大ヒットを祝うため、小室哲哉が降臨!『劇場版シティーハンター 天使の涙』大ヒット御礼舞台挨拶レポートが到着!

 

1985年に北条司が『週刊少年ジャンプ』で連載を開始した『シティーハンター』。単行本の累計発行部数は5,000万部を超え、TVアニメシリーズから約20年ぶりの復活となった2019年公開の『劇場版シティーハンター<新宿プライベート・アイズ>』は観客動員100万人を超える大ヒットを記録した。そして、待望の劇場版アニメ最新作、『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』が大ヒット上映中!

初週週末ランキングでは、動員・興行収入ともに1位の大ヒットスタートを切り、公開2週間で動員50万人を突破し、10月5日(木)までで動員619,626人 興行収入920,298,162円を記録している。

おなじみのエンディングテーマ「Get Wild」と、今作のために書き下ろしたオープニングテーマ「Whatever Comes」を手掛けるTM NETWORKから、なんと小室哲哉が大ヒット御礼スペシャル舞台挨拶イベントに登場!

こだま兼嗣総監督、長崎行男音響監督、若林豪プロデューサーも登壇し、シティーハンターを語りつくしました!

 

 

<『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』 小室哲哉 スペシャル登壇! 大ヒット御礼舞台挨拶>概要

■日時:10月7日(土)14:55~15:35(上映前イベント)
■会場:TOHOシネマズ新宿 スクリーン9(新宿区歌舞伎町 1 丁目 19-1 新宿東宝ビル3階)
■登壇者(敬称略/予定):小室哲哉、こだま兼嗣(総監督)、長崎行男(音響監督)、若林豪(プロデューサー)

 

 

満員のお客さんの大きな拍手に迎えられ、「『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』小室哲哉 スペシャル登壇!大ヒット御礼舞台挨拶」に登壇したのは、小室哲哉のほか、こだま兼嗣総監督、長崎行男音響監督、若林豪プロデューサー。

まずはエンディングテーマ「Get Wild」と、本作ではオープニングテーマ「Whatever Comes」をはじめ挿入歌の楽曲を担当したTM NETWORKの小室哲哉が、全国ツアーで忙しいなか駆けつけ、「今回の『天使の涙(エンジェルダスト)』の話をいただいたのは、2022年の12月のことでした。まずはオープニングテーマの話を伺って、その日の帰り道にほぼ出来てしまって、楽曲の発表が6月だったので本当に長い道のりだったなと思います。もう今年も終わってしまうので、このまま1年ぐるっとループできるといいなと思います」と挨拶。

 

 

こだま兼嗣(こだま けんじ)総監督は「この歳になっても、もっこり総監督を務めております」と会場の笑いを誘い、続けて「(小室と一緒の登壇に)先ほどから緊張しっぱなしです。今日は小室さんに作って頂いた楽曲の話をたくさんしたいと思います」、音響監督・長崎行男(ながさき ゆきお)は「本日は短い間ですけど、よろしくお願いします」と自己紹介すると「音楽も素晴らしかったですよね」というMCから観客への振りに大きな拍手が起こると恐縮しつつ、頭を下げていた。そして本作の制作プロデューサーである若林豪(わかばやし ごう)は「先ほど1回目の舞台挨拶を行ったのですが、そこでも色々と小室さんから楽曲に関する裏話を聞きまして、今回もとてもわくわくしています」と明かした。

またここでMCから本作のオープニングテーマ「Whatever Comes」のCDがオリコンシングルチャートの10位にランクインしたと発表されると会場からは大きな拍手が起こり、さらにこれでTM NETWORKは80年代から2020年代までなんと5つの年代に渡りTOP10ヒットを生むという偉業が達成されたことを知らされると、さらに会場からは割れんばかりの拍手が起こった。

小室はこの偉業に関して「長くやっているということもあると思うんですが、最初にオリコンのランキングに入ったのもたしか『Get Wild』で、最新も『Whatever Comes』で『シティーハンター』のおかげで今のところ頭と終わりを締めてくれています。スタートはエンディングテーマで、一番新しいのはオープニングテーマで、ありがとうございます」と喜びを語った。

またこだま総監督は最初に「Get Wild」を聞いた当時のことを聞かれ「初めて聞いたときに、この作品にふさわしいかっこいい楽曲だったので、これはハードボイルドに映像を作らなきゃいけないなと思いました。ラストカットにイントロが流れ始める作りなのですが、このイントロの時に止めて引くという映像を最初に作った時に思った以上にかっこよくて、絵が全部完全に止まっているのにも関わらず、イントロがかかっているとなんかキャラクターが生きているような感じがして、それ以来、このやり方でやっていこうと決めました」といまのエンディングになった秘話を明かした。

 

 

またこのエンディングシーンについて若林プロデューサーも「本作でももちろん止めて引く、最後フリーズフレームになってカメラがゆっくりと引いていきながらイントロに入っていくというのはやりました。長崎さんとこだま総監督と僕でダビングという音付けの最後の作業をしていたのですが、今回もこだま総監督のこだわりが炸裂して、どれくらいのスピードで映像を引くとかセリフの位置もずらしたりしました」とこだま総監督のこだわりぶりを明かした。

 

 

すると小室が「イントロが流れている静かな時に、一緒に映画を見ている方、友人、お子さん、ご夫婦でも是非会話をしてみてほしいです。イントロの中で何気ない会話をすると急にドラマチックになるんです。このイントロは本当に不思議なマジックのような曲で、感情がボリュームアップして、エモくなるんです」と「Get Wild」のイントロが流れるエンディング時の意外な楽曲の楽しみ方の提案に会場から笑いが起こった。

続けて小室は「『シティーハンター』はすべてにおいて陰と陽というか、暗い部分と明るい部分がある対比するように同軸上に動いている珍しいドラマなので、こだま総監督からの意向もあったのですが、オープニングは明るい音で始まりたい、後半ドラマチックなことも起こっていくという流れもあったので、程よい『Get Wild』との対比を考えなきゃいけないなと思っていました。明るすぎてもいけないし暗いのは絶対ダメだったので、明るすぎない明るさの楽曲を作ろうと考えました。でも、もうすぐあれがいいなと思い、頭の中ですぐ浮かびました」と驚きのエピソードを披露した。

 

 

さらにMCから楽曲を聞いた観客からは「歌詞に勇気づけられる」や「オープニングが始まった瞬間から大興奮する」という反応が出ているといわれると小室は「音は劇伴っていうくらいなので、映像に合わせていくものなのですが、今回の『天使の涙(エンジェルダスト)』に関しては特になんですけど、音に映像もはまっていると思っていて。(映像からでも、音楽からでも)どちらの面から見ても、すごいフィットしている感じがするので、スタッフの方たちの音楽愛にあふれているんだろうなと思いました」とした。

若林プロデューサーは音楽と映像の相性について聞かれ「僕の側からするとむしろ『Whatever Comes』は小室さんと作詞の小室みつ子さんの作品への寄り添いをすごく感じさせてくれる曲だなと思いました。最初に小室さんからデモ曲をいただいて、そのあとに小室みつ子さんから歌詞を頂いたんですけど、歌詞の中にエアプレーンという歌詞が入っていて。本編みたらわかるんですが、最初ゾルティック社への侵入劇があってその次、日が変わって空港に行くという流れになっている展開で、歌の中でもシーンを繋いでくださっているようなかたちになっていたので、それを受けてオープニングアニメーションでも1カット、飛行機が飛んでいくシーンが入っているんです。そういった部分でもシナリオを読んで考えてくださったんだろうなと感じました」と歌詞により本編に少し演出が加わったことを明かした。

それを受けて小室は「アニメの場合はシナリオが本当に大事で読み込むんですけど、小室みつ子さんから、電話で説明してほしいと言われて」と意外な交流を明かしつつ続けて「今日は遅いから明日ちゃんと説明すると伝えて、楽曲はオープニングテーマではあるんですけど、次の日最後のエンディングまできちんと説明して、ぜんぶ伏線で繋がってくるのですべて説明したうえで、なるほどよくわかったと理解してくれました。それで歌詞ができたんですけど、それを受けて僕がまた音楽を付けてと、OKが出るまでのプロセスがいくつもあって、結構時間がかかるんです」と苦労を明かした。

その音楽についてこだま総監督は「後半がかなりシリアスになるので、前半は明るくテンポのいいものをお願いしました。ノリがよくて非常に気持ちよく画面に入れる曲でしたね」と話し、続けて「僕の場合はアニメ映像は音楽と合わせてやっと完成するという考え方なので、音楽はアニメ映像のパ-トナー。だから音楽がないと完成しないと思っています。今回クライマックスに流れる曲があまりにもすばらしかったので、映像に音を付けてみたところ感動で思わず拍手してしまいました」とした。

その楽曲「Angie」について小室は「ある程度の映像を見せてもらえていたので、この楽曲は映像流しながら作ったんですけど、これも降ってきて、15分くらいでほぼできました。極限のバトルシーンだと、たぶん争いをしている両者は無音になってくるというか、真剣に戦っている二人はだんだん静寂に包まれるのではないかと思っていて、僕は真っ白な世界に流れてくる、そこにいる人にしかわからない音をイメージしました」と話すと、少し興奮気味のこだま総監督は「僕としてはあのシーンには暗くて重いハードな曲がくると思っていたんですが、届いたのはキャラクターの心情に寄り添った曲だったので、とてつもなく驚きました」と当時の様子を語った。

また『シティーハンター』の音響について長崎は「『シティーハンター』はすごく映像に音を合わせることをやっておりまして、そのやり方が3つあり、今作は全部やっています。まず『Whatever Comes』は小室さんから音楽を頂いてそれを基にタイムを計って絵コンテを切ってという音楽に合わせて絵を作っています。真ん中の劇中歌『DEVOTION』などは僕のほうで絵にはまるように音楽を編集しています。最後の『Angie』に関しては、フィルムスコアリングというんですけど、小室さんに映像を見てもらい曲をはめて作ってもらっています。なので静寂の活かし方というか息づかいの活かし方とか効果音と音楽がバッティングしないようにうまく入っていて、それ故すごく一体感が出ているという作り方になっていますね。音楽の作り方としては素晴らしいものを頂いたと思っています」とした。さらにこだま総監督は「50年くらいこの仕事しているんですけど、楽曲を聞いて感動して声をあげてしまうなんて、こんな経験は初めてです」と話し、どうしても感謝を伝えたかったため、23年6月のイベント時に小室と舞台裏で握手を交わしたと明かした。そのエピソードに対し小室は「たぶん今年で音楽家としては一番の嬉しさでしたね」と恐縮していた。

 

 

そして挿入歌『DEVOTION』について小室は「オープニングとエンディングの間に挟まれている楽曲なので、『DEVOTION』という言葉をずっと探していて、冴羽リョウは簡単に愛とか恋とかを口に出さない、あまりにもシャイなので、ラブストーリーの要素もあるけれど、そういうところを超えた、愛情みたいなものをさらに超えた献身(DEVOTION)という言葉を見つけて。無償に助ける、守るというキャラクターのイメージがぴったりだなと思って、その言葉をつかって楽曲を作りたいなと思いました。この年齢でラブを超える言葉が見つかったのは、収穫でした」と明かした。

そして最後にこれから映画を観る観客に対し小室が「スペシャルなトリセツという感じで、マニュアルを聞いてから観るのはみなさんだけなので貴重だと思います。音に耳を傾けつつ、映画をたっぷりと楽しんでください。素晴らしいスタッフの方々が1年2年かけて作ってくれました。またもう1回みようかなと絶対思うと思います」と締めくくった。

 

 

 

 

第4弾入場特典 ポストカードセット2種

第4弾入場特典 ポストカードセット2種

内容:冴羽獠&槇村香、もしくは冴羽獠&アンジーの2パターンを
ランダムで配布
仕様:はがきサイズ
配布期間:10/7(土)~10/13(金)

※お一人様1回のご鑑賞に対して1セットのプレゼントとなります。
※数量限定の為、なくなり次第終了なります。
※デザインはイメージです。
※MX4D&4DXのご鑑賞でも同様の特典をお渡しします。

 

 

 

☆作品詳細

『劇場版シティ―ハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』

2023年9月8日(金) 全国ロードショー

〈スタッフ〉
冴羽 冴:神谷 明
槇村 香:伊倉一恵
槇村秀幸:田中秀幸
野上冴子:一龍斎春水
海坊主:玄田哲章
美樹:小山茉美
来生 瞳:戸田恵子
来生 泪:深見梨加
来生 愛:坂本千夏
ピラルクー:関智一
エスパーダ:木村昴
アンジー:沢城みゆき

〈スタッフ〉
原作:北条 司
総監督:こだま兼嗣
監督:竹内一義
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン:高橋久美子 北澤精吾
美術:谷口淳一
色彩設計:久力志保
CG 監督:五島卓二
撮影監督:齋藤真次
編集:今井大介
音楽:岩﨑 琢
音響監督:長崎行男
音響制作:AUDIO PLANNING U
制作:サンライズ アンサー・スタジオ
配給:アニプレックス

公式サイト:cityhunter-movie.com
公式Twitter:@cityhuntermovie

 

 

イントロダクション

逃れられない因縁が冴羽獠(シティーハンター)に突きつけられた時、最終章の幕が上がる!
1985年、『週刊少年ジャンプ』にて北条司が連載を開始した『シティーハンター』。単行本の累計発行部数は5,000万部を超え、TVアニメシリーズから約20年ぶりの復活となった2019年公開の『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』は観客動員100万人を超えるヒットを記録した。
そして、待望の劇場版アニメ最新作が2023年9月8日に公開決定!
投与した者を超人兵士へと変える闇のテクノロジー「エンジェルダスト」。その最新型を手に入れようと東京に現れる暗殺者たち。かつて獠のパートナー槇村秀幸の命を奪った禁断の発明をめぐる争いは獠と香を宿命の闘いへと導く…!
制作はアニメシリーズを歴任してきたサンライズに加え、映画『すずめの戸締まり』の制作にも携わったアンサー・スタジオを迎えた強力タッグ。前作に引き続き、TVシリーズ初代監督・こだま兼嗣が総監督としてスタッフ陣を牽引していく。脚本は初参加のむとうやすゆき(『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』脚本、『東京リベンジャーズ』シリーズ構成)が務める。
声優陣は冴羽獠役の神谷明、槇村香役の伊倉一恵を筆頭にオリジナルキャストが再集結!
さらに、依頼人・アンジー役はフランス版実写映画『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』で香の吹き替えを担当した沢城みゆき。獠を狙う組織の傭兵・ピラルクー役に関智一、その相棒・エスパーダ役に木村昴。獠の過去を知る男・海原神役は堀内賢雄が演じる。
そして、エンディングテーマに欠かせない『Get Wild』に加え、TM NETWORKが本作のために書き下ろした新曲『Whatever Comes』がオープニングテーマに決定!
『シティーハンター』の最終章をより鮮やかに彩っていく。
-冴羽獠の宿命の対決が始まる!-

 

 

「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」本予告90秒 | 9月8日(金)公開
https://youtu.be/nLdeQHeuHck

 

「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」特報 | 2023年秋公開
https://youtu.be/7O1VR5cbQ_k

 

©北条司/コアミックス・「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会