TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』「Anime Expo 2025」TV Asahi Industry Panel オフィシャルレポートが到着!

Souffle(スーフル)にて連載中のトマトスープによる人気歴史マンガが原作のTVアニメ『天幕のジャードゥーガル』は、米・ロサンゼルスで、2025年7月3日(木)から7月6日(日)にわたり開催されている北米最大級のアニメの祭典「Anime Expo 2025」において実施された、テレビ朝日のパネルイベント「TV Asahi Industry Panel」に参加した。

本イベントでは、アニメーション制作を手掛けるサイエンスSARU代表取締役・藤田雅規氏、そしてテレビ朝日プロデューサー・遠藤一樹氏が登壇し、2026年に放送予定の本作にまつわる制作裏話や、モンゴルでの現地取材の模様など、ここでしか聞けないトークを繰り広げた。

 

 

■制作裏話も!『天幕のジャードゥーガル』のみどころは?

イベントの冒頭で英語版特報PVが上映されると会場を訪れたファンの表情も期待に満ち溢れ、作品の背景や物語の舞台設定、登場キャラクターたちの魅力を紹介しました。
歴史に基づいた壮大なストーリーが描かれる本作の魅力について、プロデューサーの遠藤氏は「チンギスハンの物語はたくさん映像化されていますが、その息子たちの世代はあまりスポットがあたることはなかった。人類史にとっても重要なその世代を描くというのが特徴かなと思います」と語り、会場の関心を集めました。続いて、サイエンスSARUの藤田氏が『天幕のジャードゥーガル』を制作する3つの理由を明かします。「一つ目は、トマトスープ先生の原作がこれまでにない斬新な作品でスタジオの皆が強く心をひかれたこと」「二つ目は、本作をアニメーション化することはサイエンスSARUにとって間違いなく新しいチャレンジになると確信したこと」「三つ目は、テレビ朝日の遠藤プロデューサーがこの作品をぜひ一緒にやろうと言ってくれた熱意です」と、本作に関わる制作陣の熱意により、アニメが決定したことが語られました。

 

■モンゴル現地取材で制作チームが感じたものとは?

トークの後半では、制作チームが作品づくりにあたり実施したモンゴル現地ロケハンの話題に。遠藤氏は、モンゴルの遊牧民の伝統的な住居「ゲル」や現地の馬文化、料理や衣装に至るまで、さまざまな暮らしのシーンを取材した様子に触れ、実際に訪れた際の写真とともに振り返ります。そして、現地での取材を通して「当時シタラがどういう世界を見ていたかということを監督たちが感じることができて、その想いを帰国後にシナリオへ反映することができたと聞いています」と実際の取材での体験を起点としたリアリティ重視の制作過程について藤田氏が明かすと、会場から大きな拍手が沸き起こりました。

続いて、サイエンスSARUで制作されたスーパーティザービジュアルについて、藤田氏は「シンプルなデザインだけど端的にこの物語を表すようなビジュアルを作れたと思っている。一つだけポイントとして挙げると、主人公のシタラという名前は星という意味で中央に描かれている流れ星にもそのニュアンスをいれております」とビジュアルのこだわりを語りました。

また、遠藤氏からは「今年の12月頃に新情報を発表する予定ですので、楽しみにしていただけけると嬉しいです」とファンにとっては嬉しい続報についての予告がされ、今後の展開に会場からも期待の声が集まりました。そうしてステージは終了の時間となり、パネルの最後に藤田氏は「いまもサイエンスSARUの皆が一生懸命作っています。日々手ごたえも感じています。早くみなさんに見てもらいたいです。次の情報解禁を楽しみにお待ちください」と挨拶をし、遠藤氏も「サイエンスSARUさんのすばらしいクリエイティブで、とても美しいアニメーションにするべく制作を進めていただいております。まだ発表できていないのですが、本当に素晴らしいクリエイターの方々に参加していただいているので、ぜひ情報の発表をお待ちください」と、イベント参加者に向けて両氏からメッセージがおくられ、惜しまれつつも大盛況のうちに幕を閉じました。

TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』は、2026年テレビ朝日系にて放送予定。

 

 

 

☆作品詳細

天幕のジャードゥーガル

2026年テレビ朝日系で放送決定!

公式X:@anime_jaadugarhttps://x.com/anime_jaadugar/
公式サイト:http://anime-jaadugar.com/
特報PV:テレ朝アニメ公式YouTube(https://youtu.be/OnoZ43A_ThM

【テレ朝アニメ公式Xアカウント】 
@tv_asahi_anime5

 

原作あらすじ

後宮では賢さこそが美しさ。
13世紀、地上最強の大帝国「モンゴル帝国」の捕虜となり、後宮に仕えることになった女・ファーティマ(シタラ)は、当時世界最高レベルの医療技術や科学知識を誇るイランの出身。その知識と知恵を持ち、自分の才能を発揮できる世界を求めていたファーティマは、第2代皇帝・オゴタイの第6夫人でモンゴル帝国に複雑な思いを抱く女・ドレゲネと出会う──。
歴史マンガの麒麟児・トマトスープが紡ぐ、大帝国を揺るがす女ふたりのモンゴル後宮譚!

 

 

サイエンスSARUについて

新しい手法や若手スタッフの育成に取り組み、TV・劇場・配信と多岐にわたり作品を発表するアニメーション制作会社。
代表作にはアヌシー国際アニメーション映画祭長編部門グランプリ・クリスタル賞受賞作『夜明け告げるルーのうた』を始め、『夜は短し歩けよ乙女』、『DEVILMAN crybaby』、『映像研には手を出すな!』、『犬王』、『スコット・ピルグリム テイクス・オフ』、『きみの色』、『ダンダダン』など。

原作情報
『天幕のジャードゥーガル』(秋田書店)

「スーフル」にて好評連載中!
URL:https://souffle.life/author/tenmaku-no-ja-dougal/
コミックス第5巻まで好評発売中︕

 

 

『天幕のジャードゥーガル』特報PV|TVアニメ化決定!【アニメーション制作:サイエンスSARU】
https://youtu.be/OnoZ43A_ThM

 

©トマトスープ(秋田書店)2022
©トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会