松屋銀座8階イベントスクエアで現在開催されている「ちはやふる展」新春イベントのスペシャルゲストとして、昨年の東京オリンピックで銅メダリストに輝いた、元体操選手の村上茉愛が招待された。
あでやかな着物で登場すると会場は歓声と拍手に包まれた。実家が美容室でコンテスト優勝経験のある母に着付けとヘアメイクを担当してもらったと言う。
「ちはやふる」の大ファンだという村上。映画がきっかけでこの作品のファンになったそう。イベント前に展覧会を鑑賞した村上は、「映画で観たシーンが漫画で観られるので、二度『ちはやふる』が楽しめた。選手時代はこういう展覧会に行く機会がなかったのでうれしいです」と語った。
キャラクターの中では、女優の広瀬すずさんが前から好きだったこともあり、千早が好きとのこと。競技以外は寝てしまったりと、キャラクターのギャップが大好き。一方、村上さん本人は試合が終わると逆にハイになってしまうと言う。
好きなシーンを聞かれると、「メガネ君がやる気をなくしていたところに、かるたが飛んできて目覚めるシーン。かるたは個人戦で戦うけれども団体戦でもあるところが、体操をやっていた時と重なるところがあり、仲間とのチームワークの大切さに共感した。」集中力や瞬発力、対応力では、競技かるたの世界と通じることがあるなと“競技者”の視点で見ることも。「名人戦はオリンピックのようなものですから。」と答えた。
つづいて、百人一首かるたを初詣のおみくじのようにしてかるたの中から 1 枚を引いて運勢を占うコーナーへ。迷った末に、61番を引き当てた村上。
「伊勢大輔 いにしへの奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほいぬるかな」
(昔、奈良の都で咲き誇っていた八重桜が今日はこの宮中でいっそう美しく咲き誇っているではありませんか。という桜の花の美しさを詠み上げた歌)
おみくじで言えば「大吉」、実は過去に松屋銀座で新春に着物を着て出演したアスリートが何人もその年に結婚したというジンクスを司会から告げられると、はにかんだ村上は 2022年の恋愛模様について、「良いご縁があれば!…結婚願望はあります。もし子どもが出来たら子どもにも体操をやらせたいなと思います。」と答えた。
「選手じゃなくなったからこそ、プライベートも充実させることができる年にしたい。選手と指導者、全く違うなと感じていて、体操女子でメダリストは私しかいない状況。後輩が後に続いて活躍してもらえるよう、指導者として裏方に入っても、選手たちに信頼され影響を与えられる、学びの多い年にしたい。」と熱い想いを語った。つづけて「オリンピックでメダルを取ることが直近では一番大きな目標だったので、2022年全体としての目標は正直まだ考え中。これまでは選手生活でいっぱい悩み、壁にぶち当たって泣くことがあったので、今年は笑顔で前を向いて頑張って行きたいなと思う。」と語った。
さいごに、出席したメディアからの質問に回答。
Q:今日の衣装について教えてください。
A:「枝垂れサクラ、梅の花、春のイメージにぴったりの着物を母と相談して自前で用意した。袴は卒業式に着たことがあって、普段は青を良く着るのだけれど、赤・ちはやふるのイメージにぴったりかなと思った。」と、可愛らしくひとまわりして衣装を披露。
Q:百人一首はやったことはあるか?
A:小学校の頃、百人一首を授業で覚える機会があってその時の思い出はある。どちらかというと、学校では木登り、サッカーなど、体を動かすことの方が多い印象だった。と語った。
Q:新派、太一派どちらか?
A:野村周平さんが好きなので太一派!切ないシーンもありながら、作品に感情移入しながら太一を応援していた。
さいごに村上は「展覧会の原画はやはり作者の感情がダイレクトに伝わってきて、とても感動した。物販コーナーのスノー丸も可愛らしい。『ちはやふる』の世界観にあふれた展覧会になっているので、是非遊びに来てください!」と笑顔でイベントを締めくくった。
松屋銀座「ちはやふる展」は1月17日まで8階イベントスクエアにて開催中。
詳細はホームページ等で確認を。
https://www.matsuya.com/ginza/events/2021/1213/chihayafuru/
「競技かるた」を題材とした末次由紀さんの少女漫画作品『ちはやふる』(2007年から「BE・LOVE」で連載中/講談社)。
読者をひきこむ情熱的なストーリーは多方面から高い評価を受け、3期にわたるアニメ化や豪華俳優陣による実写映画化、長期連載も相まって何世代にも及ぶファンに愛読されてきました。
物語は今まさにクライマックスに突入し、千早(ちはや)、太一(たいち)、新(あらた)の 3人に加え個性豊かなライバルたちの「競技かるた」をめぐる友情と戦いが、いよいよ完結を迎えようとしています。
本展では、出品総数500点以上のスケールで『ちはやふる』の青春のストーリーを原画で一挙に振り返ります。
本展のための描き下ろしをはじめ、初公開のカラー原稿も登場。貴重な設定資料や調査メモに加え、技巧を凝らして描かれる制作風景や末次さんが作品にかける思いを語った映像などを通して作品創作の裏側も紹介し、『ちはやふる』の魅力のすべてに迫ります。
音声ガイド
松屋銀座会場ではお客様に展覧会をさらにお楽しみいただくための音声ガイドも用意。千早と太一が会場をご案内しながら、『ちはやふる』のストーリーや作品の魅力を振り返ります。音声ガイドは完全録りおろしです。
※巡回会場での販売は未定です。
<CAST>
綾瀬千早:瀬戸麻沙美
真島太一:宮野真守
<貸出料金>
700円(税込・前売当日共通)
<購入方法>
音声ガイド引換券をローソンチケットにてご購入いただけます。
※引換券は当日会場でもお買い求めいただけます。
※音声ガイド引換券のみでのご入場はできません。必ず入場券をご購入いただいた上でのご購入をお願いいたします。 詳しくは展覧会公式サイトをご確認ください。
コラボカフェ
松屋銀座8階レストランシティにてMGカフェ×「ちはやふる展」コラボメニュー登場!
『ちはやふる』の作品とキャラクターの世界観を表現したメニューをご用意いたしました。
是非ご利用ください。
コラボメニュー1品ご注文につき、ノベルティコースター1枚をランダムでプレゼントいたします。
※ノベルティの数には限りがあり、なくなり次第終了とさせていただきます。
<メニュー>
千早のアイス・ジンジャーチョコレート 1,100円(税込)
紅葉とお芋の和風パフェ 1,430円(税込)
かるた部サンドイッチバスケット 1,540円(税込)
このほか、かるたチーズケーキプレート1,540円、絆のおにぎりだし茶漬け1,430 円、ダディベア・ラテ/スノー丸・ラテ990円も販売予定。(価格は税込)
展覧会概要
タイトル:ちはやふる展
会期:
2021年12月27日(月)~2022年1月17日(月)
休業日:1月1日(土・祝)
時 間:
新型コロナウィルス感染症拡大の状況により、営業日・開場時間が変更になる場合があります。詳しくは松屋ウェブサイトをご確認ください。
会 場:松屋銀座8階イベントスクエア
料 金:
入場料:一般1,300円(1,000円)、高校生800円(600円)、中学生600円(500円)、小学生300円(300円)※( )内は前売料金。
前売券は全国ローソン・ミニストップ設置のLoppi(Lコード:36660)で12月26日(日)まで販売
(インターネット予約:https://l-tike.com/event/chihayafuru-ex )
主 催:朝日新聞社
総監修:末次由紀
特別協力:講談社
協 力:一般社団法人全日本かるた協会、一般社団法人ちはやふる基金
問合せ:松屋銀座03-3567-1211(大代表)
本展公式サイト :https://chihayafuru.exhibit.jp
松屋ウェブサイト:https://www.matsuya.com/ginza/
以後、約2年間にわたり全国を巡回予定
©末次由紀/講談社