TVアニメ『The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War』ラヴィアン・ウィンスレット役小市眞琴インタビュー

TOKYO MXで2023年1月8日(日)より好評放送中の、日本ファルコムの「英雄伝説閃の軌跡」を原作とするTVアニメ『The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War』。

本作は世界に多くのファンを抱える人気ストーリーRPG「英雄伝説閃の軌跡」シリーズ初のアニメ化プロジェクトとして注目を集めており、アニメーション制作はタツノコプロが担当。

舞台は七耀暦1205年、ゼムリア大陸北西部に位置するノーザンブリア自治州。この土地で生まれ育ち、“北の猟兵”としてノーザンブリアを守るために戦う主人公・ラヴィ（CV.小市眞琴）の視点で軌跡シリーズの物語が描かれるオリジナルストーリー。

ラヴィと共に<帝国の英雄>の情報を求め内偵任務に就く猟兵に、マーティ（CV.中村悠一）、イセリア（CV.ブリドカットセーラ恵美）、タリオン（CV.小野友樹）ら、豪華キャスト陣が担当する。

今回はそんな過酷な世界を生きにく少女ラヴィを演じる小市眞琴さんに作品の注目ポイントをインタビュー！

そして、インタビューを記念して小市眞琴さんのサインが入ったサイン色紙が当たるフォロー＆RTキャンペーンを実施！
該当ツィートをぜひチェックしてもらいたい。

ラヴィアン・ウィンスレット役　小市眞琴　インタビュー

――原作となるゲームはシリーズ的には長く続く人気作ですが印象は？

そうですね。長く続く作品だけあって、本当の歴史なんじゃないか位設定が細かくて、登場人物もメインキャラクター以外にもアニメオリジナルキャラクターなのか、それとも過去作に出ているキャラクターなのか本当にたくさんいて、アニメなんだけど、現実のお話に近いような所もたくさんあるなっていうのを感じました。
作中にも色んな事件が出てくるので、過去にこんな事件があったのかとか「閃の軌跡」の歴史のお勉強から始めました。

――ご自身が演じているラヴィの印象は？

「英雄」というのが作品のテーマになっていると思うんですが、ラヴィも「英雄」というものにものすごく縛られながらこの世界を生きている女の子だなと感じました。
15歳なんですけど、戦いの中で育ってきていることもあって、大人っぽい部分もたくさんある印象を受けました。

――そんな人気シリーズの初のアニメ作品でオリジナルキャラクターのラヴィを演じる上でプレッシャーのようなものは感じましたか？

プレッシャー自体はあまり感じてはいなかったんですが、オリジナルキャラクターということもあって、オーディションの時はラヴィが一体どういうキャラクターなのか理解するのが大変でした。
オーディションでは、切り取られた一部のセリフで表現しなければいけないので、その辺がやっぱり難しかったです。

――オーディションに受かった時はどんなお気持ちでしたか？

すごく嬉しかったです。マネージャーさんから合格の連絡をもらった時はちょうど外出中で声を抑えるので必死でした（笑）

――ラヴィを演じる上で楽しみだったことや期待していたことはありましたか？ラヴィを演じる上で意気込みみたいなものがあれば教えてください。

最初はラヴィをこう演じたいという気持ちはそんなに強くは思ってはいなかったんです。
原作がある作品だと自分で読んでいて絶対こうだっていう思いをぶつけてみたりするんですが、オリジナル作品ということもあって、1話ごとにこうやって変化してくんだっていうのを感じながら演じました。
こういうことがあったからこんな風に成長したんだ、こういう成長をしたからこういうお芝居になるんだということを一つずつ積み重ねていった感じなので、ラヴィと一緒に私も成長できたなと思っています。

――ちなみに小市さんご自身はラヴィのどんな所が魅力だと思いますか？

凄まじい程の成長スピードです。
1クール12話ということもあると思いますが、本当に１話１話すごく成長する子なんです。第１話と第１２話を見比べてもらうと、キャラクターの印象がガラっとわっていると思います。
序盤は「英雄」に縛られつつも１５歳らしい普通の姿もかなりあって”ラヴィちゃん”なんですが、第１２話では精神的にもぐっと大人になっていると思うので、この辺りが魅力なんじゃないかと思います。

――15歳の少女という役所ですが、演じる際にそういう年齢感は意識されますか？

最初はすごく意識しました。15歳の女の子って言ったら、これ位の可愛さや幼さがあるだろうとそういう面も出したんですが、監督から「ラヴィはヒロインじゃなくて、ヒーローなので、あんまり可愛さや幼さとか、そういう面は出さなくて大丈夫です」とおっしゃって頂いて、その時に「だから選んでいただけたんだ」と自分の中でしっくりきました。
なので、15歳だからこうしようみたい事は考えずに演じました。

――キャラクターが育ってきた環境というのは他作品も含め、意識されますか？

めちゃめちゃ意識します。
環境とかに関しては、他作品でもそうですね。
例えば12歳の男の子でも、現代の12歳か江戸時代の12歳って精神年齢的にも絶対違うと思うので、そういう所は結構意識しています。

――ラヴィを演じる上で苦労したことや悩んだことはありますか？

ラヴィって基本的に自分のことを人に言わない子なんです。
何かしら思いはあっての行動だったりはするんですが、それを人に伝えることをしない。セリフ自体も「うん」とか「分かった」とかポツポツしゃべることはあるんですが、あまり長々と喋るような子ではないので、一言一言がすごいく重要で。感情自体を表にあんまり出さない子なので、芝居をするにあたってそれをどう見てくださる方に届けたらいいんだろうとすごく悩みました。
最初の頃は15歳なりの可愛らしい返事もあるんですが、後半は精神的に大人になっていって、自分の中に芯があってしっかり言う子になるので、後半に行くにつれてどんどん難しくなっていきました。

――ラヴィの成長が物語の軸になっていると思います。第1話の冒頭から幼いラヴィが登場しますが、幼いラヴィを演じてみていかがでしたか？

元々声質が低めなので、可愛く幼く聞こえるようにするのは結構苦労しました。

――収録の際の印象的なエピソードがあれば教えてください。

お芝居とは全然関係ないのですが、収録の時は園崎未恵さん（ジェイナ・ストーム役）とご一緒することが多くて、収録の際に使っていた園崎さんのイヤホンのクリップが「おにぎり」で、それがめちゃめちゃ可愛いくて盛り上がったのを覚えています。

――「北の猟兵」のキャストの皆さんとはどうでしたか？

小野友樹さん（タリオン・ドレイク役）とは、以前の事務所の先輩で良くして頂いていたので、現場でも「最近どう？」とか、世間話とかも含めて凄く気にかけてくださいました。ブリドカットセーラ恵美さん（イセリア・フロスト役）とも以前共演させて頂いていて久しぶりでしたが和気あいあいと楽しく収録できました。
特にイセリアとラヴィは一緒に行動するシーンも多かったので、現場でもお話しする機会が多かったです。

――序盤の見所は？

第1話ではイバーノ（CV.福島潤）とタック（CV.木島隆一）がこの世界についてひたすら喋るんですが、面白くて（笑）。
物語自体が重たくなってしまうんですが、そういう時にこの2人が明るくしてくれるので、私的にはこの2人が見所です。この2人の魅力はアニメを見ないと伝わらないかもしれません（笑）。

――第1話からラヴィの戦闘シーンが出てきましたが、演じてみていかがでしたか？

戦闘シーンはすごく難しかったです。
これまでも戦闘シーンを演じる機会はありましたが、その時は「うわ」とか結構声を出していたんですが、ラヴィは声を出しすぎてしまうと人格自体が変わってきてしまうので、抑えてアクションしています。
今のでちゃんと伝わったのかなと自分の中では不安があったんですが、そこは監督はじめスタッフさんたちがOKを出してくれたものがラヴィなんだと思いながら作っていきました。

――注目してほしいポイントやキャラクターはいますか？

やっぱりゲームに登場しているリィン（CV.内山昂輝）とラヴィがどういう風に絡んでいくのかはとっても楽しみにしてほしいです。ゲームに登場したキャラクターたちとどう関わるかは見所だと思います。
リィンとの掛け合いのシーンでは、リィンに好意を寄せ過ぎないようにするのが大変でしたね。
助けてもらった時とか息遣いとかでフラグが立たないようにディレクションを受けて恋愛にならない距離感を保てるように演じました。

――小市さんが演じていて楽しかったシーンはありますか？

イバーノと2人で行動するシーンがあるんですが、楽しかったです。
あと、前半に、みんなで温泉に行ったり、ちょっとしたコメディシーンがありまして、こういうシーンでもラヴィ自身はあまり感情を表に出したりはしないんですが、楽しんでいるであろう所も沢山あって私も演じていて楽しかったです。

――最後に作品を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。

オリジナルストーリーではあるんですが、これまでゲームに登場したキャラクターが出てきたり、原作を知っていてノーザンブリアがどうなるか分かる方も楽しんでいただけると思います。原作を知らない方でも見やすく分かりやすい作品になっています。
アニメからゲームに入っていただければ嬉しく思いますし、ゲームをプレイされている方でも楽しめる作品になっていますので、宜しくお願いします。

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STORY

七耀暦１２０５年。
ゼムリア大陸北西部に位置する最も貧しい地域であるノーザンブリア自治州で生まれ育った少女ラ
ヴィ。彼女は故郷を守るため、そして、かつて英雄として崇められながらノーザンブリアを裏切った祖父・ヴラドと自身は違うのだと証明するため、大陸最大の猟兵団として名高い《北の猟兵》に志願し任務を遂行していた。
任務に没頭するあまり規律違反を繰り返すラヴィは、ある時、マーティ、イセリア、タリオンと小隊を組まされ無謀ともいえるエレボニア帝国への内偵任務を命じられる。
ノーザンブリアを脅かす未知の存在《帝国の英雄》の情報を掴むために——。

☆作品詳細

The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War

2023年1月8日(日)放送開始
TOKYO MX ： 1月8日より毎週日曜日23:30〜
AT-X ： 1月9日より毎週月曜日23:00〜
BS12 トゥエルビ： 1月12日より毎週木曜日26:00〜

■2023年1月6日（金）22:00～配信開始
地上波先行配信 DMM TV

■2023年1月11日（水）22:00～、以降順次配信開始
【SVOD】見放題配信
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〈スタッフ〉
原作：日本ファルコム
監督：佐藤英一
アニメーションストーリー考証：恵村まお
シリーズ構成：リョウガヒデキ / 恵村まお
オリジナルキャラクターデザイン：原将治
キャラクターデザイン：大沢美奈
アニメーション制作：タツノコプロ

〈キャスト〉
ラヴィアン・ウィンスレット：小市眞琴
マーティン・S・ロビンソン：中村悠一
イセリア・フロスト：ブリドカットセーラ恵美
タリオン・ドレイク：小野友樹
グラーク・グロマッシュ：壤晴彦
ジェイナ・ストーム：園崎未恵
ローガン・ムガード：近藤孝行
イバーノ：福島潤
タック：木島隆一
リィン・シュバルツァー：内山昂輝
アルティナ・オライオン：水瀬いのり

公式サイト：https://sen-anime.jp/
公式Twitter：@sen_animejp

TVアニメ『The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War』ノンクレジットOP／秋田知里「The story so far」
https://youtu.be/3V0REIUA5uo