石原夏織 LIVE 2025「As I Am」昼夜公演のライブレポートが到着!これからもファンと一緒に歩んでいく……「As I Am」に込めた想いを描いた1日限りのライブ

7月2日にリリースされた石原夏織の1st E.P「As I Am」を引っさげたワンマンライブ『石原夏織 LIVE 2025「As I Am」』が、9月20日(土)KT Zepp Yokohamaで開催された。
「自分らしさ」をテーマに、石原夏織が初めて作詞をした「As I Am」の世界を、昼公演“Little Me”と夜公演“Just Me”で表現したライブの模様をレポートする。

 

 

これからもファンと一緒に歩んでいく……
「As I Am」に込めた想いを描いた1日限りのライブ

石原夏織が初めて作詞をした「As I Am」は、彼女がこの活動を始めたときから今に至るまでの心の変化を描いた楽曲だ。それを昼公演の“Little Me”と夜公演の“Just Me”で表現していった『石原夏織 LIVE 2025「As I Am」』。

ソロデビュー曲「Blooming Flower」で、〈もっと自信が欲しい〉と歌っていた彼女だが、「As I Am」では、ファンの応援や言葉によって、少しだけ自信が持て、ありのままの自分で〈今度は私が側にいる〉〈キミが迷ったときは、そっと背中を押すから〉という言葉を綴っている。今回のライブは1公演だけでも十分楽しめるものになっていたのだが、ここでは、2公演を通して彼女が描いていったものをレポートしていく。

「リトルシング」から華々しくスタートした昼公演“Little Me”。
キュートな白い衣装でステージに飛び出した石原は、2人のダンサーと共にパフォーマンス。ステージの横幅いっぱいに使ったスクリーンも迫力があって、VJによる映像が、ステージを華やかに彩っていた。「今日は楽しんでいってね!」と煽ると、「Cherish」「キラリアット」と、ポップでキラキラしたナンバーを畳み掛ける。「キラリアット」では、スクリーンにハートを映し出し、ゲージが溜まっていく演出がされていたのだが、そのゲージが突然ゼロになってしまう。みんなでダンスをして、動きをシンクロさせたらゲージが回復する!と、突然ダンスの無茶振りをする石原。だが、それに即座に対応するファンも見事で、その後のMCで石原自身が「結構踊れてたね!」と驚いていた。続く「Face to Face」では、ファンも声を上げ、気持ちをひとつにしていた。

力強いバンドの演奏と、そこから突き抜けてくる透き通る歌声に心が揺さぶられた「半透明の世界で」。1st E.Pに収録の「RefLight」は、バンドと息を合わせてグルーヴィーな世界を作り上げる。彼女自身も美しい高音を響かせていた。

バンドによるインストを挟み、タイトなシルエットの黒い衣装に着替えた石原が、ダンサーと3人で「ムーンランナー」を披露。こちらも1st E.Pに収録されている楽曲だが、スクリーンに月と宇宙を映し出しながら、力強く芯のある歌声と妖艶なダンスで魅了していく。続く「Abracada-Boo」「ILLUSION」でも、3人のカッコいいダンスは、キレを増していった。
 
今度はバンドが活躍するターンだ!と言わんばかりに激しいサウンドで圧倒した「Twinkle Ticking」。ここではダンサーは付けずに情熱的で表現力豊かな歌声を聴かせる。そして、その力強さのまま「TEMPEST」まで歌い切る。

幕間映像で「As I Am」のMVでもあった、フィルム調の映像を流したあと、青色のふわっとしたオーガンジーのドレスをまとって登場した石原は、きらびやかなピアノのフレーズとタイトに放たれていく切ない歌詞のコントラストが胸に刺さる「Water Front」と、レトロなポップス「恋の匂い」を披露し、切ないムードを作っていく。そこから、ライブはアコースティックコーナーへ。

観客を座らせて、パーカッションとピアノとアコギで「夜とワンダーランド(Aco)」、ピアノとアコギで「キミしきる(Aco)」、最後はピアノだけでデビュー曲「Blooming Flower with Piano」を歌う。楽器がひとつずつ減り、どんどんシンプルになっていく演出も素晴らしかった。「Blooming Flower with Piano」は、1st E.Pにも収録されていて、そのレコーディングと同じような形で披露したそうなのだが、バンマス&キーボードの今井 隼のほうを向いて、呼吸を合わせながら歌っていたのが印象的だった。だが、最後のサビは、客席を向き、真っ直ぐな歌声を届けていく。今、この空間でしか感じられない空気感……彼女の心からの想いを受け取れた気がする。

最後のMCでは、昼公演の“Little Me”は小さい私を見つけ出すというテーマでやっていたのだと語る。「このお仕事を始めてからの心境の変化 前半戦です。愉快なところから始まり、紆余曲折がありながらも進んできました」と振り返る。いつも明るい姿だけを見せてくれている彼女だが、いろいろな想いもあったはず。でも今は、弱いところもさらけ出せるファンがいる。最後は、ありのままでいられる今の彼女自身を歌った「As I Am」を、バンドサウンドで歌っていく。ダンサー2人が、コンテンポラリーダンスのような表現で楽曲を彩り、スクリーンには歌詞を映し出す。彼女が楽曲に込めたメッセージを目と耳で感じながら、昼公演は幕を下ろした。

 

夜公演“Just Me”。昼公演のラストで着ていた青いドレスをまとい、静かにステージに登場した石原夏織。1曲目は、ピアノと歌だけでの「As I Am(Aco)」。最後のフレーズ〈手を取り合って一緒に行こう〉という言葉が強く心に刻まれた。そして今度はひとつずつ楽器が加わっていく演出で、ピアノとパーカッションで「半透明の世界で(Aco)」を披露。音が広がっていく感じが心地良かったし、最後にはクラップも起こっていた。さらにベースが加わり3人編成でグルーヴィに「Water Front(Aco)」を歌う。昼公演でバンドアレンジで披露した3曲を、アコースティックバージョンにして歌っていたのだが、シンプルだからこそ、歌詞がダイレクトに心に響いてきたし、演奏と歌の良さも感じられた。最初のMCで、「こんなに早く『As I Am』のアコースティックバージョンを歌うことになるとは思わなかったので、1曲目から緊張していました」と伝えていたが、ファンにとっても嬉しいサプライズになっていたように思う。

昼公演での彼女の言葉を借りれば、“このお仕事を始めてからの心境の変化 後半戦”となる“Just Me”。しっとりと始まったが、「ここからどんどん楽しい感じに盛り上がっていきますので、楽しい1日にしていきましょう!」と叫び、スイッチを切り替える。夜の町並みのシルエットを映し出した「夜とワンダーランド」では、バンドメンバー5人が揃い、疾走感あるヘヴィーなサウンドを轟かせていく。観客もオイ!オイ!と声を出し、力強いクラップを鳴らす。さらに「Twinkle Ticking」ではステージを赤く染め上げ、情熱的なパフォーマンス。美しさと力強さを両立する高音の美しさは彼女の魅力だ。

そのままバンドの激しいインストで会場を熱狂させていくと、衣装チェンジした石原が、昼公演とは曲順を少し変えて「Abracada-Boo」「ILLUSION」「ムーンランナー」を披露、ダンサー2人との息の合ったダンスパフォーマンスで魅了していく。続く「プルケリマを朝に」では、サビでタオルを振り回し、みんなで声を出しながら、会場のテンションが一気に高まっていく。

音に身を任せながら心地良さそうに歌っていく、おしゃれなポップス「RefLight」で、透き通る大人っぽい歌声を響かせたあとは、昼公演のオープニングナンバー「リトルシング」で、ファンに手を振りながら、ハートを振り撒く。アーティスト石原夏織のいろんな魅力を見せたあとは、心を落ち着かせるように、フィルム調の幕間映像が流れる。

キュートな白い衣装にチェンジした石原がダンサーとともに再びステージに登場すると、ファンとの絆が感じられる「Face to Face」を歌っていく。慣れ親しんだ曲だからか、スクリーンに映し出されている笑顔もナチュラルで、本当に楽しそうだった。イントロでベースのスラップが炸裂する「Cherish」では、ピンクのペンライトが揺れる。ここでは昼公演から少し変化させ、途中にコール&レスポンスを入れて、会場を楽しませていた。

ライブの終盤、ロックナンバー「夢想的クロニクル」で、力強い歌声を響かせると、「Plastic Smile」では、アニメのタイアップ楽曲ながら、「As I Am」の世界観にも重なる歌詞にハッとする。出会いによって、世界が変わっていくんだということを伝え、シームレスにデビュー曲「Blooming Flower」へ繋がっていく。夜公演はピアノ弾き語りでなくオリジナルアレンジで、観客も大きな声を出して、盛り上がっていた。

「“Just Me”というのは、飾らない私という想いを込めて付けました。夜公演は、自分がソロデビューをしてから、皆さんと近くでお会いしたり、お話をする経験をたくさんして、『Blooming Flower』での自信のない自分から、ちょっと自信なくても、みんながそばにいてくれるからできるかもしれない!という気持ちになれた今の私を、飾らず表現しようと思い、ライブを作っていきました。自分自身は新しいことは大好きだし、戸惑うことはあるけど、私は今までできてきたからできるぞ!と思って頑張っていこうと思っているので、これからも皆さんと楽しい時間を過ごせていけたら嬉しいです。これからもぜひ一緒に歩んでいってください。最後に私からみんなに心を込めて歌います」と伝え、「Gift」を届けていく。

この曲の最後、「ララララ…」とみんなで大きな声で歌う感動が待っていたのだが、この日は最後の最後に予想外のサプライズがあった。「実はこの曲には幻の歌詞がありました。今日は特別にみんなにそれを贈ります。聴いてください」と伝え、ララララのメロディに乗せ〈この歌あげるよ 君に贈るギフト 言葉のかわりに〉と歌い、温かい気持ちに包まれてライブを終えた。これまでの心の変化をライブにして表現した1日限りの特別なライブ。たくさんの感動と笑顔が溢れた、彼女らしいステージだった。

 

 

■石原夏織 オフィシャルファンクラブ「hand in hand」
https://ishiharakaori-fc.com/

■石原夏織インフォメーション
【HP】http://ishiharakaori.com
【X】https://twitter.com/kaori_staff_
【Instagram】https://www.instagram.com/ishiharakaori_official/
【YouTube】https://www.youtube.com/channel/UCMiRnWRzngDpLVrcpcGbM7A
【Streaming】https://pony-canyon.lnk.to/ishiharakaori

 

 

TVアニメ『透明男と人間女~そのうち夫婦になるふたり~』第1弾PV
https://youtu.be/x_z8qrjh5t0?si=Wv9NbetKiQ72SOzr

 

 

 

 

☆作品詳細

透明男と人間女~そのうち夫婦になるふたり~

■放送情報
2026年1月放送開始!

〈スタッフ〉
原作:「透明男と人間女~そのうち夫婦になるふたり~」岩飛猫(双葉社「webアクション」連載)
監督・シリーズ構成:瀬田光穂
キャラクターデザイン:うなばら海里
サブキャラクターデザイン:鵲あかね
スーツ監修:門野葉一
プロップデザイン:新谷真昼
美術設定:株式会社オリーブ
美術監督:村山千華
色彩設計:有尾由紀子
撮影監督:戸澤雄一朗(グラフィニカ)髙清水良子(グラフィニカ)
編集:丹彩子(グラフィニカ)
編集助手:深澤芽衣(グラフィニカ)
編集サポート助手:平野寧緒(グラフィニカ)
スポッティングサポート:新沼奈美(グラフィニカ)
音響監督:中谷希美
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:川田瑠夏
音楽制作:ポニーキャニオン
オープニング主題歌:「Ding-dong」阿部真央
エンディング主題歌:「星眼鏡」石原夏織
アニメーション制作:Project No.9

〈キャスト〉
透乃眼あきら:阿座上洋平
夜香しずか:貫井柚佳
写螺子ルナ:杉山里穂
鬼木羅だいち:福西勝也

■イントロダクション
探偵事務所を構える紳士な「透明男」の透乃眼あきらと
その事務所に勤めるおっとりした「人間女性」の夜香しずか。 
透明に姿を消しても、目の見えない夜香には不思議と透乃眼の居場所がわかってしまう。
“見えない“ふたりは、いつしか互いに惹かれ合い…?
SNSで大反響!
【目に見えない紳士な人外×目の見えないおっとり女性】のほっこり×じれキュンなラブコメディが2026年TVアニメ化!

■原作情報
「透明男と人間女~そのうち夫婦になるふたり~」岩飛猫(双葉社)
コミックス最新7巻発売中!

■インフォメーション
TVアニメ「透明男と人間女」公式サイト:http://tomeiotoko-ningenonna.com
TVアニメ「透明男と人間女」公式X(旧Twitter):https://x.com/tomeiotoko
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@tomeiotoko_anime

 

TVアニメ『透明男と人間女~そのうち夫婦になるふたり~』ティザーPV
https://youtu.be/Llxv9oEuRjM

 

©岩飛猫/双葉社・「透明男と人間女」製作委員会