劇場版『ダンまち ― オリオンの矢 ―』キャスト7名が登壇した初日舞台挨拶レポート

2019年2月15日（金）から全国公開された『劇場版ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか― オリオンの矢 ―』が、公開初日を迎えたこの日東京・新宿ピカデリーで初日舞台挨拶を行った。

写真左からえなこさん、細谷佳正さん、内田真礼さん、水瀬いのりさん、松岡禎丞さん、坂本真綾さん、大西沙織さん、斉藤壮馬さん

舞台挨拶には主人公のベル・クラネル役・松岡禎丞さん、ヘスティア役・水瀬いのりさん、本作で『ダンまち』初登場のアルテミスを演じた坂本真綾さん、そしてリリルカ・アーデ役の内田真礼さん、ヴェルフ・クロッゾ役の細谷佳正さん、ヘルメス役の斉藤壮馬さん、アイズ・ヴァレンシュタイン役の大西沙織さんが登壇。

舞台挨拶は公開初日のいち早く鑑賞を終えたファンの皆さんへのご挨拶からスタート。
まずはTVシリーズを終え、久しぶりにキャスト陣が集結したアフレコの様子を松岡さん、水瀬さん、内田さんが明かした。
ファンならお馴染みの松岡節に女性キャスト陣からすかさずフォローが入り、ダンまちキャスト陣のチームワークの良さが伺えました。水瀬さんからはTVシリーズ収録当時まだ19歳だったと当時を振り返り、現在までヘスティアを演じられている事への喜び、内田さんはキャラクター同士の久しぶりの掛け合いが演じられた事、キャスト・キャラクター達との再会に感謝を述べた。

続いて今回アルテミス役で『ダンまち』初参加の坂本さんは出演された感想を問われると、出来上がったチームに飛び込む事に緊張したと明かしつつも「皆さん本当に可愛いんです。アルテミス役を頂いた時は私でいいのかなと思ったんですが、現場ではヘスティア役のいのりちゃんがすごい話しかけてくれて和ませようとしてくれて。もちろん松岡君も･･･。松岡君のことはそんなに現場でも話さなかったので分からないんですけど（笑）。でもあんまり仲間に入れてもらったなという感じがして楽しかったです」振り返った。

話題がストーリーに移ると、物語のきっかけを作るヘルメスの視点から斉藤さんに劇場版の脚本を初めて見た感想を伺うと「今回のヘルメスは冒険者を引っかき回す神という立場でうまくスパイスになればと思います。本当にロマンあり、笑いあり涙ありでこんな贅沢な時間あるのかって言う位良いシナリオだと感じました」と語たり、続けて細谷さんも「それぞれのキャラクターがそこに自然といられるようなセリフや脚本だったので、昨日見直しても非常に台本だなと思いました」と絶賛を送った。

他にもキャラクターについても話が及び、水瀬さんからヘスティアについて、松岡さんと坂本さんからはアルテミスについて話してくれています。劇場版ではヘスティアとアルテミスの関係性、アルテミスの変化にも注目して欲しい。

ここでも松岡さんのコメントに女性キャスト陣総出でツッコみ、タジタジになる松岡さんの姿に客席から笑いが巻き起こった。

そして試写会では号泣したという大西さんからは、感激のあまり試写会が終わった直後に水瀬さん、松岡さんに連絡したというエピソードが明かされた。

告知コーナーではTVアニメ第2期の放送時期が初解禁。
第2期の放送は2019年夏と明らかになると、一層の歓声が上がった。

最後にキャストを代表して松岡さんから「『劇場版ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか― オリオンの矢 ―』はTV第1期と2期の間の話という事で、この流れを2期に生かしたいと思います。我々も命を懸けて命を吹き込ませて頂きました。エンディングの井口さんの曲の歌詞がとても良いのでそこにも注目してほしいです。ぜひ何回も足を運んで頂ければと思います」というメッセージが送られ、舞台挨拶は幕を閉じた。

★作品詳細
劇場版ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか　― オリオンの矢 ―

【劇場公開日】
2019年2月15日（金）より劇場公開

【スタッフ】
原作：大森藤ノ（ＧＡ文庫/SB クリエイティブ刊）
キャラクター原案：ヤスダスズヒト
キャラクター原案協力：九二枝
監督：桜美かつし
脚本：大森藤ノ
キャラクターデザイン：木本茂樹
美術監督：奥村泰浩 (ムーンフラワー)
色彩設計：安藤智美
撮影監督：福世晋吾
編集：坪根健太郎（REAL-T）
音響監督：明田川仁
音楽：井内啓二
主題歌：井口裕香「おなじ空の下で」
プロデュース：EGG FIRM、SB クリエイティブ
アニメーション制作：J.C.STAFF
製作：劇場版ダンまち製作委員会
配給：ワーナー・ブラザース映画