集英社『ジャンプSQ.』で連載中の、近藤憲一による悪霊捕縛エンターテインメントが原作のTVアニメ『ダークギャザリング』。
7月9日(日)放送開始を目前に6月23日(金)、上映会&トークショーが開催された。
Dolby Atmosによる臨場感あふれる立体音響での先行上映会では、アニメの第1話と第2話を連続して上映。客席の興奮冷めやらぬ中、寶月夜宵役の篠原侑と幻燈河螢多朗役の島﨑信長がスクリーン前のステージに登壇した。
「悪霊、ゲットだぜ!」の掛け声とともに自己紹介する篠原に対し、「僕はオカルトの類が嫌いだ」と話し始める島﨑。トークショーはまず、2人が演じるキャラクター紹介からスタートする。
夜宵について紹介する篠原の「ぐいぐいと螢多朗を良い意味で利用……いや良い保護者として一緒にやっていきたい」という言葉に反応する島﨑は「利用されているのかな……」と首を傾げつつ、「思った以上にヒロインで、お化けに好かれている」と螢多朗のことを紹介。夜宵についても「心霊能力で除霊するのではなく、わりとフィジカルで何とかするタイプなので、そこがアクション要素となって、アニメの面白いところになっている」と解説し、「螢多朗は変化や成長が見えるキャラクターなので、そこも追っていってほしい」と注目ポイントを挙げた。
螢多朗の印象について「何て普通の大学生なんだろう」と思ったという篠原が、「きっと小さい頃から(霊に)悩まされてきたはずなのに、こんなに慣れもせず、いつも新鮮なリアクションを取れるのは珍しい」と感心すると、「毎回、新鮮に驚いたり怖がったりして、ずっとスレないのが良い」と島﨑も同調する。一方、島﨑は夜宵について「情報や経験値はあるけれど、情緒は育ち切っていない」と分析。「螢多朗もそのあたりをちゃんと見て、まっすぐ関わっている」という島﨑の言葉に対し、「そこの関係性がどうなるかが鍵ですね」と頷く篠原に、「利用じゃない関係がね」と蒸し返し、会場の笑いを誘った。
息のあったトークを繰り広げる2人だが、アフレコ時は物理的に一番距離があったという話題になり、アフレコ現場には4本のマイクがあり、最初の頃は近くのマイクに入っていた2人だが、本作において、基本の音量が一番高い人と低い人の組み合わせであるため、特に島﨑の叫び声を篠原のマイクが拾ってしまうという問題が起こり、端と端のマイクに離されたというエピソードを披露。「熱量は一緒ですが、音量が違いすぎた」(島﨑)。
続く、「封印を解け!お札トーク!」のコーナーでは、ぬいぐるみに貼り付けられたお札に書かれているテーマに従ってトークを展開。最初のテーマは「封印したい黒歴史」で、「あるよね、誰しも」という島﨑に対して、「ないですよ、私!」と強弁する篠原は、自分が歩んできた歴史なのでと胸を張りつつ「私、自分の斬魄刀を持っています」とカミングアウト。「でもこれは恥ずかしいことじゃなくて、誰しもが通る道で、今でもなお持っているものです」と、決して自分にとって黒歴史ではないと力説する。
それに影響されたように、「信長バースというくらい、3、4人の世界線の信長を作った……」と語り出す島﨑。「風の能力を拡大解釈した世界線の能力を持っている信長がいて、それに対してヒロインも各信長に7人くらいいて……」と壮大な世界観を滔々と語り続ける島﨑に、「それはいつアニメ化するんですか?」と感激する篠原は、「人の黒歴史って楽しいですね」と笑顔を見せた。
続いてのテーマは「初めて原作を読んだときの感想」。ちゃんとしたテーマも入っているんだと一安心した2人は、「その道を通った人にはすごく刺さる作品。異次元とか霊能力とか言っている中での人間ドラマや登場人物の苦悩など、全方向に味がある、すごく良い作品だと思いました」(篠原)、「一粒で何度でもおいしい作品で、メインのホラーだけでなく、アクションがカッコよかったり、見た目やビジュアルが可愛かったり。一見、取っつきやすくて入りやすそうだけど、入っていくとけっこうえげつない。すごくバランスが良くて計算されているので、ホラーが苦手な人でもついつい読んでしまう。本当に重くて、でも心を揺さぶってくる作品」(島﨑)と、それぞれの感想を語った。
トークコーナーのあと、サイン入りポスターの抽選会を挟んで、放送・配信情報や主題歌情報、ラジオ情報など、あらためて作品を告知。初解禁情報として、本作が2クールでの放送になることが篠原の口から発表されると、会場からは大きな歓声が上がった。
最後に島﨑から「すごく音響にこだわっている作品で、ホラーは耳との親和性も高く、すごく重要な要素にもなっているので、音にも注目して楽しんでください」、篠原から「今日、アニメを観た皆さんと初めてお話して、いろいろ共有できることがあって楽しかったです。きっと今後、放送されて、話が進んで、その先にまた皆さんとお会いして、こうしてお話できるのを楽しみにしています」とのメッセージが贈られた後、締めくくりとして、2人の「レッツゴー」と客席の「スト!」の掛け合いが行われ、先行上映会&トークショーの幕を閉じた。
☆作品詳細
ダークギャザリング
2023年7月9日(日)よりTOKYO MX・関西テレビ・BS朝日ほかにて放送開始!
〈放送情報〉
TOKYO MX
7月9日(日)25:05〜
BS 朝日
7月9日(日)25:30〜
関西テレビ
7月9日(日)26:29〜
〈スタッフ〉
原作:近藤憲一(集英社『ジャンプSQ.』連載)
監督:博史池畠(『群れなせ!シートン学園』『キラッとプリ☆チャン』)
シリーズ構成:村越繁
メインキャラクターデザイン:瀬川真矢
美術監督:長田泰治郎
撮影監督:安藤優穂
3Dディレクター:上薗隆浩
色彩設計:歌川律子
音響監督:吉田光平
音楽:KOHTA YAMAMOTO 成田旬 瀬尾祐介(Starving Trancer / Xceon)
制作スタジオ:OLM(『ポケモン』シリーズ、『ベイブレードバースト』シリーズ)
〈キャスト〉
寶月夜宵:篠原侑
幻燈河螢多朗:島﨑信長
寶月詠子:花澤香菜
神代愛依:川口莉奈
公式HP:https://darkgathering.jp/
公式Twitter:https://twitter.com/DG_anime
原作公式サイト:https://jumpsq.shueisha.co.jp/rensai/darkdathering/
■楽曲情報
花澤香菜
タイトル:「灰色」
作詞:藤村鼓乃美・北川勝利 作曲・編曲:北川勝利
ファンクラブ情報
花澤香菜 オフィシャルファンクラブ「Destination Club」
https://hanazawakana-fc.com/
音楽配信サイト一覧
・https://hanazawa-kana.lnk.to/artist
HP:http://hanazawa-kana.com/
Twitter:https://twitter.com/hanazawa_staff
Weibo:https://weibo.com/u/7036200791?is_all=1
bilibili:https://space.bilibili.com/1202762767
▼花澤香菜 Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/channel/UC1ACSJY8lvbo-7koOpBtD4w
◆各キャラクター紹介
寳月夜宵(ほうづき やよい)
現世と幽世を同時に視ることができる霊媒体質の小学生。
交通事故で両親を亡くし、事故現場で母親の魂が悪霊に連れ去られるのを目撃した。
母の手がかりを探して心霊スポット巡りをしている。
幻燈河螢多朗(げんとうが けいたろう)
禮應大学1年生。非常に強い霊媒体質で中学の時に霊障を受けた経験がある。
その時に他人を巻き込んでしまって以来、2年余り引きこもり生活を送っていた。
夜宵の家庭教師として社会復帰の第一歩を踏み出した。
寶月詠子(ほうづき えいこ)
禮應大学1年生。夜宵の従姉妹で螢多朗の幼馴染。
霊媒体質ではないが、オカルトが大好きで夜宵の心霊スポット巡りによく付き合っている。
神代愛依(かみよ あい)
螢多朗が家庭教師として新しく担当することになった高校1年生の女の子。
自身の不幸体質のせいで兄を死なせてしまった過去がある。
■TVアニメ『ダークギャザリング』PV第3弾
https://youtu.be/uZLCToCCbFk
TVアニメ『ダークギャザリング』PV第2弾
https://youtu.be/ErFEKvoRgk8
TVアニメ『ダークギャザリング』PV第1弾
https://youtu.be/Acf2wgI0-jw
TVアニメ『ダークギャザリング』ティザーPV
https://youtu.be/VVfdqw-qvNE
Ⓒ近藤憲一/集英社・ダークギャザリング製作委員会