2023年11月10日(金)より大ヒット公開中のP.A.WORKS「お仕事シリーズ」の最新作の劇場版オリジナルアニメ『駒田蒸留所へようこそ』。
本作は世界でも注目されるジャパニーズウイスキーを題材に、崖っぷち蒸留所の再起に奮闘する若き女性社長と、夢もやる気もない新米編集者が、家族の絆をつなぐ”幻のウイスキー”復活を目指す物語が描かれ、「アヌシー国際アニメーション映画祭コントルシャン部門」や「2023 シッチェス・カタロニア映画祭アニメーション部門」、「第36回東京国際映画祭アニメーション部門」への正式出品を果たすなど、国内外でも熱い注目を集めるアニメーション映画。
本日11月12日(日)、『駒田蒸留所へようこそ』の公開記念舞台挨拶がTOHOシネマズ六本木で行われた。
舞台挨拶にはメインキャストから駒田琉生役の早見沙織さん、高橋光太郎役の小野賢章さん、河端朋子役の内田真礼さん、安元広志役の細谷佳正さん、駒田滉役の堀内賢雄さん、駒田澪緒役の井上喜久子さん、駒田圭役の中村悠一さん、そして吉原正行監督の総勢8名が登壇。公開後の今の気持ちやウイスキーにちなみ『3年後の自分に向けた言葉』などをテーマにテークが繰り広げられ、本作の公開を盛り上げた。
イベントレポート
登壇者8名の挨拶を終えると、早速本編の話へ。
MCより公開を迎えた心境を問われ、早見さんは「いよいよ皆様に観ていただけると思うと感慨深いです」と笑顔を見せた。
小野さんは本作の収録自体はおよそ1年に行われたことを踏まえ、「ウイスキーと同じように時間をかけて大切に熟成させたものを送り出すような気持ちです。やっと皆さんに観ていただけるので凄く嬉しいです」と喜びを露わにした。
今回の舞台挨拶は上映後に行われたこともあり、内容に少し踏み込んだトークが展開。
主人公の駒田琉生、高橋光太郎を陰から支える役回りの河端朋子・安元広志を演じる内田さん、細谷さんは自身の役どころについて伺うと、細谷さんは「自分もこうゆう立場の役をやらせて頂ける年齢になったんだな」としみじみ話し、「完成した映像を観させていただいて、賢章くんの(演じる光太郎の)やりたいことが分からなくて鬱屈していて世の中に反抗している感じがリアリティーがあって本当に素晴らしかったですね」と絶賛。「僕もいまでもそういう所があるかもしれない人間なので変な感情移入をしながら微笑ましく見てました」と続けた。
そんな思わぬ絶賛を受けて小野さんは光「(光太郎は)すごく共感する所が多いですし、観て下さった方の中にも自分を重ねる所があると思います。本当に好きで今の仕事に就いている方は中々いないと思いますし、そうならない中でやりがいを見つけていくのって結構大変ですよね。それを映画の中ではやりがいを見つけていく様子が丁寧に描かれているので、観ていて勇気をもらえると思いますし、今自分がいる環境を見つめ直したらどこかに面白い部分ややりがいを見つけられるんじゃないかと思わせてくれる作品だし、光太郎はそういう部分をになっている役どころだと思いました」と話す。
一方琉生を支える朋子を演じる内田さんは朋子の良い所について駒田蒸留所を大事にしている気持ちや、琉生を思って怒ったりと自分の感情を世の中に出せている姿と話し、「我慢したり大人だから飲みこんでしまうことが多いと思うんです。少し自分にもフィードバックさせて朋子のように怒れるようになりましたね」と明かした。
そして今回の舞台挨拶には駒田家が勢揃いということで、駒田家にスポットが当たる。
父親の滉を演じる堀内さんはジーンと来るものがありましたと率直な気持ちを明かし、セリフ量が少ない中で代々繋いでいくという気持ちをみんなに分かってもらえる愛情深さを重要視して伝えていければと演じる上での心構えを明かし、お酒の飲めない母親の澪緒を井上さんはその部分に触れ「私もまだ未成年なのでお酒はね」ととぼけると、中村さんの強めの「オイオイ!」のツッコミに会場から笑いが沸き起こった。
他にも井上さんが「いぶし銀のお父さんだからこそ、みんな付いてきてくれるんじゃないかと思います。とても優しいお父さんで、息子と娘も素晴らしいんです」と家族をほめると、そして兄・圭役の中村さんは「圭は悪者に見られるかもしれませんが、悪者のような気持ちはまったくないので、どのようにそこを表現できるか? 気を付けながら演じました」とコメンし、それを受け堀内さんが「圭がどんどん変わっていく様子を見事に演じていてすごい」と中村の演技を絶賛するなど、家族で褒め合う場面も。
吉原監督にはウイスキーの蒸留所を舞台に選んだ理由を伺うと「僕は元々若者の群像劇をやりたかったんです。ウイスキーは3年かかってようやく商品になるということで、それにどう向き合っていくのか? というところを見てほしいと思いまして。光太郎は自分で選んだ仕事なので、どこまでやれるのか、という部分に注目していただきたいです」と見所を紹介した。
そんな制作秘話にちなみ、登壇者が考える『3年後の自分に向ける言葉』をそれぞれから発表された。
早見さん「3年って一瞬でしたよね? 先のばししないで 即行動しよう」
小野さん「好きなもの 変わってないですか?」
堀内さん「熟成」
吉原監督「自分が出あえたステキな大人に あなたはなれていますか?」
と前向きな気持ちを表した言葉を綴り、そのほか細谷さん「止まるんじゃねえぞ。」や、井上さん「まだ17才?」、そして趣味に没頭する中村さんによる「まだ子供部屋ですか?」など個性的な回答で会場の笑いを誘った。
イベント最後には、早見さんから「琉生と光太郎の2人が主軸で描かれていますが、『この人には共感できるかも』という人物が絶対いると思います。ウイスキーのようにどんどん熟成されて、味わい深い作品になると思いますので、また劇場に足を運んでください」とメッセージが贈られ、笑顔の耐えない舞台挨拶は幕を下ろした。
☆作品詳細
駒田蒸留所へようこそ
2023年11月10日(金)全国ロードショー!
アヌシー国際アニメーション映画祭【コントルシャン部門】 正式出品作品
2023 シッチェス・カタロニア国際映画祭 アニメーション部門 正式出品作品
P.A. WORKS「お仕事シリーズ」最新作は、オリジナル長編アニメーション!
崖っぷち蒸留所の再起に奮闘する、若き女性社長と、夢もやる気もない新米編集者が家族の絆をつなぐ”幻のウイスキー”復活を目指す!
イントロダクション
『花咲くいろは』『SHIROBAKO』『サクラクエスト』『白い砂のアクアトープ』―。
「働くこと」をテーマに、日々奮闘するキャラクターを描いてきた、P.A.WORKSによる”お仕事シリーズ”の最新作は世界でも注目されるジャパニーズウイスキーの蒸留所が舞台!
先代である父亡きあと、実家の「駒田蒸留所」を継いだ若き女性社長・駒田琉生(こまだ・るい)が、経営難の蒸留所の立て直しとともに、バラバラになった家族と、災害の影響で製造できなくなった「家族の絆」とも呼べる幻のウイスキーの復活を目指す―。
〈スタッフ〉
原作:KOMA復活を願う会
監督:吉原正行
脚本:木澤行人、中本宗応
キャラクター原案:髙田友美
キャラクターデザイン・総作画監督:川面恒介
美術監督:竹田 悠介
色彩設計:田中 美穂
3D監督:市川 元成
撮影監督:並木 智
編集:髙橋 歩
音楽:加藤達也
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:DMM.com
配給:ギャガ
〈キャスト〉
駒田琉生:早見沙織
高橋光太郎:小野賢章
河端朋子:内田真礼
安元広志:細谷佳正
東海林努:辻親八
斉藤裕介:鈴村健一
駒田滉:堀内賢雄
駒田澪緒:井上喜久子
駒田圭:中村悠一
公式サイト:https://gaga.ne.jp/welcome-komada/
公式Twitter:https://twitter.com/welcome_komada/
映画『駒田蒸留所へようこそ』主題歌「Dear my future」(駒田琉生/CV.早見沙織)スペシャルMV
https://youtu.be/fwiiccdsI4I?si=IvSVUuuT08tGwCTX
映画『駒田蒸留所へようこそ』予告篇映像【11.10(金)全国公開】
https://youtu.be/KSAJIox–2g?si=cGTgOpLZ5hweezO9
映画「駒田蒸留所へようこそ」特報【11月10日(金)全国ロードショー】
https://youtu.be/_X_vTuqvCjE
映画『駒田蒸留所へようこそ』超特報
https://youtu.be/NeI89gnLlc8
©2023 KOMA復活を願う会/DMM.com