『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』公式インタビュー第2弾!天内理子役・永瀬アンナ&家入硝子役・遠藤綾オフィシャルインタビューが公開!

 

家入硝子 役・遠藤 綾 オフィシャルインタビュー

――以前のオフィシャルインタビューでは、映像完成前に作品の印象を聞きました。その後、TVアニメが放送され「懐玉・玉折」の物語を映像で追ってみて、どのような感想を持ちましたか?

五条・夏油・硝子の若かりし頃を見られたのは嬉しかったですし、理子ちゃんのシーンでは苦しくなったり、アフレコの時に感じた以上の感情が湧きました。本編で硝子と理子ちゃんは関わることはなく、沖縄も硝子はお留守番でしたが、原作や台本を読んで彼女の年相応な部分や、使命に背きたい気持ちもあると知っていたので……。理子ちゃんを失った時は、本当に友達を亡くしたような感覚になりました。

そんな理子ちゃんが沖縄で楽しそうに遊んでいるシーンは嬉しくなりましたし、あとはオープニング映像も。本編には描かれていない五条・夏油・硝子の学生時代の様子を見ることができて、みんなが横並びで歩いているシーンも「こんな風に笑いあった日が何度もあったんだろうな」と嬉しくもあり、胸がキュッとなりました。

――演じる家入硝子の魅力はどんなところだと思いますか?

謎が多いですよね。五条と夏油に反転術式のコツを言って聞かせる際も、彼女しかわからない言い回しで説明したり、また私生活もまったく見えません。原作にも描かれていないので、彼女の本質みたいなものは、想像で演じることが多かったです。私の想像ですが、五条と夏油と一緒にいられるんだからきっと変わり者なんだろうけど、想定外のぶっとんだことはしなさそう(笑)。五条と夏油が何かやらかしても顔色ひとつ変えなそうというか、何が起こっても動じなそうというか。もしかしたら動じているかもしれないですけど、それを表に出さない強さが彼女の魅力だと思います。肝が据わっている、とも言いますね(笑)。

 

――演じる上で意識されたことなどはありますか? アフレコ当時を振り返っていただき、キャスト陣とのアフレコで印象的だったエピソードがあれば教えてください。

私が最初に作っていった高専時代の硝子は、もっと明るかったんですよ。中村さんと櫻井さんの掛け合いを聞いて、大人の時と比べてフレッシュに作っているように感じたので。それに合わせて元気に演じたのですが、監督から「もっとけだるい感じで」「もっと大人の成分を残して」とのディレクションが入ったんです。確かによくよく考えると、こんなに元気だったのに大人になってあんなクールになっていたら「この10年の間に何があった!?」となりますよね(笑)。実際には夏油のことなど色々あったのですが、先ほど硝子の魅力で触れたように、彼女は大きくブレない芯を持っているので。何の違和感もなく大人の硝子に繋がるよう、シームレスに作って良かったなと、オンエアを見て思いました。

印象的といえば、個人的には五条と夏油と3人で話せたことがとても嬉しかったです。大人になってからは、硝子は夏油と会話するシーンがないんですよ。それなのに、なんだか「懐かしいなぁ」という気持ちになりました。

 

――そんな3人の関係性について、遠藤さんはどのように捉えていらっしゃいますか?

役割みたいなものを、それぞれがしっかり持っていると思います。それは3人の関係性にしても、任務にしても。五条と夏油にしかできないこともあるし、硝子にしかできないこともあるので、それぞれが尊重し合うことで上手いバランスを保っていたのではないでしょうか。虎杖・伏黒・釘崎の3人が任務を通じてお互いを信頼していったように、この3人にもそんな出来事があったんじゃないかな。見たかったなぁ(笑)。

――本編に新録シーンはないですが、オリジナルの新規ミニアニメ「劇場版総集編じゅじゅさんぽ」が挿入されます。こちらを収録しての感想、また映像を見ていかがでしたか?

映画館で映画を観ることが大好きなので、その内容を知って本当に嬉しかったです! また、もう高専時代の硝子を演じることはないと思っていたので、また演じられたことや、五条と夏油とワイワイできたことも幸せでした。

 

――映画館で映画を観ることが好きだということで、本作の中で劇場で観るのを楽しみにしているシーンはどこでしょうか?

戦闘シーンは絶対に見応えありますよね。そういったシーンを迫力たっぷりに体感できるのは、劇場ならではだと思います。五条と伏黒甚爾の戦いなどは、劇場で観るのが本当に楽しみです。また、黒井さんと理子ちゃんのホロリとくるやり取りも、大スクリーンで見守りたいですね。

 

――「懐玉・玉折」の中で、お好きなキャラクターを教えてください。

印象的なキャラクターはたくさんいますし、みんな好きなのですが、登場した瞬間に「来たー!」と喜びを感じたのは灰原 雄です。他のキャラクターにはない愛想があって、誰にも壁を作らないところが素直でかわいいと思います。いろんなものを背負っているキャラが多い分、彼はいつも口を開けて笑っていて、余計に「太陽が来た!」みたいな(笑)。あの暗いオーラを纏った夏油に、何も気にせず話しかけちゃうところもかわいいですよね。あの笑顔に癒されました。

 

――『劇場版総集編』の公開を楽しみにしている皆さんに向けて、メッセージをお願いします。

TVシリーズで見ていた方も、改めて大きなスクリーンで、さらに1人ではない環境で観ることで、また気持ちも違ってくると思います。映画館の座席に座って開演を待つ時間さえも、『劇場版総集編』をより楽しむ材料になるのではないでしょうか。「懐玉・玉折」は感情移入するキャラクターや注目する点を変化させることで、まったく違う感情になる作品です。何度も観るメンタルになるかはわかりませんが……(笑)。五条と夏油の“戻れない青い春”を、噛みしめながら見ていただきたいですね。

 

 

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