予測不能なストーリーで話題をよんだオリジナルTVアニメ『オッドタクシー』を手掛けたクリエイタータッグ・木下麦(監督・キャラクターデザイン)×此元和津也(脚本)と、国内外の映画祭で注目を集めた「映画大好きポンポさん」「夏へのトンネル、さよならの出口」を手掛けた制作スタジオ・CLAPによる、新作オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』の制作が発表された。
今回の発表と同時に、イメージビジュアルも公開。縁側で花火を見上げる男の背中が描かれている。
さらに、世界最大級のアニメ映画祭・アヌシー国際アニメーション映画祭2024の「Work in Progress」プログラムに『ホウセンカ』が参加することも発表。
「Work in Progress」は、これから公開を予定している作品のメイキングを紹介するプログラムで、現地時間の6月12日(水)のステージにて、監督の木下麦、プロデューサーでありCLAPの代表取締役である松尾亮一郎、コンセプトアートを担当するミチノク峠の3人登壇のもと、現地のアニメファンに向けてトークステージを行う予定である。
今後の『ホウセンカ』に関する続報を楽しみに待ちたい。
■ 木下麦(監督・キャラクターデザイン) コメント
再び此元和津也さんと組ませて頂いて、完全新作オリジナルアニメーション映画を作っています。タイトルは「ホウセンカ」。アヌシー国際アニメーション映画祭のWork in Progressプログラムで制作過程を資料を交えながらご紹介しようと思います。今は言えるのはここまでですが、感覚の新しいアニメーションになると思います。CLAPさんと鋭意制作中です。ご期待下さい。
☆作品詳細
映画『ホウセンカ』
STAFF
監督・キャラクターデザイン:木下麦
原作・脚本:此元和津也
コンセプトアート:ミチノク峠
企画・制作:CLAP
■■クリエイタープロフィール
■木下麦
アニメーション監督/イラストレーター
多摩美術大学在籍時からイラストレーター/アニメーターとして活動。
アニメーターや監督補佐を経て、オリジナル TV アニメーション『オッドタクシー』で 自身初となる監督、キャラクターデザインを担当。同作でCrunchyroll Anime Awards 2022 / Best Director、第25回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 新人賞などを受賞した。
アニメーションの演出やコンセプトアート、キャラクターデザインなど幅広く活動分野を広げている。
P.I.C.S.management所属。
■此元和津也
漫画家/脚本家
2013年〜2017年に連載した漫画『セトウツミ』が、映画化&ドラマ化の大ヒット作品となる。2019年、映画・ドラマ・Huluオリジナルストーリー展開の『ブラック校則』で、本格的に脚本家としての活動を開始。2021年に放送されたTVアニメ『オッドタクシー』でオリジナル脚本を手掛け大きな話題を呼んだ。
現在は独自の作家性を生かして、漫画以外の領域へも活動の場を広げている。
P.I.C.S.management所属。
■CLAP
2016年に、アニメーションプロデューサーの松尾亮一郎が設立。
映画作品を中心に、高品質な映像作品を手掛け続けるアニメーションスタジオ。
制作作品に、『映画大好きポンポさん』(2021年)、『夏へのトンネル、さよならの出口』(2022年)ほか。『夏へのトンネル、さよならの出口』は、2023年アヌシー国際アニメーション映画祭ポール・グリモー賞、第32回日本映画批評家大賞をそれぞれ受賞している。
■ミチノク峠 -MICHINOKU-TOGE
アニメーションクリエイター/ゲームアートデザイナー
ゲーム会社にてコンセプトアート業務。その後、フリーランスへ。
映画、アニメ、ゲーム等のコンセプトアート業務その他活動する傍ら、ショートアニメーション制作中。
■■アヌシー国際アニメーション映画祭「Work in Progress」
・会期:6月9日〜6月15日
・日時:6月12日(水)16:30 ※『ホウセンカ』ステージ
・場所:ピエール・ラミー・ルーム
https://www.annecyfestival.com/