全7名の監督が集結!『藤本タツキ17-26』開初日舞台挨拶レポートが到着!

「チェンソーマン」、「ルックバック」の漫画家・藤本タツキが17歳から26歳の間に描いた短編8作品をアニメ化し、10月17日(金)よりでの2週間限定上映、11月8日(土)よりPrime Videoで世界独占配信される、アニメ「藤本タツキ 17-26」。
9月3日(水)に公開された予告編は130万回再生を超えており、解禁時はYahooトレンド1位を獲得した本作は、9月19日(金)に公開され大ヒットを記録している「チェンソーマン レゼ篇」に続き、藤本タツキ原作のアニメ化としてさらなる注目が集まっている。

そして今回、本日10月17日(金)に公開初日を迎え、新宿バルト9にて舞台挨拶を実施。満席の中、8作品を監督した全7名の監督が登壇。
本作の企画を聞いた際に感じたことや、それぞれが“藤本タツキらしさ”をどう映像に落とし込んだのか、などトークを繰り広げた。

 

 

アニメ「藤本タツキ17-26」とは

藤本タツキが17歳から26歳の間に描いた読み切り作品を収録した「藤本タツキ短編集 17-21」、「藤本タツキ短編集 22-26」。この2冊に収められた全8作品をアニメ化。人類が滅亡した世界で生き残った2人の絆を描く「庭には二羽ニワトリがいた。」をはじめ、思春期の衝動がさく裂する「佐々木くんが銃弾止めた」、恋心が宇宙規模で暴走するSFラブコメ「恋は盲目」、ネジの外れた殺し屋少女の暴走愛「シカク」、海中のピアノが奏でる少年と人魚の恋「人魚ラプソディ」、ジェンダーの枠を超えて“自分らしさ”を見つける「目が覚めたら女の子になっていた病」、過酷な宿命を背負った兄妹の再生の物語「予言のナユタ」、絵に懸ける姉妹の嫉妬や葛藤、そして成長を描く「妹の姉」といった様々なストーリーが味わえる。
本作のアニメ化にあたり、TVアニメ「ブルーロック」の渡邉徹明、映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の武内宣之、TVアニメ「魔法使いの嫁 SEASON2」の寺澤和晃など7名の監督と、ZEXCS、ラパントラック、GRAPH77、100studio、スタジオカフカ、P.A.WORKS といった6つのスタジオが参加。ボイスキャストには、小野賢章、堀江瞬、花澤香菜、杉田智和といった豪華声優陣のほか、クズ芸人として話題の岡野陽一が参加するなど、多彩な才能が集結。2025年10月17日(金)より2週間限定上映、11月8日(土)よりPrime Videoで世界独占配信が決定している。

 

 

アニメ「藤本タツキ 17-26」初日舞台挨拶を敢行!オフィシャルレポートが到着!

2025年10月17日(金)の公開初日に新宿バルト9で「藤本タツキ 17-26」の舞台挨拶が実施され、「庭には二羽ニワトリがいた。」の長屋誠志郎監督、「佐々木くんが銃弾止めた」の木村延景監督、「恋は盲目」の武内宣之監督、「シカク」の安藤尚也監督、「人魚ラプソディ」、「予言のナユタ」の渡邉徹明監督、「目が覚めたら女の子になっていた病」の寺澤和晃監督、「妹の姉」の本間修監督といった、本作の監督を務める全7名の監督が登壇した。

冒頭の挨拶では、長屋監督が「今日このイベントに来ているということは藤本タツキのコアなファンだと思うので、観ていただくのが楽しみな反面、ドキドキしています」と語り、木村監督は「皆さんとこの時間を共有できるのがとても幸せです」とにっこり。本間監督は「やっと見ていただけることにワクワクしています。感想をSNSに投稿していただけたら嬉しいです」と促しました。

藤本タツキ先生が17歳から26歳までの間に描いた短編集をアニメ化し、6つのスタジオと7名の監督がそれぞれ手掛けるという今回の企画。MCの吉田尚記が「「アニマトリックス」や「スターウォーズ」に匹敵するほどの壮大な企画だと思いますが、この企画を聞いた際にどう思いましたか?」と尋ねると、長屋監督は「シンプルに何が起きたんだ!?と思いました。漫画家の短編集をアニメ化!?と、皆さんが本作の情報が公開されたときと同じような反応をしたと思います。藤本タツキ先生の作品ということでぜひやりたいと思いました」と回答。木村監督は「アニメシリーズだと各話担当がいるのでコントロールしづらい部分があるが、この作品はひとつひとつかゆいところに手が届くので、とても濃い作品になったと思う」と話し、細部までこだわり抜いた映像に自信をのぞかせました。

武内監督は、「仕上がった作品の肌ざわりとして、印象に残る作品を作らないとといけないなと思いました。持ち味を出そうと思ったし、原作の漫画で描かれているものは、そのまま映像として使いたいと思いました」と、原作へのリスペクトを大切にしながら、アニメならではの表現で印象に残る映像を目指したことをコメント。安藤監督は「事前情報をなるべく入れずに、ゼロの状態で作品を作りました。最近、皆さんが手掛けた(本作の)作品を見たけど、すごいなと思いました」と語り、特に印象に残ったのは「目が覚めたら女の子になっていた病」だと明かすと、寺澤監督がはにかむシーンも。渡邉監督は「フェスみたいな楽しい企画だなと思いました。2作品担当しているけれど、まったく違うアプローチで違う作品に見えるようにしました。特に「人魚ラプソディ」は、通常アニメ1話あたりの作画数が3000~5000枚というのに対して、10000枚にもなりました」とこだわりの海の描写に言及。また、寺澤監督は「「アニマトリックス」のようなコンピレーションと聞いていて、緊張感がありました。ただ新しいことをやってみたいという欲求があって、やらせて頂きました。劇中に登場する、皆さんがご存知のあのアーティストの曲も新録したんです」と明かし、本間監督は「襟を正す思いで必死に作らせていただきました。アニメシリーズではできない、丁寧な仕事をしました」とコメントしました。

また、自身が思う“藤本タツキらしさ”について、どう映像に落とし込んだか聞かれた監督陣。
長屋監督:「藤本タツキ作品の主人公は、常に痛みとともにあるというのを感じていて、肉体的な、そして精神的な痛みがある。そして力を出していくんです。ご覧になる方はぜひそういうところも観ていただきたいです」
木村監督:「不条理な話で、感覚と理論のバランスが絶妙。天才肌という感じの作品を作られる方だなと感じました」
武内監督:「よく自分の作品を見直しますが、表情や芝居など、縛りをつけてマンガを描いていると解釈しました。原作を読むと、眉毛の角度がずっと同じなんです。藤本タツキ青年がそうしたように、自分の作品にも縛りをつけて表現しないといけないなと思いました」
安藤監督:「セリフまわしがすごいんです。そこでそういう言い方、普通のアニメだったらしないよね、というのをやるのがおしゃれだと思いました。「シカク」は原作通りのセリフ回しを、声優さんにもやってもらいました」
渡邉監督:「担当した2作品には、想いのすれ違いが、共通してあります。さらにそこにタツキさんの変態性があるんです。作るうえでは原作のままの世界を広げていきました」
寺澤監督:「本作のような病があったり(「チェンソーマン」のように)悪魔と人間だけしかいない世界があったり、藤本タツキの世界はファンタジーなんだけれど、説得力があってすごいと思いました。作りながら“女の子になっていた”というのはどういうことかな、と思いながら作っていました」
本間監督:「この作品では、目の表情とか何を見ているかを繊細に表現されている作品だと思っています。目線が交わらないことが多かったり、どこを見ているんだろうということを考えてしまう作家さんです。特に「妹の姉」はそれが主題にあるのかなと思って取り組ませていただきました」
と、それぞれの監督たちが、藤本タツキ作品に対する解釈と敬意をもってアニメ化に臨んだ様子が伝わるコメントが披露されました。

最後に各監督が本作への想いを込めて、来場者へメッセージを寄せました。
長屋監督は「藤本タツキさんの面白さを、ぜひ多くの方に広めてほしい」と語り、木村監督は「楽しんでご覧ください」と呼びかけました。武内監督は「若いスタッフの熱意が込められた作品なので、ぜひご注目ください」と述べ、安藤監督は「8作品あるので8回観てもらえれば」と笑いを誘いました。渡邉監督は「どの作品も素晴らしいので、ぜひ全作を観てください」と勧め、寺澤監督は「スタッフ一同、心を込めて作ったので楽しんでほしい」と語り、本間監督は「とても良い仕上がりになったので、ぜひ楽しんでください。そして感想をSNSでシェアしてください」と締めくくりました。

「藤本タツキ 17-26」は、本日より2週間限定上映。

 

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入場者特典に「藤本タツキ17-26 スペシャルリーフレット」の配布が決定!
<Part-1><Part-2>それぞれ数量限定で配布

本作の公開を記念して、入場者特典として「藤本タツキ17-26 スペシャルリーフレット」の配布が決定した。
本特典は、原作者:藤本タツキと担当編集:林士平による対談インタビューを新たに撮り下ろしたもので、2人が当時を振り返りながら執筆当時の思い出や印象に残っているお気に入りのコマなどについて語り合う内容となっている。
創作の原点に迫る貴重なやりとりは、ファンのみならず新たに作品に触れる方にとっても必読の内容となっている。なお、両氏による本作にまつわる対談は過去にも実施され、大きな反響を呼びました。今回の特別収録は、その続編ともいえる形で、映画化という節目を機に新たに撮り下ろしたものです。今回、<Part-1><Part-2>の2部構成で劇場上映されることに合わせて、特典も<Part-1>と<Part-2>の全2種類が用意される。<Part-1>の入場者特典には、<Part-1>で上映される作品に関する対談インタビューとアニメ情報を収録。同様に、<Part-2>の入場者特典には、<Part-2>で上映される作品に関する対談インタビューとアニメ情報が掲載されている。

 

◆入場者特典:藤本タツキ17-26 スペシャルリーフレット(10月17日(金)より配布開始 
※先着順、なくなり次第終了)

※ご入場お一人様につき1枚のお渡しになります。※一部劇場を除く
※劇場により数に限りがありますので、プレゼント終了の際はご了承ください。
※特典は非売品です。転売、内容の複写・複製・転用・SNSなどでの配信等の行為は一切禁止となります。
※まれに傷や汚れがあるものがございますが、返品・交換は一切お受けできません。ご了承ください。

◆2週間限定:上映劇場
北海道:札幌シネマフロンティア
宮城:MOVIX仙台
東京:新宿バルト9
神奈川:横浜ブルク13
愛知:ミッドランドスクエア シネマ
大阪:T・ジョイ梅田
京都:T・ジョイ京都
広島:広島バルト11
福岡:T・ジョイ博多

◆鑑賞料金
一般:1,400円(税込) 
※1,400円を下回る各種割引・サービスデー料金適用あり。※プレミアシートなど特殊座席は別途追加料金がかかります。※Part-1、Part-2それぞれに鑑賞料金がかかります。

 

 

 

◆あらすじ
「チェンソーマン」、「ルックバック」を生んだ藤本タツキが17歳から26歳までに描いた短編8作品が、6つのスタジオと7名の監督により待望のアニメ化。漫画賞初投稿作「庭には二羽ニワトリがいた。」から、「予言のナユタ」、「妹の姉」まで、思春期の恋、暴走、狂気、絆を描いた多彩な物語が、今鮮やかに映像となって動き出す。

 

 

 

各作品紹介

「庭には二羽ニワトリがいた。」

宇宙人との戦争に敗れ、人類は滅びた——とされている地球。そこで暮らす宇宙人の学生・陽平は、学校で二羽のニワトリを世話していた。だが、そのニワトリには秘密があった。

【STAFF】監督・脚本:長屋誠志郎 キャラクターデザイン:もああん 制作:ZEXCS
【CAST】小野賢章、桜井しおん、浦和希、斉藤貴美子、岩田光央

 

「佐々木くんが銃弾止めた」

春休みの補修、担任の川口先生に会いたい一心で参加した学生・佐々木。そこに突然の銃声が響く。教室に現れたのは、かつて川口先生に振られた男だった——。

【STAFF】監督:木村延景 脚本:内海照子 キャラクターデザイン:小薗菜穂 制作:ラパントラック
【CAST】熊谷俊輝、安済知佳、岡野陽一

 

「恋は盲目」

高校卒業の前日、生徒会長の伊吹は、想いを寄せるユリを下校に誘う。長年秘めてきた恋心を彼女に伝えようとするが、様々な障害が現れては、伊吹たちの下校を阻む!

【STAFF】監督:武内宣之 脚本:内海照子 キャラクターデザイン:もり ともこ 制作:ラパントラック
【CAST】堀江 瞬、若山詩音、森川智之、山本高広、諏訪部順一、能登麻美子

 

「シカク」

殺し屋としてその名を馳せている少女・シカク。吸血鬼・ユゲルは、3500年にも及ぶ不死の生活に退屈し、シカクに自分を殺すよう依頼する。

【STAFF】監督・脚本:安藤尚也 キャラクターデザイン:MYOUN 制作:GRAPH77
【CAST】花澤香菜、杉田智和

 

「人魚ラプソディ」

海辺の町に暮らす少年・トシヒデの宝物は、海の底に捨てられている人魚のピアノ。ある日、いつも通りピアノを演奏していたトシヒデは、隠れて聴いていた人魚の少女・シジュと出会う。

【STAFF】監督:渡邉徹明 脚本:小林達夫 キャラクターデザイン:島崎望 制作:100studio
【CAST】菊田千瑛、幸村恵理

 

「目が覚めたら女の子になっていた病」

ある日、目が覚めたら女の子になっていた少年・トシヒデ。クラスの男子たちの嫌がらせの標的にされてしまったトシヒデを助けたのは、恋人・リエの兄・アキラで…。

【STAFF】監督・脚本:寺澤和晃 キャラクターデザイン:徳岡紘平 制作:スタジオカフカ
【CAST】榊原優希、河瀬茉希、山下誠一郎

 

「予言のナユタ」

ケンジの妹・ナユタは「世界を滅ぼす」と予言された悪魔の子として、周囲の人々から忌み嫌われていた。ある日ついに、ナユタが大事件を起こしてしまう…。

【STAFF】監督・脚本:渡邉徹明 キャラクターデザイン:東島久志 制作:100studio
【CAST】咲々木瞳、松岡洋平

 

「妹の姉」

ある朝、光子が美術学校に登校すると、玄関に自分の裸の絵が飾られていた!それは光子の妹・杏子が描いた作品で、1年間も学校に飾られることに。屈辱を晴らしたい光子は…。

【STAFF】監督:本間修 脚本:米内山陽子 キャラクターデザイン:佐川 遥 制作:P.A.WORKS
【CAST】中島瑠菜、中井友望、今井朋彦

 

原作:藤本タツキ 『藤本タツキ短編集 17-21』『藤本タツキ短編集 22‐26』(集英社ジャンプコミックス刊)

*好評発売中

 

『藤本タツキ17-26』

10/17(金)より2週間限定
【Part-1】【Part-2】2 作同日公開

11/8(土)Prime Video で世界独占配信!

制作統括:FLAGSHIP LINE
製作:「藤本タツキ 17-26」製作委員会
公式サイト:https://fujimototatsuki17-26.com
公式X:@17_26anime_PR

 

アニメ「藤本タツキ 17-26」(Tatsuki Fujimoto 17-26 )予告編|11/8(土)よりPrime Videoにて世界独占配信決定!
https://youtu.be/xDsN2cmAlhQ

 

©藤本タツキ/集英社・「藤本タツキ 17-26」製作委員会