松坂桃李、染⾕将太、内⼭昂輝、津⽥健次郎、岩井澤健治監督登壇!劇場⻑編アニメーション『ひゃくえむ。』完成披露試写会レポートが到着!

劇場長編アニメーション『ひゃくえむ。』が9月19日(金)より全国公開する。
原作は、「チ。―地球の運動について―」で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した新鋭・魚豊の連載デビュー作『ひゃくえむ。』(講談社刊)。陸上競技の世界で、「100m」という一瞬の輝きに魅せられた者たちの情熱と狂気を描いた物語は、「心が熱くなる」「スポーツ漫画で感じたことない感覚」と多くの共感と驚きを呼び、完結後も熱狂的な人気を集めている。監督は、長編1作目の『音楽』で「アニメ界のアカデミー賞」と名高い米アニー賞ノミネートをはじめ、国内外の多数の映画賞で高い評価を受ける気鋭のクリエーター・岩井澤健治が手掛ける。声の出演には、生まれつき足の速い“才能型”のトガシを松坂桃李、トガシとの出会いから、100m走にのめり込んでいく“努力型”の小宮を染谷将太。
さらに、「100m」の熱き世界で主人公のトガシと小宮を取り巻くキャラクターに内山昂輝、津田健次郎ら総勢12名の豪華声優陣が命を吹き込む。主題歌はOfficial髭男dismの8か月ぶりのリリースとなる書き下ろし最新曲「らしさ」。メンバーが原作に感銘を受けたことからコラボレーションが実現し、最大の熱量で作品を彩る。豪華キャストとスタッフによる、今年一番の興奮がトップスピードでスクリーンを駆け抜ける!

 

8月27日(水)、劇場アニメ『ひゃくえむ。』の完成披露試写会が開催!
W主演の松坂桃李(トガシ役)、染谷将太(小宮役)を筆頭に、内山昂輝 (財津役)、津田健次郎(海棠役)ら、本作を彩るメインキャストと岩井澤健治監督が登壇。本作完成の喜びや貴重な撮影秘話、作品にちなんだフリップトークなど、大盛況なイベントとなった。

 

『ひゃくえむ。』完成披露試写会

【日時】8月27日(水)
【会場】日経ホール(千代田区大手町1丁目3−7日経ビル3階・4階)
【登壇者】松坂桃李、染谷将太、内山昂輝、津田健次郎、岩井澤健治監督

 

 

イベントレポート

映画上映前、会場には大勢の観客が来場、登壇者たちがステージに登壇すると大きな拍手で彼らを出迎えた。そんな熱気あふれる会場の様子に笑顔を見せた松坂(トガシ役)は「僕が参加させていただいているから言うのもなんなんですが、この作品、めちゃくちゃ面白いです。ハードルを上げるのもなんだとは思うんですが、予想を遥かに上回る面白さがこの作品にはありますので。映画を見終わった後は、見終わった熱量のままで、SNSなどを使って感想を言っていただけるとうれしいです」と挨拶。

続く染谷(小宮役)も「僕もひと足先に観させていただいたんですが、最高に面白いです!原作ももちろん大好きなんですが、このアニメには音と臨場感と生々しさと、本当にたくさんのものが入り交じっていて、僕自身も感動しました」とコメント。さらに大勢の観客を前にした岩井澤監督も「企画から4年やってきて、やっとここにたどり着けたなと。本日はたくさんの方に観ていただくことができて、今ちょっと胸がいっぱいです。もうこのまま裏で一人で泣いていたいぐらい」と感無量の様子だった。

実際に完成した本編を鑑賞した松坂は「原作を読んだ時、漫画なのに登場人物の息遣いや走っている足音、風を切る空気感をすごく感じました。この走っている描写をアニメにしたらどうなるんだろうとすごく気になっていましたが、完成した作品を観た時、僕が原作を読んだ時、そのままの衝撃があって。これはすごい。よくぞアニメーションでこんなすごいものができあがったな。と思いました」と驚きを隠せない様子。一方の染谷は「漫画で感じた“たった10秒間”という100メートル走の短さ、儚さ、そこに詰まっている人生。漫画を読んでいた時に感じたその感覚が、映画ならでは新たな形の10秒間になって。それが生々しくもあり、臨場感がある映像にもなっていました」と感激していた。

さらに内山(財津役)は「僕は声優として色々なスポーツアニメに関わらせていただいてきたんですけど、そのどれとも違う。観たことのない映像表現が色んなシーンに散りばめられていて。新しい、すごい、とてつもない作品が誕生したなと感動しました」とその革新性について言及すると、津田(海棠役)も「スポーツアニメの王道の良さもたっぷりありつつ、本当に個性的な独自の映像表現もあって、どっちの要素も入っている。王道のカタルシスとは違うカタルシスを生んでいて。皆さん、今日はお越しになってよかったんじゃないかと思いますよ」と笑顔で会場に呼びかけた。

そんな本作のオファーを受けた理由について質問された松坂は「原作を読んだらあまりにも面白すぎて。なんで今までこれを読んでこなかったのかと思いました。これを受けないなんて理由がない。こんな面白い作品に参加させてもらっていいんですか? という思いでした」とオファーの段階から本作に魅了されていたことを明かす。一方の染谷は「企画と一緒に原作をいただいたんですが、本当に食らっちゃって。しかもこれを岩井澤監督がアニメ化して、トガシ役は(松坂)桃李くんがやると聞いて。『これは何て幸せなことだ』と。うれしくてプルプルしてました」と興奮した様子で振り返った。

松坂と染谷は2011年の『アントキノイノチ』以来、14年ぶりの共演となる。待望の共演に松坂は「めちゃくちゃうれしかったです。なんで14年も共演できなかったんだろうと。誰かが邪魔してたのかな?と思うくらい」と冗談めかしつつも、「お互い違うところで出ている作品を見ながら刺激をもらって。『いつかまた』と思っていたタイミングだったので。うれしさが倍増しました」と喜びのコメント。染谷も「ずっと桃李くんの作品は拝見していて、いつかまたお会いしたいなと思っていたので、『ひゃくえむ。』という映画でまた一緒にやらせていただけたのは本当にうれしかったです」と感慨深い様子で続けた。

そしてその後の話題はアフレコに。松坂は津田と一緒に収録を行ったとのことで、「津田さんが声を入れている姿を無料で間近で見られて、めちゃくちゃラッキーだなと。津田さんのしゃべっているのを後ろから聞きながら『うわ、こうやってやるんだ! すげえ!』と内心思いながら、ずっと見学モードみたいな感じで受け取っていました」と興奮した様子でコメント。津田も「掛け合いのシーンで、すごく生っぽい言葉をもらえて。そこに返していくみたいな感じだったので。本当に一緒に録れてよかったし、僕もすごくうれしかった」と笑顔で返した。

一方の染谷は内山と一緒に収録を行った。「財津はものすごく好きなキャラクター。はじまった瞬間に『あ、財津だ!』と思って。しかもそのシーンが僕がものすごく食らったシーンだったので。実際に一緒に隣でやらせていただいて、すごく刺激を受けました」とコメント。それに対し内山は「僕はアフレコは全然失敗していいものだと思っていて。探り探りでやるんですけど、染谷さんは表現に迷いがない。最初から答えを出す感じでやってらして。『ちゃんとしてるな、やっぱり』と思いました」と返した。

内山演じる財津は独特なセリフまわしが印象的なキャラクターだが、「文字でセリフを読んでいる時は『ふむふむ』と読めるんですけど、実際に声で表現するとなると、どうすれば財津らしさが出るのか悩みました」と役作りの苦労を語る内山。岩井澤監督によると、原作者の魚豊先生からも細かいところの修正案を出してくれたとのことで、「セリフの語尾とかも、読む文字としては成立するけど、しゃべり言葉として発すると逆に変かもしれませんと言っていただいて。逆に先生からセリフを変えていただいたりもしました」と明かすと、財津のセリフについても「魚豊先生からは、丁寧な言葉に変えた方がいいですと言っていただいて。こちらとしては『それでいいんだ』と思ったんですけど、実際に内山さんにセリフを言ってもらうと、すごくはまってましたね」と感心した様子で付け加えた。

そしてイベント中盤では、登壇者たちの「胸が熱くなること」をテーマとしたフリップトークを実施。まず内山が「陸上のアニメなんですが……」と前置きしつつも、「ヨーロッパサッカー開幕」と回答しドッと沸いた会場内。続く染谷も「陸上なんですが……プール」と回答。「クロールで泳ぐと、だんだん無になっていく感覚が気持ちいいんです。プールにいる先輩スイマーたちの脱力した泳ぎを見て、あの域に達したいなと思っています」とその理由を明かした。

さらに松坂も「陸上ではないんですが……金魚すくい」という回答。「こないだ夏祭りで金魚すくいをやったら、めちゃくちゃ面白くて。シンプルだけど技術がいる。金魚すくいってこんなに面白いんだと思った」と熱弁。ポイの扱い方について実技を交えながら「半分だけ水につけて様子を見ながら……」と付け加えた。

そんな中「ここで軌道修正します」と笑った津田は「純度の高さ」と回答。「この映画もそうですが、純度が高い人や表現を観るとドキッとしてしまう。たとえば子どもが後先考えずに遊んでいる姿とか。それは岩井澤監督もそう。そういう純度の高さに胸を打たれます」とかみ締めるようにコメント。そして最後に岩井澤監督が「今」と回答。「このメンツでここに立てることは二度とないかもしれない。本当に今、胸が熱いです」と語る監督の言葉に、松坂たちも「また呼んでくださいよ!」と再タッグを熱望するひと幕も。

そんな大盛り上がりのイベントもいよいよ終盤。最後のメッセージを求められた染谷は「スポーツをやる方でも、もちろんスポーツをやられない方でも、本当に誰が観ても、絶対に胸に響いてくる音と描写描写が待っています。ぜひ劇場のスクリーンで、そして劇場のスピーカーで、この映画を体感して。何かを持って帰っていただけたら」と語ると、松坂も「トガシのセリフにもあるんですが、『100mを誰よりも速く走れば、全部解決する』と。本当にシンプルだけれどディープなこの世界に人生をかけた登場人物たちの感情の動きだったり、美しさみたいなものが、本当に胸を打つと思うので。臨場感とともにそれを受け取っていただけたら幸いです。どうか最後まで楽しんでいってください」と会場に呼びかけ、温かな拍手に包まれながらイベントは幕を閉じた。

 

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ムビチケ前売券発売情報

本作のムビチケ前売券が7/18(金)より発売中!
絵柄には正面へまっすぐな視線を向けるトガシと足元に視線を落とす小宮という対照的な2人の姿が印象的なティザービジュアルが使用されている。前売り特典として、ムビチケカード限定で『ひゃくえむ。』特製4カットステッカーが付いてくる。トガシが所属する鰯第二高校陸上部のロゴや、原作でも人気の学食限定「イワコロパン」のイラストなど、ここでしか手に入らない特典をお見逃しなく!
さらにチケットぴあでも、限定特典「トガシ・小宮のアクスタ2種セット」付きムビチケの発売が決定。こちらも同じく7/18(金)の10:00から発売予定となっている。
※ムビチケ発売に関する詳細は、映画公式サイトのニュースページよりご確認いただけます。
https://hyakuemu-anime.com/info/72/

▼チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/hyakuemu-mvtk/

『ひゃくえむ。』特製4カットステッカー

限定特典「トガシ・小宮のアクスタ2種セット」

 

 

 

☆作品詳細

ひゃくえむ。

2025 年9月19日(金)全国公開

<STORY>
生まれつき足が速く、「友達」も「居場所」も手に入れてきたトガシと、
辛い現実を忘れるため、ただがむしゃらに走っていた転校生の小宮。
トガシは、そんな小宮に速く走る方法を教え、放課後2人で練習を重ねる。
打ち込むものを見つけ、貪欲に記録を追うようになる小宮。
次第に2人は100m走を通して、ライバルとも親友ともいえる関係になっていった。
数年後、天才ランナーとして名を馳せるも、勝ち続けなければいけない恐怖に怯えるトガシの前に
トップランナーの一人となった小宮が現れるー。

〈キャスト〉
松坂桃李 染⾕将太
笠間 淳 ⾼橋李依 ⽥中有紀
種﨑敦美 悠⽊ 碧
内⽥雄⾺ 内⼭昂輝 津⽥健次郎

〈スタッフ〉
原作:魚豊『ひゃくえむ。』(講談社「マガジンポケット」所載)
監督:岩井澤健治
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン・総作画監督:小嶋慶祐
美術監督:山口渓観薫
音楽:堤博明
プロデューサー:寺田悠輔、片山悠樹、武次茜
アニメーション制作:ロックンロール・マウンテン
製作:『ひゃくえむ。』製作委員会
配給:ポニーキャニオン/アスミック・エース

公式サイト:https://hyakuemu-anime.com
公式X: https://x.com/hyakuemu_anime

<原作情報>
『ひゃくえむ。』(講談社「マガジンポケット」所載)
著:魚豊
コミックス全5巻、新装版全2巻:好評発売中

 

 

劇場アニメ『ひゃくえむ。』キャラクターPV【.()公開】
https://youtu.be/YT2Sh7sbZak

 

劇場アニメ『ひゃくえむ。』本予告【.()公開】
https://youtu.be/Xy4bziLT-_g?si=vUS_5ZMN0nwGSC7p

 

劇場アニメ『ひゃくえむ。』特報【.()公開】
https://youtu.be/S4qDUrkoNpc?si=TcxGQYX2YiRD7TIv

 

©⿂豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会