ポンコツ“AI”とクラスメイトが織りなす、爽やかな友情と絆に包まれたエンターテインメントフィルム『アイの歌声を聴かせて』。
監督は「イヴの時間」、「サカサマのパテマ」などで海外からも注目を集め、アニメーションの新たな可能性を切り拓いている吉浦康裕。自身が得意とする「AI」と「人間」の関係というテーマを、高校生の少年少女たちが織りなす瑞々しい群像劇という形で描写し、圧倒的なエンターテインメントフィルムに仕上げている。
キャラクター原案には、気鋭の漫画家・紀伊カンナ、共同脚本には、『コードギアス』シリーズや「SK∞ エスケーエイト」の大河内一楼が参加するほか、劇伴・劇中歌は「SK∞ エスケーエイト」の高橋諒、「プリパラ」「ドリフェス」の松井洋平が作詞を手掛けている。
そしてキャスト陣にはちょっぴりポンコツなAIの主人公・シオンを土屋太鳳が演じ、多彩な楽曲たちをエモーショナルに歌い上げます。
また、もうひとりのヒロインであるサトミを福原遥、幼馴染のトウマを工藤阿須加が演じるほか、興津和幸、小松未可子、日野聡に加え、大原さやか、浜田賢二、津田健次郎ら実力派声優が集結している。
10月29日(金)全国公開以来、多くの映画サイトのレビューで高い評価を獲得、口コミやSNSでも話題を呼んでいる『アイの歌声を聴かせて』が、11月12日(金)に岩浪美和⾳響監督監修の特別⾳響調整版が上映されている⽴川シネマシティで、たっぷり堪能したファンの皆様へむけ、吉浦康裕(原作・脚本・監督)、⼤河内⼀楼(共同脚本)登壇にてスタッフトーク上映会が行われた。
本作を⾒終わったばかりの観客たちの割れんばかりの拍⼿で登場し吉浦監督と共同脚本を務めた⼤河内。監督は「僕も観客として⾏くことが多い⽴川シネマシティで、岩浪さんが調整してくれた理想の⾳で鑑賞できるんだなぁとお客様⽬線でも感慨深い思いです。」としみじみと語った吉浦監督。⼤河内からは「今⽇この満員のお客様と、⼤きな拍⼿に感激しています︕」と感謝を述べ、イベントはスタート。
司会から本作の着想について聞かれると、監督は「プロットではAIは猫型だったり男性ロボットの設定で今とは違うものでした。これを以前ご縁のあった⼤河内さんにお⾒せして感想が欲しいと依頼したんです」と話すと⼤河内は、「本⾳の意⾒が欲しいのだろうと勝⼿に忖度して⾟⼝コメントでお戻ししました(笑)。それなのに、監督から『⼀緒に作ろう』とオファーを頂いて驚いたが、素直にうれしかったです」と笑顔で答えた。
そして監督は「原案を2⼈でボードにリストアップして再構築していく中で、シオンのキャラクター設定を『⼥性』とし、『突然歌を歌うミュージカルキャラ』という案が出ました。僕が今までやりたかったことを実現できる︕と確信して今に⾄ります」とシオン誕⽣のエピソードを明かした。
⼤河内は「アニメ作品でミュージカルをやるのは難しいと⾔われているが、流⾏っているから作るではなく、やりたい︕という監督の熱い想いが作品の原動⼒となりました」と振り返りつつ、「まだ⾳楽がない脚本段階で、セリフを重ねて場⾯を盛り上げるべきか、それとも⾳楽(劇中歌)に託すべきか迷いながらも、できるだけ会話をセーブしながら書き進めたので、⾳楽が乗って完成した作品を⾒て、めちゃめちゃ⾯⽩くなっている︕これでよかったんだ︕と思いました」と満⾯の笑みで監督に語り掛けると監督も「脚本と歌のイメージを同時に持ち作っていた。やりたいことがはっきりしていたから迷いがなく、作詞の松井さん、作曲の⾼橋さんも僕の想いを 1 発で形にしてくれてほんとうに、本当に良いスタッフとご縁だと思いました。さらに打合せしていく中で、僕の想像以上のものを周囲が提案してくれて嬉しかったし、贅沢な空間でした」と満⾜げに語った。
イベントの後半は観客からの質疑応答タイム。IT業界勤務しているという観客から、いまの⽇本社会のAI倫理観にはそぐわない描写もあることについて聞かれると、監督からは「本当は法律上、倫理上よくないとされてる描写もあるが、正しいことだけを全て描くことがエンターテインメントではないと考えているので、AI社会の未来のポジティブな世界観を作品で表現したかった」と作品に対しての思いを語った。
さらにたくさんの⼿が上がり、「(サトミの母の元上司・現部下役)野⾒⼭は⺟が妬ましくて邪魔をしているのか、過去にAIやロボットの経験で嫌なことがあったから邪魔をしているのか、どういう意図で制作しているのか︖」と問われると、⼤河内は「出世したい野⾒⼭は、ありがちな成功したいが失敗もしたくない、リスクを背負いたくない会社⼈です。部下に⾜を引っ張られるのは嫌だな。成功すれば俺のおかげですよ、と真っ先に⾔うタイプ︕」とキャラクターについて語り、会場かは笑いに包まれた。
最後に、⼤河内からは「あっという間でした︕⼀⽅的に話し込みすぎましたが、これだけ⾃分も語りたかったんだなと改めて思いました(笑)語り⾜りなかったところは皆さんもSNSなどで語っていただけたら︕」とコメント、監督からは「本作は細部にもこだわり、⾊々なネタが仕込まれているので、繰り返し観ていただきたいです︕そして⼝コミで広がっている本作ですが、ぜひ友達にも広めてほしい」と挨拶。
そして、吉浦監督の過去作品、『イヴの時間』と『サカサマのパテマ』も⽴川シネマシティで上映されることが発表され、イベントは感動の幕を閉じた。
映画『アイの歌声を聴かせて』スタッフトーク上映会 概要
■⽇ 程︓11⽉12⽇(⾦)
◆会 場︓⽴川シネマシティ シネマ・ワン(東京都⽴川市曙町 2-8-5)
◆時 間︓20︓25〜20︓55 スタッフトーク上映会
◆登壇者:吉浦康裕(原作・脚本・監督)、⼤河内⼀楼(共同脚本)
絶賛口コミ御礼!映画『アイの歌声を聴かせて』ロングPV|絶賛上映中
https://youtu.be/58q1s6B8lCM
☆作品詳細
10月29日(金)より全国ロードショー
<CAST>
土屋太鳳 福原 遥 工藤阿須加 興津和幸 小松未可子 日野 聡
大原さやか 浜田賢二 津田健次郎 咲妃みゆ カズレーザー(メイプル超合金)
<STAFF>
原作・脚本・監督:吉浦康裕 共同脚本:大河内一楼 キャラクター原案:紀伊カンナ 総作画監督・キャラクターデザイン:島村秀一
メカデザイン:明貴美加 プロップデザイン:吉垣 誠 伊東葉子 色彩設定:店橋真弓 美術監督:金子雄司〈青写真〉
撮影監督:大河内喜夫 音響監督:岩浪美和 音楽:高橋 諒 作詞:松井洋平
アニメーション制作:J.C.STAFF 配給:松竹 歌:土屋太鳳
【OST情報】
『アイの歌声を聴かせて』オリジナル・サウンドトラック
発売日:2021年10月27日(水)
品番:LACA-9858 ~ LACA-9859
価格:3,300円(税抜)/3,630円(税込)
音楽:高橋 諒 作詞:松井洋平 歌:土屋太鳳・咲妃みゆ
劇伴曲+劇中歌(5曲)を収録
発売元・販売元:バンダイナムコアーツ
映画『アイの歌声を聴かせて』公式サイト:https://ainouta.jp/
公式Twitter:@ainouta_movie
公式Instagram:@ainouta_movie
映画『アイの歌声を聴かせて』《 特別音響調整版上映「アイの歌声がよく聴こえるかも音」&置鮎龍太郎音声ガイド概要 》
▼岩浪美和音響監督監修の特別音響調整版上映決定
<サウンドネーム>「アイの歌声が良く聴こえるかも音」
<上映劇場>
立川シネマシティ、川崎チネチッタ、イオンシネマ幕張新都心、シネシティザート、ミッドランドスクエア シネマ、安城コロナシネマワールド、アースシネマズ姫路
▼無料アプリ「HELLO! MOVIE」について
スマートフォンやスマートグラスで映画の字幕と音声ガイドを楽しめる無料アプリです。
・音声ガイド付き上映
「HELLO! MOVIE」をインストールしたスマートフォンなどの携帯端末を持っていれば、全ての上映劇場でお楽しみいただけます。
・日本語字幕上映
専用メガネ機器に「HELLO! MOVIE」をダウンロードし、専用マイクをつけて持っていくことで、全ての劇場で楽しめる他、一部劇場では「専用メガネ機器」の貸し出しも行なわれています。
また、スクリーンに字幕を表示する日本語字幕付き上映は、別途、一部劇場にて期間限定で上映されます。
映画『アイの歌声を聴かせて』劇中アニメ「ムーンプリンセス」挿入歌/咲妃みゆ「フィール ザ ムーンライト ~愛の歌声を聴かせて~」
https://youtu.be/QCcm3_9VAEk
咲妃みゆプロフィール
さきひ・みゆ/1991年3月16日⽣まれ、宮崎県出⾝。2010年に宝塚歌劇団入団。2014年に雪組トップ娘役就任。2017年に退団後、ミュージカル『衛⽣~リズム&バキューム~』、『ニュージーズ』、朗読劇『逃げるは恥だが役に立つ』、ドラマ『まだ結婚できない男』、映画『窮鼠はチーズの夢を見る』などに出演、歌手として2020年にセカンドアルバム『MuuSee』をリリースするなど各方面で活躍中。今年、第四十六回菊田⼀夫演劇賞を受賞。
公式ホームページ:https://sakihimiyu.com/
Twitter:https://twitter.com/miyu_firstbloom
Instagram:https://www.instagram.com/miyusakihi/
LINE BLOG:https://lineblog.me/sakihimiyu/
INFORMATION
映画『アイの歌声を聴かせて』オリジナル・サウンドトラック
品番:LACA-9858 ~ LACA-9859
価格:3,300 円(税抜)/3,630 円(税込)
音楽:⾼橋 諒 作詞:松井洋平 歌:土屋太鳳・咲妃みゆ
劇伴曲+劇中歌(5 曲)を収録
<INDEX>
disc – 1
1.シオンの世界
2.サトミのテーマⅠ~母娘の合言葉
3.ホシマエレクトロニクス
4.クラスメイトたち
5.いま、幸せ?
6.転校⽣の正体
7.あたらしい日常
8.トウマの焦り
9.普通の⾼校⽣なら?
10.ブリッジⅠ~サトミの不安
11.「今度は、失敗しない」
12.サトミのテーマⅡ~幼馴染
13.なんでも 80 点
14.ヒーローにはピンチが必要
15.三太夫、襲来
16.王子様を探しに
17.キス騒動!?
18.アヤの告白
19.西城のテーマ
20.シオン⾃⾝の幸せ
21.ブリッジⅡ~視線
22.バック・アップ・ビート
23.サトミの彼氏です!
24.サトミのテーマⅢ~交錯
25.美津子のねがい
26.予感と疾走
27.届かぬ月
28.それぞれの喪失
29.雲翳の夜
30.[RO:M]
31.決意と潜入
32.シオンの覚醒
33.逃走劇!
34.シオンの解放~脱出
35.変わるもの、変わらないもの
36.シオンの世界(再奏)
▼ disc – 2
1.ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る~
歌:土屋太鳳 作詞:松井洋平 作曲・編曲:⾼橋 諒
2.Umbrella
歌:土屋太鳳 作詞:松井洋平 作曲・編曲:⾼橋 諒
3.Lead Your Partner
歌:土屋太鳳 作詞:松井洋平 作曲・編曲:⾼橋 諒
4.You’ve Got Friends ~あなたには友達がいる~
歌:土屋太鳳 作詞:松井洋平 作曲・編曲:⾼橋 諒
5.フィール ザ ムーンライト ~愛の歌声を聴かせて~
歌:咲妃みゆ 作詞:松井洋平 作曲・編曲:⾼橋 諒
発売元・販売元:バンダイナムコアーツ
各音楽ストア URL:https://lnk.to/ainouta
映画『アイの歌声を聴かせて』歌詞付きMV♪土屋太鳳「ユー・ニード・ア・フレンド 〜あなたには友達が要る〜」|10.29 ROADSHOW
https://youtu.be/7I6gy4w9GXU
映画『アイの歌声を聴かせて』予告編②|10.29 ROADSHOW
https://youtu.be/2j2CQBk8uWM
(C)吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会