「第3回新潟国際アニメーション映画祭」2025年3月15日(土)より6日間開催決定!長編コンペティション作品7月1日より募集開始!

 

世界で初の長編アニメーション中心の映画祭として、また多岐にわたるプログラムとアジア最大のアニメーション映画祭として、漫画・アニメのクリエイターを数多く輩出してきた“アニメーション首都”新潟にて行われる新潟国際アニメーション映画祭。

第1回では長編コンペティション部門の審査委員長を押井守氏がつとめ、大友克洋監督も来場したレトロスペクティブ上映が話題を呼んだ。
湯浅政明監督『犬王』の応援上映で華々しい開幕となった今年の第2回では、高畑勲レトロスペクティブ特集や『機動戦士ガンダム』富野由悠季監督の来場が話題に。特に富野監督のトークショーは500席即完売、急遽オンライン配信も行われるなど、第1回を超える盛り上がりを見せた。
イベントのみならず、国内外からアニメーションを学ぶ学生たちを招き若手クリエイター育成を目的とした「アニメーションキャンプ」、アニメーションを学術的な観点から見直す「フォーラム部門」、そして長編コンペの審査員長を勤めたノラ・トゥーミー氏(カートゥーン・サルーン)ら、ここでしか聞けない世界的クリエイターの講演に至るまで、国内外のアニメーションファン・関係者が交流し多角的にアニメーションに触れる熱狂の6日間となりました。さらに、第1回、第2回に上映された作品が日本での劇場公開を控えるなど、本映画祭から羽ばたき新たな展開を見せ始めている。

(第2回 写真は左からコンペ受賞式/富野由悠季監督トークショー/湯浅政明監督短編特集トークショーの様子。観客との距離の近さも魅力)

 

さらなる期待が高まる第3回の開催が早くも決定!
そして本映画祭の花形部門【長編コンペティション】の作品応募が7月1日よりスタートする。
そして第3回へ向け、数土直志プログラムディレクターのコメントも到着した。

 

<第3回新潟国際アニメーション映画祭 開催概要>

日時:2025年3月15日(土)〜20日(祝・木)6日間
場所:新潟市民プラザほか
公式サイト: https://niigata-iaff.net/

 

<プログラム・ディレクター:数土直志氏コメント>

新潟国際アニメーション映画祭が第3回を迎えます。
今回もまだ見たこともない作品、あらためて見たい作品を世界から集めます。
「より多くの人に、より多くのアニメーションを届けたい」
新潟のそんな目標にたくさんのかたからの共感と協力をもらい、前回はコンペティション応募本数も来場者も第1回を大きく上回る盛況になりました。
新潟はまだまだ大きくなります。
新潟にいけば、アニメーションの新しい何かが掴める!そんな映画祭を目指します。

 

<第3回新潟国際アニメーション映画祭 長編コンペティション部門 募集要項>

■作品募集期間:2024年 7 月1日(月) 0:00〜11月30日(土)24:00(日本時間)
■応募条件:
・ 40 分以上(エンドクレジットを含むトータル時間数)のアニメーション作品であること (手法は問わない)。
・2023 年以降に完成した作品であること。
■応募方法:応募者は、公式サイトのオンライン応募フォーム、またはFilmFreeway からご応募ください。
※詳細は公式サイト https://niigata-iaff.net/ をご覧ください。

 

 

<映画祭上映作品のその後>

本映画祭で上映された作品は、その後日本での興行や世界の映画祭での上映など、どんどん羽ばたいています!

 

【第1回長編コンペティションノミネート作品『ユニコーン・ウォーズ』】
2024年5月25日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて先行公開
5月31日(金)T・ジョイPRINCE品川ほか全国順次拡大公開中

スペインの鬼才、アルベルト・バスケス監督が描き出したのは、『地獄の黙示録』、『バンビ』、そして聖書から着想を得たという異色の反戦映画。描かれるのはテディベアとユニコーンの戦争。可愛らしいビジュアルのキャラクターによるダークファンタジーとして描きながら、ドラッグ、大量殺人、分断など非常に現代的なテーマに言及し、高い評価を得ている。

©︎2022 Unicorn Wars
<提供:リスキット/チームジョイ/トムス・エンタテインメント/配給:リスキット>

 

【第1回長編コンペティショングランプリ作品『めくらやなぎと眠る女』】
7月26日(金)よりユーロスペース他全国公開が決定。
短編6作を翻案した、村上春樹作品初のアニメ映画化。音楽家・アニメーション監督としてキャリアを重ねるピエール・フォルデス監督初の長編アニメーション。
物語の舞台でもある日本での公開に向けて、ピエール・フォルデス監督の悲願であった日本語版の制作にも着手。磯村勇斗さん、玄理さん、塚本晋也さん、古舘寛治さんら実力派が勢揃いしました。
また、原作者の村上春樹さんとフォルデス監督の対談イベントなども予定されており、公開へ向けて盛り上がりを見せています。

© 2022 Cinéma Defacto – Miyu Prodcutions – Doghouse Films – 9402-9238 Québec inc. (micro_scope – Prodcutions l’unité centrale) – An Origianl Pictures – Studio Ma – Arte France Cinéma – Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
<配給:ユーロスペース、インターフィルム、ニューディアー、レプロエンタテインメント>

 

【第1回長編コンペ<境界賞>受賞作品 『THEE WRECKERS 四つの悪夢』】
初秋 イメージフォーラムにて公開決定! 
アーティストROSTOが15年の歳月をかけて紡ぎあげた作品。ROSTO亡き後、Autor de minuitによってROSTOのドキュメンタリーと合わせてフランスで公開された。
第1回審査委員長の押井守監督は音楽、映像、漫画等多岐にわたる故ROSTOの才能に敬意を表し<境界賞>という賞を新設した。
<配給:リスキット>

 

【第1回イベント上映作品 りんたろう監督 「山中貞雄に捧げる漫画映画『鼠小僧次郎吉』」】
りんたろう監督の最新作「山中貞雄に捧げる漫画映画『鼠小僧次郎吉』」が、海外映画祭での上映を経て、いよいよ2024年公開が決定。
日本映画の黎明期、サイレントからトーキー初期にかけて活躍し、その後若くして夭折した映画監督「山中貞雄」。彼が生前遺した「鼠小僧次郎吉-江戸の巻」を、『銀河鉄道999』『幻魔大戦』の日本が誇るアニメーション監督りんたろうがサイレントアニメーション化。
巨匠のあくなき挑戦に期待が高まります!

 

 

■国際映画祭の舞台となる新潟市とは

19世紀、海外への窓口となる世界港をもつ新潟は、江戸を凌ぐ国際的な商業都市でした。また新潟は、多くの著名なマンガ家、アニメ・クリエーターを輩出し、2012年から10年間、「マンガとアニメを活用した街づくり構想」を実施、継続的なイベントとして「にいがたアニメ・マンガフェスティバル」(来場者約5万人)、1996年から全国対象で「にいがたマンガ大賞」も実施。また、「新潟市マンガ・アニメ情報館」や蔵書1万冊を誇るマンガ図書館「新潟市マンガの家」を運営、マンガ家志望者のための家賃補助施設「トキワ荘」、そしてマンガ雑誌編集部と結んだ無料「ON LINE添削」を実施するなど、日本有数の熱烈なアニメ・マンガ都市でもあります。そして──21世紀、本映画祭に集結したエネルギーを、グローバル・アニメーションの創造へのマグマとし、新潟は世界のアニメーションの首都を目指します。

【第3回新潟国際アニメーション映画祭】
英語表記:Niigata International Animation Film Festival  主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会
企画制作:ユーロスペース+ジェンコ  会期:2025年3月15日(土)~20日(祝・木)     
公式サイト:https://niaff.net 
公式X(旧Twitter):@NIAFF_animation
公式Youtube:https://www.youtube.com/channel/UC81m7n8a8MgQGC-8MUXs7pA