TVアニメ『烏は主を選ばない』サウンドトラック 9月4日(水)発売決定!

 

日本神話にも登場する三本足の伝説の烏、八咫烏(やたがらす)。
本作「八咫烏シリーズ」は、人間の姿に変身することが出来る八咫烏の一族が、異世界・山内(やまうち)を縦横無尽に飛びまわる和風大河ファンタジーです。
史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞してデビューした阿部智里による人気ファンタジー小説「八咫烏シリーズ」より「烏は主を選ばない」がTVアニメ化され、NHK総合で毎週土曜午後11:45より好評放送中!

 

そんなTVアニメ『烏は主を選ばない』のサウンドトラックが9月4日(水)発売決定!

 

【国内盤】
タイトル:烏は主を選ばない
アーティスト:瀬川英史
発売予定日:2024年9月4日(水)  
品番:RBCP-3540
JAN:4545933135406 フォーマット:CD
価格:2,970円(税込) 
ジャンル:サウンドトラック   
発売元:ランブリング・レコーズ

 

 

瀬川英史 -EISHI SEGAWA-

岩手県盛岡市生まれ。
1986年CM音楽の作曲家として活動開始、現在までに2500本以上のCM音楽を手掛ける。
アメリカ、フランス、イギリス、インド、ブルガリア等海外録音の経験も多数。
サウンド&レコーディングマガジン誌に「CM音楽の作り方」(現在終了)という連載や、「コンポーザーが教える作曲テクニック99」等の執筆活動にも積極的に取り組む。近年は劇伴作曲家としての活動の場を広げている。
2012年、サウンドトラックを担当したフランス短編映画「Le Dernier Jour de l’Hiver」がフランス国立映画祭イエール·レ·パルミエで最高音楽賞受賞。

 

 

アニメ化が決まった当初、「アニメに期待することはありますか?」と訊かれ、特に強い要望として「音を頑張って欲しい」と申し上げたことがありました。私は過去に、大好きだった作品のアニメ化で、絵は綺麗なのに音が自分のイメージと合致しないせいで全く楽しめなかった……という経験があったためです。自分が原作者のアニメで同じことになったら悲しい、と心配していたのですが、しかしこれは杞憂に終わりました。見学に伺ったアフレコ現場において、音響監督や声優さんら、音に関するプロ達が、プロとしての仕事を完璧にこなしているのを目の当たりにしたためです。そして見学中、隣の席にいらっしゃったのがほかならぬ瀬川英史さんでした。素人質問にも大変親切にお答え頂き、今回のアニメが全編フィルムスコアリングであること、毎度アフレコの場に瀬川さん自身が同席されていること、綿密に現場の方と打ち合わせをしながら音楽を作って下さっていることなどを教えて頂きました。その時、これはもう間違いなく良いものになると確信が持てました。
結果はお聴きの通りです。
瀬川さん、すばらしい音楽を与えて下さり、原作者として心より御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!

原作:阿部智里

 

 

瀬川さんから作品世界をイメージしたデモ曲をいただいた時のことは忘れられません。
重厚で荘厳な、それでいて色彩豊かな音楽。山内の長い歴史とそこに生きる八咫烏たちのドラマが目の前に立ち上がってくるようで、これはすごい劇伴になる、と確信しました。
また映像に合わせて作曲するフィルムスコアリングがこの作品の特徴です。
時間のないテレビシリーズではなかなか実現が難しい手法ですが、瀬川さんは驚くほど精力的に制作現場に顔を出し、コミュニケーションを取りながら全ての曲を作ってくださいました。絵・セリフ・効果音と、全ての要素のバランスを考えながら作曲することで、「音楽によってドラマを演出する」という理想的な劇伴になっています。
特に12、13話の后選びのシーンではそれが顕著に感じられます。大きな動きがないにもかかわらず、すさまじい緊張感で目が離せません。これは瀬川さんの音楽なしでは実現できなかったでしょう。
新しい曲が届くたびに、「もっと映像の尺をとってこの音楽をじっくり聞かせたいなあ」と思っていたのでサントラを出していただけて本当に嬉しいです。
ぜひ音楽が生み出す山内の豊かな世界観を感じてください。

監督:京極義昭

 

アニメの演出とは断続的な静止画の断片を、観る者の心の中で動かす技なのか。
では劇伴も全てのシーンで演出を補助する役割をもっと担う可能性を秘めているはずだ。実際にシーンに沿って音楽を書けば、今まで以上に丁寧な重ね合わせの妙に関与できるはずで、そうすれば隣接するシーンとの対比を読み解き、音楽の不在がダイアログを引き立てる瞬間を、作曲家もまた演出家と共に探求できるだろう。
また、楽音を捨ててサウンドデザインに徹すれば、この物語にとって非常に大切な影寂をより大胆に表現できるはずだという確信もあった。
これらの思いは原作を読んだ時に得た直覚であり、それぞれのエピソードを受け持つ演出家の方々とのやり取りの中で、それが選択の必然であったのだと実感した。

音楽:瀬川英史

 

 

 

 

☆作品詳細

烏は主を選ばない

〈放送情報〉
NHK総合で毎週土曜午後11:45放送中

〈スタッフ〉
原作:阿部智里「八咫烏シリーズ」(文藝春秋刊)
監督:京極義昭
シリーズ構成:山室有紀子
キャラクターデザイン:乘田拓茂
音楽:瀬川英史
音響監督:丹下雄二
アニメーション制作:ぴえろ
制作・著作:NHK NHKエンタープライズ ぴえろ

●オープニングテーマ:Saucy Dog「poi」
(作詞:石原慎也 作曲:Saucy Dog)
●エンディングテーマ:志方あきこ「とこしえ」
(作詞・作曲・歌:志方あきこ)

〈キャスト〉
雪哉:田村睦心
若宮:入野自由
あせび:本泉莉奈
浜木綿:七海ひろき
真赭の薄:福原綾香
白珠:釘宮理恵
澄尾:竹内栄治
長束:日野聡
路近:白熊寛嗣
敦房:河西健吾
藤波:青山吉能
大紫の御前:田中敦子
雪馬:梶原岳人
雪雉:引坂理絵
小梅:宮本侑芽

 

<公式サイト>
https://www.nhk-character.com/karasu

<公式X>
@nep_yatagarasu

 

〈原作情報〉

日本神話にも登場する三本足の伝説の烏、八咫烏。本作「八咫烏シリーズ」は、人間の姿に変身することが出来る彼らの一族が、異世界・山内を縦横無尽に飛びまわる異世界ファンタジー。作者の阿部智里は史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞してデビュー。『烏に単は似合わない』と同時間軸の『烏は主を選ばない』にはじまり、続く『黄金の烏』『空棺の烏』『玉依姫』『弥栄の烏』までの6巻で第1部が完結。平安王朝風の雅な風俗と、日嗣の皇子・若宮と側仕えの少年・雪哉を中心とした魅力的なキャラクターたち、周到に仕掛けられた謎、天敵・大猿とのバトルなど、日本神話に通じる壮大な世界観が話題を呼びミリオンセラーを達成。最新刊は『烏の緑羽』(2022年10月刊)。

 

TVアニメ「烏は主を選ばない」PV第3弾 新章『黄金の烏』編 | 山内を襲う新たな脅威に、雪哉と若宮は… | YATAGARASU Official Trailer 3
https://youtu.be/BAZbRRzAuPU?si=MhDiB6FzDYoFzL-v

 

TVアニメ「烏は主を選ばない」PV第2弾 | オープニングテーマ:Saucy Dog「poi」 | YATAGARASU Official Trailer 2
https://youtu.be/VYcxHepEeIU?si=M9IKbmt7nDb-B7qS

 

アニメ「烏は主を選ばない」PV第1弾 | YATAGARASU Official Trailer 1
https://youtu.be/EZhvPAfBZkE?si=aC6X9c51UddpyE47

 

© 阿部智里/文藝春秋/NHK・NEP・ぴえろ