あの有名な両面宿儺が岐阜県にいた!?見所盛りだくさんの岐阜県・アニメ聖地巡礼の旅

皆さんは岐阜県に行ったことがありますか?
岐阜県は中部地方の内陸県の一つですが、少し馴染みが薄いかも知れません。
実は岐阜県にはたくさんのアニメ作品の舞台になった聖地がたくさんあるんです!
さらに近年話題沸騰のあの人気アニメで注目を浴びている両面宿儺が岐阜県にあったのをご存じですか?
「両面宿儺」の伝説に触れられるスポットやアニメ好きの人でも岐阜県を満喫できるアニメ聖地になっている「高山市」「大垣市」「関市」「多治見市」の4都市をご紹介!
コロナも一段落した今だからこそ行きたい、岐阜県の魅力をお届けします。

 

古き良き日本の街並みが楽しめる【高山】

高山の古い町並は木造の家屋が建ち並び、時が止ったような昔の佇まいや風情が残る都市として人気の観光スポットの一つです。
そんな高山ですが、TVアニメ『氷菓』(2012年放送)や映画『魔女見習いをさがして』(2020年公開)などに登場しています。

 

鍛冶橋や宮川朝市通りなど『氷菓』に登場

TVアニメ『氷菓』では、原作者の米澤穂信さんが岐阜県高山市出身ということもあり、作中の神山市は高山市をモデルにしていると言われています。
アニメのオープニングに登場する鍛冶橋や宮川朝市通りなど、市内には『氷菓』の聖地が多数点在します。
弥生橋の手前に掛かっていた小さい橋(太鼓橋)は豪雨災害より損壊してしまい、残念ながら今は残されていないようです。

宮川朝市通り

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奉太郎とえるが落ち合うシーンに登場した喫茶店は、「バグパイプ」という実在するお店がモデルとなっています。今回は店内を撮影出来ませんでしたが、内装もほぼ忠実に描かれています。
えるが注文した「ウィンナーココア」も実際にあるメニューですので、訪れた際には頼んでみてはいかがでしょうか。

 

氷菓舞台探訪マップはこちら

 

どれみのゆかりの地・高山を巡ろう!

元々は映画「も~っと!おジャ魔女どれみ カエル石のひみつ」(2001年)で、どれみのおじいちゃんの家がある高山にどれみたちが遊びに来ており、映画『魔女見習いをさがして』ではゆかりの地のひとつとして、主人公たち3人が訪れています。
高山駅駅前をはじめ、高山屋台会館や日枝神社など、高山の風景がリアルかつ美しく描かれています。

 

魔女見習いをさがしてin飛騨高山舞台探訪マップはこちら

「高山祭屋台会館」では毎年4月と10月に開催される“高山祭”の屋台が保存されています。

 

日枝神社

日枝神社は映画『君の名は。』に登場する宮水神社のモデルと言われており、映画『魔女見習いをさがして』でも主人公たちが参拝しに訪れています。一歩踏み入れると凛とした空気に包まれ、気持ちも引き締まる。

 

両面宿儺の物語を観て聴いて体験して知ることが出来る「でこなる座」

地元パフォーマーたちによる和楽器演奏や日本舞踊など本の飛騨の伝統芸能が楽しめるのが高山市内にあるイータウン飛騨高山内にある「でこなる座」です。

ここでは、古くから飛騨の英雄として言い伝えられている両面宿儺を題材にした演目が上演されています。座長のYOSUKEさんは両面宿儺の演目について「平和な村を荒らす悪者を両面宿儺が退治する物語になっています」と説明。両面宿儺と言う名前が広まった今の状況に「元々両面宿儺演目は流行る前からを題材にしたので、まさかこんなことになるとは(笑)」と笑顔を見せてくれた。

裏表一帯の顔に4本の腕と大柄の体を表現するため、2名による太鼓の演奏や後頭部にお面を付けたりと工夫されている両面宿儺の演目は必見です。

今後の目標としてYOSUKEさんは「コロナが落ち着いたらインバウントの方にもお越しいただき世界中の人にこのショーを見てもらいたいです」と明かしてくれた。

ちなみに「でこなる」とは、飛騨弁で「でこ=大きい」で「大きくなる」という意味だそうです。

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でこなる座情報

住所:岐阜県 高山市本町3-38
営業時間:
迫力ある日本伝統芸能の公演がご覧いただけます。
木・金・土 ①13:30~ ②17:30~ ③19:30~
日・月   ①11:00~ ②13:30~ ③17:30~
スケジュール・予約などについては、下記のでこなる座公式ホームページをご覧ください。
お問合せ:0577-57-5788
アクセス:高山駅から徒歩15分
駐車場:なし ※近隣のコインパーキングをご利用ください。
料金:「GoTo でこなる座キャンペーン」中につき
大人1500円+税 小人1000円+税)
公式サイトリンク:https://dekonaru-za.com/
でこなる座Youtubeちゃんねる:
https://www.youtube.com/channel/UCJciCrWhOuJdQptSei1Nr4w

 

岐阜県最古の両面宿儺ゆかり寺・日龍峯寺【関市】

岐阜県下最古の寺で、本堂前方が舞台造りで京都の清水寺に似ていることから、美濃清水とも呼ばれている日龍峯寺。
境内にある多宝塔は鎌倉時代、時の尼将軍・北条政子によって建立されたとして国指定重要文化財に、本堂前の広場中央にあるこの千本桧は、樹高はおよそ20メートル、根元の回りは3メートルを超える巨木で市指定天然記念物に定められています。

大日山日龍峯寺と称され美濃西国三十三ヶ所一番札所の観音霊場にも数えられる日龍峯寺は、両面宿儺が開創した寺でもあります。
ここで伝えられる両面宿儺は日本書紀にも記載されている飛騨の豪族で、実在した人物だと言われています。
年に一度十一月の第三日曜日にしか御開帳されない両面宿儺像が安置されています。

そして今回ご紹介した両面宿儺像を特別に拝観できる特別プラン『岐阜県最古の寺「高澤観音」『両面宿儺像』特別拝観』が「VISIT 岐阜県」
https://gifu.visit-town.com/visittour/monitor_takasawa_ryoumensukuna/)で発売中。12月と1月はモニター価格として半額になっております。両面宿儺像を含む文化財を住職自ら案内してくれるほか、特別御朱印の授与などこのプランでしか体験できないプランが特別価格になっているのでお見逃しなく。

VISIT岐阜県:https://gifu.visit-town.com/

 

物語の中で描かれた風景がそのままで感動すること間違いなし!【大垣】

大垣市は、原作者の大今吉時先生の地元ということもあって、映画『聲の形』(2016年公開)の形の舞台になっています。映画のキービジュアルや物語中の重要なシーンでも描かれた「美登鯉橋」をはじめ、「滝のトンネル」、手話教室が開かれていた「大垣市総合福祉会館」等、多くの場所が徒歩で巡ることが出来ます。

 

硝子が将也に告白した「新大橋」

新大橋は大垣駅通の南北のほぼ中央で、水門川にかかる橋で、硝子が将也に告白した重要なシーンに登場しています。
ちなみに原作コミックスと映画では、告白する硝子と将也の立ち位置などが異なるのでご注意を。

 

将也が姪っ子のマリアを保育園に迎えに行った帰りに立ち寄った「大垣公園」

大垣公園は郭町商店街の西側、大垣城に隣接した公園です。
映画では将也が姪っ子のマリアを保育園に迎えに行った帰りに立ち寄っています。
私が訪れた際に実際に園児が遊んでいたので、もしかしたらマリアが通っていた保育園の子どもたちかも知れませんね。
大垣公園を訪れた際は中央の遊具を覗いてみてください。
硝子の妹の西宮結弦が家出した時に寝ていた場所がここになります。

 

作中もっともシンボリックな場所「美登鯉橋」

「大垣公園」から5分ほど歩いた場所に「四季の広場」があります。この「四季の広場」にある綺麗な水門川にかかる橋が「美登鯉橋(みどりばし)」です。
「美登鯉橋(みどりばし)」は映画のキービジュアルにも使われ、高校生になった将也と硝子が初めてちゃんと言葉を交わした大切な場所です。
ここは映画やコミックスのカットがとても忠実に再現できる場所なので、訪れた際はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

また、近くには作中何度も登場する「滝のトンネル」や手話教室が行われていた「大垣市総合福祉会館」もあります。

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街全体で盛り上げる陶芸の街【多治見】

岐阜県多治見を舞台とした伝統工芸の美濃焼をテーマしたTVアニメ『やくならマグカップも』(2021年放送)。原作が地元のフリーペーパーで連載されているコミックスということもあり、『やくならマグカップも』の聖地として、スポットにはパネルが設置されるなど、街全体で盛り上げています。
多治見駅周辺から、街の憩いの場でもある虎渓用水広場、街のいたる場所が聖地になっています。
取材時は残念ながら日が暮れてしまい、暗い中での撮影になってしまったが、じっくり時間が許す限り探索してもらいたい。

OPで先生がいたカットで登場した「たこ焼きSHOPぺたん」

 

姫乃の自宅で、喫茶「ときしろう」のモデルとなったアンティークショップIRISE antique。 提供: IRISE antique

 

陶都創造館には等身大キャラクターパネルが設置され、多治見市PRセンターでは「やくも」グッズが販売されています。

 

オープニングに登場するなど、多治見のシンボルの橋の一つ「多治見橋」

多治見橋北交差点に面している「ながせ商店街東側入口」 提供:多治見市観光協会

外壁のタイルが印象的な「ローズ理容の交差点」。特徴的な外壁はアニメでもしっかり再現されています。 提供:多治見市観光協会

 

施釉磁器モザイクタイル発祥の地・多治見市笠原町からタイルの魅力を発信する多治見市モザイクタイルミュージアム

伝統工芸品・美濃焼と並ぶ多治見の特産品のモザイクタイルの魅力発信する多治見市モザイクタイルミュージアムでは、モザイクタイルの作品や歴史、制作工程などを学び、実際体験することが出来る。タイルの原料を掘り出す「粘土山」を思わせる外観はとても印象的で、街のシンボルとも言えるミュージアムです。

ここには実写パート『やくならマグカップも-やくもの放課後-』でもメインキャラクター4人の声を担当する、田中美海さん、芹澤優さん、若井友希さん、本泉莉奈さんが訪れています。

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ミュージアム情報

多治見市モザイクタイルミュージアム

〒507-0901 岐阜県多治見市笠原町2082-5
TEL:0572-43-5101
FAX:0572-43-5114
メールアドレス:info@mosaictile-museum.jp
開館時間:9:00~17:00
※年末年始 12/29~1/3の間休館となります。
HP:https://www.mosaictile-museum.jp/

 

最後に

この他にも岐阜県には、映画『君の名は。』のモデルとされる場所がある飛騨市古川町や『ひぐらしのなく頃に』のモデルとされる、世界遺産の「白川郷」など、見所盛りだくさん!
ぜひ、アニメの聖地巡礼をテーマに岐阜県まで足を延ばしてもらいたい。

岐阜の旅ガイド
https://www.kankou-gifu.jp/