京本役・吉田美月喜 押山清高監督が登壇!劇場アニメ『ルックバック』舞台挨拶レポートが到着!

 

コミック配信サイト「少年ジャンプ+」で2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した藤本タツキ原作『ルックバック』が劇場アニメ化、6月28日(金)より全国上映中です。

 

8月4日(日)に、劇場アニメ『ルックバック』の舞台挨拶が行われ、本作で京本の声を務めた吉田美月喜と監督の押山清高が登壇し、全国で大ヒット上映中の本作の制作秘話やアフレコ時の裏話など、本作の魅力について語った。

 

<イベント概要>

日時:8月4日(日)11:13〜11:38
場所: TOHO シネマズ日比谷 スクリーン 9
(東京都千代田区有楽町 1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 4F)

登壇者(敬称略):吉田美月喜、押山清高監督

 

 

 

イベントレポート

漫画家・藤本タツキ渾身の青春物語を劇場アニメ化した『ルックバック』が全国にて上映中!6月28日(金)に公開を迎え動員84万人、興行収入14億円を突破、劇場も上映拡大するなど止まることのない広がりを見せている今作。
本日8月4日に舞台挨拶が開催され、京本役の吉田美月喜と、監督の押山清高が登壇しました。

先日『ルックバック』は動員84万人を突破し、SNSでも各界著名人や既にご覧いただいた観客から大絶賛の口コミが広がり続けている本作。公開後の反響を受けて吉田「実は2回、劇場にこっそり映画を観に行ったんですけど、皆さんが劇場に入ってくださっているのを体感できて嬉しいですし、劇場の空気感も一緒に感じられて嬉しかったです。改めてたくさんの方に観ていただけるって本当に幸せなことだなと感じています。グッズも買ったんです!京本と藤野の缶バッチが一つずつ当たってガッツポーズしました」と楽しげに語りました。続いて押山は「本当に嬉しい限りです。口コミが広がってたくさんの方が観に来てくださっていて。もちろん原作の力も大きいと思いますし、映画も一生懸命作ったんですけど、いろんなところで感想を見れている実感があります。観てくれた方の”感想を書いてくれる率”が本当に高い作品になっていると思い、嬉しく思います」と明かしました。そして、実は昨日、原作の藤本タツキ先生に会ったという監督は、「藤本さんも映画館で観たそうです。藤本先生の隣で見ていた観客は上映後に泣き崩れていたようです。まさか藤本さんが隣にいると思ってお客さんも見ていないだろうなと思いました」と話し、キャスト、そして原作の藤本タツキ先生もお忍びで劇場に観に行っていたという秘話も。

そして本作で「はじめて自分の声が好きになれた」と振り返る吉田は、今回が声優初挑戦。声優としての演技について、吉田は「今まで、自分の声には良い印象がなくて。でも今回キャスティングしてくださったおかげで、改めて自分の声に向き合う時間ができました」と話しました。そんな吉田の声の魅力について、監督は「難しいシーンが多い京本を演じてもらいましたが、アフレコではスムーズに進んだので、僕の中では上手という印象があります。微妙なニュアンスも本当に上手に一発でこなしてくださいました」と称賛。さらに、「藤本さんは秋田出身、音楽のharuka nakamuraさんは青森、僕は福島という、みんな出身が東北で。自然とこの作品への共通解があったと思っているのですが、吉田さんは東京出身だけど、本当は東北出身なんじゃないかな?と思うくらい、雪国の気配を思わせる雰囲気がオーディションの時からありました」と京本を見事に演じた吉田を絶賛していたというエピソードも。

そんな京本というキャラクターの声を演じ切った吉田は、京本と自身が似ている部分について「藤野も京本も絵がうまくて才能があるんですけど、京本は自分の絵に満足している訳ではない気がしていて。そういう部分は自分に似ているなと思います。お芝居の時も、その時の全力で挑んではいますが、すごい自信があるわけではなくて、心配になる時もあるんです。そこは似ている所だと思っています」と自身と京本の共通する部分も感じながらアフレコしていたと明かしました。
さらに、京本が藤野に憧れたように学生時代に憧れた人について質問されると、監督は「小学生の時は「ドラゴンボール」のコミックスを目にタコができるくらい観ていて、鳥山明先生に憧れていたんです。小学生時代は京本ほどではないですが、スケッチブックにたくさん模写していました」とまるで京本や藤野のようにスケッチブックに模写していたそうで、全身写っているものを選んで模写するなど、模写する絵にもこだわって小さい頃から描いていたことを語りました。

最後に、吉田は「今日、皆さんがこうして観に来てくださって、どう感じていただけたか感想を見るのが楽しみです。私自身も映画を観て感じたのですが、この作品はなによりストーリーと絵が素晴らしいと感じています。皆さんのコメントを見ていると、私も気づかない設定や、漫画とはまた違った点など、観れば観るほど見つけられる作品だと思っているので、何度でも観て楽しんでいただけたら嬉しいと思います」、そして押山は「何度も観ないと分からないような仕掛けを本編に忍ばせてしまったので、まだまだ発見されていないことも沢山あります。もっとわかりやすい演出にすればよかった!とある意味後悔している部分もあるのですが‥。口コミを見る限り、1000人見ても1人も気づかない事態になっていて、ちょっとやりすぎたかなと反省しています(笑)本日は本当にありがとうございました」と締めくくり、大盛況のうちにイベントは幕を閉じました。

 

 

「ルックバック」公開記念新PV
https://youtu.be/FbZd4FeNcLU

 

 

 

■『ルックバック』とは

『ルックバック』は、『ファイアパンチ』、『チェンソーマン』といった話題作を手掛け、劇場版アニメ『チェンソーマン レゼ篇』の公開も控える漫画家・藤本タツキ渾身の作品。2021年7月にコミック配信サイト「少年ジャンプ+」にて公開され、ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2人の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出し、著名なクリエイターたちをはじめ、多くの漫画ファンの注目を集めました。本作の劇場アニメ化にあたり、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『借りぐらしのアリエッティ』、『風立ちぬ』など、数多くの話題作に主要スタッフとして携わってきた、押山清高(おしやま・きよたか)が監督、脚本、キャラクターデザインを務めます。

また、主演は、河合優実と吉田美月喜のW主演。「不適切にもほどがある!」(24)での演技で話題が沸騰した、今最も注目を集める俳優・河合優実と、映画「あつい胸さわぎ」(23)「カムイのうた」(24)等では主演を務め、昨今目覚ましい活躍に拍車をかける俳優・吉田美月喜が、劇場アニメ『ルックバック』の藤野と京本に生命を吹き込みます。

 

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■あらすじ

学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる…。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が…。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。

 

 

 

☆作品詳細

ルックバック

6月28日(金)全国ロードショー

〈スタッフ〉
原作:藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高
出演:河合優実、吉田美月喜
アニメーション制作:スタジオドリアン

公式サイト:lookback-anime.com
公式X:@lookback_anime

■原作
「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊) コミックス発売中

 

劇場アニメ「ルックバック」本予告【6月28日(金)全国公開】
https://youtu.be/gH6zVJVHEaM?si=zqb_herUKNScJKYT

 

劇場アニメ「ルックバック」特報
https://youtu.be/6pKt9OsxwWc?si=NUgNnWyuKA8w1e2u

 

© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会