東映アニメーションの新規事業『ONN’ON STUDIOS』による、プロジェクト初の試みとなるVR空間を用いた新作ラインナップイベント「Virtual Anime Fes」の開催が、1月27日(土)に実施され、その一環でマスコミ向けの「プレミア・アンバサダー就任式」が開催され「Virtual Anime Fes」のプレミア・アンバサダーに就任した後藤真希が登壇した。
就任式ではアンバサダーに就任した今の心境や、実際にバーチャル空間を体験した感想、さらに、今回の『ONN’ON STUDIOS』が時間と場所を超えたバーチャル空間であることにかけ、「もし過去や未来に行けるとしたら、どの時代のどこに行きたい?」について問われ、後藤真希が回答した。
さらに、後藤の他にも、TVアニメ「正解するカド」などのプロデューサーでもある東映アニメーションの企画プロデューサーの野口光一、「Virtual Anime Fes」の期間限定ユニット「サテライト」のメンバーも参加。
メモリ(cv:麻倉もも)、かえる(cv:高橋花林)、ねいろ(cv:下地紫野)で結成された「サテライト」からは高橋花林と下地紫野も就任式の応援に駆けつけた。
イベントの最後には、野口プロデューサーから後藤真希へプレミア・アンバサダーの任命状が贈呈された。
<「Virtual Anime Fes」プレミア・アンバサダー任命式>
【日時】 1月27日(土)イベント:15:00開始/終了15:45
【場所】 スペース中目黒
(東京都目黒区上目黒2-9-35 中目黒GS第2ビル2F)
【登壇者】
後藤真希(プレミア・アンバサダー)、野口光一(東映アニメーション企画プロデューサー
期間限定ユニット「サテライト」 高橋花林(「かえる」のCV)、下地紫野(「ねいろ」のCV)
レポート
『ONN’ON STUDIOS』は、東映アニメーション設立当時のスタジオを再現した東映動画スタジオのリアルミニチュア展示とバーチャルワールド上の「東映動画1956」、1999年代の日本のオタク部屋をコンセプトにソニーの協力を得て誕生した「ノスタルジア1999」、そして「1956年の大泉学園エリア」「1999年の秋葉原エリア」「2017年の羽田空港エリア」「近未来の渋谷エリア」など、異なる四つの世界を集約させたマルチバースなテーマパーク空間を創出する「ImaginaryPark2070」といった三つのバーチャル空間から構成される。
今回のアンバサダー就任を受けて、「わたし自身も、去年の終わりぐらいにVチューバーデビューしたばかりなので。だから前よりもすごく身近に感じてうれしかったです」と笑顔を見せた後藤。
実際にこのイベントに先駆けて「ImaginaryPark2070」を体験したばかりだったとのことで、「本当にどこもすごかったですね」と興奮した様子で振り返ると、お気に入りの空間について「野外ライブステージの客席が階段っぽくなっていたり、街中に本当に大きな飛行機があったり、空に浮いている建物があったりと。現実もこんな世界になったらすごいなと思いました」とコメント。
その言葉を聞いた野口プロデューサーも「つくって良かったなと思いました。ありがとうございます」と感激した様子を見せた。
また『ONN’ON STUDIOS』が時間と場所を超えたバーチャル空間であることにちなみ、「もし過去や未来に行けるとしたら、どの時代のどこに行きたい?」という質問が投げられると、「未来の世界観は今日、体験させてもらったので、今度はあえて江戸時代くらいの過去に行ってみたいなと思います。その理由としては、わたしは時代劇のドラマが好きなので。実際にその世界観に自分が入って、あちこち散策したら面白いだろうなと思いました」と答えた後藤。
そして実際に自分がその時代に入り込むとするならば、「やはり大奥の世界を観てみたいですね」と楽しそうに笑ってみせた。
そんな後藤が実際にメタバース空間をプロデュースするならば、どんな空間をつくり出したいのだろうか。それに対して後藤が出した答えは「アニメの中の世界観を実際につくって。その中で自分がアニメのキャラクターになったような気分を体験できたら面白いかなと思いました」というもの。そのアイデアに「実は今回、本当にアニメの世界に入れるというコンセプトのアニメワールドをつくったんです。だから例えばプリキュアの世界に入ることができるとか、今後もそういうところはどんどんつくっていきたいと思います」と今後の構想を明かした野口プロデューサー。
後藤自身は「ゲゲゲの鬼太郎」の大ファンだということで、「目玉のおやじの、おわんのお風呂に温泉気分でつかれたり、一反もめんに乗れるアイテムがあったら面白いなと思います」と新たなアイデアを披露すると、「きっと皆さんにも、それぞれの世代で観てきたアニメがあると思うんです。だからそういう自分たちの世代のアニメ空間が実現したら、より面白いだろうなと思いました」とワクワクした様子を見せた。
そして途中からは「Virtual Anime Fes」の期間限定ユニット「サテライト」から、かえるの声を担当する高橋花林、ねいろの声を担当する下地紫野、そしてモニターの中に映し出されたメモリ(cv:麻倉もも)も登壇。
モニタに映し出されたメモリに向かって「かわいい」と呼びかけるなど、優しいまなざしで「サテライト」を見守っていた後藤。
そんな先輩アイドルを前にして、「伝説の方なので緊張します。ごあいさつした時も本当にオーラがすごくて。人生でこんなことがあるんだと思うくらいビックリしています」と下地が語れば、高橋も「言葉が出てこないくらい」とあこがれのまなざし。
そしてメモリも「ライブも緊張しましたけど、すぐ横にあこがれの後藤真希さんが立ってる方がもっと緊張します。あこがれの人ですし、伝説の人ですよね。メモリも後藤真希さんのように、愛される人になりたいです」と決意を語った。
そしてイベント終盤になり、野口プロデューサーからプレミア・アンバサダーの委任状を贈呈された後藤。「まさかまさかなんですけど、最初にも申し上げた通り、Vチューバーもはじめたということで。自分の趣味が広がるというか、自分の好きなものがどんどん増えていくような気がしています」と語るなど、この日の喜びを笑顔で語る後藤だった。
1月27日(土) 「Virtual Anime Fes」プレミア・アンバサダー任命式
■『ONN’ON STUDIOS(オナノンスタジオ) 』概要
東映アニメーションによる複数のワールドから構成されるVRChat上のバーチャル空間。過去の資料のアーカイブと、ユーザーのコミュニケーションの場を形成する目的でオープンされた。1956年の東映動画スタジオ、1999年のオタク部屋のほか、年代やテーマの異なる複数のワールドが集約したマルチバースなワールドを展開中。
★公式サイト: https://onnon-studios.com/
★公式X: @Onnon_Studios
■「Virtual Anime Fes」 概要
東映アニメーションの新規事業
『ONN’ON STUDIOS(オナノンスタジオ)』は、プロジェクト初の試みとなるVR空間を用いた新作ラインナップイベント「Virtual Anime Fes」を開催。1956年の大泉学園から近未来の渋谷まで4つの異なる空間を集約した「ImaginalyPark2070」の常設ステージにて実施となる本イベントは、『正解するカド』から真道幸路朗役の三浦祥朗さん、浅野修平役の赤羽根健治さんを迎えての朗読劇や『怪獣デコード』よりクラリス役の菊地瞳さんを迎えてのMRゲームの発売告知、『楽園追放』の制作チームによる新作映画の製作発表がラインナップされるほか、シークレットゲストの登壇など生配信ならではの演出が多数盛り込まれております。
■期間限定ユニット「サテライト」のデビューが決定!
公式キャラクターのメモリ(CV:麻倉もも)、かえる(CV:高橋花林)、ねいろ(CV:下地紫野)、による期間限定の3人組ユニット「サテライト」のデビューが決定しました。
デジタル技術の発展で進化を遂げた近未来のバーチャル住人である彼女たちが、古く破損したデータ(アニメ、音楽、映画 etc )を通して人間の創造に魅了され、過去のデータのアーカイブを目的に音楽活動を開始します。イベント当日は、オープニングアクトとしての出演が予定、デビュー曲「夜はONN’ON(オナノン)」、「サテライト」の2曲が初披露。