幼い頃にアニソンに目覚め、アニソンシンガーを目指し、2017年1月に放送されていたTVアニメ『リトルウィッチアカデミア』のオープニングテーマ「Shiny Ray」でメジャーデビューを果たすと、TVアニメ『宝石の国』のOPテーマ「鏡面の波」、TVアニメ『はねバド!』OPテーマの「ふたりの羽根」と話題のアニメの主題歌を担当。新世代のアニソンシンガーとして今もっとも注目を集めるYURiKA。
そんなアニソンを愛してやまないYURiKAが5月15日リリースしたのは、これまでのYURiKAを形作ったといっても過言ではないアニソンのカバーミニアルバム『ただいま。～YURiKA Anison COVER～』。
デビュー前から歌い続けていた楽曲、人生の転機となった楽曲など今のYURiKAまでの歩みが詰まった『ただいま。～YURiKA Anison COVER～』について話を伺った。
YURiKAオフィシャルサイト：http://www.yu-ri-ka.com/
YURiKAオフィシャルTwitter：@_YURiKA29_
――『ただいま。～YURiKA Anison COVER～』発売おめでとうございます。リリースを直前に控えた今の心境と手ごたえはいかがでしょうか。
YURiKA ありがとうございます！ 自分の愛している曲たちをこんなに格好よく、そして悔いなく作れたことに心から感謝しています。今回は私の意見も入れてもらいつつ、スタッフさんと作っていったんですけど、選曲や曲順にも私なりのこだわりも伝えさせてもらいました。大好きな曲たちが形になって嬉しいなという気持ちでいます。早く聴いてほしいです！
――インタビューにあたって事前に楽曲は聞かせて頂きました。10年以上前の楽曲にも関わらず、当時のままの印象なんですが、新しさも感じました。楽曲制作に当たって編曲などにもこだわられたのでしょうか。
YURiKA そうですね。「甲賀忍法帖」「舞風」「時を刻む唄」が吉田穣さん、「ETERNAL BLAZE」「創聖のアクエリオン」が、多ヶ谷樹さんです。お2人とも日頃からライブや編曲でお世話になっている方たちです。今回の曲は私がこれまでもたくさん聴いてきたし、デビュー前からも歌っている大切な曲なので、私なりの拘りを伝えさせてもらいました。
言って頂いたように結構前の曲もあるので原曲にはないコーラスを増やしたり、逆に引いて歌わなかったりと、編曲の方たちと話し合いながらチャレンジしています。格好良くて厚みのある曲になったと思います。
――今回リリースされるアニソンカバーミニアルバムのタイトルが『ただいま。～YURiKA Anison COVER～』なのですが、なぜこのタイトルにされたのですか
YURiKA 曲目もデビュー前から歌っていたり、思い入れのある曲なんです。去年はアニサマに出演できたり、ラジオが始まったり、特に成長できたと思っています。以前の自分に戻って歌う「ただいま。」という事ではなくて、成長を経て戻ってきた、大きくなって帰ってきたよという里帰り的な意味を込めて「ただいま。」というタイトルを付けました。
――昨年リリースされた「ふたりの羽根」以降、カバー曲の配信があったりと、個人的にはカバーアルバムをリリースすることは自然な流れなのかなとも思ったのですが、リリースするきっかけは何かありますか？
YURiKA 元々アニソンが好きでアニソンシンガーを目指していたので、YURiKAのアニソン愛をカバーという形で発信していくのはどうですか？とスタッフの方から提案をいただいた事がリリースのきっかけです。
確かに「アニマエール」でいきものがかりさんの「じょいふる」をカバーして歌わせて頂いたり、1月、2月にKey楽曲だけのカバーライブをやらせてもらったりだとか、知らない間に前兆みたいのがあったのかなと私も感じていました。それらが好評頂いた事もあって、スタッフさんも提案してくれたのかも知れませんね。
原曲が好きなのでプレッシャーみたいなものもあって「大丈夫かな」という不安もありました（笑）。
――原曲が好きだからこそ逆に？
YURiKA そうですね。原曲のファンの方も大勢いらっしゃるので。
――聴かせて頂いて原曲が好きなことが楽しそうに伝わってきたと思いますよ。
YURiKA ありがとうございます（笑）
――ではレコーディングの方はいかがでしたか？
YURiKA 基本的には自由に伸び伸びと歌わせていただきました。
ただ、これまで歌ってきたからこその癖というか、自分節みたいものが強すぎたり、間違って認識していた部分もあるのでそこは丁寧に直しつつ、バランスを見ながらレコーディングしました。
――5曲に絞るのは大変だったと思いますが、選曲した理由とどういった所を意識して選ばれたのでしょうか。
YURiKA アニソンにこだわって音楽の世界に入ったので、ただ有名な曲・人気がある曲を集めるのではなく、「今のYURiKAを作ってくれた曲」というテーマを軸にして選曲しました。
――楽曲のボーカルごとに個性が違うと思うのですが、この曲が難しかった、また楽しかったという曲はありますか？
YURiKA どの曲も存在感が強くて主役級の曲が5曲揃っているのでそれぞれ大変でした。中でも「創聖のアクエリオン」がアニソンシンガーを志したきっかけになった曲なので原点に戻るじゃないですけど、アニソンのこういう所が好きで、アニソンの世界を目指したんだなと思い出しながら歌ったのは楽しかったです。
