シリーズ累計1,100万部突破の大人気漫画「BLUE GIANT」を原作とするアニメーション映画作品『BLUE GIANT』が全国公開中。
多くのリクエストにこたえ、2回目となる立川譲監督のティーチインイベントが開催された。
多くのお客様からのリクエストにこたえ、2回⽬となる⽴川監督のティーチインイベントが開催となった今回、「モブサイコ100」シリーズの⼤ヒットや、劇場版『名探偵コナン』シリーズ第26弾となる劇場版『名探偵コナン ⿊鉄の⿂影』の公開も控える、今アニメ界で最注⽬の監督・⽴川譲が “漫画から⾳が聞こえてくる”と評判の原作のアニメ化にどのように挑んだのかを語り尽くし、会場からの質疑応答にも答える貴重なティーチインイベントとなった。
さらに、「いま最も映画館で⾒るべき映画」と⾔われる本作品は、全国の映画館のこだわりの⾳響を聴き⽐べるのも楽しみ⽅のひとつとして話題になっていますが、この度イベントを⾏ったチネチッタでは、ライヴプロデュース集団クラブチッタと⼿掛ける最新鋭のハイエンド⾳響装置〈LIVE ZOUND〉のスクリーンで上映。
さらに、拍⼿をしながらの鑑賞も歓迎し、ライブハウスのような⼀体感に包まれた。
イベント概要
⽇時︓4⽉8⽇(⼟) 14:30〜15:00
会場︓チネチッタ/CINE8【LIVE ZOUND】上映 (神奈川県川崎市川崎区⼩川町 4-1)
登壇者(敬称略)︓⽴川譲監督 以上
公開から約2か⽉経つが、鑑賞した観客から絶賛コメントが広がり、原作ファンのみならず多くの映画ファンから圧倒的な⽀持を集め、現在観客動員63万⼈を突破する⼤ヒットを記録している本作。本編の4分の1がライブシーンで占めていることでも話題を呼んでいるが、公開直後から映画をすでにご覧になった⼈達から、「思わず拍⼿しそうになった︕」、「⼼の中でスタンディングオベーションした︕」など多くの熱いコメントが寄せられており、そんな声に応えて、映画公式サイトからは異例の<拍⼿歓迎>がアナウンスされました。この⽇も、ライブシーンでは⼤きな拍⼿が起こり、ライブ会場さながらの熱気に包まれました。
そんななか、本作を⼿掛けた⽴川譲監督がステージに登壇。
今回多くのリクエストにこたえ、2回⽬の開催となるティーチインイベントに際し、⽴川監督は、「公開から2ヶ⽉近く経ってもこんなにたくさんのお客様にお越しいただけて嬉しいです。ありがとうございます。⾳響の良い映画館なので、ライブ会場にいるかのような体験ができたのではないかと思います。今⽇は宜しくお願いします︕」と笑顔で挨拶。多くの拍⼿に包まれ、トークイベントがスタートしました。
反響について聞かれると、「友達の⾼校⽣のお⼦さんが映画館で『BLUE GIANT』を観てくれて、観終わった後に『私って適当に⽣きているな』って呟いていたと聞いて、ちゃんと届いているなって思い、ぐっときた」と⾔い、「この映画を観て、今頑張っている⼈もいるし、頑張れない時もあると思うが、頑張ってる⼈たちってすごいなと思ってくれるのがすごく嬉しいです」とコメントしました。
また、ライブシーンで上原さんと印象に残っているやりとりを聞かれると、「ダビング作業の時に、上原さんにどうやってライブシーンの絵を作っていったのか︖と聞かれ、演奏者が観ている景⾊の話になった」と⾔い、「ライブシーンでは、カメラが引いて客観的なアングルになったり、主観の視点に切り替わったりする表現が、演奏者の感覚に近いそうで、絵とすごくマッチしている」と上原さんからお褒めいただき、それに対し、監督は「何回も⾳楽を聴きながら、ああでもないこうでもないと試⾏錯誤していった結果⽣まれました」と漠然とした答えをしてしまったと⾔うが、それ対し、⽬を丸くして「天才ですね︕」と上原さんに⾔っていただけて、本当に嬉しかったと当時の気持ちを明かしました。こだわりのライブシーンについて話す中で、監督⾃⾝も制作のスタート時から1年以上サックスを習いに⾏っていたエピソードが明かされ、作品に向き合う真摯な姿勢に客席からも拍⼿が起こりました。
そして、本作で主⼈公の⼤たちが夢に向かって努⼒する姿が感動的だが、改めて制作を振り返って、監督にとって⼀番チャレンジングだったのはどういったところかと聞かれると「ジャズのライブシーンが毎回同じものにならないように、曲ごとに絵を変えるようにチャレンジしました」と回答。また、演奏時の体の動きについては「複数の技術を使っているが、作画の参考には上原さんや⾺場さん、⽯若さんのレコーディング時の映像をカメラを20台くらいで撮影し、それをもとに絵を作っていった」と驚きの制作エピソードを語りました。
さらにイベント後半の客席からの質疑応答では、劇中に何度か登場する⿊猫はどういった意図で登場させたのか︖と聞かれると、「⿊猫は重要キャラクターとして描いていて、原作にもあるシーンだが、前を突き進んでいく姿が⼤⾃⾝と重なるように映画でも登場させた」と話しました。映画の冒頭シーンで、雪の中⾜跡を残してまっすぐ進んでいく⿊猫と、サックスを通してさまざまな⼈に影響を与えながら前を向いて進んでいく⼤が重なるシーンとなっています。
最後には、監督「もっとみなさんに感謝の⾔葉をお伝えしたいし、もっともっと質問にも答えていきたいので名残惜しいですが、まだまだすごく良い⾳響で映画をお楽しみいただける機会も残されておりますので、是⾮また劇場に⾜を運んでいただけたら嬉しいです」と締めくくり、溢れんばかりの拍⼿の元、イベントは終了となりました。
☆作品詳細
BLUE GIANT
2023年2⽉17⽇(⾦)全国公開
原作:石塚真一「BLUE GIANT」(小学館「ビッグコミック」連載)
監督:立川譲
脚本:NUMBER 8
音楽:上原ひろみ
キャラクターデザイン・総作画監督:高橋裕一
メインアニメーター:小丸敏之、牧孝雄
ライブディレクション:シュウ浩嵩、木村智、廣瀬清志、立川譲
プロップデザイン:牧孝雄、横山なつき
美術監督:平栁悟
色彩設計:堀川佳典
撮影監督:東郷香澄
3DCGI ディレクター:高橋将人
編集:廣瀬清志
声の出演/
演奏:宮本大 山田裕貴/馬場智章(サックス)
沢辺雪祈 間宮祥太朗/上原ひろみ(ピアノ)
玉田俊二 岡山天音/石若駿(ドラム)
アニメーション制作:NUT
製作:映画「BLUE GIANT」製作委員会
配給:東宝映像事業部
映画公式サイト︓ bluegiant-movie.jp
ストーリー
ジャズに⼼を打たれサックスを始めた宮本⼤は、⾼校卒業と同時に仙台から上京し、 同世代の仲間と出会い全⾝全霊をかけ演奏にうちこむ⽇々を送る。
ジャズに魅せられた少年が、世界⼀のジャズプレーヤーを志す物語――
リリース情報
『BLUE GIANT オリジナル・サウンドトラック』
2023年2⽉17⽇(⾦)発売
SHM-CD︓UCCJ-2220 \3,300 (tax in)
ユニバーサル ミュージック
ご予約はこちら https://store.universal-music.co.jp/product/uccj2220
【収録曲】
01. Impressions
02. Omelet rice
03. Day by day
04. Kawakita blues
05. Ambition
06. BLUE GIANT 〜Cello & Piano〜
07. Motivation
08. In search of…
09. The beginning
10. Monologue
11. Forward
12. Another autumn
13. Next step
14. Challenge
15. Kick off
16. Samba five
17. N.E.W.
18. Recollection
19. No way out
20. New day
21. Reunion
22. Count on me
23. Faith
24. Nostalgia
25. What it takes
26. WE WILL
27. From here
28. FIRST NOTE
29. BLUE GIANT
All Songs Composed & Arranged by 上原ひろみ
except
01: Composed by ジョン・コルトレーン
16: Composed & Arranged by 陣内⼀真
JASS メンバー演奏︓
⾺場智章(ts) 上原ひろみ(p) ⽯若 駿(ds)
劇中バンド演奏︓
上原ひろみ(p, key) 柴⽥ 亮、井川 晃(ds) ⽥中晋吾、中林薫平(b) ⽥辺充邦(g)
村上 基(tp) 本間将⼈(ts, as) ⾺場智章(ts)
劇中⾳楽演奏︓
上原ひろみ(p, el-p) 菅野知明、伊吹⽂裕(ds) Marty Holoubek(b) 國⽥⼤輔、井上 銘(g)
⽯若 駿(per) 佐瀬悠輔、伊藤 駿(tp) 三原万⾥⼦(tb) ⽚⼭⼠駿、野津雄太(fl)
⼩林未侑(cl) 神農広樹(oboe)
⻄江⾠郎、⽥村直貴、⽥中笑美⼦(1st violin) ビルマン聡平、松崎千鶴(2nd violin)
中 恵菜、古屋聡⾒(viola) 向井 航、篠崎由紀、下島万乃(cello)
挾間美帆(cond)
映画『BLUE GIANT』│「N.E.W.」ライブシーン特別映像【大ヒット上映中!】
https://youtu.be/KaB7tTJ2T5o
2月17(金)公開|映画『BLUE GIANT』予告編
https://youtu.be/h1I116oS_Lk
2月17日(金)公開|『BLUE GIANT』特報
https://youtu.be/meLG1wrDDA8
©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会
©2013 ⽯塚真⼀/⼩学館