『天狼』AX2018で行われたインターナショナルプレミアのオフィシャルレポートが到着

7月12日（木）に放送スタートしたTVアニメ『天狼 Sirius the Jaeger』が、ロサンゼルスで開催されたAnimeExpo2018で、インターナショナルプレミアを開催。そのオフィシャルレポートが到着した。

「SHIROBAKO」や「サクラクエスト」などを手掛けるP.A.WORKSによる本格アクションオリジナルアニメーション「天狼 Sirius the Jaeger」のインターナショナルプレミアが、北米ロサンゼルスで開催されたAnimeExpo2018の3日目に開催され、日本に続く先行上映のほか、P.A.WORKS代表の堀川憲司氏がゲスト登壇、ユーリィ役の上村祐翔氏からのビデオレターなども用意されていた。

約800席の会場が満席となる中、まずは急遽ゲスト登壇が決定したP.A.WORKS代表堀川氏が呼び込まれトークパートがスタート。
“「天狼」はどんな作品ですか？”という質問に「いま、アニメーション業界は大きな変化を迎えています。配信作品が増えたことで、作品の内容も世界に向けた作品が増えています。P.A.WORKSも若いスタッフが世界に向けて作品を作っていくという体制に変化の時期を迎えています。今回の「天狼 Sirius the Jaeger」は、安藤監督の力をお借りして、若いスタッフの描きたかった作品を世界に向けて発信する作品だと思っています」と答えた。

また、本作で監督を務める安藤真裕氏についての印象を「安藤監督は、アクションシーンで定評のあるアニメーターで、若いアニメーターからすごく尊敬されています。その彼が監督をする作品にはいつも、彼に自分の才能を認められたい、学びたいという意欲のある若いスタッフが集結します」と答えた上で、「彼が、今回「天狼 Sirius the Jaeger」で求める高いクオリティのアクションに、僕らがどれだけ応えられるかといった挑戦の作品になっています」と述べた。
最後に、プレミアスクリーニングを前に、作品の見どころを「（作品を）観てもらえれば、高いクオリティで作品と向き合っていることがわかるかと思います。また、もう一つ、現代のヒーロー像とは？という難しいテーマを追求しながら作っているので、最終話まで楽しみにしていただければと思います」と語って、堀川は次のステージに向かうため降壇した。
堀川のトークセッションに続いて、ユーリィ役の上村祐翔氏からプレミアスクリーニングに来場したファンへのビデオレターが贈られた。
上村氏はビデオレターのなかで、作品の見どころを「迫力のあるシーンはもちろん、狩人とヴァンパイアの駆け引きも楽しみにしてほしい」と話し、自身の演じるユーリィについては「感情表現があまり得意ではない彼が、魅力ある登場人物たちと出会うことによってどのように変化するのか注目をしてほしい」とメッセージを送った。

最後に、本作の音楽プロデュースを務めるワーナーブラザースジャパンの土肥プロデューサーが登壇。横山克氏による劇伴やオープニングテーマ（岸田教団＆THE明星ロケッツ）の魅力とともに、本作のエンディングテーマでデビューとなる sajou no hana（サジョウノハナ）を北米のアニメファンに向けて紹介した。

トークセッションを終えると、本編の上映へ。シリアスな場面では固唾を飲んで見守り、件のアクションシーンでは各所で歓声があがったほか、とあるシーンでは涙ぐむオーディエンスの姿もあった。上映が終了すると自然と拍手が沸き起こり、「天狼 Sirius the Jaeger」のインターナショナルプレミアは、大好評のうちに幕を閉じた。

★作品詳細
天狼 Sirius the Jaeger

AT-X：7月12日（木） 23：00～
※リピート放送：毎週土曜15:00～／毎週日曜25：30分～／毎週水曜7:00～
TOKYO MX：7月12日（木） 23：30～
BS11：7月12日（木） 23：30～
チューリップテレビ：7月12日（木） 25：48～
※放送日時は予告なく変更になる場合がございます。

【イントロダクション】
昭和初期、帝都東京府。楽器ケースを抱えた奇妙な一団が、東京駅に降り立った。
彼らは、吸血鬼たちを狩るためにやってきた「狩人」――。そのなかに一際静かでただならぬ雰囲気を漂わせる青年がいた。狼と人間との混血で、吸血鬼に故郷を滅ぼされたその男、名をユーリィという。
「天狼の匣」と呼ばれる聖櫃を巡り、吸血鬼と死闘を繰り広げるユーリィたち。彼らが戦いの果てに知り得た真実とは……？
悠遠たる恩讐と策謀の螺旋が交錯する、至極のサスペンス・アクション、ここに開幕！

【スタッフ】
原作：Project SIRIUS
監督：安藤真裕
キャラクター原案：西村キヌ
シリーズ構成：小柳啓伍
アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督：松浦麻衣、佐古宗一郎
コンセプトデザイン：竹内志保
アクション監督：佐藤雅弘
美術監督：東潤一、佐藤歩
撮影監督：出水田和人
編集：高橋歩
色彩設計：菅原美佳
３D監督：桐谷太力
音楽：横山克
音響監督：明田川仁
プロデュース：infinite
アニメーション制作：P.A.WORKS