東京アニメアワードフェスティバル実行委員会及び一般社団法人日本動画協会は、本日2024年3月8日(金)から3月11日(月)まで、国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2024(TAAF2024)」を池袋で開催中です。
本日3月8日(金)、池袋・としま区民センター(多目的ホール)で、オープニングセレモニーが行われました。石川和子(東京アニメアワードフェスティバル実行委員会 実行委員長)、江村信彦氏(東京都 産業労働局 観光部長)、高際みゆき氏(豊島区長)、竹内孝次(東京アニメアワードフェスティバル フェスティバルディレクター)に加え、審査員代表として昨年のコンペティション部門・長編アニメーション 優秀賞を受賞したカイサ・ネス氏が挨拶を行い、開催を祝うテープカットが実施された。
●石川和子(東京アニメアワードフェスティバル実行委員会 実行委員長)
「本フェスティバルは今年で11回目を迎え、アニメの街・池袋とともに進化してきました。
昨年11月には新たに池袋にアニメ東京ステーションをオープンいたしました。今年はその相乗効果で、さらに発展的なフェスティバルになると思っております。今日から4日間、各商業施設や映画館、そしてオンラインによって、約50ほどのプログラムを開催いたします。今年は本当の意味でのリアル開催ができるなと思っております。たくさんの皆さんとコミュニケーションを取っていただき、たくさん笑って、たまには泣いて、そんな時間を身体全体で感じてほしいと思っております。」
●江村信彦(東京都 産業労働局 観光部長)
「いよいよ東京アニメアワードフェスティバルが開催になりました。
東京都は日本動画協会と連携し、池袋にアニメ東京ステーションをオープンいたしました。今後、一人でも多くの方々に、日本が誇るアニメーション文化の素晴らしさを堪能して頂けるよう展示内容の充実を図っていきます。
また、2月にはPRIME 観光都市・東京東京都観光産業振興実行プランを作成しました。世界に根強いファンを持つアニメや漫画などを活用した観光資源への取り組みや、アニメツーリズムの推進、そして、アニメ産業の将来の担い手の育成などを掲げています。東京ならではの魅力を高めて、世界の観光需要を東京へと取り込んでいきたいと考えています。」
●高際みゆき(豊島区長)
「この素敵なフェスティバルが開催されること、心から喜びを申し上げます。
池袋での開催は2017年から、今年で8回目になります。開催に関しては、主催者より、街の様々な拠点をあちこち活用して参加者みんなで盛り上げるイベントにしたいというお話がありました。私たち豊島区としても、アニメの街を盛り上げたいと思っていますので、全面的にご支援をしております。
今年はコンペティションへの応募の数も多く集まり、世界中から素晴らしい才能が、ここ池袋に集まっていると感じております。マンガ、アニメを核に、ますますこの池袋を知っていただきたいと思っています。これからはじまるこのフェスティバルとともに、豊島区がアニメの聖地だと思っていただけるように、これからも頑張っていきたいです。」
●竹内孝次(東京アニメアワードフェスティバル フェスティバルディレクター)
「東京アニメアワードフェスティバルは『東京がアニメーションのハブになる』を合言葉に世界中の優秀なアニメーション、その制作者が集まり、観客とともに楽しむという平和と文化のアニメーション映画祭です。
大きく3つにわかれ、「アニメ功労部門」「アニメ オブ ザ イヤー部門」、「コンペティション部門」があり、先の2つは受賞者がすでに決まっていますが、残るコンペティション部門は、今日から3日間の上映と審査を通して、長編と短編のグランプリと優秀賞が決まります。審査員の皆さんには、審査の外でも池袋のことを知って楽しんでほしいですし、たくさんの日本のアニメーションのファンとも交流を持ってください。映画祭が終わった後も交流が長く続くようになってほしいと願っています。今日からの東京アニメアワードフェスティバルをお楽しみください。」
●カイサ・ネス(東京アニメアワードフェスティバル2024コンペティション部門・長編アニメーション審査員、東京アニメアワードフェスティバル2023長編アニメーション優秀賞)
「東京アニメアワードフェスティバルに戻ってくることができ、世界中のアニメーション映画を、またこの場所で堪能できることを楽しみに思っています。栄誉ある作品を選ぶという重責を担わせていただき大変光栄です。選出された作品を鑑賞できることを楽しみにしていました。
皆様の作品は、どれも素晴らしい努力の結晶です。審査員一同、経緯を持って審査することを誓います。
アニメーション作品は、私達を結びつけ、互いへの理解を深める力を持っています。
最後の作品上映を終えるころには、きっと私達の視野が広がっていることでしょう。」
東京アニメアワードフェスティバル2024開催概要
日程:2024年3月8日(金)~3月11日(月)
会場:東京・池袋
主催:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会、一般社団法人日本動画協会
共催:東京都
事務局:東京アニメアワードフェスティバル実行委員会事務局(一般社団法人日本動画協会内)
公式サイト:https://animefestival.jp/
■東京アニメアワードフェスティバル(TAAF)とは
東京アニメアワードフェスティバルは、2024年で11回目の開催を迎える国際アニメーション映画祭で、日本国内で未興行の世界のアニメーション作品を対象にした「コンペティション部門」、日本国内で発表されたアニメーション作品を対象とした「アニメ オブ ザ イヤー部門」、アニメーション業界に貢献された方々を顕彰し、先人達の歴史、技術、生き様を伝える「アニメ功労部門」を中心に、その他招待作品の上映やシンポジウム、子ども向けのワークショップなどを実施。新たな人材の発掘・育成、アニメーション文化と産業の振興に寄与すること、及び東京の魅力を発信し、東京の観光振興に資することを目的に開催します。『東京が、アニメーションのハブになる。』を合言葉に、高いクオリティとオリジナリティに富む世界中の作品を東京で上映することで、世界中のアニメーションを愛する人々との交流を図り、クリエイターや観客に刺激と感動を提供し、そしてその感動や刺激を糧にアニメーションの新たな波を東京から世界へ発信します。
■各アワードの紹介
<コンペティション部門>
広く国内外から、プロ・アマを問わず募集しています。60分以上の長編アニメーション、30分未満の短編アニメーションのそれぞれから「グランプリ」「優秀賞」他各賞を選出します。選考の柱となるのは、独創性、先進性、共感性、技術力です。TAAF2021から短編部門内に創設された「学生賞」は、日本でアニメーションを学ぶ学生のための賞となります。会期中には劇場にて、ノミネート作品の数々を、国内外の制作者と共にお楽しみ頂けます。
<アニメ オブ ザ イヤー部門>
各年度の国内全上映・放送・配信作品から最も優れた作品・個人に、「作品賞」「個人賞」「アニメファン賞」を授与するものです。アニメファンの投票で、各年度の全上映・放送・配信作品より、ベスト100作品を選出し、「みんなが選ぶベスト100」を決定。その100作品の中より、アニメ業界の第一線で活躍しているプロデューサー、クリエイター、その他メディアやアニメグッズを扱う店舗など、幅広いアニメ業界のプロフェッショナルによる投票により「作品賞」「個人賞」を選出します。また、一般ユーザーによるTwitterを通してのファン投票により、「アニメファン賞」を選出します。
<アニメ功労部門>
アニメーション産業・文化の発展に大きく寄与した方を顕彰するものです。制作現場における技術、表現、人材育成などの長年の功績をたたえるだけでなく、教育活動・国際交流など広くアニメーション産業の社会的地位の向上に貢献された方に対しても、この賞を贈り顕彰いたします。
選考には、アニメーション業界の各方面より有識者を集め、公平な審議のもと、アニメ功労部門の顕彰に相応しいとされた方を選出しています。