映画『こまねこのかいがいりょこう』公開記念!11月5日(火)開催 トークショー付き上映会レポートが到着!キングコング西野亮廣「スタッフさんたちが作品を愛でている感じが伝わってくる」

 

Netflixシリーズ「リラックマとカオルさん」や、前代未聞のストップモーション時代劇「HIDARI」等を⼿がける⽇本のこま撮りアニメーションの最⾼峰“ドワーフスタジオ”の劇場最新作『こまねこのかいがいりょこう』が絶賛公開中です。

「こまねこ」は2003 年に誕生したドワーフスタジオのオリジナル作品。“こま撮り”が好きなねこの女の子“こまちゃん”の日常を優しさあふれる世界観で描いています。11年ぶりの新作となる『こまねこのかいがいりょこう』は、はじめての海外旅行に出かけることになった主人公”こまちゃん”の友情と成長を描く短編映画。『こま撮りえいが こまねこ』より、名作との呼び声が高い『はじめのいっぽ』『こまとラジボー』『ほんとうのともだち』の3作品とともに上映されます。

 

本作の公開を記念してキングコング西野亮廣さんをゲストにお迎えし「映画公開記念トークショー付き上映会」が11月5日に開催された。
話題沸騰中のコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』をドワーフスタジオとともに作り上げた西野さんが、『こまねこのかいがいりょこう』の感想とともに、「コマ撮りの魅力」について熱く語りました!

 

『こまねこのかいがいりょこう』映画公開記念 トークショー付き上映会

【日 時】2024年11月5日(火) 20:35〜21:05 《上映終了後》
【会 場】新宿バルト9・スクリーン5(東京都新宿区新宿3丁目1-26 新宿三丁目イーストビル11階)
【登壇者】キングコング西野亮廣/松本紀子(『こまねこのかいがいりょこう』エグゼクティブプロデューサー)

 

 

 

イベントレポート

10月25日より全国順次公開中の『こまねこのかいがいりょこう』トークショー付き上映会が、11月5日に新宿バルト9にて開催され、海外映画祭等で高い評価を受けているコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』の原案・製作総指揮を務めた西野亮廣と、『こまねこのかいがいりょこう』のエグゼクティブ・プロデューサーを務める松本紀子が参加した。

観客と一緒に『こまねこのかいがいりょこう』を鑑賞していた西野。上映後、舞台に上がると「映画本当に良かったです」と開口一番感想を述べる。その理由について西野は「自分でいろいろなイベントをするとき、グッズとか作ることが多いのですが……」と切り出すと「いきなり悪口みたいになって申し訳ないですけれど、たまに作ったグッズの絵を見ていたりすると『この人は作品が好きじゃないな』って分かるんですよね。でもこの作品を観ていると、スタッフさんたちが作品を愛でている感じが伝わってくるんです。その意味で、本当に素晴らしかった」と称賛する。

映画『こまねこのかいがいりょこう』では、名作との呼び声が高い『はじめのいっぽ』『こまとラジボー』『ほんとうのともだち』の旧作3作品も同時上映されるが、松本プロデューサーは「20年前に『はじめのいっぽ』を公開撮影したんです。美術館で公開撮影されることが決まっていて、コンテを描いてくださいという話になったんです。監督がこまねこがコマ撮りをするというコンテを描いてきて、それをコマ撮りしている大人を美術館の中でみんなが見るという仕組みがあったんです」と当時を振り返る。

西野は「20年前ですか」と驚くと「でも今日観た方は皆さん感じていると思いますが、まったく古くなっていませんよね。最初から完成度が高かったというのもあると思いますが、コマ撮りだからこそ古くならないということもあるんでしょうね」と語る。

ドワーフスタジオとともにコマ撮り短編映画『ボトルジョージ』を作り上げた西野。松本プロデューサーから「時間も人も必要でお金がかかるコマ撮り。なぜコマ撮りの映画を作ろうと思ったのか」という質問が寄せられると、西野は「完全に巻き込み事故なんですよ」と笑い「最初は堤(大介)監督と絵本を出すという話からスタートした企画なんです。それがある日突然、堤監督が『コマ撮りってどうですかね』みたいなことを言い始めて。絵本ならば自分も描いているので、着地するところが見えるけれど、コマ撮りってどう考えても作業の工数が増えるじゃないですか。しかも作ったところでどう届けていいのか全く分からなかった」と最初はかなりネガティブな感想だったという。

しかし西野は「いろいろ面倒なことになったなと思ったのですが、せっかく挑戦するならば、なるたけ面倒なことの方がいいなと思って。絵本とコマ撮りだったら、どっちか面倒くさいかなと考えたら、間違いなくコマ撮りだと思ったので、二人で盛り上がって『やりましょう』となったんです」と経緯を説明する。

そんな西野たちの発想に「コマ撮りに注目してもらって嬉しいのですが、本当に大変な作業なのは分かっていました?」と思っていたという松本プロデューサー。西野は「分かっていなかったですね」と勢いで進んでいったことを明かすと「でも本当に面白そうだと思ったんです。そういう動機で物事を動かすって好きなんですよ。後づけになりますが、やっていくうちに制作過程がすごく興味深かった」と、コマ撮りの虜になっていったという。

面白さを感じた一つが「AIで生成できないこと」。西野は「すぐにポンと出来てしまうものとは違い、制作過程にすごく価値があるなと思ったんです」と語ると「エンタメを作るとき、レストラン型とバーベキュー型みたいなことを良く言うのですが、とにかくお客さんを巻き込んで……と思ったとき、コマ撮りってすごく魅力的だなと。AIはCGを作れても、コマ撮りできないですよね」と述べていた。

熱くコマ撮りの魅力を語った西野。最後に「『こまねこのかいがいりょこう』はとても可愛かった!本当に素晴らしい作品なので、皆さんもぜひ観ていただきたいです!」と客席に呼びかけていた。

 

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映画『こまねこのかいがいりょこう』ロング予告【10月25日(金)より新宿バルト9ほか全国順次ロードショー】
https://youtu.be/mvyt35BMMRo?si=eRFxWvJojmwem25x

 

 

 

 

『こまねこのかいがいりょこう』作品紹介

 

10月25日(金)より新宿バルト9ほか全国順次ロードショー

ひとコマひとコマが愛おしい。好奇心いっぱいのねこの女の子の成長物語

山のうえのおうちに暮らすこまちゃんはものづくりが大好きなねこの女の子。いつも自分の心に素直に、そして楽しく暮らしています。ある日、いっしょに暮らす“おじい”から海外旅行の計画を聞き喜ぶこまちゃんですが、友達の“ももいろ”“はいいろ”は連れていけません。はたしてこまちゃんは、大好きな彼らと離れても大丈夫なのでしょうか……?
こまちゃんの友情と成長を描く物語。

タイトル:こまねこのかいがいりょこう
原作・監督・キャラクターデザイン:合田経郎
エグゼクティブプロデューサー:松本紀子
プロデューサー:木梨綾乃
アニメーター:峰岸裕和、根岸純子、原田脩平
企画・制作:dwarf studios
製作:株式会社FIELD MANAGEMENT EXPAND dwarf studios
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
配給:日活 
HP:www.komaneko.com 

 

 

同時上映作品(『こま撮りえいが こまねこ』より)

『はじめのいっぽ』
こまちゃんはこま撮りするねこなので、今日も一生懸命にこま撮りをしています。ストーリーを考えて、絵コンテを描き、お人形や背景も作って、さあ!8ミリカメラで撮影を開始するのですが……ハエが飛んできてアクシデント発生!こまちゃんは無事、撮影できるのでしょうか?

 

『こまとラジボー』
壊れたラジオの修理にやってきた、“ラジボー”と“ラジパパ”。ラジボーは機械いじりが大好きな男の子。ラジパパの修理が終るまで、こまちゃんと一緒になにやら作り始めたようです。こまちゃんに、素敵なお友達ができました。

 

『ほんとうのともだち』
ピクニックに出かけたこまちゃんは、雪男と遭遇してしまいます。最初はびっくりして逃げかえりますが、失くしたお人形をおうちまで届けてくれた雪男にどうしてもあいたいと思うこまちゃん。こまちゃんは雪男に会えるのでしょうか?そして雪男の正体とは?

 

 

鑑賞料金&前売券について

▶︎当日券(特別鑑賞料金) :
大人1300円(一般・大学生・専門学生)・小人900円(3才以上~高校生)
 ※一部劇場では料金設定が異なる場合がございます。
▶︎ムビチケ前売券(オンライン) :
大人1200円(一般・大学生・専門学生)・小人800円(3才以上~高校生)
※8月30日(金)発売 ※特典:オリジナルスマホ壁紙
※販売ページ:https://mvtk.jp/Film/086883
▶︎チェキ付きムビチケ :価格2490円(送料別)
※8月30日(金)発売
※販売ページ:https://goods.moviewalker.jp/items/89314522/?from=release

 

こま撮り(ストップモーション)について

人形をひとコマ(コマ=1/24秒)ずつ動かし、照明・セット・カメラポジションを変えながら撮影するアニメーションの手法。1日わずか数秒分の映像を撮影することしかできません。

 

ドワーフスタジオについて

ドワーフスタジオは、株式会社FIELD MANAGEMENT EXPANDのアニメーションコンテンツ事業部であり、NHKキャラクター「どーもくん」をはじめ数々のキャラクターやコンテンツを生み出し、卓越した技術力のこま撮りを中心とした映像作品で、国内外で評価されているアニメーションスタジオです。2003年9月に設立され、昨年20周年を迎えました。最新作は Netflixシリーズ『ポケモンコンシェルジュ』や、西野亮廣氏×堤大介氏とのコラボ短編アニメーション『ボトルジョージ』など。

 

「こまねこのかいがいりょこう」劇場予告編
https://youtu.be/M4p4y4tdUk4?si=R5olPi6QJuCCxXF5

 

©︎dwarf・こまねこフィルムパートナーズ ©︎dwarf