11月24日開催「響10周年記念 響ファン感謝祭」レポート@カルッツかわさき

2018年11月24日(土)、川崎市にあるカレッツかわさきで響所属声優全員(橘田いずみ、三森すずこ、佐々木未来、愛美、伊藤彩沙、西本りみ、尾崎由香、相羽あいな、紡木吏佐、遠野ひかる、進藤あまね)が出演した響10周年を記念したイベント『響ファン感謝祭』が行われた。
昼夜2公演で開催された、このイベントでは、トークにゲームコーナー&カラオケコーナーを実施。先輩後輩の垣根を越えた笑いあり、熱い対決あり、歌ありの大盛況のステージとなった。

 

ファン感謝祭ではまず、新人声優の新藤あまねさんによる場内アナウンスからスタート。
緊張のあまり「噛んでも許してください!」と言いつつ始まった場内アナウンスだったが見事大役を果たし、会場から新藤さんへ大きな拍手が起こり、客席は開演前から一体感に包まれた。

イベントがスタートすると、響所属年数の長い順に出演者が入場。それぞれ所属時期を交えた挨拶を終えると、ここで今回MCも務めた橘田さんから「今回響10周年と言ってますが、まだ9年なんですよね」と、オープニングから爆弾発言。橘田さんは「私が入ったのが4月なので、来年の4月で10周年なんです。なので来年も10周年祭やるかも知れないです!」と会場中の笑いを誘った。
オープニングトークが終わると早速トーク企画コーナー『響から騒ぎ』へ。
昼の部で行われた『響から騒ぎ』では、出演者から『響ファン感謝祭で話したいこと』を事前にアンケートを取り、それをテーマにトークを展開。最初は佐々木さんからの「響の中でこれは誰にも負けない!自信があるもの」というお題。
司会の橘田さんから「佐々木は何なの?」と突っ込まれると「私はお酒の強さかな」と困りながらひねり出された佐々木さんの答えに会場からは、納得したかのような拍手と笑いが沸き起こった。そんな佐々木さんに後輩も続き、紡木さんは得意の英語を披露、遠野さんは「魚のおろし方」と答え、尾崎さんの時には周囲から「ピュアさ」という答えが。
最後は伊藤さんがステージ中央で即興ダンスを披露して会場を沸かした。

他にも「2018年ゾッとした話」(愛美さん)では、愛美さん、三森さんからそれぞれベクトルの違うものの思いがけない怖い話が飛び出した。
「あの…皆さんとご飯に行きたいです!!w誘ってもいいですか?」(尾崎さん)では、橘田さんから「この話どうやって膨らませる?」と突っ込まれながらも女子会のようにトークで盛り上がり、最後は響10周年を記念してみんなで富士急ハイランドに行くという結論でトークコーナーは終了した。

一方夜の部では、昼の部同様に『響から騒ぎ』が行われ、登壇者10名によるトークが展開。
最初のお題は「人生を変えた、もしくはオタクに引きずりこまれた原点のアニメは?」(紡木さん)からスタート。紡木さん自身は小学生時代に観た『家庭教師ヒットマンREBORN!』にハマッた事がきっかけだった事を明かすと、同い年の伊藤さんも同調。相羽さんは『新世紀エヴァンゲリオン』と『ワンピース』にハマり、特に『エヴァ』では大阪からイベントのためだけに東京に出てくるほどだったと話すと、橘田さんから「徳井(青空)さんみたいな方ですね」と全員で徳井さんを懐かしむ場面もあった。

次のお題は「昨日の夜ご飯は?」(三森さん)。橘田さんはあきれ気味で三森さんは「こういう事がないと昨日の皆のプライベートな時間が覗き見れないじゃん!」と訴えたものの、短時間で切り上げられ、不満げな三森さんをよそに次のお題に移ってしまった。
次のお題は「学力テストがしたい!」(相羽さん)では、発案者の相羽さんは、これまでいじられているが学力テストをすればまあまあ良い所に行くと思うと地頭の良さをアピール。他の皆からもやってみたいという意見が出る中、三森さん1人が反対姿勢を示すものの、橘田さんが「やります!」と押し切り、トークコーナーが終了した。

次に行われた『チーム対抗ご褒美争奪バトル』では、出演者10名が紅白に分かれてバトルを展開。昼の部では、赤組(三森さん、伊藤さん、尾崎さん、西本さん、遠野さん)、白組(橘田さん、佐々木さん、愛美さん、相羽さん、紡木さん)に分かれ、「玉入れ」、「パン食い競争」、「あっち向いてホイ」の三本勝負が行われた。
ここでは三森さんが金券がかかると無類の勝負強さを発揮するという話題になり、観客は三森さんが所属する赤組が勝つかどうかに注目が集まった。
気になるゲームは一回戦目「玉入れ」、二回戦目「パン食い競争」ともに身長の高いメンバーが集まった白組が勝利。「玉入れ」は25対27と接戦だったものの、「パン食い競争」では、白組が順調にリレーを続ける中、赤組は2人目でもパンに届かずそのまま終了。
三回戦前に2対0で白組勝利で終わってしまうかと思いきや、赤組から最後の種目は一億ポイントにしたいという申し入れが。これに白組リーダーの橘田さんから「可愛くお願いして欲しい」とリクエストがあり、赤組からは尾崎さんが「私橘田さんみたいな先輩になりたいです」のセリフでメロメロになった橘田さんが了承。


三回戦目は勝利チームに一億ポイントが入る形になって「あっち向いてホイ」がスタート。

「あっち向いてホイ」は赤組トップバッターの伊藤さんがいきなり2連勝するなど、シーソーゲームが繰り広げられた。
赤組・三森さん対白組・橘田さんの大将対決にまでもつれ込み、最後は三森さんが勝利!
金券のかかった勝負に無類の勝負強さを発揮すると言われていた三森さんがいる赤組が見事白組を下し、
新藤さんから目録が渡され、ゲームコーナーは終了した。

夜の部で行われた「チーム対抗ご褒美争奪バトル」では、チーム分けと対戦内容がチェンジ。赤組(佐々木さん、愛美さん、伊藤さん、遠野さん、紡木さん)、白組(橘田さん、西本さん、三森さん、尾崎さん、相羽さん)に別れ、「大縄跳び対決」「早口リレー」「スプーンリレー」の3種目で対決が行われた。
一回戦目の「大縄跳び対決」は、赤組が先攻でスタート。赤組が25回と健闘するも年長者が集まった後攻の白組だったが25回を上回る30回飛び、見事赤組を下し勝利。
二回戦目は「大縄跳び対決」で勝利したものの肉体的なダメージを引きずった白組から「早口リレー」にチャレンジ。年齢順にリレーする事になり、若手から順に「かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこむぴょこぴょこ」が言えればバトンタッチしていく。
白組の尾崎さんが何度か失敗して可愛らしくかむ姿で会場を沸かせたものの、今回は安定したスピードでバトンを渡した赤組が勝利した。
1対1のイーブンで三回戦目の「スプーンリレー」へ。「スプーンリレー」はスプーンに乗せたピンポン玉を落とさず、次の人へ移しリレーするというもの。両組とも順調にピンポン玉をリレーしていったが、アンカーで赤組の佐々木さんを白組の橘田さんがゴール直前で追い抜き、その勢いで白組が勝利。
夜の部の「チーム対抗ご褒美争奪バトル」は、赤組1対白組2で白組が勝利し、昼夜ともに三森さんがいる組が勝利する結果に終わった。

終始盛り上がりをみせたゲームコーナーが終わった後は、ステージにソファとデンモクが設置され、ちょっとしたスナックのようなセットに変わり、カラオケコーナーへ突入。
昼の部では、一番手の佐々木さん・相羽さんペアが選んだのは、ヒプノシスマイクより伊弉冉一二三(CV:木島隆一)の「シャンパンゴールド」からスタート。アゲアゲな楽曲に会場は一気にテンションはマックスに。
続いての選曲は橘田さん・三森さんによる後藤真希の「愛のバカやろう」。2人は感情入りまくりの圧巻のパフォーマンスを披露した。
三番手は尾崎さん・西本さんによるBOYSTYLEの「ココロのちず」。TVアニメ『ワンピース』のOP主題歌だった楽曲を可愛く歌い上げた。
四番手は遠野さん・紡木さんの同期コンビが「いーあるふぁんくらぶ」をフレッシュに歌唱。ラストを飾るのは伊藤さん、愛美さんのフェザーズコンビ。息のあったコンビネーションで会場を盛り上げた。

夜の部のカラオケコーナーでは、昼の部とはまた違うペアで歌を披露。
夜の部のトップバッターは伊藤さん・相羽さんペアによるももいろクローバーZの「行くぜっ!怪盗少女」。メンバーの名前をコールする所も自分達の名前に代えてコールしたり、振り付けも完コピと会場を大いに盛り上げた。
続いては三森さんと愛美さんによる「アナと雪の女王」の楽曲「扉開けて」。アナパートを三森さん、ハンスパートを声も低く抑えた愛美さんが担当し、セリフの掛け合いも見事に合わせて会場を沸かせた。
三番手は佐々木さん・橘田さんによる中森明菜の「DESIRE」。橘田さんの十八番で佐々木さんも歌いたかったというこの曲を大人っぽく歌い上げた。
四番手は西本さん・遠野さんペアによるJUDY AND MARYの「そばかす」。2人の息のあったダンスも盛り込まれ会場を魅了した。
最後は尾崎さん・紡木さんペア。出演陣も驚く意外なペアが選曲したのは大塚愛の「さくらんぼ」。完璧な“もう1回”が出たと絶賛が出る中、カラオケコーナーも終了した。

そしてサイン入りグッズが当たる抽選会が終わるとイベントもいよいよエンディング。
夜の部のエンディングには新藤さんも登場し、最後は11名でご挨拶。遠野さん、紡木さん、新藤さんの新人3名は、濃い先輩達に負けないように個性を出していきたいと抱負を語り、西本さん、相羽さん、愛美さん、伊藤さん達も1人ずつ会場に集まったファンへの感謝のこもったコメントが送られた。

三森さんは「響は声優事務所なので今度こそ何かイベントがあったら朗読劇みたいのをやりたい。本業を忘れてはいけない!We are not 芸人!」、佐々木さんも宴会部長のようなコメントで会場の笑いを誘った。
「響は本当に家族感が強い事務所だと思うので、温かい家族のような場所が作れて嬉しかったです。今後も響一同声優として、個性を生かして頑張って行きたいと思います」と橘田さんが先輩らしくまとめた。

最後昼の部は会場の全員で「響、サイコー!」のコールで、夜の部は「We are 響ファミリー!」のコールで、割れんばかりの拍手に包まれながら、登壇者、会場に集まったファン、関係者全ての『響愛』の詰まったイベント終幕した。

◆イベント詳細
響10周年記念 響ファン感謝祭

【開催日】
2018年11月24日(土)
【時間】
昼の部 開場:13:30 開演: 14:30
夜の部 開場:17:30 開演: 18:30
【場所】
カルッツかわさき(神奈川県)
〒210-0011 神奈川県川崎市川崎区富士見1-1-4
http://culttz.city.kawasaki.jp/
【出演者】
橘田いずみ, 三森すずこ, 佐々木未来, 愛美, 伊藤彩沙, 西本りみ, 尾崎由香, 相羽あいな, 紡木吏佐, 遠野ひかる、進藤あまね
【ステージ】
響所属の女性声優が初めて全員出演、トーク&バラエティショー&カラオケコーナーを実施!

 

響オフィシャルサイト:https://hibiki-cast.jp/
ヒビキファンクラブ:http://ch.nicovideo.jp/hibiki-fc
HiBiKi StYle:https://www.youtube.com/c/hibikistyle

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