1990年から2003年までの約13年間にわたり週刊少年マガジンで連載され、1993年にアニメ化、1994年には講談社漫画賞少年部門を受賞し同年SMAPを起用した実写映画も公開された大島司による累計発行部数5,000万部のサッカー漫画の金字塔「シュート!」(大島司作 講談社刊「講談社漫画文庫」)。
連載終了から19年の時を経て、サッカー界が盛り上がりを見せる2022年FIFAワールドカップに合わせ、完全オリジナルで新作アニメ「シュート!Goal to the Future」として復活。
2022年7月2日よりAT-X、TOKYO MX、テレビ静岡、読売テレビ、BS日テレ、BSフジ他でTVアニメ『シュート!Goal to the Future』が好評放送中です。
全13話の本作もいよいよクライマックス!
全国高校サッカー選手権大会静岡県大会・決勝に進み、練習試合で実力の差を見せつけられてしまった野間田戦が繰り広げられる。
今回はそんな熱く盛り上がっているアニメ「シュート!Goal to the Future」を見逃してしまっていた読者のために、黒川昴流役 土岐隼一さんと風馬成役 小野友樹さんに作品の魅力を熱く語って頂きました。
原作の「シュート!」の世代だった人も、世代ではない人も今からでもまだ間に合うので、このインタビューを読んで、ぜひ作品をチェックしてもらいたい。
――32年前に連載が始まった「シュート!」が2022年になって再びTVアニメ化されました。アニメ化を知った際のお気持ちと、どんなタイミングでアニメ化を知ったのでしょうか。
小野友樹(以下、小野):
発表になる前からアニメ化の噂は耳にしていて、その時から参加出来ればと思っていました。
やっぱり時を経てアニメ化する所まで漕ぎ着けるのは難しい事だろうと思うので、オーディションのお話を頂けてすごく嬉しかったです。
土岐隼一(以下、土岐):
「シュート!」のアニメ化のお話はオーディションのお話を頂いた時です。原作が連載された32年前はまだ1歳ぐらいだったんですが、子供の頃から「シュート!」の存在は知っていました。
僕のおばあちゃんが個人営業の洋食屋をやっていて、お店の本棚に並べられている漫画の中に「シュート!」があったんですよ。
お店には親戚の子供たちも良く来るような下町の洋食屋さんだったので、他にも色んな漫画がある中で、偶然「シュート!」に出会っていて、子供の頃からサッカー漫画として「シュート!」を読んでいました。
オーディションの時はあの時の「シュート!」だと思って、縁みたいなものを感じたというか、32年前の作品がこうして完全オリジナルでもう一度やることはすごいなと思いましたし、参加出来てとても光栄でした。
――原作漫画には今回のアニメ以前から触れられていたと思いますが、作品を読んでいた頃の印象はどうでしたか?
小野:
高校生の頃は静岡で、当時の僕にとってのバイブルと言っても過言ではないですね。
高校の時に50mで6秒を切ったんですが、その切れた理由も平松がやっていたトレーニングを実践した結果だと思っています。パワーアンクルを足に付けたり、近所の神社の100段ある階段を毎朝20往復することを義務付けてやっていました(笑)。
「シュート!」からもらったパワーでトレーニングができたくらい、僕にとって大切な作品です。
高校の時の親友が掛川高校の元になったと言われる掛川西高校の先生になって、掛川在住の思い入れは強いです。
土岐:
僕の場合、子供の頃はゲームが許されていなくて、触れられたのはテレビと漫画くらいだったので、その頃に読んでいたものを特に覚えているのかも知れません。
子供でもサッカーのルールを理解できて、すごいシュートを打ったり、パスをしたりと子供心に「うわっ格好良い!絶対無理だけどやってみたい!」と思って、公園で友人たちと一緒にサッカーの技を試して遊んでいた中に「シュート!」がありました。
――掛川高校のユニフォームも当時のままで、観ていてとても懐かしく思いました。
土岐:
そうですよね。監督として登場する神谷もそうですが、原作を踏襲している所もかなりあって、ストーリーの中でも「ここ、あれじゃん!」と思うようなところも散りばめられているので、そういう所での原作へのリスペクトは多いのかなと思います。
――お2人が演じているキャラクターについてお伺いしたいと思います。お2人がそれぞれ演じたキャラクターはどういう人物でしょうか。
土岐:
僕が演じる黒川昴流君は何でもそつなくこなせるキャラクターで、サッカーも好きも好きなんですが、サッカーを続ける一番の理由はそこじゃなかったりするんです。その部分は序盤ではまだ深く掘り下げられていませんが、後半に向けて明かされていきます。
チームを大事にしていて、特に小野さんが演じる風馬をすごく大事にしていて、その部分が色んな部分に散りばめられています。
小野:
僕が演じた風馬成君は掛川愛を体現したような男で、僕にぴったりだなとオーディションの時から思っていました。基本的にオーディションの時にこの役は自分だろうとピンとくるタイプではないんですが、この役に関しては何が何でも演じたいと思って臨みました。
成の持っている熱さの部分や本当の意味で掛川マインドを持って人に演じてほしいと思ったので、自分が演じられてすごく嬉しかったですね。
――ちなみに小野さんはオーディションの時は違うキャラクターも受けられたのですか?
小野:
僕は神谷を受けさせて頂きました。神谷も良いなと思ったんですが、せっかくの「シュート!」のアニメ化ということで、憧れていた掛川高校サッカー部の一員にプレイヤーとして参加できて嬉しかったです。
――ストーリーにも触れたいと思います。本作は完全オリジナルということで、新しい世代の掛川高校サッカー部が描かれていますが、かつての主要キャラクターが登場するのも本作の魅力の一つだと思います。廃部寸前の掛川高校サッカー部に神谷篤司が帰ってきますが、神谷の登場はどう思われましたか?
小野:
存在感が圧倒的な男なので、かつて闘将と言われたプレイヤーとしての神谷から監督指導する側に回った時どういう風になっているのだろう。当時からプレイヤーを超えた位置にいた神谷が年月を重ねて彼らに何を示すのか。収録当時も「どうなっていくのだろうか」という思いで臨んでいました。
――収録の際にこだわったことはありますか?
小野:
原作があっての今だからこそ、どうしてこうなっているのか意図を知った上で演じたかったので、気になった箇所に関しては収録前から伺わせて頂きました。
土岐:
まだ完全に出来上がっていない中での収録ということもあって、例えば練習や試合のシーンだと状況ごとに、どんなパスを出しているのか、ラインを割っているかいないかとかで戦況も変わっていくじゃないですか。そういう時にサッカーを知っていて、「シュート!」という作品の芯まで知っている小野さんが、毎回誰よりも台本を読み込んでくれていて、細かい所までこだわって監督たちと相談をしてくれていたので、僕たちも確認しながら出来ましたね。より内容を良いものにするためにミーテイングみたいなものをさせて頂きました。
――なるほど!小野さんが現場で”ゲームメイク”をされてたんですね。
小野:
そうですね(笑)。ある意味、演者側と制作スタッフさんとの懸け橋みたいな感覚もありつつでした。
――第2話では野間田高校との練習試合が始まり、秀人との幼馴染である小久保公平(CV.土屋神葉)が登場し、「11人抜き」をやってのけます。そんな小久保の印象はいかがでしたか?
小野:
まず名前が久保嘉晴を背負っているであろうことは想像してました。
土岐:
「11人抜き」も印象的でしたが、小久保を演じる神葉くんは小久保を演じる上で音響監督さんたちから「天才であってほしい」とお願いされていて、その天才の雰囲気を神葉くんがインプットしていくと、いい意味で今まで神葉くんがやってきたキャラクターじゃない方へ変わっていったので、それがまた印象的でした。
――回想で久保の「11人抜き」が出てきて嬉しかったです。
土岐:
小久保の「11人抜き」を見るといい意味でコンバートされている気がします。
今の時代だからこその「11人抜き」でやっぱりちょっと違いますよね。
久保の物語が登り切った先にあった「11人抜き」と2話でやってしまう「11人抜き」とは受ける印象に違いますよね。
――最後に視聴者へメッセージをお願いします。
小野:
中盤にはサッカーと言えばお約束の合宿もあります!
合宿にも彼ららしい楽しさがあったので、彼らなりのゴールを目指している物語を楽しんでください。あと懐かしのあいつ等もいるかもよ。
土岐:
13話の中に彼らのサッカー、青春、ドラマチックというもの全部を詰め込んでいます。どこまでもドタバタした男子高校生たちの勢いを感じて頂ければと思います。
☆作品詳細
シュート!Goal to the Future
AT-X:7月2日(土)23:30、※再放送 毎週(火)29:30&毎週(土)8:30
TOKYO MX:7月3日(日)22:00
テレビ静岡:7月3日(日)24:30、※再放送 毎週(日)5:30
読売テレビ:7月4日(月)25:59 ※見逃し配信あり
BS日テレ:7月6日(水)23:30
BSフジ:7月6日(水)24:30
※上記放送日時は変更になる可能性がございます。ご了承ください。
〈スタッフ〉
原案:大島司「シュート!」(講談社刊)
企画:ボアソルチマネジメント、クランチロール
監督:中村憲由
副監督:北村淳一
キャラクターデザイン:秋山由樹子
シリーズ構成:広田光毅
音響監督:山本浩司
監修:出崎哲
アニメーション制作:EMT スクエアード
〈キャスト〉
辻秀人:小林千晃
黒川昴流:土岐隼一
風馬成:小野友樹
小久保公平:土屋神葉
神谷篤司:梅原裕一郎
公式 HP: shoot-anime.com
公式 Twitter: @shoot_anime
オープニング主題歌「アオレイド」7/3(日)配信リリース決定!
オープニング主題歌として起用される宮川愛李が歌う「アオレイド」が7月3日(日)に配信リリースすることが決定した。
本日、新宿バルト9にて開催されたTVアニメ「シュート!Goal to the Future」先行上映会イベントに宮川愛李が登壇。イベントでは、自身が務めるオープニング主題歌「アオレイド」を初歌唱し、同曲を各主要音楽ストリーミング・ダウンロードサービス にて7月3日(日)より配信することを発表。これに先駆け、本日より楽曲先行追加(Apple Musicにてプレアド、Spotifyにてプリセーブ)がスタート。
同曲は、どこか和テイストを彷彿とさせる20年代サウンドに、躓きながらも、仲間と共に勝利に立ち向かう様を歌った楽曲。昔の失敗に怯えていつまでも前に進めない弱さを振り払い、子供から大人に成長していくにつれて失っていった純粋さ、真っ直ぐさ、夢見ていた自分を取り戻せ、というメッセージを込めて宮川が作詞した。
「アオレイド」の配信リリース発表と同時に、新ビジュアル写真及び「アオレイド」ジャケット写真をHPにて公開。さらに、6月24日(金)には、今年4月よりレギュラーを務めるAIR-G’(FM北海道)「IMAREAL」番組内コーナー「宮川愛李のイマレコ!」にて1choをラジオ初解禁する。
◆information
■宮川愛李 Digital Single「アオレイド」
2022年7月3日(水)配信
【Apple Music プレアド・Spotify プリサーブ】https://miyakawaairi.lnk.to/aoraid
「アオレイド」に関する詳細はこちら https://mykwai.net/news/20220621.html
■【LINE LIVE/TikTok LIVE】宮川愛李デビュー3 周年記念配信
[配信日時]2022年6月26日(日)19:00〜20:00
[視聴方法]
[LINE LIVE] 宮川愛李公式 LINE アカウント @airimoko
[TikTok LIVE] 宮川愛李公式 TikTok アカウント @airimiyakawa_official
配信に関する詳細はこちら https://mykwai.net/live/20220626.html
<BIOGRAPHY>
2000年12月28日、東京都・式根島出身。2019年6月にミニアルバム『スマホ映えの向こうの世界』でメジャーデビュー。2度にわたりテレビアニメ「名探偵コナン」エンディングテーマに抜擢され、変幻自在な歌声、等身大の飾らない性格が10代〜20代前半女性から絶大な支持を得ている。2022年7月より放送スタートするテレビアニメ「シュート!Goal to the Future」オープニング主題歌に新曲「アオレイド」が起用される。
●宮川愛李 SNS:https://lit.link/mykwai
「シュート! Goal to the Future」ノンクレED
https://youtu.be/7x59fSnxVDA
「シュート! Goal to the Future」ノンクレOP
https://youtu.be/8j70j6a5-YY
「シュート! Goal to the Future」久保嘉晴×小野伸二スペシャルPV
https://youtu.be/oH6oD6ZQ6gg
「シュート! Goal to the Future」本PV
https://youtu.be/IrFiJyJlghY
©2022 大島司/シュート!Goal to the Future 製作委員会