1995年に「坊っちゃん文学賞」を受賞し、映画やドラマとして次々と実写化されるなど、普遍的な魅力を放つ青春小説『がんばっていきまっしょい』(敷村良子・著)。
松山でボート部に青春を賭けた女子高校生たちの物語が、現代に設定を変え、ついに初の劇場版アニメーションとなる。監督は、『あした世界が終わるとしても』で注目を集めた櫻木優平。脚本を『五等分の花嫁』の大知慶一郎、キャラクターデザインを『ラブライブ!』の西田亜沙子が担当する。
ボートに青春を捧げる部員たちを雨宮天、伊藤未来、高橋李依、鬼頭明里、長谷川育美が熱演。竹達彩奈、三森すずこ、内田彩、江口拓也も魅力あるキャラクターを演じ、物語を支える。
主題歌と挿入歌を歌うのは、アイドルグループ「僕が見たかった青空」が担当する。
さらに、6月にフランスで開催された、世界最大規模のアニメーション映画祭《アヌシー国際アニメーション映画祭2024》では、非コンペ部門「アヌシー・プレゼンツ部門」へ出品され、既に世界を舞台にして称賛の声を浴びている。
そして今回、主人公・村上悦子と同じボート部で、主人公たちの成長を支える唯一の男子部員である二宮隼人役を演じた声優・江口拓也と、最先端の3DCGアニメーションで本作を美しく作り上げた櫻木優平監督が登壇し<キャスト登壇スペシャル応援上映会>を開催!
プライベートでも仲の良い江口と櫻木が映画やキャラクターの魅力を語り尽くし、さらに、この日のために募集したファンからのお便りに対して熱いエールを贈るなどファンとも交流!
公開まで1カ月を切る中で、声優、監督、ファンが一体となり、作品の熱量が益々高まるイベントとなった。
【劇場アニメ『がんばっていきまっしょい』キャスト登壇スぺシャル応援上映会 詳細】
■日時:9月29日(日)※上映後実施イベント
■会場:グランドシネマサンシャイン池袋 シアター3 (東京都豊島区東池袋 1-30-3 グランドスケープ池袋)
■登壇者(敬称略):江口拓也、櫻木優平監督
9月29日(日)実施:劇場アニメ『がんばっていきまっしょい』キャスト登壇スペシャル応援上映会 オフィシャルレポート
仲間と共にボートに情熱を注ぐ女子高生たちの青春物語、上映終了後には大きな拍手も沸き起こり、爽やかな余韻に包まれる中で登場した江口拓也と櫻木優平監督。完成披露上映会に続き、一般の方へは2度目の作品お披露目ということで、「徐々に皆さんに観ていただく機会が増えて、気が引き締まる思いです」と櫻木。そして、二人はプライベートでも親交が深く仲が良いということで、江口は「個人的に櫻木監督とは“飲み友”だったんですけど、(この作品の製作時に)苦悩の日々を送っているということを仰っていたので、そんな結晶の作品が遂に皆さんにみていただけるということで嬉しいです!」と、櫻木監督の苦労と努力の結晶がついに世に届くことに喜びのコメント。客席からの温かい拍手と声援に包まれる中でのイベントスタートとなった。
行きつけのお店がたまたま一緒だったということをきっかけに仲を深めたという二人。「頭が緑の奴いるな~(笑)」と、髪色が衝撃的だった第一印象を明かして会場を笑わせた櫻木に対して、江口は櫻木のことを“漫画から出てきたみたいな不思議な空気感”と表現し、「櫻木監督は、いつも変わらないこのままの人なんですけど、そこが面白くて」と親し気な様子。本作の制作中には、女子高生たちの物語を作り出すにあたり「女の子同士の感情のぶつかり合いみたいなものはどう表現したらいいんだろう」と悩む櫻木に江口が相談に乗ることもあったという裏話も明かした。
過去に実写映画化、ドラマ化もされている傑作同名小説の初のアニメーション作品として、目を奪われるような美しい映像とキャラクター達の繊細な心理描写で見事に紡がれる本作。完成した作品を見ての感想を聞かれた江口は「めっちゃくっちゃ、刺さりました!!」と開口一番に興奮気味のハイテンションぶり。さらに、「悦ネエの行動一つとっても、誰しもが悦ネエみたいな時があったと思うし、そこに寄り添ってくれる友達も秀逸で、(作品で描かれる)距離感の描き方がめちゃくちゃ心地いいなと思って」と、自分自身の友達関係とも照らし合わせながらキャラクター達への共感を熱弁。次から次へと出てくるお気に入りの部分の話しに、「好きなところいっぱいあるんですけど、止まらなくなりそうなんで今日はやめておきます(笑)」と、魅力あふれる本作が、出演しているキャストとしてだけでなく、一人のお客さんとしてとにかく心に刺さったことを熱量込めて伝えた。また、プライベートでも仲の良い櫻木監督の作品に参加することについては、もちろん嬉しかった半面、「お互いお酒の入っていないシラフであったことがなかったので……(笑)」と、仲がいいからこそのどこかよそよそしい雰囲気でのアフレコ現場になったエピソードで会場の笑いを誘った。
江口が演じた二宮隼人は、ボートに部の女子高生たちの活躍が描かれる中で、初めは全くボート初心者である彼女たちにボートを教え、その成長を支える唯一の男子部員という重要なキャラクター。二宮について「めちゃくちゃカッコいいキャラクターというわけではないけれど、誰が見ても親しみのあるキャラクターにしたかった」という櫻木。そんな二宮に声を吹き込んだ江口は「熱いところは熱く、鈍いところは鈍いと思っていて。彼は女子生徒達の中に一人男子として放り込まれても、ボートを通して情熱を持ってフラットに溶け込めるキャラクターだなと思って、そういう部分は意識してアフレコしました」と、自身が演じたキャラクターを分析しながら作り上げていったと語った。
また、自身の学生時代や青春時代に対して、櫻木は「青春らしい青春はしていないかもしれない」と話し、江口は「青春とは心の動きが活発であることだと思います。大人になっても心が動けばそれは青春。マイナスに動いていても、それは自分を見つめる指標になるものなので」と自身の考えを語り、作中で心が浮き沈みする主人公の悦子を軸に描かれる物語はまさに青春だと表現し、「転生したら悦ネエになりたい!あそこに青春が詰まっている!」と、作品の世界に想いを馳せた。
息の合ったトークで盛り上がる中、最後に会場に詰め掛けたファンと、映画の公開を楽しみにしている人々に向けて、江口は「映画ってやっぱりどこを切り取るかで、その人が得られるものは観れば見るほど変わってくると思います。僕が大好きなシーンは悦ネエが観覧車に乗るシーンなんですけど、悦ネエの上がったり下がったりする繊細な心情を上がって下がる観覧車に例えられているようで印象的でした。」、櫻木は「この作品は自分にとっても特別な作品になると思っていて、自分の前作から5年、自分ができることは全て詰め込んでいます。劇場で一度観るだけでなく何度も何度も楽しんでいただきたいです」と自身も勝負をかけた作品と位置付ける本作が多くの人々に届いていくことを願って締めくくった。
大盛況となったトークを終え、この日は、客席を背景に詰めかけたファンと共に写真撮影を行った江口と櫻木。最後には、本作のタイトルでもあり、主人公たちが通う三津東高校お馴染みの「がんばっていきまーっしょい!」という江口の掛け声に対して会場も「しょい!」と声を揃え、声優、監督、ファンが一体となり盛り上がったイベントは幕を閉じた。
劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』大会編予告|2024年10月25日(Fri)全国公開
https://youtu.be/JS9eVC7tJ6E?si=lUPqJjEM4JtqOr21
ムビチケカード 発売情報
『がんばっていきまっしょい』新ビジュアルムビチケカード
・価格:1,600円(税込)
※購入特典はございません。
※ムビチケカードは数量限定です。なくなり次第、販売終了となります。
※舞台挨拶付き上映会など特別興行ではムビチケはご使用いただけない場合がございます。
予めご了承ください。
★2024年7月19日10時より発売開始★
【STORY】
自分なんて特別じゃない―。そう思っていた。ボートに出会うまでは。
どこまでも広がる青い空と青い海。この日、三津東高校クラスマッチのボートレースが開催されていた。
漕ぎ手を務めていた2年の村上悦子は、負けを確信し漕ぐのをやめる。やりたいことも見つからない。
家と学校を往復するつまらない毎日だ。
ある日、悦子のクラスに転校生がやってきた。クラスマッチを浜辺から見ていたという梨衣奈という名の転校生は、ボート部は廃部にも関わらず「ボート部に入りたい!」と初対面の悦子に熱弁を振るう。悦子と幼なじみの姫が力添えをしてボート部を復活させると、同学年の妙子、真優美も入部。名義貸しのつもりだった悦子もボートをやることになり、初心者5人の猛練習が始まった。
大会予選で惨敗し、自分たちのレベルを知ったボート部は、次こそは勝とうと気持ちをひとつにする。バラバラだった悦子たち5人の、濃くて、熱い毎日が、今走り出す―。
この秋、日本中が胸を熱くする青春アニメーション映画の新たな名作が誕生する。
☆作品詳細
・作品タイトル:がんばっていきまっしょい
・公開日:2024年10月25日(金)全国公開
・声の出演:雨宮 天 伊藤美来 高橋李依 鬼頭明里 長谷川育美
江口拓也 竹達彩奈 三森すずこ 内田彩
・原作:敷村良子 「がんばっていきまっしょい」(幻冬舎文庫)(松山市主催第4回坊っちゃん文学賞大賞受賞作品)
・監督:櫻木優平
・脚本:櫻木優平 大知慶一郎
・キャラクターデザイン:西田 亜沙子
・CGディレクター:川崎 司
・色彩設計:田中美穂
・美術監督:平良晴佳
・撮影監督:権田光一
・アニメーションプロデューサー:佐久間周平
・アニメーション制作:萌 / レイルズ ・音楽:林イグネル小百合
・主題歌:僕が見たかった青空「空色の水しぶき」(avex trax)
・協力:松山市 ・製作幹事:松竹
・製作:がんばっていきまっしょい製作委員会
(松竹/バップ/テレビ東京/愛媛新聞/南海放送/テレビ愛媛/あいテレビ/愛媛朝日テレビ/エフエム愛媛)
公式サイト:https://sh-anime.shochiku.co.jp/ganbatte-anime
公式X:https://twitter.com/ganbatte_anime
公式Instagram:https://www.instagram.com/ganbatte_anime_boat/
角川つばさ文庫のノベライズ小説情報
■見どころ
映画のストーリーを小説として再編成した本作は、作中の人間関係を瑞々しい文章で描き、20点の挿絵を盛り込んでいます。映画を観た後に読んでも、観る前に読んでも絶対に満足していただける内容になっています。
■あらすじ
「がんばったって、意味ないじゃん」
私、村上悦子。三津東高校2年生。部活は帰宅部。
自分はトクベツなんかじゃないって気づいてから、
「がんばる」ってことをあきらめちゃった。
転校生のリー、幼馴染のヒメと一緒にボート部に入ったけど、
最初はすぐユーレイ部員になるつもりだった。
でも、みんなと一緒にいるうちに、気づいたら本気になっていて……。
仲間と一緒に「がんばる」って、楽しいかも!
感動まちがいなし! 話題の映画ノベライズ!
■書誌情報
『アニメ映画 がんばっていきまっしょい』
原作:敷村良子
文:岩佐まもる
挿絵:あきづきりょう
協力:松山市
発売日:2024年9月11日(水)
レーベル:角川つばさ文庫
定価:836円(本体760円+税)
サイズ:新書判(天地173㎜×左右112㎜)
ISBN:9784046323262
角川つばさ文庫とは
「角川つばさ文庫」は、2009年3月に創刊した子どもたちの「読みたい気持ち」を応援する児童文庫シェアNO.1※レーベルです。
KADOKAWAの持つコンテンツや読者を楽しませるノウハウを子どもたちのために駆使し、青春、冒険、ファンタジー、恋愛、学園、SF、
ミステリー、ホラーなど幅広いジャンルの作品を刊行しています。レーベル名には、物語の世界を自分の「つばさ」で自由自在に飛び、
自分で未来をきりひらいてほしい。本をひらけば、いつでも、どこへでも……そんな願いが込められています。
主な作品に『ぼくらの七日間戦争』『怪盗レッド』『四つ子ぐらし』シリーズなど。
※出典:児童文庫レーベルトップシェア。公益社団法人 全国出版協会 出版科学研究所調べ(2024年3月)
劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』宮田俊哉スペシャル応援映像|2024年10月25日(Fri)全国公開
https://youtu.be/zxWsbibMm1k?si=5PbwFtroAna1fNAk
劇場アニメーション映画『がんばっていきまっしょい』本予告【60秒】|2024年10月25日(Fri)全国公開
https://youtu.be/BzzHYJTeb34?si=BqC-2UUdbvB0_EeI
劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』スペシャルナビゲーションPV|2024年10月25日(Fri)全国公開
https://youtu.be/QQqKlBCe24g
劇場アニメーション映画『がんばっていきまっしょい』特報|2024年10月25日(Fri)全国公開
https://youtu.be/dUh9QH2XQC0?si=NCd08I9JSMsv3lL3
©がんばっていきまっしょい製作委員会