フジテレビ系生放送バラエティー番組『ぽかぽか』<毎週(月)~(金)11時50分~13時50分>内で、毎週月曜13時台に放送中の人気TVアニメ『ねこに転生したおじさん』。
2月5日(水)に原作マンガ連載2周年を迎えたことを記念し、TVアニメでおじさん役を務める亀岡孝洋と、社長役を務める関智一のオフィシャルインタビューが解禁となった。
原作者のやじまが描く話題のSNSマンガ『ねこに転生したおじさん』は、「次にくるマンガ大賞2023 WEBマンガ部門2位」を受賞し、2024年10月にTVアニメ化された人気作品。 ごく普通のサラリーマンだったのに、ある日突然ねこに転生してしまったおじさんと、ねこの正体を知らず「プンちゃん」と名付け溺愛する上司の社長を中心に、シュールかつコミカルな日常を描いた作品です。
今回、TVアニメでおじさん役を務める亀岡孝洋と、社長役を務める関智一が原作マンガの印象やキャラクターの魅力、アフレコ時のエピソードなどをたっぷり語ったインタビューが到着。今後の物語にもますます期待が高まるトークとなっている。
⻲岡孝洋(おじさん役)×関智⼀(社⻑役)オフィシャルインタビュー
――『ねこに転生したおじさん』(以下、“ねこおじ”)について、原作マンガや台本などを初めてご覧になったときに受けた印象は?
亀岡:
「“転生もの”の作品はアニメや漫画でも結構ありますが、一般的には異世界が舞台であったり、登場するキャラクターもファンタジー系であったりする場合が多いです。ですが“ねこおじ”の場合は、転生元も普通のおじさんで、転生先もねこという、割と身近な存在っていうのもあって読みやすいなという印象でした。僕は原作のやじま先生が描かれる絵が好きです。とてもキャッチーで、絵からも作品に入りやすいですよね」
関:
「おじさんが転生したねこ(プンちゃん)を、同じくおじさんである社長が可愛いがっています。そのギャップがまず印象的な作品です。僕らって自分としてずっと生きてきている結果、おじさんになってるじゃないですか(笑)。だから今も昔と変わらない感覚でやってしまっていることってあると思うんですよ。子供の頃と同じような気持ちでゲームを一生懸命やっていたりとか、みっともないこともやってみたりとか。例えば僕、LOVOTっていうロボットを買って、家に置いているんですよね。LOVOTに対しては、(社長のプンちゃんに対する態度と)同じ感じになっています。
やっぱり可愛くて、そういう話し方になっちゃいますね。“何、どうしたの?”みたいな。それを傍から見たらね、なんか少し気持ち悪かったり、また逆に面白いだろうなと思ったりするので、“ねこおじ”はそこをうまく切り取って描かれているなと感じると同時に、ちょっと恥ずかしい気持ちもあります。なんか自分を覗き見られているようなとこもちょっとあるじゃないですか」
――社長がプンちゃんの前では豹変するようなところで、共感を覚えますか?
関:
「多分、僕らみたいな人が“自分もそういうとこあるな”っていう気持ちで見ることもあるのかなと感じています」
――ご自身の演じるキャラクターの魅力や注目ポイントは?
亀岡:
「やっぱりやじま先生が描くおじさんが注目ポイントかなと思っています。表情が豊か、かつ細かく描かれているので、まずそこが魅力の一つだなと感じています。 自分の演じているおじさんの魅力としては、なんというかやっぱり、可愛らしさ。もちろんプンちゃんとの相乗効果もありますが。アニメを見ている方や、漫画を読んでいらっしゃる方も、おそらくそういった魅力も少なからず感じてくださっているんじゃないかなと思うんですよね。 “おじさん”って、一般的な作品でいったら割とサブ的な存在であることが多かったりすると思うんですけど、今作ではメインでいても、みんなに可愛がられる存在なのかなって。そういうとこが魅力だと思っています」
関:
「社長はやっぱりギャップが魅力ですよね。プンちゃんと暮らすようになってから、生活に潤いが出てきましたけど、その前はどこか寂しかったんだろうなっていう感じがするので。あんなに愛を注げる人なのに、プンちゃんに出会う前に何か夢中になっていたものとかないのかな、ということも気になります。もしかすると社長自身も、自分のそういった一面に気づいてなかったのかな? これまで仕事で猛烈に頑張ってきた分、ふと出会ったねこに……この可愛い存在にガーっと気持ちがいっちゃったんだと思うんですよね。きっと。 だからそういう振り幅がいいんじゃないかと思います」
――初回アフレコの印象や、演じる上で感じたこと、予定の演技プランと変えた部分は?
関:
「かなりこだわって収録をしているなという印象がありました。作品の面白さをどこに持ってくか、といった部分で。監督さんたちも楽しんで作っているっていうか、“もっとこうした方がいいんじゃないか”とか、“こうしたらどうだろう”みたいな調整が結構細かくあったなと。すごく力が入っているのは感じました」
亀岡:
「僕はオーディションでこの役が決まったのですが、オーディション用のデモテープを取った際は、結構おじさん色を強めに演じており、それで選んでいただけました。ただ、初回のアフレコでテスト収録を行った際、“やっぱり、ちょっとおじさんの度合いが強い”とディレクションをいただきました。確かに、一緒に収録している花澤さんや関さんの声を聞いていたら、ちょっとオーバーかも、と感じて調整していきました。“現場へ入って、みんなで作っていくものなんだな”っていうのが、当たり前のことなんですけど改めて感じましたね」
関:
「おじさん役で“おじさんすぎる”って(笑)」
――お二人は本作にて初共演になりますが、お互いの印象は?
亀岡:
「分け隔てなく、現場の雰囲気を作ってくださるところが非常に印象的でした。関さんがスタジオに入られたとき、僕はちょっと緊張していたんですけど、自然と話題を広げて輪に入れてくださるのが素敵だなと思って。自分もこういう大人に、こういう先輩になろうと思いましたね」
関:
「“おじさん役は、どういう人がやるんだろう”っていうのは僕もすごく思っていて。いろんな人を想像してみたんですけど、やっぱり“誰かっぽい”、“何かっぽい”っていうことであまりピンとこなくて、どなたになるんだろうと思っていました。おじさん役が亀岡さんになると聞いて、まずお写真を見たときに、“見た目の雰囲気を意識したところもあるのかな”と思って。それから現場でお芝居されているところを見て、本当にもう表現の雰囲気もぴったりで。“あ、これだわ”と思って。よくこんなにぴったりな人を見つけてキャスティングされたなと思って感動してたんですよ。多分、現場のみんなが同じ気持ちだったと思います」
亀岡:
「いや、ありがたいですね。 (インタビュー時の)宣材写真では眼鏡をはずしていますが、普段は眼鏡をかけています。実はおじさん役が決まった機会に、宣材写真を撮りなおしました(笑)」
――これから本作をご覧になる方へメッセージ
亀岡:
「このインタビューでもいろいろお話しさせてもらいましたけど、TVアニメ『ねこに転生したおじさん』は題材も身近で、すごく見やすい作品だと思います。日常に寄り添ったお話で、皆さんに共感してもらえると思います。大きく物語が動くっていうわけじゃないんですけど、登場人物もいっぱい出てきてより楽しんでいただけるような展開になっています。『ぽかぽか』内で毎週月曜に放送されているので、ぜひとも長く愛していただければと思います」
関:
「一見すると、可愛らしいキャラクターで、女性に楽しんでいただきやすいように思うんですけど。“おじさん”たちも、ご飯を食べながら『ぽかぽか』を見て、そして、このアニメも見てもらえれば。すごくおじさん愛もいっぱい感じられますし、自分を重ねて、なんかこうあったかい気持ちになったり、ちょっと恥ずかしい気持ちになったり、色々揺さぶられるところがあると思います。老若男女問わず楽しめる作品だと思いますので、ぜひ劇場版まで、ザ・ムービーまでやってもらいたいなと(笑)。そのぐらいのムーブメント、期待しています」
☆作品詳細
ねこに転生したおじさん
TV放送
フジテレビ系列「ぽかぽか」内で毎週月曜13時台放送
配信
見逃し配信:FOD、TVer、YouTube(フジテレビアニメ公式チャンネル)
※以後、毎週1話ずつ配信/冒頭4話は常時無料配信
■イントロダクション
全人類がニャいた!?
「次にくるマンガ大賞2023WEB マンガ部門2位」を受賞した話題のSNSマンガ、ついにTVアニメ化!
ごく普通のサラリーマンだったのに、ある日突然、ねこに転生してしまったおじさん。
人間の言葉も話せなくなり道端で困っていると、そこへ通りかかったのは、
おじさんが勤めている会社の社長だった。厳しい性格で知られていた社長だったが、
可愛らしいねこ(正体はおじさん)を目にしたとたん、態度が一変し…!?
正体がバレないようふるまうおじさんと、
ねこに「プンちゃん」と名付けて溺愛する社長の、愉快でシュールなハッピーライフがスタート!
〈スタッフ〉
原作:やじま(公式X https://x.com/yajima_en)
監督:りお、川越崇弘
キャラクターデザイン:りお
アニメーション制作:スタジオエイトカラーズ
色彩設計:千崎美賀子
撮影監督:中野遼太郎
編集:小町直
音響監督:川越崇弘
音響制作:tuple
音楽:イトケン
音楽制作協力:ノーヴォ
〈キャスト〉
おじさん:亀岡孝洋
プンちゃん:花澤香菜
社長:関智一
てぷちゃん:大橋彩香
糸柳先生:津田健次郎
公式サイト https://nekooji-anime.com
公式X https://x.com/nekooji_news
©やじま/ねこおじ製作委員会