フジテレビ B8stationで好評放送中のTVアニメ『RINGING FATE』。
3月23日(日)に開催された「AnimeJapan 2025」のbilibiliブースでスペシャルトークイベントを実施。主人公・要役の花澤香菜、相棒・サブロー役の梅原裕一郎、そして中国から来日したリ・ハオリン監督が登壇し、本作の魅力や制作秘話、キャラクターへの想いを熱く語った。
現実世界で死を迎えたときに未練があると飛ばされる、生と死の狭間の「崆(くう)」という場所を舞台に物語が展開される本作。この世界では、メカを操縦して戦う“運命のリング”と呼ばれるものがあり、優勝者には生き返るチャンスが与えられる。そして“運命のリング”では“乾(かん)”と呼ばれるものを賭けて闘う。“乾”とは、前世でどのくらい善行をしたのかによって持つ量が決まるもので、“乾”の量と記憶の量はリンクしている。そのため、負けると記憶を失い、さらに負け続けるとその世界からも消えてしまい、本当の死を迎えるのだ。主人公の少女・要は現実世界で不治の病に苦しみ、若くしてそのまま死んでしまった。生前の未練から「崆」に飛ばされるが、目覚めるとほとんどの記憶を失っていた。そこで偶然にも最凶のヘルメット・サブローと出会う。生き返りたい要と、とある野望を持つサブロー、目的は同じだが仲間ではない二人が手を組み勝ち上がっていくという物語だ。
■イベント名:TVアニメ『RINGING FATE』スペシャルトークイベント
■日時:2025年3月23日(日) 16:00〜16:30
■会場:「AnimeJapan 2025」 bilibiliブース
■登壇者(敬称略):花澤香菜(要役)、梅原裕一郎(サブロー役)、リ・ハオリン監督
3月23日(日)に開催された「AnimeJapan 2025」のbilibiliブースで行われたステージには、主人公・要役の花澤香菜と相棒・サブロー役の梅原裕一郎、そして中国から駆けつけたリ・ハオリン監督が登壇。
キャスト二人の印象について聞かれたハオリン監督は「10年前に一緒に仕事をした際に、芝居の実力はもちろん、特に表情の豊かさに惹かれた」と花澤を要役に起用した理由を語り、梅原については「サブローが持つかっこよさと梅原さんのイメージがマッチしていると感じた」と明かしました。
本作の印象を聞かれた花澤は「途中で実写が入ってくるという斬新な作りに、台本をもらうたびに続きが気になるとキャストみんなで話していた」とアフレコ現場の熱気を伝えました。梅原も「中国アニメ特有の感性と表現方法が面白いと役者仲間から聞いていて、いつか出演してみたいと思っていた」と想いを語り、本作については「いち視聴者としても深い考察ができる作品」と高く評価。花澤は「11話まで放送され『こんな伏線があったの!』と気づかされることが多く、最初から見返したくなる」と物語の緻密な構成を絶賛しました。
要とサブローの関係性については、監督が「サブローは最初、要のことをさっぱり分かっていない。しかし物語を通じて徐々に理解を深めていく」と説明し、「一方で要からサブローに対しては単純で、パートナーとして一緒に生きていくという気持ちが強い」と二人の絆について言及。花澤は「サブローは取っ付きにくそうに見えるけど、要が誰にも動じないタイプだからこそ相性がいいのかなと思いながら演じていた。サブローがそれに絆されていくのが見ていて可愛らしい」と分析。梅原も「サブローは論理的な思考の持ち主で、要は感情を大事にするタイプ。思考回路が全然違うところに魅力を感じたのでは」と考察し、「要の持つ莫大なエネルギーをサブローが感じ取って徐々に変わっていったと思う」と二人の関係性の深化を語りました。
続いてイベントの特別企画として、キャスト二人が印象的なセリフを生披露。花澤は『自分が誰で、どこから来たか思い出せない。でも分かる。私はあきらめない、あきらめたくない!』という要の決意のセリフを情感豊かに熱演し、「要の”生きたい”という気持ちが込められたセリフ」と解説。梅原は『人は時に、愛と憎しみの区別がつかない。別れによって愛憎は試されるが、その代償は大きい』というサブローのセリフを深みのある声で披露し、「このセリフが登場した青と大熊のエピソードは、この世界の仕組みが描かれ、見る人をグッと引き込む重要な場面だった」と振り返りました。
そしてトークはアフレコ現場でのエピソードへと移り、「数週にわたって、キャスト陣で好きなおにぎりの具材について話していた」という意外な話題が展開。現場では半熟卵などの個性的な具材が候補に挙がっていたようで、花澤も「最近は”マグロの角煮”がお気に入り」と独自の好みを披露。一方で梅原からは「鮭おにぎりが好きだけど、みんなが個性的な具材を挙げる中で言い出せなかった」と思わぬ告白が。最後は「日本を代表する梅味」が好きだというハオリン監督の言葉に、「やっぱりおにぎりの具の話って盛り上がるね」と和気あいあいとした空気が会場全体に広がりました。
ここで話題は、作中の迫力ある戦闘シーンに関連して、三人の格闘技経験の話に。花澤は「合気道を習っていた」と明かし、MCを相手に「関節を捉えて受け流す」技を軽快に実演。「先生からは『本当に危険な時は逃げなさい』と教わった」という実用的なアドバイスに会場は笑いに包まれました。梅原は「自宅にサンドバッグを設置し、ストレス発散に使っていた時期があった」と意外な一面を披露。ハオリン監督は「『ワンピース』のサンジの足技に憧れて空手を始めた」と、漫画から大きな影響を受けたことを語りました。
最後の挨拶では、作品の見どころについて三人がそれぞれの視点から熱く語り、花澤は「11話の最後で要が大人になった姿が描かれてすごくかっこよかった」と述べ、「(物語の)先を感じさせる終わり方なので、これからも応援していただけると監督の筆が乗るかも」と続編への期待を滲ませました。梅原も「最後まで見逃せない展開が続く」としつつ、「これまでのエピソードを見返すと新たな発見がある作品」と本作の重層的な魅力を改めて強調。「きっと監督の頭の中には続きがあると思うので、それが実現した際には全力で演じたい」と熱意を示しました。ハオリン監督は「最終話では迫力あるファイトシーンはもちろん要の変身シーンもあって、多くの謎が解き明かされる」と期待を高め、ファンの熱気に包まれたイベントは盛況のうちに幕を閉じました。
☆作品詳細
B8station 『RINGING FATE』
〈放送日時〉
2025年1月8日スタート
毎週水曜25時25分~25時55分 ※関東ローカル
〈配信プラットフォーム〉
◇見放題配信
[2025年1月9日(木) 12時00分~順次配信開始]
ABEMAプレミアム/DMM TV/dアニメストア/dアニメストア for Prime Video/dアニメストア ニコニコ支店/FOD/Hulu/Lemino/U-NEXT/アニメ放題/バンダイチャンネル
[2025年1月10日(金) 0時00分]
J:COM STREAM/milplus/TELASA/TELASA(Pontaパス)
◇最新話期間限定 無料配信
[2025年1月9日(木) 12時00分~順次配信開始]
ABEMA/FOD/Lemino/TVer/ニコニコ生放送
◇レンタル配信
[2025年1月9日(木) 12時00分~順次配信開始]
Amazon Prime Video/Google TV/HAPPY!動画/music.jp/Rakuten TV/ニコニコチャンネル/バンダイチャンネル/ビデオマーケット
[2025年1月10日(金) 0時00分]
J:COM STREAM/milplus/TELASA
[見逃し終了後 アーカイブ一挙配信]
ムービーフルPlus
※配信開始日は予告なく変更となる場合がございます。詳しくは各配信プラットフォームの情報をご確認ください。
〈キャスト〉
要:花澤香菜
サブロー:梅原裕一郎
エデン:大塚剛央
ティム:狩野 翔
大熊:最上嗣生
〈スタッフ〉
原作・監督:Haolin(リ・ハオリン)
キャラクターデザイン:HAKURO
音楽:林ゆうき、古橋勇紀、高木亮志
アニメーション制作: MOJO、元気蛙
アニメーション製作: bilibili
日本語吹き替え版演出:前田 茜
翻訳:鳥居怜子
録音・調整:鈴木修二、杉江帆南
音響制作:東北新社
日本語吹き替え版製作:フジテレビジョン、bilibili
〈主題歌〉
【OP】ICEx 『理想郷』
【ED】CENT(セントチヒロ・チッチ) 『百日草』
【本PV】https://youtu.be/TeiSIZp6YHc
【公式HP】https://b8station.tv/ringingfate/
【公式X(旧Twitter)】@b8station
TVアニメ『RINGING FATE』本PV【2025年1月8日(水)25:25~放送開始】
https://youtu.be/TeiSIZp6YHc?si=EP4Pf6cR6slzl9e5
©bilibili/BeDream