来栖りん２nd写真集「step by step」発売記念イベントレポート

声優・アーティストとして活躍する来栖りんの約4年ぶりとなる2nd写真集「step by step」が3月12日(火)より発売となり、それを記念して、発売記念イベントがMV&BOOKS SHIBUYAが本日3月17日（日）に実施された。

発売された今の気持ちを問われると「デジタルや雑誌のグラビアなど色んな所で写真を出されている方がいる中こうして写真集という形で残させて頂けました。この先見返す機会もあると思うし、家族もとても喜んでくれたので手元に写真集としてあることが改めて嬉しいなと思います」と笑顔を見せた。

また「step by step」というタイトルについて聞かれると「前回はグループでのアイドル活動をさせていただいていましたが、これから心機一転、新しい場所で頑張っていく中で右も左も分からない所からスタートして、一歩一歩しっかり踏みしめながら色んな方と力を合わせて進んでいきたいという思いを込めました」とタイトルに込めた思いを明かした。

お気に入りの写真に選んだのはあまりイメージになかった黒色の衣装をまとったショット。
選考理由を問われるとこれまではパステルカラーやビビットな色の衣装を着ることが多く、あまり着る機会が無ったと話し「この写真が好きだと言ってくれるファンも多かったですし、意外性もありつつ、意外に黒もイケるんだぞという所も観てもらえたんじゃないでしょうか」と語った。

今回の写真集は2023年の11月末に台湾で三日間かけて撮影され、「ホームステイ」をテーマに黒の衣装の他、金魚屋さんでアルバイトしているようなカットや表紙にも使われているようなアジアンテイストの制服姿や日常のような姿も収められている。
制服姿に縁があるという来栖は「こうしてまだ制服を着させていただいてタイムスリップしたみたいな感覚になって嬉しかったです。部屋着姿は普段の衣装ではあまりファンの方に観ていただく機会もないと思うので、新鮮に楽しんでもらえると思います」と話し、これまでと少し違う一面が見られそうだ。

そんな今回の写真集の点数を問われると「100点です」とズバリ！
「少しづつ年を重ねて最近はMVやジャケット写真とかかっちりした撮影が多かったので、こうしてナチュラルな写真を撮ってもらうのは久しぶりで最初は少し緊張しましたが、普段からお世話になっているチームだったので、喋っている所をそのまま撮られたり、素が詰まった一冊になっているので、そういう意味で100点です」と胸を張った。

また、完成した写真集は家族にも渡し第一声で「変わってないね！」と言われたそうで「自分的には表情や色々と変わっていったかなと思っていたので、母たちから言わせるとそのままだねと言って頂いたのでまだ制服がいけて良かったです」と明かした。

撮影中の印象的なエピソードを伺うと表紙にも使われている学校での撮影を挙げ、「階段が一段ずつ色が違っていてカラフルだったり、可愛らしい学校で刷させて頂きました。校庭のど真ん中で撮影したりしていたので目立ったのか、校舎の窓から生徒さんが手を振って下さったのが楽しかったし印象に残っています」と振り返った。

また、声優として活動を始めて約1年たったという来栖は「声優の仕事って台本を見ながら画面を見て自分の中でお芝居をしないといけなくて、マルチタスクな仕事だなと感じることが多くて、そこは自分の中で壁と言いますか、同時に色々なことをやらなくてはいけないというのは新鮮だなと感じました」と感想を語り、今後演じて観たい役柄について問われると、自身の声が年齢幼いと指摘されることも多いそうで「自分と同じや上の年齢のキャラクターを演じられるようにもっと引き出しを増やしていきたいなと思います」と意気込んだ。

さらに、デビュー前から水瀬いのりのファンで憧れの先輩と話し「共通のファンの方が水瀬さんのラジオにお便りを送ってくださったみたいで、水瀬さんがラジオの中で私の話をしてくれたことがありまして、たまたまお会いする機会があったり、ライブにお邪魔させていただいたりする機会もあったのですごく嬉しかったです。改めて身近に大好きな先輩がいるということで、色々学びながら頑張っていけたらなと思いました」と力強く語った。

最後は「ファンの皆さんにすごく喜んでいただけたことが嬉しかったです。最近知ってくださった方には来栖りんってこんな人ですよって一冊で知っていただけるものになっていると思いますし、今まで応援してくださっているファンの方には変わってないなとかこう言う所が大人になったねと近しい視点で楽しんで頂ければ私をもっと好きになって頂けるような一冊になっていればと思います」とメッセージを贈り、イベントは幕を閉じた。

本著はアイドル卒業後、2020年にはドラマ「君の名前を好きって書いた」で初主演を務め、アイドル、モデル、女優、声優として様々な幅を広げてきた来栖りんが、台湾の地で「ホームステイ」をテーマに学生時代へタイムスリップした一冊になっている。