日本画家としての活動を軸に、新海誠監督や片渕須直監督など名だたる監督のアニメーション作品に参加し、CMやミュージックビデオを手掛けるなどジャンルを超えて様々な創作活動を行ってきた四宮義俊が、自身のオリジナル脚本で描く、初の長編アニメーション監督作。
物語の舞台は、土地立ち退きの強制執行が迫る創業330年の花火工場・帯刀煙火店。そこで育った若者たちと、幻の花火<シュハリ>をめぐる2日間の物語を描き出す。
2024年5月に開催された「第77回カンヌ国際映画祭」マルシェ・ドゥ・フィルム「Animation Day」アヌシー・アニメーションショーケースで、世界中のさまざまな制作段階にある5作品の1本に選出され、フランスの気鋭スタジオMiyu Productionsとの日仏共同製作でもあり、早くも世界から熱視線を集めている『が明ける日に』が2025年全国公開!
(英題『A NEW DAWN』)
入野自由・岡部たかしが追加キャストに決定!
声優初挑戦となる萩原利久と古川琴音が W 主演を務めることが発表され注目が高まる本作。この度、追加キャストに入野自由と岡部たかしが決定し、あわせてキャストよりコメントも到着した。
萩原演じる帯刀敬太郎の兄であり、古川演じるカオルの幼馴染で愛称「チッチ」こと帯刀千太郎を演じるのは、『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(長井龍雪監督/13)や『言の葉の庭』(新海誠監督/13)や『聲の形』(山田尚子監督/16)など時代を代表する傑作アニメーション作品に命を吹き込み、さらには声優だけではなく舞台やアーティスト活動など活躍の場を広げている入野自由。入野演じる千太郎は、幻の花火を追い求めて奮闘する敬太郎や地元を離れて東京で将来への道を模索しているカオルと異なり、地元の市役所に勤めるお堅い役どころ。しかし、敬太郎とカオルの花火への情熱に徐々に影響されてゆく。本作について入野は「作品から漂う空気感に一瞬で心惹かれました。この作品でしか観られないモノが!感じられないモノが!確かにあります。」と長編初監督となる四宮監督の作り出す世界を絶賛し、その最上の仕上がりを断言。また「主演であるお二人のお芝居とひたすらに向き合っていた気がします。」とも語り、W主演の萩原・古川との抜群のコンビネーションに期待が高まります。
さらに、NHK連続テレビ小説「虎に翼」(24)に続き「ばけばけ」(25)への出演も決定し、大河ドラマ「真田丸」(16)、映画『花束みたい恋をした』(土井裕泰監督/21)など数々の話題作で圧倒的な存在感を放つ岡部たかしの出演も決定!映画・ドラマ・舞台を華麗に横断して圧巻の演技を魅せる岡部だが、実はアニメ声優は本作が初挑戦!彼が演じるのは、萩原演じる敬太郎の父親・帯刀榮太郎。榮太郎は本作の舞台となる帯刀煙火店を花火職人として率いたが、今は消息不明になっているという役。しかし、彼が残した言葉や資材、考え方は時を超えて敬太郎や古川演じるカオルの運命を大きく変えていくことになります。「お前は顔はあれやけど、声はけっこうあれやから、そういう仕事あるんちゃうか」と家族・友人に言われてきたという岡部。「ついに、初めての声優のお仕事が!!」と喜びを爆発させるが「感情を出そうとすると動きに合わず、動きに合わせようとすると感情が追っつかず難儀することに。」とその苦労を明かします。
緻密に描き込まれた美術と、日本画家でもある四宮監督が紡ぎ出す唯一無二のアニメーションに豪華キャストが瑞々しくも力強く息を吹き込んだ本作を是非劇場で鑑賞してもらいたい。
■入野自由 コメント
四宮監督初の長編アニメーションに参加できる事を大変光栄に思っています。
この作品のオーディションの資料を拝見した時に感じた、作品から漂う空気感に
一瞬で心惹かれました。
収録はとても大変でしたが、特別な時間でした。
監督の求めるモノを掴み取り、自分から湧き出る表現や感覚、そして、主演である
お二人のお芝居とひたすらに向き合っていた気がします。
どんな作品に仕上がっていくのか、僕自身とても楽しみです。
他にはない、この作品でしか観られないモノが!感じられないモノが!
確かにあります。
<入野自由 プロフィール>
1998年2月19日生まれ。東京都出身。
2001年『千と千尋の神隠し』において「ハク」役に抜擢され、以後声優として多くの主演作を務める。また、アーティスト活動や舞台にも出演するなど活動の幅を広げている。主な出演作に、「おそ松さん」シリーズ、「ハイキュー!!」シリーズ、『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(13)、『言の葉の庭』(13)、『聲の形』(16)、『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(24)など。
■岡部たかし コメント
お前は顔はあれやけど、声はけっこうあれやから、そういう仕事あるんちゃうか。と、家族や友人たちに言われ続けて早ウン十年。ついに、初めての声優のお仕事が!!
したところ、感情を出そうとすると動きに合わず、動きに合わせようとすると感情が追っつかず難儀することに。それやこれらも新鮮で、良い経験をさせていただきました。
日本画家でもある四宮監督の美しい色彩。スクリーンで観たらきっと圧倒圧巻だろうな。是非劇場で!
<岡部たかし プロフィール>
1972年6月22日生まれ。和歌山県出身。
上京後、東京乾電池に所属。退団後は映画やドラマへと活動の幅を広げ、数多くの作品に出演する。NHK連続テレビ小説「虎に翼」(24)では主人公の父親役を演じ、深い印象を残した。主な出演作に、映画『花束みたいな恋をした』(21)、『マンガ家、堀マモル』(24)、ドラマ「エルピス」(22/KTV,CX)、日曜劇場「キャスター」(25/TBS)、「ハヤブサ消防団」(23/EX)、大河ドラマ「青天を衝け」(21/NHK)、連続テレビ小説「ばけばけ」(25/NHK)など。
☆作品詳細
タイトル:『花緑青が明ける日に』(英題:『A NEW DAWN』)
公開表記:2025年全国公開
<STORY>
「その花火は、宇宙を切り取ったんだ―」
緑豊かな森の中にある花火工場・帯刀煙火店は、町の再開発により立ち退きを迫られている。
帯刀敬太郎は、4年間そこに立てこもり、蒸発した父に代わって幻の花火と呼ばれる<シュハリ>を
完成させるため花火作りに没頭していた。
一方、東京で暮らす幼馴染のカオル。過去に起きたある事件をきっかけに地元を離れていたが、
立ち退きがいよいよ明日に迫る中、帯刀家を訪れる。
2人は再び出会い、失われた花火の秘密に迫るため驚きの計画を企てる。
その鍵を握るのは美しい青色の顔料「花緑青」だったー。
【花緑青】とは
かつては花火の材料に使われていた、燃やすと青くなる緑色の顔料。
毒性を含むため、現在ではほとんど使用されなくなった。
<CREDIT>
萩原利久 古川琴音 入野自由 岡部たかし
原作・脚本・監督:四宮義俊
キャラクターデザイン:うつした(南方研究所) 作画監督:浜口頌平 美術:馬島亮子 音楽:蓮沼執太
製作:A NEW DAWN Film Partners
制作:アスミック・エース/スタジオアウトリガー/Miyu Productions 配給:アスミック・エース
公式サイト:https://hanaroku.asmik-ace.co.jp
公式X:https://twitter.com/hanaroku_movie
『花緑青が明ける日に』特報|2025年全国公開
https://youtu.be/K9HqxtVvofI
©A NEW DAWN Film Partners