縁城蒼吏役の岡本信彦さん、霞流括役の内山昂輝さん、漆栖川希詠役のファイルーズあいさん登壇!
TVアニメ『デッドアカウント』先行上映会&キャストトークショーオフィシャルレポート到着!
TVアニメ『デッドアカウント』の先行上映会が、2025年12月20日、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催された。
本イベントでは第1話・第2話の上映に加え、縁城蒼吏役の岡本信彦さん、霞流括役の内山昂輝さん、漆栖川希詠役のファイルーズあいさん、またMCとして天津飯大郎さんが登壇し、作品の魅力やキャラクターへの思い、印象的なシーンについて語った。

<キャスト陣が語る主要キャラクターの魅力>
まずは作品の第一印象について質問が飛ぶと、主人公・縁城蒼吏を演じる岡本さんは、「能力バトルではあるが、これまでにあまりなかった新しさがある」と作品を評し、「インターネットの性質そのものが能力になるという発想が面白い。自分だったらどんな能力になるのか、想像が膨らみます」と、本作ならではの設定に強く惹かれたことを明かした。
内山さんは、今回のイベントで第1話と第2話を連続上映した点に触れ、「どちらも観てもらわないと作品の魅力が伝わらないと感じた」とコメント。第1話はシリアスな導入で物語の世界観を描き、第2話では一転して学園ものとしての側面が前面に出る構成になっており、「振れ幅の大きさこそがこの作品の魅力。両方をまとめて届けられたのは良かった」と手応えを語った。
ファイルーズさんは、2023年に公開されたコミックスPVから続投している3人で、再びアニメ作品として集まれたことへの喜びを語る。
また作品全体については、「なんて面白くて、前衛的な設定なんだと思った」と口をそろえ、SNSが生活に深く根付いた現代だからこそ、「自分だったらどうなるのか」と想像をかき立てられる点が大きな魅力だとコメント。身近さのあるテーマに加え、キャラクターのビジュアルや個性にも強く惹かれたとし、「彼らがアニメでどう動くのか、一ファンとしても楽しみ」と期待を寄せた。

続いてトークは、それぞれが演じるキャラクターについての話題へ。岡本さんは縁城蒼吏について、「3人の中でも、蒼吏は一番感情表現が豊かなキャラクター」と説明。第1話では、炎上系動画配信者“煽りんご”としての一面を強く打ち出すようディレクションを受けたことを明かすと、「悪い部分もしっかり出してほしいと言われました」と振り返る。
一方で第2話では、縁城蒼吏の印象が大きく変わるという。「めちゃくちゃピュアで、妹思いで、いわゆる主人公然としている部分が前面に出てくる。こっちが蒼吏の本性だと思っています」と語り、二面性を持つキャラクター像を強調した。
また、取材などで「蒼吏と似ているところは?」と聞かれることも多いそうだが、「炎上系は本当に苦手なので……」と苦笑い。「唯一ひねり出した共通点が“スイーツが好き”でした。その一点で取材を乗り切っています」と会場を和ませた。
“煽りんご”としての縁城蒼吏については、「本当に最悪ですよね」と率直にコメントしつつ、「お金を稼ぐためには仕方がなかったので、どうか許してあげてください」とファンに向けてフォローすると、会場は笑いに包まれた。

霞流括を演じる内山さんは、自身のキャラクターについて「真面目ではあるけれど、すぐにはみ出してしまい、口の悪さが表に出てしまうタイプ」と説明。クールなキャラクターという第一印象を持たれがちだが、実際に演じていく中で、そのイメージは少しずつ変わっていったという。
「熱いセリフは、とことん熱くやっています」と語るように、当初想定していた演技プランから変更が生じた部分もあったとのこと。感情を抑えた冷静さだけでなく、内に秘めた熱量が随所で表に出るキャラクターであることを強調し、「背景やバックボーンにもぜひ注目してほしい」と見どころを挙げた。

一方、ファイルーズさんは自身が演じる漆栖川希詠について、「見た目はサバサバしていそうだけど、実はめちゃくちゃ粘着質」とキャラクターを表現。ネットストーカーのような一面を持つことに触れつつ、「“執念深い”ではなく、“粘り強い”です」と、必死にポジティブな言い換えを試み、会場の笑いを誘った。
ただし、そんな漆栖川希詠にも可愛らしい一面があるといい、作中で印象的なアイテムとして挙げたのが芋けんぴ。「常に持ち歩いていて、任務中も欠かさない」という設定にちなみ、ファイルーズさん自身も芋けんぴにハマり、よく食べるようになったと明かした。
最後には「みなさんも芋けんぴを用意して観てもらえたら」と、作品とキャラクターへの愛情がにじむコメントも。

続いてトークは、会場スクリーンに映し出された登場キャラクター一覧をもとに、「気になるキャラクター」について語るコーナーへ。主要キャラクター以外にも個性派ぞろいの顔ぶれが並び、キャスト陣それぞれの“推し”が明かされた。
岡本さんが挙げたのは、痣木宵丸。「個人的には痣木先生ですね」と名前を挙げると、ほんわかした雰囲気でありながら頼りになる存在である点に触れ、「バトルものには欠かせない“先生キャラ”」と、その立ち位置の魅力を語った。
内山さんが注目したのは、灰島ひより。かわいらしいビジュアルが印象的なキャラクターだが、「何か仕掛けがありそう」と意味深なコメント。見た目の印象だけでは測れない存在であることを示唆し、物語の中での役割に期待を持たせた。
ファイルーズさんは、キャラクターの名前に着目。亜科伴は「BAN」、草場恵流は「“草生える”なのかな」と、ネット用語が散りばめられている点に触れ、作品全体に漂うインターネット文化との親和性を指摘した。
そんな中で一番の推しとして挙げたのが、鋭義泥。「クセの強いキャラクターですけど、分かりやすくこういうキャラが好きなので(笑)」と率直に語り、会場の共感を誘った。
これ以外にも岡本さんは滑川霧について、「一言目のセリフが衝撃的」と強烈な印象を明かすと、内山さんも「確かに、喋り方もどこかつかみどころがない」と同意。ミステリアスな存在感を放つキャラクターであることが、キャスト陣の言葉からも伝わってきた。

<霞流括のキャラクターデザインにも注目>
トークは続いて、今回の上映会で鑑賞できた第1話・第2話の中から、印象に残ったシーンを語り合うコーナーへと移った。
岡本さんが選んだのは、第1話で描かれる縁城蒼吏の妹・緋里の秘密が明らかになる場面。
「原作を知っている人にとっては、かなり辛いシーンですが、初めて観た方には相当衝撃的だったと思います」と切り出し、静かにその理由を語った。
特に印象的だったのは、緋里とのメッセージのやり取りだという。「不憫ですよね……」と漏らしつつ、一方で、緋里との別れの場面は悲しさだけでなく、「蒼吏が依存していたものから解放される瞬間でもある」とも語り、物語の転換点としての重要性を強調した。
ファイルーズさんもこのシーンに言及。2023年に公開されたコミックスPVでは、緋里役も演じていたことから、「アニメを改めて観て、緋里も本当にいいキャラクターだなと再確認しました」と振り返った。

続いて内山さんが挙げたのは、第2話で描かれた縁城蒼吏と霞流括のバトルシーン。特に印象に残ったポイントとして、「霞流の武器が“こう変形するのか”と分かっていくところ」を挙げ、戦闘の中で徐々に明らかになる霞流括のバトルスタイルに注目したという。
また、戦闘中に炸裂する霞流括の口の悪さも見どころのひとつ。「演じていて、自分でも知らないうちにストレスを発散できていたのかもしれません」と冗談交じりに語った。
このバトルシーンについて、岡本さんも「第2話は霞流好きのアニメーターが参加しているんじゃないかと思った」とコメント。
「とにかく書き込みが多くてすごいし、めちゃくちゃ格好良く描かれている」と、そのクオリティの高さからそんな予想を立てたことを明かした。
一方、ファイルーズさんはバトルそのものではなく、霞流括のキャラクターデザインにおける細かなポイントに注目。「ピアス穴があるんですよ。あれ、すごく萌えません?」と熱弁し、優等生のような雰囲気でありながら口が悪く、さらにピアス穴まであるというギャップに強く惹かれた様子だった。「過去を感じさせる描写があって、個人的にかなりお気に入りです」と語っている。

そんなファイルーズさんが選んだ名シーンは、第1話の終盤、縁城が妹を殺さないでほしいと懇願する場面。このシーンでの霞流括について、「クールなキャラだと思っていたら、すごく熱くて刺さる言葉を投げかけてくる」と印象を語る。
さらに、そのやり取りを通じて「縁城はここから成長していくんだろうな、と感じさせてくれるシーンだった」と述べ、第1話から主人公の変化と成長の兆しがしっかり描かれている点を強調した。

イベントの最後には、登壇したキャスト陣から観客へ向けたメッセージが贈られた。
まずファイルーズさんは、本作が持つテーマ性について言及。「SNSを使っている人も、使っていない人も、きっと胸に刺さるものがある作品」と語り、ネット上の関係性だけでなく、身近な人間関係の大切さにも気づかせてくれるメッセージが込められていると強調した。「ぜひアニメだけでなく、原作も一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです」と、作品全体への思いを込めて呼びかけた。
続いて内山さんは、第2話までの上映を振り返りつつ、「第3話以降は学園ものとして物語が本格的に動き出します」とアピール。すでに顔見せしている個性豊かなキャラクターたちが、今後さらに深く描かれていくことに触れ、「本当に濃いキャラクターしか出てきません」と笑いを交えながらコメント。「ぜひお気に入りのキャラクターを見つけて、これからのエピソードを楽しんでほしいです」と語った。
最後に岡本さんは、「縁城蒼吏は真っ直ぐに成長していくキャラクター」としたうえで、彼が通う弥電学園の面々については「ちょっと変わった人たちが集まっている」と表現し、「ネット上だと性格が若干悪くなる人たちが集結しているんだろうな」と、会場を笑わせた。
仲間やライバルとの関係性の中で成長していく物語をアピールしつつ、「いいキャラも、やばいキャラも本当にたくさんいます。そのやばさがどういうものかは、ぜひ1月からの放送で確認してください」とコメント。
さらに、霞流括の口の悪さを象徴するセリフ「クソが」を挙げ、「ぜひSNSで『#クソが失礼』をポストして、トレンド入りできたら嬉しいです」と冗談交じりに呼びかけ、会場は大きな笑いに包まれた。

☆作品詳細

デッドアカウント
放送情報
テレビ朝日系全国24局ネット“IMAnimation”枠:2026年1月10日(土)より毎週土曜夜11時30分~放送開始
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承下さい。
配信情報
<先行配信>
2026年1月10日(土)より毎週土曜深夜0時~
Lemino/U-NEXT/アニメタイムズ/アニメ放題
<一般配信>
2026年1月13日(火)より毎週火曜深夜0時~ 以降順次開始
ABEMA、Amazon Prime Video、AnimeFesta、DMM TV、d アニメストア、FOD、Hulu、J:COM STREAM、milplus、music.jp、Pontaパス、TELASA、TVer、カンテレドーガ、ディズニープラス、ニコニコ(ニコニコ生放送/ニコニコチャンネル)、バンダイチャンネル、ビデオマーケット、ふらっと動画
※配信開始日時・配信期間は配信サービスによって異なる場合がございます。取扱いは配信サービスにてご確認ください。
あらすじ
死者のSNSアカウントってどうなると思う?
未練を残したは、やがてデジタルの幽霊――化け垢として現世へ蘇る……。
縁城蒼吏は、妹・緋里の治療費を稼ぐため、炎上系配信者『煽りんご』として日々配信活動をしていた。
しかし、とあるきっかけで電能に開眼した縁城は、怪しい噂の絶えない『』へと連れられる。
そこはインターネットの普及と共にデジタル化してしまった幽霊を祓う、新時代の霊媒師を育てる学園だった!
燃やして叩いて祓う、現代式除霊バトルアクション開幕!
〈スタッフ〉
原作:渡辺 静『デッドアカウント』(講談社「マガジンポケット」連載)
監督:齊藤啓也
シリーズ構成:広田光毅
美術監督:藤井星夏・山根左帆(草薙)
撮影監督:芹澤陽香(旭プロダクション)
色彩設計:阿野栄太郎
編集:上野勇輔(柳編集室)
音響監督:納谷僚介
音楽:井内啓二
音楽制作:日本コロムビア
アニメーション制作:SynergySP
OPテーマ:五十嵐ハル「デッドエンド」
EDテーマ:金子みゆ「来世はどうせ」
〈キャスト〉
縁城蒼吏 CV.岡本信彦
霞流括 CV.内山昂輝
漆栖川希詠 CV.ファイルーズあい
羽住蓮理 CV.花江夏樹
灰島ひより CV.Machico
柄本成彦 CV.鈴木崚汰
痣木宵丸 CV.佐藤拓也
鋭義泥 CV.今井文也
輪狩実 CV.佐藤 元
草場恵流 CV.内田真礼
大和田一狐 CV.熊谷健太郎
滑川霧 CV.宮﨑雅也
亜科伴 CV.福山 潤
公式サイト・公式SNS
アニメ公式HP:https://dead-account.com/
アニメ公式X:@DDAC_WM(https://x.com/DDAC_WM)
マガジン公式HP:http://www.shonenmagazine.com/
マガジンポケット:https://pocket.shonenmagazine.com/
原作情報
講談社「マガジンポケット」で好評連載中!
原作コミックス1~12巻好評発売中!
TVアニメ『デッドアカウント』PV第3弾|テレビ朝日系全国24局ネット“IMAnimation”枠にて2026年1月10日(土)より毎週土曜夜11時30分~放送開始!!
https://www.youtube.com/watch?v=orVDfox9Ggc
TVアニメ『デッドアカウント』PV第2弾|テレビ朝日系全国24局ネット“IMAnimation”枠にて2026年1月より毎週土曜夜11時30分~放送開始!!
https://www.youtube.com/watch?v=EH1JldvB4po
©︎渡辺静・講談社/「デッドアカウント」製作委員会
