土岐隼一によるライブ「Shunichi Toki 5th Anniversary & Christmas Live」が12月21日に開催!ライブレポート到着!

 

2024年12月21日(土)、声優アーティスト・土岐隼一によるライブ「Shunichi Toki 5th Anniversary & Christmas Live」が、なかのZERO大ホールで開催された。
土岐のソロライブとしては、今年5月に行われたバースデーライブ「Shunichi Toki Birthday & 5th Anniversary Live」以来、約7ヶ月ぶり。
また今回のライブには、新人時代から親交があり、今年アーティスト活動5周年を迎えた仲村宗悟がゲストとして出演。デュエットあり、朗読劇あり、思い出トークありと、5周年のアニバーサリーイヤーにふさわしい内容でファンを魅了した。その熱狂の様子を、昼の部を中心にレポートする。

オープニング曲は、ライブの定番ナンバーである「Party Jacker」。なかのZERO大ホールを埋め尽くしたファンにとって最初のサプライズだったのは、土岐と仲村がともに登場し、いきなりデュエットを披露したことだ。普通のライブであれば、ゲストはメインの演者から呼び込まれて登場するもの。そんな常識をいとも簡単に覆したふたりは、「元気ですか〜?」とさっそく観客に呼びかけまくり、冒頭から会場のテンションをトップギアへと上げていく。ふたりのデュエットは素晴らしく、土岐が暖かくて伸びやかな声でファンのことを包み込んだかと思えば、キレキレで力強い仲村のボーカルがさらにそのボルテージを上げていくという相乗効果。ふたりの異なる声質が渾然一体となったパフォーマンスに、今日のライブへの期待感がより高まっていく。また今日のふたりの衣装は、土岐がシックで上品な黒スーツにシルバーのアクセを合わせており、対する仲村はチェックのジャケットをさまざまなバッジでアレンジした装いで、どちらもクリスマスにピッタリ。煌びやかさと大人っぽさを感じさせてくれるコーデと、ときおり少年らしさが垣間見える表情のギャップもまた、ふたりが持つ魅力だ。

 

 

「Party Jacker」が終わると仲村はいったん降壇し、土岐のソロパートへ。マイクスタンドを取り出した土岐は、今年9月にリリースしたばかりのアニソンカバーEP「Log.」から「オトメの心得」を熱唱。本家であるGARNiDELiAへのリスペクトの意味を込め、マイクスタンドでの歌唱にこだわった土岐は、サビの振り付けも本家さながらにバッチリと決めてみせると、会場からは「可愛い〜!」と声援が飛びかう。さらに土岐は続けて「Re: Feel」をライブ初歌唱。2曲続けての恋愛ソングに、会場はしばしウットリと、スイートな世界観に浸るのだった。

ここからは仲村が戻り、ふたりでトークタイム。ともに2019年にアーティストデビューを果たしているふたりだけに、5周年を迎えた気持ちや、お互いの音楽活動についてを語り合う。さらに仲村は、5年前に行われた土岐の初ソロライブにもゲスト出演していたため、当時の思い出にも花が咲くふたり。土岐が「たしかあの時もこの会場だったよね?」と言うと、観客から「ここじゃないよ!」とのツッコミが入り、土岐が「ここじゃないっけ? ごめん、嘘ついた(笑)」と謝る一幕も。会場には5年前の土岐の初ライブに参戦していたファンも多くいたようで、これには土岐も「古参だね」といじりつつ、「一生大切にする」と、嬉しさを隠せない様子だった。また、5年を経て再びライブで共演できたことについて「アツくない?」と仲村がつぶやくと、会場から大きな拍手が巻き起こるなど、今回のライブではふたりがファンととても近い距離感で接しており、会場全体が和気藹々とした雰囲気に包まれていたのも印象的だ。

トークパートが終わり、ここからは仲村のソロパートへ。観客にクラップを求め、「一緒に歌おう」と呼びかけて披露したのは、TVアニメ『ブルーロック』エンディング主題歌「WINNER」。ロックのイメージが強い仲村としては珍しいR&Bテイストを持ったチルな楽曲で、さっそく意外な一面をのぞかせてくれた。仲村はここからさらに「NOTE」、「奇跡だ」、「ナチュラル」を披露。ステップを踏み鳴らして縦ノリしたかと思えば、ステージの手前ギリギリまで身を乗り出し、左に右に走りまわり、さらにはキーボードやドラムの台座セットに昇って歌うなど、凄まじい運動量とパフォーマンス。そんな自由奔放な仲村に負けじと、観客も思い思いのスタイルでビートに乗るなど、まるで大ホールがライブハウスに変わったかのようだ。自身が作詞・作曲を手がけているがゆえのリアルさと、ロックシンガーならではのパワフルな歌唱力に存分に酔いしれることができるソロパートとなった。

 

 

「ナチュラル」が終わると仲村は静かにステージから去り、入れ替わりで土岐のソロパートへと移っていく。仲村のソロパート前にはグータッチを交わしたふたりだが、この時には会話はなく、まるでお互いをバチバチに意識したツーマンの対バンライブのようでもある。実際、アーティストとしての5年間の軌跡や成長をお互いに見せつけあっている雰囲気もあり、ふたりの関係性の深さを感じさせてくれるエモい瞬間でもあった。こうして一種独特の雰囲気で迎えた土岐のソロパートは、「Another Birthday」でスタート。胸に手を当てながら大切に、丁寧に歌ったかと思えば、サビでは大きな振り付けとともに感情を爆発させる土岐。TVアニメ「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する」オープニングテーマでもあるこの曲は、土岐自身にとっても転機となった楽曲だけに、強い想いが伝わってくるステージングだった。激しいながらも艶やかなダンスを息ひとつ乱さずに踊りつつ、さらにキメ細やかな表情付けも欠かさないなど、さすがのパフォーマンス。これでファンの心をガッチリと掴むと、そのまま次の「ODD TAXI」へ。ジャジーな雰囲気に酔いしれたあとは、笑顔いっぱいで「真心に奏」を歌い上げてソロパートを締めた。

 

 

ここで仲村がステージへと戻り、惜しまれつつもライブはいよいよクライマックスへ……と思われたが、ここでまたまたサプライズが。土岐が唐突に「朗読やろ!」と仲村を誘ったことで、会場は大盛り上がり。さっそく台本を片手にマイク前に立ったふたりが演じたのは、売れない二人組フォークデュオの物語。仲村演じる熱血行動派と、土岐が演じる慎重行動派の掛け合いが小気味よく、会場中が朗読劇の世界へと引き込まれていくと思ったものの、この朗読劇には大きな仕掛けが。「最近ついていないこと」や「今年いちばんバズった投稿」など、随所にアドリブパートが用意されていたのだ。自身が演じているキャラを守ったまま、プライベートのエピソードを話すという難易度の高さに、土岐はたびたび「宗悟は……」と語りかけてしまい、仲村から「宗悟って誰だよ?」とつっこまれる微笑ましい一幕も。さらに朗読劇の終わり方も驚きだった。劇中の架空ユニットが5周年ライブを開催するシーンが描かれると、ふたりはそのまま劇中の役として「きっともっと」を熱唱し、そのままライブが終わったのだ。「この空間をみんなと共有できることが、今の俺たちの最高のホームグラウンド」という言葉は、劇中のキャラクターのセリフであり、同時に本人たちの心からのセリフでもあるのだろう。このフィクションとノンフィクションの境目を超えた演出は、もしかしたらふたりがユニットを組んでいた世界線があったのかもしれないと、ついつい想像したくなる終わり方であり、観客も思わずニヤッとしてしまうことだろう。

その後、観客からのアンコールに応えてステージに再登場したふたり。告知コーナーではグッズ情報のほか、2025年に行われる仲村のツアー情報や、2025年5月4日(日)に土岐のバースデーライブ開催決定など、情報が目白押し。なかでも土岐のファンクラブ「TOY BOX」開設のお知らせには、かねてより強い要望があったということもあり、会場全体に嬉しい悲鳴が響きわたっていた。こうして楽しい時間はあっという間に過ぎていき、いよいよアンコール曲へ。「行こう、ふたりで、みんなで、最高峰へ」という土岐の言葉で「Party Jacker」が流れると、ふたりは息をピッタリと合わせつつ、またとはないこの瞬間を噛みしめるように互いを高めあっていく。5年ぶりの夢の共演、いや「競演」は、こうして熱狂のうちに幕を降ろした。

 

 

夜の部では、オープニング曲が「Oh No!!」に変わり、さらに仲村のソロパートでは「JUMP」、土岐のソロパートでは「半端なDistance」と、それぞれ楽曲を一部変更してお届け。「半端なDistance」では前回のバースデーライブで好評だった「コール&レスポンス練習コーナー」を設けたり、MCではバンド隊のメンバーもトークに加わるなど、昼の部とはまた少し違った雰囲気で、よりチーム感や家族感を感じるライブとなった。これには、昼夜通しで参加したファンも大満足だったに違いない。ともに5周年を迎えた土岐と仲村の、それぞれが積み上げてきた努力や経験が発揮されたとともに、改めてふたりの「戦友」としての絆を感じてくれたライブとなった。

発表されたお知らせなどはアーティスト公式HPにてご確認を。

 

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詳細はこちら:https://tokishunichi.com/news/article_0069.html

 

 

土岐隼一バースデーライブ情報
2025年5月4日(日)開催
会場:KT Zepp Yokohama
(〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい4丁目3−6)

 

土岐隼一バースデーライブ「Shunichi Toki 5th Anniversary & Christmas Live」昼の部楽曲セットリスト

M01 Party Jacker
M02 オトメの心得
M03 Re: Feel
M04 WINNER(仲村宗悟)
M05 NOTE(仲村宗悟)
M06 奇跡だ(仲村宗悟)
M07 ナチュラル(仲村宗悟)
M08 Another Birthday
M09 ENVY
M10 ODD TAXI
M11 真心に奏
M12 きっと、もっと
EN Party Jacker

夜の部楽曲セットリスト
M01 Oh No!! (仲村宗悟)
M02 オトメの心得
M03 Re: Feel
M04 WINNER(仲村宗悟)
M05 NOTE(仲村宗悟)
M06 JUMP(仲村宗悟)
M07 ナチュラル(仲村宗悟)
M08 Another Birthday
M09 半端なDistance
M10 ODD TAXI
M11 真心に奏
M12 きっと、もっと
EN Party Jacker

■■土岐隼一HP&X &無料メルマガ
【土岐隼一アーティスト公式サイト】https://tokishunichi.com
【土岐隼一アーティスト公式X(旧Twitter)】https://twitter.com/tokishun_music
【YouTube土岐隼一(Shunichi Toki) Official Channel】https://www.youtube.com/@ShunichiTokiOfficialChannel
【土岐隼一オフィシャルファンクラブ「TOY BOX」事前無料メルマガ】https://tokifc-pre.com/

 

 

 

■■土岐隼一プロフィール

2014年より本格的に声優活動を開始。「東京リベンジャーズ」(羽宮一虎)「ヴァンパイア男子寮」(早乙女ルカ)、「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する」(オリヴァー・ラウレンツ・フリートハイム)、「月刊モー想科学」(ゴロー・佐藤)、「パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき」(マルグルス)、「愚かな天使は悪魔と踊る」(広田健作)などの人気アニメ作品の出演のほか、「原神」(フレミネ)、「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat.初音ミク」(神代類)、「A3!」(瑠璃川 幸)などのゲームへの出演も果たし数々のキャラクターソングを歌唱している。
2019年5月にTVアニメ「真夜中のオカルト公務員」EDテーマ『約束のOverture』でアーティストデビュー後、4枚のタイアップシングル、3枚のアルバム他リリースしている。

 

■■ラジオ情報
『土岐隼一 ラジオ”Time with You”』
文化放送「超!A&G+」にて毎週木曜19:30~20:00
出演者:土岐隼一
メール:time@joqr.net  
番組Twitter:https://twitter.com/time_joqr