

一旦キャストがステージからはけるとオープニングムービーが流れ、ステージには楽器の演奏者たちが配置につく。睦月周平さん率いるバンドがOPテーマのイントロを奏で始めると、扉からClariSが登場!
このステージだけのスペシャルアレンジ
で「ALIVE」を熱唱する。クララとカレンの躍動感あるダンスパフォーマンスと激しさの中にも温かさがある2人の歌声。この楽曲を聴くと『リコリス・リコイル』が始まる感じがする。

 

 

OPテーマが終わると再び喫茶リコリコのメンバーが登場する。カウンターにいるミカ、その近くにいるミズキとクルミとたきな、そしてうろちょろする千束という感じで、キャストは喫茶店の中を動きながらお芝居していく。
朗読劇というと、マイク前
で芝居をするイメージがあるが、今回はヘッドセットで、キャストはキャラクターのように動きながら、台本を持って演技をするスタイル。アニメで好評だったキャラクター同士の軽快なやり取り、掛け合いの面白さが、目で観ても楽しめるような工夫がなされていた。この舞台のために書き下ろされた脚本も素晴らしく、5人で会話をしながら、“そういえば、あのときはこんなことがあったよね”という感じで、シームレスにアニメのシーンを振り返る流れになっていた。

 

 

千束とたきなが初めて対面するところや、その後の公園での会話、3話の噴水前でのやり取り、さらには水族館でのたきなの「さかなー」など、次から次へと演じられる名シーンの数々に、一時も目が離せない。しかも喫茶リコリコでの会話も、アニメでは語られなかった情報などがいくつも盛り込まれていて、特に千束とミカとミズキの過去の関係性が見えてくるのがとても良かった。かなり長い付き合いがあってこその3人の空気感だというのはアニメからも伝わってきたが、実際に本当の家族のようだったというのをうかがい知ることができた。

 

 

朗読劇の間には、睦月周平さん率いる演奏者たちによる劇伴の生ライブがあった。TVアニメは印象的なシーンも多かったが、それを彩っていた劇伴音楽もファンの印象に強く残っている。それらの演奏を生の迫力で聴くことができた。会場にいた人は、音響がいいホールということもあって、その迫力をより体感することができたのではないだろうか。ギター、ベース、ドラム、ピアノとストリングス隊。
そしてフルートとアコーディオン。特にフルートとアコーディオンは、もともと出番がない曲も編曲をし直しパートを足したそうで、この日限りの特別感があった。あらためて耳に残るメロディばかりで、感動的なライブとなった。

 

 

朗読劇&生アフレコは、その後もストーリーに沿って展開されていく。人工心臓の心音をたきなが確かめるところ、家事分担じゃんけん、ホットチョコパフェ、8話のリコリコ前のベンチでの千束とたきなの会話、雪が降る中でそれぞれの道を歩き出す千束とたきな。さらには「心臓が逃げる」とたきなが叫ぶシーンや宮古島での千束とたきな、ハワイでの喫茶リコリコなどなど……、喫茶リコリコメンバーを中心にシーンが抜き出されていて、ファンにはこれ以上ない振り返りになっていた。最後は、この日のステージ写真とともにエンドロールが流れ、2時間を超えた朗読劇は終了した。

 

 

エンディングでは役から離れたキャストが登場。
この日のステージの感想などを話していく。「私たち完璧だったわね~」という小清水さんに、「どこがじゃ!」とさかきさんがツッコミを入れていたが、キャスト同士のやり取りもキャラクターっぽいのが面白い。そして若山さんが最後の締めに入ろうとしていたところで、台本にはないサプライズが。スクリーンを見るように促されると、映像が流れ、最後に『新作アニメーション制作決定』の文字が。これにはキャスト陣も喜びを爆発させ、若山さんは涙を流しながら喜んでいた。

 

 

「制作陣の頑張りもそうですが、皆さんの応援あってこそ、この新たな告知につながったので、今日は寝れないですね。これからがパーリィですね(笑)」と安済さん。「素敵なサプライズの告知もあったことですし、これからも『リコリス・リコイル』という作品を愛し続けてくれたら嬉しいです。私たちもこれからも頑張っていきたいと思います」と若山さんが伝え、イベントは大きな喜びの中、幕を閉じた。

この興奮と感動の模様は、アーカイブでも2月21日(火)23:59まで視聴可能! 見逃し配信チケットは2月21日(火) 19:00までStagecrowdで販売中!
https://stagecrowd.live/s/sc/group/detail/10319?ima=4336

 

 

『リコリス・リコイル』新作アニメーション制作決定
https://youtu.be/8R365_tkFBg

 

 

■「リコリス・リコイル」とは

平穏な日々――その裏には秘密がある。犯罪を未然に防ぐ秘密組織――「DA(Direct Attack)」。
そのエージェントである少女たち――「リコリス」。当たり前の日常も、彼女たちのおかげ。歴代最強のリコリスと称されるエリート・錦木千束、優秀だけどワケありリコリス・井ノ上たきなが働く喫茶「リコリコ」もその支部のひとつ。ここが受けるオーダーは、コーヒーやスイーツの注文から、こどものお世話、買い物代行、外国人向けの日本語講師etc、「リコリス」らしからぬものばかり。自由気ままな楽天家、平和主義の千束とクールで効率主義のたきな、二人の凸凹コンビのハチャメチャな毎日がはじまる!

 

 

☆作品詳細

リコリス・リコイル

【スタッフ】
原作:Spider Lily
監督:足立慎吾
ストーリー原案:アサウラ
キャラクターデザイン:いみぎむる
副監督:丸山裕介
サブキャラクターデザイン:山本由美子
総作画監督:山本由美子 鈴木 豪 竹内由香里 晶貴孝二
メインアニメーター:沢田犬二
プロップデザイン:朱原デーナ
美術監督:岡本穂高、池田真依子
美術設定:六七質
色彩設計:佐々木 梓
CGディレクター:森岡俊宇
撮影監督:青嶋俊明
編集:須藤 瞳
音響監督:吉田光平
音楽:睦月周平
制作:A-1 Pictures

【主題歌】
オープニングテーマ:ClariS「ALIVE」(SACRA MUSIC)
エンディングテーマ:さユり「花の塔」(ソニー・ミュージックレーベルズ)

【キャスト】
錦木千束:安済知佳
井ノ上たきな:若山詩音
中原ミズキ:小清水亜美
クルミ:久野美咲
ミカ:さかき孝輔

公式サイト :https://lycoris-recoil.com/
公式Twitter :@lycoris_recoil

■「喫茶リコリコ」ホームページ
https://lycoris-recoil.com/cafe_lyco_reco/
■「喫茶リコリコ」Twitter
https://twitter.com/LYCO_RECO

©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11