『劇場版BEM 〜BECOME HUMAN〜』完成披露上映会レポート!上映前舞台挨拶に小西克幸、M・A・O、小野賢章、 宮田俊哉(Kis-My-Ft2)が登壇

伝説的アニメ「妖怪⼈間ベム」の⽣誕50周年を記念してリブート版として制作されたTVアニメ『BEM』を映画化した『劇場版 BEM〜BECOME HUMAN〜』の完成披露上映会が、9⽉19⽇(⼟)に都内劇場で開催された。

上映前舞台挨拶には、ベム役の⼩⻄克幸さん、ベラ役のM・A・Oさん、ベロ役の⼩野賢章さん、そして本作で声優に初めて挑戦したバージェス役の宮⽥俊哉さん(Kis-MyFt2)が舞台挨拶に登壇。

イベントの最後にはサプライズで、先⽇32歳の誕⽣⽇を迎えた宮⽥さんをケーキでお祝いした。

本作は『妖怪⼈間ベム』⽣誕50周年を記念して、原作の持つ設定やメッセージ性を残しつつも全く新しい解釈を施し舞台設定やキャラクターを⼤胆に変更し、2019年に制作・放送された完全新作TVアニメ『BEM』の劇場版。

本作のアフレコが⾏われたのは昨年の12⽉ごろ。その後、新型コロナウイルスの感染が拡⼤し、アフレコ当時は予想もしなかったような⼤きな変化が社会にもたらされたが、⼩⻄さんは「率直にいまの気持ちは、こうして映画を公開することができてよかったなという思いです。⾒ていただかなければ作品は完成しないので、、公開できることが嬉しいです」とホッとした様⼦。

M・A・Oさんも⼩⻄さんの⾔葉にうなずき「劇場で公開できることが嬉しいし、こんな状況の中で、⾜を運んでくださるみなさんがたくさんいることがすごく嬉しいです」と満⾯の笑み。⼩野さんも、無事にお披露⽬を迎えたことを喜びながら「作品⾃体、すごく⾯⽩くなっているので早くみなさんに⾒てほしいです」と出来栄えに⾃信をのぞかせた。

⼀⽅、ジャニーズきってのアニメ好きとしても知られる宮⽥さんは、錚々たる声優陣に囲まれて「ここに⽴ってていいのか…」と緊張の⾯持ち。「⼩⻄さん、M・A・Oさん、⼩野さんという、僕が散々、(視聴者として)⾒たり聴いたりしてきた⽅とここに並んでいるというのは、プレッシャーでしかないです」と困惑しきり。これに対し、⼩⻄さんは「逆ですよ︕ こっちが散々⾒てました」と返し、⼩野さんは⾐装を指して「⾊がかぶってしまってすみません(笑)︕」とイジリ、和気あいあいとした仲の良い様⼦をうかがわせた。

アニメ好きとあって宮⽥さんは、今回の声優のオファーに、⼆つ返事でひきうけたのかと思いきや、好きだからこそ安易に声の仕事をすることにためらいもあったそう。「昔からアニメが好きだったので『ちょっと無理です…。できないよ』と思い、お話をいただいたのは嬉しかったですが、やるからにはレッスンとか指導していただける環境がないと、好きなアニメを台無しにしてしまうと思いました」と振り返る。

レッスンでは「マイクの前で⽚⼿で台本を持ってめくったら『それだと紙の⾳をマイクが拾ってしまうのでとダメです』というところから教えていただきました」と全くのゼロからのスタートだったと述懐。完成した作品を⾒ての感想を問うと「アニメから⾃分の声がするということに、違和感というか、恥ずかしいです︕」と苦笑まじりに恥ずかしそうに語っていた。

だが、そんな宮⽥さんの声優ぶりについて、⼩⻄さんは「すごいです。声優さんですよ。俺たちの商売あがったりですよ︕」と絶賛。
「第⼀声からうまいなと思ったのは、ちょっと(会話の相⼿と)距離のあるシーンだったんですが、その距離感をちゃんと出している」と語り、「ジャニーズさんは、絶対に(宮⽥さんを)声優業界に⼊れた⽅がいい︕」とイチオシ︕
M・A・O さんも「⾃分が⼀番最初に声優をやったとき、こんなに上⼿にできたか…︖ と思いまいた」と初めてとは思えない宮⽥さんの演技⼒の⾼さに驚いた様⼦。⼩野さんも「よく声が通りますよね」と宮⽥さんの声優としての適性の⾼さに太⿎判を押していた。

1968年に放送された伝説的アニメのリブート版への出演という点について、⼩⻄さんは「僕らが作る作品も、さらに50年続いてつないでいける作品になればいいなと思っていました。キャラもリニューアルされていたので、これから始まる新しいベムを作れればと思っていました」と振り返る。

M・A・Oさんは「最初は『あのベムをですか︖』という気持ちがあったけど、その世代ごとの⾊を⼊れながら作ってくださっていたので、今回のベラなら私にもさせていただけるのかな︖ ご縁があったのかなという思いで、いい緊張感で携われたと思います」と語る。
出演が決まった当初は、ベロ役をやるということが「全然ピンと来なかった」という⼩野さんだが、「(オリジナル版と⽐べて)だいぶ変わっていたので、⾃分が思うベロを⼀から作っていき、⼒を抜いて楽に演じさせてもらいました」と語った。

宮⽥さんは、ベムの親友のバージェスを演じているが「⼦どもの頃に(オリジナル版を)再放送で拝⾒し、去年のTVシリーズも⾒ていて思ったのは、⼦どもの頃は『怖いな』としか思わなかったけど、⼤⼈になって⾒たらメッセージがあって、世代ごとに捉え⽅が違う作品だなということ。そこに⾃分が⼊るというのは『どうしよう︖』という気持ちでしたが、ジャニーズの先輩である⻲梨(和也)くんが実写ドラマ版をやってて、ジャニーズともつながりある作品なので、頑張らなきゃ︕という思いでした」と作品の魅⼒と思いを⼝にした。

ちなみにバージェスという役は、宮⽥さん⽈く「宮⽥史上最も軽薄な役」とのことだが「裏のある役ということで、僕は裏でも表でもこんな調⼦で裏がないので(笑)、裏がある⼈間ってどういう⼈間かな︖ と考えました。『軽薄ってなんだ︖』『裏があるってなんだ︖』とノートに書いたりして作っていきました。監督にバージェスはどういうキャラクターかを聞いたら『深夜の通販番組のノリ』と⾔われて、全然ピンと来なかったんですけど(苦笑)、やってるうちにだんだんそんな気持ちになってきました」とキャラクターを作っていく過程を明かした。

さらに、この⽇のイベントでは、9⽉14⽇に32歳の誕⽣⽇を迎えた宮⽥さんをサプライズで特製ケーキでお祝い︕ 何も知らされていなかった宮⽥さんは、突然現れた巨⼤なケーキに驚きつつ「今年はこういう状況で、近い距離でお祝いしてもらうのは無理かなと思っていたので嬉しいです」と満⾯の笑み。「去年は『⽇本⼀かわいい31ちゃい(歳)です』と⾔ってたので(笑)、今年は『⽇本⼀かわいい32ちゃい』で頑張りたいと思います︕」と抱負を⼝にしていた。

最後に声優陣を代表して⼩⻄さんが「映画のコピーで『ついに願いは叶えられる』とありますが、どういう願いが叶えられるのか︖ みなさんの⽬で確認していただければと思います」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。

『劇場版 BEM〜BECOME HUMAN〜』は2020年10⽉2⽇(⾦)より全国劇場公開。

 

『劇場版 BEM〜BECOME HUMAN〜』⼀部本編映像〜⽇常編〜
https://youtu.be/AzdKogY-Buc

 

★作品詳細

劇場版BEM 〜BECOME HUMAN〜

2020年10⽉2⽇(⾦)全国ロードショー

【スタッフ】
原作︓ADK エモーションズ
監督︓博史池畠
脚本︓冨岡淳広
キャラクター原案︓村⽥蓮爾
キャラクターデザイン・総作画監督︓松本美乃
モンスターデザイン︓関川成⼈
⾊彩設計︓⽵⽥由⾹
美術監督︓⾦⼦雄司
CGディレクター︓磯部兼⼠
ビジュアルエフェクト︓森川万貴
編集︓村上義典
⾳響監督︓⻲⼭俊樹
⾳楽︓SOIL&”PIMP”SESSIONS 未知瑠 主題歌︓「unforever」
歌︓りぶ 作詞・作曲・編曲 TK(凛として時⾬)
⾳楽制作︓フライングドッグ
制作︓Production I.G
配給︓クロックワークス

【キャスト】
ベム︓⼩⻄克幸
ベラ︓M・A・O
ベロ︓⼩野賢章
ソニア︓内⽥真礼
ウッズ︓乃村健次
Dr.リサイクル︓諏訪部順⼀
ドラコ︓⾼⽊渉
グレタ︓伊藤静
エマ︓⽔樹奈々
バージェス︓宮⽥俊哉(Kis-My-Ft2)
マンストール︓⼭寺宏⼀

ストーリー

壮麗と退廃、繁栄と貧窮が運河を隔てて共存する都市「リブラシティ」。若き⼥性刑事・ソニアは、街で頻発する不可思議な事件を追う中で、“ベム・ベラ・ベロ”と呼ばれる3⼈と出会う。醜い姿に変⾝する彼らはやがて妖怪⼈間と名付けられ、事件の容疑者として追われることとなるが、彼らこそが事件を解決し⼈々を助けているのだった。すべては「⼈間になりたい」という願いを叶えるため。
リブラシティを裏で操る「⾒えざる議会」が事件の⿊幕であることを突き⽌めたベムたちは、その⾸魁であるもう1⼈の妖怪⼈間・ベガと対峙する。運河をつなぐ橋を破壊するほどの激闘の結果、ベムたちは姿を消したのだった…。それから2年。ベムの⾏⽅を探し続けていたソニアは⽬撃情報を元に「ドラコ・ケミカル」という製薬会社を訪れる。そこで出会ったのはベムに⽠⼆つの⼈間“ベルム・アイズバーグ”だった…。

公式サイト︓https://newbem.jp/2020_mv/
公式Twitter︓@newbem2019

『劇場版BEM~BECOME HUMAN~』予告編
https://youtu.be/nqBT4lRiXdA

『劇場版BEM~BECOME HUMAN~』特報
https://youtu.be/3_4gOiO_7CA

©ADK EM/BEM 製作委員会