第4回新潟国際アニメーション映画祭(NIAFF)コンペティション部門ノミネート作品決定!映画祭チケットは1月下旬より発売開始予定!

2022年にカンヌ・東京・新潟の3都市を結んだ開催宣言で産声をあげ、アニメーションクリエイターの活躍に注目し、長編作品にフォーカスするという特徴を持つ新潟国際アニメーション映画祭(NIAFF)。
昨年の第3回映画祭運営を終えた後、運営陣や組織改変後を経て心新たに今年の開催に向けて取り組まれた第4回NIAFFは、2月20日~2月25日の6日間にわたり、新潟県新潟市の古町地区を中心とした施設、劇場で開催される。
そして、第4回からコンペティションの新設部門として、長編のみならず、中編作品にも焦点を当てるIndie Box部門が新設となり、今回、両部門のノミネート作品が決定した。
また、映画祭のチケット発売は1月下旬から発売開始予定となっている。

 

 

<第4回NIAFFコンペティション>作品決定!

第4回から「中編」作品(15分以上40分未満/シリーズのエピソードも対象)を対象とするIndie Box部門を新設。世界59か国から計274作品(長編部門49、Indie Box部門225)からの応募があった。
Indie Box部門のグランプリは新潟市の鳥にちなんだ『スワン賞』として制作支援金50万円を、長編部門グランプリには日本配給時の助成金50万円を授与し、作家の未来を支援する。
さらに、両部門を通じた新人賞として『ゼングレヒトシュターター(Senkrechtstarter)賞』を新設し、新たな才能の発掘を強化していく。

長編部門ノミネート作品

アラーの神にはいわれもない/Allah is not Obliged(英題)
(ベルギー・カナダ・フランス・ルクセンブルク/2025/77分/監督:ザヴェン・ナジャール)
十歳の孤児が西アフリカを旅する冒険譚。残された家族を探す旅に出た少年だったが、道中で少年兵として武装集団に参加させられあちこちを引きずり回される。彼は大人たちの争いのなかで生き延びようと成長していく。

アニマノマリー オブザーブ|アブゾーブ|オベイ/Animanomaly – Observe
| Abdorb | Obey(原題)
(アメリカ/2025/72分/監督:ホルヘ・エンリケ・バルデオン・トリアナ)
ダークなSFアンソロジー。異星人が捕らえられ、拘留施設のチャンバーでシステムに接続された。彼の脳に次々と映像が流れこむ。異なる次元の7つの断片的な物語が、人間には制御不能な生命の一端をあぶりだす。

ディプロドクス~恐竜とボク~/Diplodocus (Director’s Cut) (英題)
(ポーランド/2024/102分/監督:ヴォイテク・ヴァヴチェク)
両親探しの旅に出た恐竜のディプロドクスは、自分が漫画のキャラだと気づく。彼は魔法使いと科学者とともに彼らの世界を救うため、漫画の作者に立ち向かう。80年代の漫画を原作に、アニメと実写を融合させた作品。

ジュリエット&ザ・キング/Juliet & the King(原題)
(イラン/2025/93分/監督:アシュカーン・ラハゴザール)
イランの国王がパリで見た舞台「ロミオとジュリエット」の主演女優ジュリーに一目ぼれ、彼女 のためにテヘラン公演を申し出る。成功へのチャンスと引き受けたジュリーだったが、宮廷 の女官たちから嫉妬されて…。

ニムエンダジュ/Nimuendajú(原題)
(ブラジル・ペルー/2025/85分/監督:タニア・アナヤ)
40年間、先住民と暮らした社会科学者カート・ウンケルは、グアラニー族から「ニムエンダジュ」として洗礼を受け異文化研究に一生を捧げた。カートは先住民が迫害され、土地を追い出される姿を目の当たりにする。
※本リリースの情報解禁は、2026年1月13日(火)正午です。

トリツカレ男 /The Obsessed(英題)
(日本/2025/98分/監督:髙橋渉)
何かに夢中になると、ほかのことは一切見えなくなってしまう“トリツカレ男”のジュゼッペ。一目惚れしたペチカは心に悲しみを抱えていた。ハートフルでちょっぴり切ない、ラブストーリー・ミュージカル!
© 2025 The Obsessed Production Partners

ユース・ファイティング/Youth Fighting(原題)
(ポーランド/2025/73分/監督:ウカシュ・ヤン・コザク)
舞台はソ連崩壊後の変革期にあったポーランド。工業都市へ引っ越してきたロニアは新生活に慣れようとするさなか、彼女の気を引こうとするロメクとダミアンの競争に巻き込まれる。監督自身の経験に基づいた物語。

 

Indie Box部門ノミネート作品

オートカー/AutoKar(原題)
(ベルギー・フランス/2025/17分/監督:シルビア・シュキウォンツ)
ポーランドから移住先のベルギーへ向かうバスに乗る内気な少女アガタは、父親への手紙を書く途中で鉛筆を落としてしまう。座席の間を這い回るうちに、奇妙な半人半獣の乗客たちが住む幻想的な世界に迷い込んでいく。

愚者との生活/Life with an Idiot(英題)
(フランス/2025/18分/監督:テオドル・ウシェフ)
ウラジーミルは、働きが足りない罰として知的障碍者と暮らすことを政府から命じられる。彼は施設にいたヴォーヴァをパートナーとして選んだが、ヴォーヴァは「オー」としか話すことができなかった。

LOCA!
(日本/2025/21分/監督:うったまー、みゃの)
荒廃した世界で生きる2人の少女、ハルとタモ。住む場所を転々としながら気ままに暮らしていたが、ある日長い階段の先で古びた電車を見つける。好奇心の赴くままに乗り込むと、その電車は偶然にも動き出した―。
©スタジオ3号車/2025

ミュージカル・パイパーズ :: ザ・パイド・パイパー/Musical Pipers :: The Pied Piper(原題)
(韓国/2025年/18分/監督:プ・ヒョジョン)
音楽専攻の学生ユージンとウェンディは卒業公演「パイド・パイパー」の主演を目指して練習を重ねていた。
だがユージンは人種を理由に舞台に立つことを拒否される。ユージンは差別の壁を乗り越えることができるのか?

ピロー、グーグー/Pillowzzz(英題)
(イスラエル/2025/16分/監督:モシェ・ベナヴラム・アカル)
不器用なトロールのテリーは過去の出来事にさいなまれ、許しを求めていた。ある日テリーは手荒に扱っていたドワーフたちから、粗暴な態度をあらためるよう迫られる。そこで彼らは一緒に大胆な作戦を決行する。

プロジェクト・アエテルナ/project AETERNA(原題)
(韓国/2024/17分/監督:キム・デニス・スンミン)
研究所で働く2匹のオオカミ、ルーとステラは、不老不死になれる技術の完成間近、ライバル企業の陰謀に巻き込まれる。逃避行の末に知る世界の驚くべき真実と自分たちの存在の意味、永遠の命に隠されたものとは?
©KIM Dennis Sungmin, KIAFA AniSEED

ルサンティール/RESSENTIR(英題)
(日本/2024/16分/監督:小原正至)
1932年、パリ。いつもの喫茶店で顔を合わせる日本人の麗之進と、フランス人のルイーズ。言葉を交わす事はないが、お互いを身近な存在だと感じていた二人。しかし麗之進がフランスを離れることになり…
©seiji ohara

クマと鳥/The Bear and the Bird(英題)
(フランス/2024年/27分/監督:マリー・コドリー)
冬が近づくたびに、クマは南へ渡った友の鳥のことを思う。毎年冬眠する代わりに、彼女は彼のもとへ行くため旅に出ている。今年もその旅がはじまり、恐怖と驚きに満ちた道のりを愛の力で乗り越えていく。

ザ・ポップスター・ウォーター・ディアー・アンド・アイ/The Popstar Water Deer and I (原題)
(韓国/2024/17分/監督:イ・サシャ)
孤独なプログラマーのベガは、美しいアイドル”キバノロ”に恋に落ちる。妄想の世界で”キバノロ”と仲むつまじく過ごすベガ。しかしいつも仕事がベガを現実に引き戻し、温もりを渇望するベガの心は満たされない。
©LEE Sasha, KIAFA AniSEED

ウィンター・イン・マーチ/Winter in March(英題)
(エストニア・アルメニア・フランス/2025/17分/監督:ナタリア・ミルゾヤン)
若いロシア人のカップルはウクライナ戦争へ無力感と悲しみに打ちひしがれ、ロシアからジョージアへ移住を決意する。その旅路はシュルレアリスム的な悪夢へと変貌し、ジョージア国境で最も恐れていた事態が起こる。
©Rebel Frame, ArtStep-studio,The Estonian Academy of Arts, Black Boat Pictures, White BoatPictures 2025

 

【コンペティション構成】
I.長編部門 40分以上のアニメーション作品が対象。
II.Indie Box部門 15分以上40分未満のストーリー性のあるアニメーション作品を対象。
III.ゼングレヒトシュターター(Senkrechtstarter)賞 両部門を対象に、新たな才能の発掘を強化する新人賞
※各部門の賞は、映画祭が組織する選考委員による一次選考後、国際審査員による審査を経て決定。

〈国際審査員〉
アヴィッド・リオンゴレン Avid Liongoren(フィリピン/アニメーション映画監督)
才能豊かなアーティストたちで構成されるインディーズアニメーションスタジオ、Rocketsheepの創設者。初めて監督を務めた長編映画『サリーを救え!』(2016年)は、CNCフランス映画助成金の援助を受けて制作され、ベルギーのBIFFF、ポルトガルのFantasporto、韓国のSICAFで審査員賞を受賞するなど、国際的に高い評価を受けた。また、スタジオ第2作目の長編映画『ニャンてこと!』(2020年)は、アヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門にノミネートされた。

ホセ・ハビエル・フェルナンデス・ディアス Javier Fernandez(スペイン/欧州文化機関連合会長)
欧州文化機関連合(EUNIC Japan)会長、スペイン文化会館(セルバンテス文化センター)文化マネージャーを務める。また、アジア初にして唯一のスペイン語アニメーションフェスティバル「Doki Doki」の共同設立者。
セルバンテス文化センターでは、『ロボット・ドリームス』の日本市場へのプロモーションを支援し、サンセバスチャン映画祭、東京国際映画祭、新潟アニメーション映画祭とのコラボレーションを促進。EU、日本、中国のオーディオビジュアル企業での専門的な経験を活かし、外交、研究、イノベーションの架け橋となっている。

早川千絵 Chie Hayakawa(日本/映画監督、開志専門職大学教授)
映画監督。長編デビュー作『PLAN 75』はカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、新人監督に贈られるカメラドールの特別表彰を受けた。最新作「ルノワール」は同映画祭コンペティション部門でプレミア上映され世界各国で上映が続く。2025年より新潟市の開志専門職大学アニメ・マンガ学部で教えている。

 

「コンペティション」の他、「世界の潮流」、「レトロスペクティブ」プログラムに加え、日本のアニメーションに多大な功績を残した新潟出身のお二人の名を冠した大川博賞・蕗谷虹児賞を通じて、アニメーション制作の場で活躍するスタッフや企業を表彰しその成果を讃える。また、レトロスペクティブでは、アニメーション界に大きな影響を与えた手塚治虫監督に焦点を当て、そのキャリアを検証し辿っていく。
また、多彩なゲストの登場による上映やトークで大いに沸いたイベント上映では、特別ゲスト陣を新潟に迎え、様々な角度からアニメーション作品をアプローチしていく。

 

開催概要

日程:2026年2月20日(金)〜25日(水)
会場:新潟市民プラザ、新潟日報メディアシップ日報ホール、新潟・市民映画館 シネ・ウインド
プログラム:コンペティション、特集上映、新潟アニメーションキャンプ(若手人材の招待・育成プログラム)、
トークイベント、フォーラムディスカッション 他
<新潟国際アニメーション映画祭実行委員会>
実行委員長:成田兵衛
プログラム・ディレクター:北條誠人、梨本諦嗚、内田昌幸
ジェネラル・アドバイザー:土居伸彰
主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会
共催:新潟市
企画制作:一般社団法人新潟国際アニメーション映画祭+ユーロスペース
特別協力:新潟県、新潟日報社、開志専門職大学、日本アニメ・マンガ専門学校、新潟県商工会議所連合会
特別協賛:NSGグループ
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(国際映画祭支援事業)

 

第4回新潟国際アニメーション映画祭プログラム

プログラム 出品作品 内容
1 コンペティション
長編部門 長編作品(40分以上)
8本
長編アニメーション映画に絞ったコンペティション。世界中のエントリーから厳選された作品。最終日に発表されるグランプリをはじめとする各賞に、どの作品が選ばれるのか注目が集まります。
Indie Box部門 2プログラム 今回からは「中編」作品(15分以上40分未満/シリーズのエピソードも対象)を対象とするIndie Box部門を新設。
2 大川博賞・蕗谷虹児賞 1社、1名 技術的貢献に対する顕彰。最新作、話題作、そして忘れられない数々のアニメーション映画などを招待上映。特別なゲストも交えたイベントを行います。
3 世界の潮流 5プログラム アニメーションの今を代表する作品を、いろいろな視点から世界中から集めて上映します。
4 レトロスペクティブ 作家・ムーブメ
ントの再評価
アニメーションの歴史を築き、様々なアーティスト・作品に影響を与えてきた国内外の作家にフォーカスした特集。上映と合わせて関係者によるトークも実施。作品やその業績を振り返ります。今回と第5回の2回に渡り手塚治虫を特集。
5 フォーラム、シンポジウム 4プログラム 今日のアニメ業界の課題や、研究報告、人材育成に関するシンポジウム・講演。特定のテーマに沿った特集上映とディスカッションなど。
6 新潟アニメーションキャンプ マスタークラス実施
ワークショップコース、ネットワーキングコース
日本およびアジアのアニメーションを学ぶ学生、若手作家たち約30名を当映画祭に招待。巨匠たちによるマスタークラス、コンペ選出監督とのディスカッション、参加者間の国際交流などが行われる。若手育成プログラム。
7 開志専門職大学、新潟大学関連企画 上映会や展示会またはシンポジウムなど

 

■チケット発売:2026年1月下旬予定
*上映スケジュール、作品ラインナップ詳細は近日発表

第4回(2026年)チケット料金
券種 大人 学生 高校生以下
6日券 ¥15,000 ¥10,000
1日券 ¥4,000 ¥3,000
鑑賞チケット ¥1,500 ¥1,000 ¥500
フォーラム・シンポジウム 無料 無料 無料

 

 

⚫︎新潟国際アニメーション映画祭とは

2023年3月より新潟市にて開催している国際アニメーション映画祭。初代実行委員会委員長を堀越謙三が務めた。第4 回より新潟市を共催に迎え、新体制にて開催が決定。アジア圏有数の長編アニメーション映画祭であり、若手クリエイター・プロデューサーへの育成支援プログラムに力を入れている。
■公式HP:https://niaff.net
■公式X:https://twitter.com/NIAFF_animation

新潟国際アニメーション映画祭2026年2月20日(金)〜25日(水)、新潟市にて開催!