二科展デザイン部イラストレーション部門7回入選(1998年は大賞受賞)、「あらいぐまラスカル」や「赤毛のアン」などの世界名作劇場のキャラクターをリデザインした、癒しの世界を展開した作品を描くイラストレーター永見夏子が、「幸せのかけら」をテーマにした作品を発表する展覧会「永見夏子とモザイク展」を多治見市モザイクタイルミュージアムで開催される。
今回、本人描下ろしによる展覧会ポスターを解禁!
併せて展覧会の詳細と、永見さんのコメントが到着した。
本展覧会では、永見の作品のテーマの一つでもある「Peace(平和)」と、「Piece(タイルの一片)」を繋げさまざまなかけらが集まる事で、平和で幸せな世界が作られていくイメージを、イラストやモザイク作品を通じて「幸せのかけら」として表現する。
前期では、永見が日本アニメーションで描いている「あらいぐまラスカル」のイラストと、その絵柄を使用したタイル作品を展開します。後期では、永見のオリジナル作品と、モザイクアーティスト作品を展示する。
解禁されたご本人描下ろし展覧会ポスターは、永見が得意とする可愛いラスカルの姿や、名前の漢字の一部がタイルで表現されるなど、可愛さと癒しの雰囲気が漂い、観る者をほんわかと幸せな気持ちにさせてくれるデザインとなっている。
小さなかけらが集まる事でどんな世界が展開されるのか、ぜひ足をお運び頂きモザイクタイルの楽しい世界をお楽しみ下さい。
永見夏子氏コメント
この度、多治見市役所様からお声がけを頂いた事がきっかけで
多治見市にモザイクタイルの美術館がある事を知りました。
タイルの街に足を運び、不思議な形をしたモザイクタイルミュージアムに足を踏み入れると、そこはお菓子のようにカラフルで可愛らしいタイルがたくさん詰まっている素敵な空間でした。
そして、つやつやとした可愛らしいタイルの一つ一つが、実は硬い土から作られた陶器の一種である事を知りました。
色も形も魅力的なモザイクタイルが、山から採れた粘土で作られている事を知り、
これは自然界からの可愛らしい贈り物だと感じて、とても感動しました。
ただ眺めているだけでも何とも幸せな気持ちになってしまうモザイクタイル。
今回はこのモザイクタイルを「幸せのかけら」と呼び、楽しい空間を作りました。
この機会にぜひ足をお運び頂き、モザイクタイルの様々な魅力を感じて頂けたら嬉しいです。
多治見市産業観光課の担当者からも「多治見市を舞台にしたTVアニメ「やくならマグカップも」のご縁で日本アニメーションさんにお邪魔した時に永見夏子さんのイラストを見て「モザイクタイルミュージアム」とコラボしたら素敵だと感じました。永見さんが作り出す柔和な世界観とミュージアムの持つ不思議な美しさがマッチした空間の誕生に私たちもワクワクしています。」と、今回のコラボレーションに喜びのコメントを寄せている。
「永見夏子とモザイク展」
会期:2024年6月1日(土)~9月1日(日)
前期:6/1(土)~6/30(日) 「ラスカルと幸せのかけら」 ※副題です
後期:7/2(火)~9/1 (日) 「モザイクアーティストとの共鳴」 ※副題です
休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
会場:多治見市モザイクタイルミュージアム 3Fギャラリー
共催:多治見市産業観光課、多治見市モザイクタイルミュージアム
協力:日本アニメーション株式会社
観覧料:一般310円、団体250円(常設展観覧料でご覧いただけます)
高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方及び付き添い1名様無料
お問合せ先:多治見市モザイクタイルミュージアム
〒507-0901 多治見市笠原町2082-5
電話 0572-43-5101 FAX 0572-43-5114
URL: http://mosaictile-museum.jp
永見夏子プロフィール
東京都出身。
二科展デザイン部イラストレーション部門7回入選(1998年は大賞受賞)
個展開催、展覧会にも多数出展。日本アニメーション所属。
「あらいぐまラスカル」を中心に、商品デザインを企画する。
2001年には作品集「〜太陽と月とメルヘンと〜ラスカルと森のなかま」を刊行。
2009年、オリジナルブランドDina*Dinaを立ち上げる。
ラスカルや赤毛のアンなどの名作キャラクターをリデザインした、癒しの世界を展開。
現在は、Dina*Dinaから派生したokaeri TAMA(聖蹟桜ヶ丘と名作キャラクターのコラボデザイン)を主に展開している。
© NIPPON ANIMATION CO., LTD.