塩⾕直義(監督)、冲⽅丁(構成・脚本)、深⾒真(脚本)登壇︕『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』制作スタッフ・ネタバレありの座談会レポート!

 

⼈間の⼼理状態を数値化し管理する近未来社会を舞台に、正義を問われる警察機構を描くオリジナルTVアニメーション作品「PSYCHO-PASS サイコパス」。
シリーズ最新作である『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスPROVIDENCE』がが大ヒット公開中です。

2012年にTVアニメ⼀期の放送が開始され、2014年にTVアニメ⼆期、2019年にはTVアニメ三期が放送される⼀⽅で、2015年にはシリーズ初の劇場版公開、2019年には劇場三部作が連続公開、そして2020年にTVアニメ三期の完結編として劇場公開と国内外へ同時配信もされた⼤⼈気シリーズの最新作となる本作。
今回、6⽉24⽇(⼟)に制作スタッフによる座談会が開催され、塩⾕直義(監督)、冲⽅丁(構成・脚本)、深⾒真(脚本)が登壇した。

 

 

イベント概要

◆⽇時︓6 ⽉ 24 ⽇(⼟) 16:10〜16:50
◆会場︓グランドサンシャイン池袋 シアター10
◆登壇者︓塩⾕直義(監督)、冲⽅丁(構成・脚本)、深⾒真(脚本)/MC 吉⽥尚記(ニッポン放送アナウンサー)

「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズファンで満席の劇場のなか、塩谷直義(監督)、冲方丁(構成/脚本)、深見真(脚本)が登壇。公開を迎えて1ヶ月以上が経過した今だからこそ話せるネタバレ満載の座談会が開催されました。

2時間の大作である本作『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』。しかし、冲方のプロットを元に深見が執筆した脚本は3時間映画並みのものがあがってきたといい、”重めのラブレターが届いた“という話題に。深見は「プロットが超難解だったんですよ。この要素をどうやって2時間にまとめるんだと。脚本に入る前のプロットの会議がとにかく長くて、プロットの段階でとんでもない大作になるのが分かっていました。しかもTVアニメ三期の脚本会議をやりながら、劇場版のプロット会議をやるっていう」とハードな環境を語ると、それを受けて「全部並行でしたよね。SSとTVアニメ三期とこの劇場版の制作が並行してて。なんでそんなプロットが大変だったかっていうと時間軸が逆だったからです!」と冲方が当時の心境を吐露。

超大作の脚本を尺に収めるための工夫として塩谷監督は「会話劇があって、それの答えがわかってるものは答えさせない。お客さんが観てわかることに対しては、あまり説明過多にしないということの積み重ねが多いですね。映像になったときに観てわかるシチュエーションなら、必要な部分を立てるためにあえて言葉を省力するという演出をやることがあります」と演出テクニックについて解説。冲方は「あえてセリフにしておくことで制作陣にキャラクターの心情面をわかるようにするという役割も脚本にはあるかなって。各キャラクターの心情を確認する作業でもあるので」と脚本の役割について語ると、深見は「絵コンテになって変わっているものって、それは監督が出した答えなので。試写会に行って実物を観たら、”むしろ助かった”みたいなこともあります。本当にいつも監督に助けてもらっているというか、今回もすごい完成度でした」と脚本から本編を完成させるまでに至る塩谷監督の手腕に敬意を表した。

 

 

会場のお客さんからの質問コーナーで、映画のクライマックスシーンで主人公の朱が涙を流し感情を露にするシーンに質問が及ぶと、塩谷監督は「(そのシーンを入れたのは)最後でしたね。TVアニメ三期につなげるのがこの映画の目的ではなかったので。映画として成立させるために、今回は”常守朱”が今まで溜め込んできたものを最後に全部出すというところに行きつきました」と映画の肝となるシーンが最後に決定されたことを告白。冲方は「決定稿になかったですよね。絵コンテで拝見して、この映画が完成したと思いました。ある登場人物のドラマとして、よくぞ完成させたと思いました」と大絶賛。

最後の挨拶になると、深見は「今朝テレビを見ていたら、ロシアのニュースを扱っていてピースブレイカーのことを考えました。ニュースを見たときに『PSYCHO-PASS サイコパス』を思い出すっていうのはこの作品ならではだなって思います。これからも『PSYCHO-PASS サイコパス』を観て完結するのではなく、現実世界をどう考えるとか、そういうことを意識してくれると嬉しいなと思います」と述べ、続いて冲方は「脚本は一番最初に出来上がるんですよね。その出来上がったあと、ものすごい数の絵作り、音作りに携わる方々が尽力して、それを監督がまとめあげて、本当に敬意を表します。ぶっちゃけて言うと、(映画完成まで)ちょっと時間がかかりすぎて、”残念ながら・・・“と言う連絡がいつか来るんじゃないかなとヒヤヒヤしていたんですが、そんなこともなく、見事に完成に漕ぎ着けた監督、本当におめでとうございます」と塩谷監督へ賛辞を送ります。
それを受けて塩谷監督は「三期がTV放送したのが2019年。多分劇場版の脚本を受け取ったのが19年の年末あたりだと思うんですよね。終わってから色々聞かれるんですけど、今の時点では“疲れた”しか言葉が出てこないです(笑)。これからBlu-rayとかも出ると思うので、色々見て楽しんでいただければなと思います」と感謝の言葉を述べて、イベントは終了を迎えました。

 

 

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』本予告
https://youtu.be/UOJbcihluGc

 

 

 

☆作品詳細

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE

2023年5月12日(金)より全国公開中

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』MX4D・4DX 上映館情報
詳細はコチラ https://theater-ods.toho.co.jp/psycho-pass_PROVIDENCE/

 

〈キャスト〉
常守 朱:花澤香菜
狡噛慎也:関 智一
宜野座伸元:野島健児
六合塚弥生:伊藤 静
唐之杜志恩:沢城みゆき
霜月美佳:佐倉綾音
雛河 翔:櫻井孝宏
須郷徹平:東地宏樹
花城フレデリカ:本田貴子
雑賀譲二:山路和弘
ドミネーター:日髙のり子 ほか

〈スタッフ〉
監督:塩谷直義
構成:冲方 丁
脚本:深見 真、冲方 丁
キャラクター原案:天野 明
キャラクターデザイン・総作画監督:恩田尚之
色彩設計:鈴木麻希子
美術監督:草森秀一
3DCGI:GEMBA
撮影監督:荒井栄児
編集:村上義典
ベースド・ストーリー原案:虚淵 玄
音楽:菅野祐悟
音響監督:岩浪美和
アニメーション制作:Production I.G
製作:サイコパス製作委員会
配給:東宝映像事業部

■公式サイト
https://psycho-pass.com/

■Twitter
@psychopass_tv

 

 

■イントロ

⼈間のあらゆる⼼理状態を数値化し管理する巨⼤監視ネットワーク〈シビュラシステム〉が⼈々の治安を維持している近未来。あらゆる⼼理傾向が全て記録・管理される中、個⼈の魂の判定基準となったこの計測値を⼈々は「サイコパス(PSYCHO-PASS)」の俗称で呼び習わした。
犯罪に関する数値〈犯罪係数〉を測定する銃〈ドミネーター〉を持つ刑事たちは、罪を犯す前の〈潜在犯〉を追う。
2012 年にスタートしたオリジナル TV アニメーション作品『PSYCHO-PASS サイコパス』。10 周年を迎えたシリーズ最新作であり集⼤成となる本作は、劇場版『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼⽅に__』と第三期 TV シリーズ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』をつなぐエピソード。これまで〈語られなかった物語〉がつむがれる。
常守朱と狡噛慎也、慎導灼と炯・ミハイル・イグナトフをつなぐミッシングリンク。変わりゆく時代の中で、⼈々が貫く正義とは――。

 

■ストーリー

2118 年 1 ⽉。公安局統括監視官として会議に出席していた常守朱のもとへ、外国船舶で事件が起きたと⼀報が⼊った。同じ会議に出席していた厚⽣省統計本部⻑・慎導篤志とともに現場に急⾏する朱だったが、なぜか捜査権は外務省海外調整局⾏動課に委ねられていた。船からは、篤志が会議のゲストとして呼んだミリシア・ストロンスカヤ博⼠が遺体となって発⾒される。事件の背後には、⾏動課がずっと追っていた〈ピースブレイカー〉の存在があった。博⼠が確⽴した研究…通称〈ストロンスカヤ⽂書〉を狙い、〈ピースブレイカー〉の起こした事件だと知った刑事課⼀係は、⾏動課との共同捜査としてチームを編成する。そこには、かつて公安局から逃亡した、狡噛慎也の姿があった――。博⼠が最後に通信した雑賀譲⼆の協⼒を得て、⽂書を⼿に⼊れるべく出島へ向かった⼀係だったが…。
〈ストロンスカヤ⽂書〉を巡り、予想を超えた⼤きな事件に⽴ち向かっていくこととなる朱と狡噛。その先には、⽇本政府、そしてシビュラシステムをも揺るがす、ある真実が隠されていた。ミッシングリンクをつなぐ〈語られなかった物語〉が、ついに明らかになる――。

 

 

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』配信情報

1月20日(金)より下記配信サービスにて配信スタート
・Amazon Prime Video
・DMM TV
・d アニメストア

 

 

『PSYCHO-PASS PROVIDENCE Original Soundtrack by 菅野祐悟』が6月7日(水)に発売決定!

 

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』のオリジナルサウンドトラック「PSYCHO-PASS PROVIDENCE Original Soundtrack by 菅野祐悟」が6月7日(水)に完全生産限定盤として発売されることが決定。
劇伴作家は、これまで数々のドラマやアニメに加え、シリーズ当初より同作を手掛けてきた菅野祐悟が担当し、ジャケットビジュアルには、キャラクターデザイン・総作画監督の恩田尚之が手掛けたキービジュアルを使用。随所に「PSYCHO-PASS サイコパス」の世界観を散りばめた、メモリアルな 1 作となっている。

 

◆商品概要◆

6月7日(水) リリース
「PSYCHO-PASS PROVIDENCE Original Soundtrack by 菅野祐悟」
完全生産限定盤 2 枚組(AICL-4392~3)¥3,200+税

<予約はコチラ>
https://smar.lnk.to/42bcjy

■収録曲
<Disc 1>
1.PSYCHO-PASS PROVIDENCE Ver.
2.兄弟よ、この世の邪悪に鉄槌を下せ
3.グローツラング号
4.政治家ごっこ
5.緊急通信
6.重要外務省案件
7.局長命令
8.火中の栗
9.外務省海外調査部現地調査隊・・・通称ピースブレイカー
10.首輪を捨てた猟犬
11.狂犬
12.犯した罪
13.割れた鏡
14.甘い理想
15.魂に言葉を刻め
16.聖人
17.贖罪
18.支える手
19.兄弟達よ。死を恐れるな・・・
20.鎮痛剤

<Disc 2>
1.二分心仮説
2.文書の在処
3.ディバイダー
4.ただしい道
5.憑依した者
6.魂の判定基準
7.祝いの花火
8.船上教会
9.幸せの青い鳥
10.見事なクリアカラー
11.法の正当性
12.使命を背負う
13.国防軍
14.約束の地へ
15.解析中
16.ハウンドチーム
17.将軍の正体
18.弔い合戦
19.平和の恩恵
20.戦闘係数上昇中
21.神の視点
22.荒波の海上
23.相容れない沈黙
24.世界秩序
25.生み出された怪物 PROVIDENCE Ver.
26.人と法を守るために PROVIDENCE Ver.
27.常守朱。これがあなたの選択ですか

 

 

「PSYCHO-PASS サイコパス」シリーズ ノンクレジットOP/ED一挙公開

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』の公開を記念して、TVアニメ一期から『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』まで、歴代シリーズの主題歌/エンディングテーマのノンクレジット映像を一挙公開!

【主題歌ノンクレジット映像再生リスト】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLipXal3ZZgwTElQnrGIf7bAR5mKGbqPv-

 

「PSYCHO-PASS サイコパス」recollection<シリーズ振り返りPV>
https://youtu.be/lHb_BJAg4DA

 

『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE』特報②
https://youtu.be/4oJlF1DJtR4

 

©サイコパス製作委員会