2017年に製作決定を発表し、2022年にパイロットフィルムがイベントで公開、さらに2024年9月に「2026年プロジェクト始動」を発表した『機動警察パトレイバー』シリーズの新作アニメーション作品『機動警察パトレイバー EZY(イズィー)』のプロジェクトが本格始動。2026年5月15日(金)より全3章構成で順次劇場公開となる。
2月14日(土)武蔵野公会堂で開催されたアニメノムサシノPRESENTS「第4回 アニムサ祭」で『機動警察パトレイバー EZY&SELECTIONS』アニメ上映会&トークライブが実施され、上映後には出渕 裕監督、上坂すみれさん、戸谷菊之介さん、松倉友二プロデューサーによるトークライブが開催された。
本レポートでは、その模様をお届け。
トークライブ中に戸谷さん、上坂さんに代読されたHEADGEARのメンバーで『EZY』脚本も務める伊藤和典氏、同じくHEADGEARメンバーの押井守氏からのコメントも到着した。
<イベント概要>
【イベント名】アニメノムサシノ PRESENTS 第4回 アニムサ祭
『機動警察パトレイバー EZY&SELECTIONSアニメ上映会&トークライブ』 ※上映後
【日時】 2月14日(土) 15:50〜16:40 トークライブ(40分)
【会場】 武蔵野公会堂(東京都武蔵野市吉祥寺南町1丁目6−22)
【登壇者】
出渕 裕(監督)/上坂すみれ(久我十和役)/戸谷菊之介(天鳥桔平役)/ 松倉友二(J.C.STAFF取締役プロデューサー)計4名
MC:小林 治(アニメライター) ※敬称略

出渕監督「作品の核にあるのは、何よりも“楽しさ” 」
上坂すみれ「地続きでこの世界が存在していると思うと胸がいっぱい」
戸谷菊之介「十和と桔平のバディ感が魅力」

2月14日(土)。東京都武蔵野市の地域活性化事業「アニメノムサシノ」による、「第4回 アニムサ祭 機動警察パトレイバー EZY&SELECTIONSアニメ上映会&トークライブ」が武蔵野公会堂で開催されました。当日は『EZY』第1話「トレンドは#第二小隊」と、旧シリーズより出渕監督が自らセレクトした『機動警察パトレイバー NEW OVA』第3話「史上最大の決戦」が上映された第1部と、同じく『EZY』第1話と、 『機動警察パトレイバー NEW OVA』第12話「二人の軽井沢」が上映された第2部の2部制で、総勢600名を超えるファンが貴重な上映会を楽しみました。そして第1部の上映後トークライブには、出渕裕監督、久我十和役の上坂すみれさん、天鳥桔平役の戸谷菊之介さんが登壇。さらに第2部にはJ.C.STAFF取締役プロデューサーの松倉友二さんも加わり計4名で『パトレイバー』トークに花を咲かせました。
ファンからは「『パトレイバー EZY』第1話舞台の吉祥寺で初公開観れて良かった!」「作品愛の伝わるとてもあたたかいイベントでした!」「今この時代のコンテンツで、なおかつしっかり『パトレイバー』として帰ってきたという内容」といった感想が続出し、シリーズの新たなスタートに、満足感と期待が高まっています。
EZYの第1話の舞台が吉祥寺であることから、同じく吉祥寺にある武蔵野公会堂での上映は、まさに“聖地”での開催に。イベント終了後には、会場を出てすぐの商店街へと足を運び、さっそく“聖地巡礼”を楽しむファンの姿も多く見られ、印象深いイベントとなりました。
2月14日(土)に、武蔵野公会堂でアニメノムサシノPRESENTS第4回 アニムサ祭『機動警察パトレイバー EZY&SELECTIONSアニメ上映会&トークライブ』が開催。登壇したのは、出渕 裕監督、久我十和役の上坂すみれさん、天鳥桔平役の戸谷菊之介さん、J.C.STAFF取締役プロデューサーの松倉友二さんの4名。
シリーズ最新作となる『機動警察パトレイバー EZY』第1話「トレンドは#第二小隊」と共に上映されたNEW OVAの第12話「二人の軽井沢」を選んだきっかけを問われると、出渕監督は「好きだから」と即答。「二人の会話劇は、パトレイバーならではの良さが存分に詰まっている」と自身のセレクトに自信をのぞかせ、「『EZY』は生み出すのに時間がかかりましたが、こうして皆さんに観ていただくことができて嬉しいです」と顔を綻ばせました。

今回シリーズに初参加となった戸谷さんは、『パトレイバー』の世界観に引き込まれて初期OVAのアーリーデイズ、劇場版2本を一気見したそう。 「『パトレイバー』の魅力は間の取り方」とズバリ語り、お気に入りのキャラクターに「二人の軽井沢」でも存在感を見せた「後藤隊長が本当に好きなんです!」とにこやかに告白する場面も。
そして伊藤和典さん&押井守さんからコメントが到着していることが告げられると会場一体はこのサプライズに大きな拍手。上坂さんと戸谷さんが注目のコメントを読み上げていきました。さらに上坂さんはネット上で囁かれている “押井守=上坂すみれ説”を自らネタにし会場の空気を虜に。

オーディション前から『パトレイバー』の大ファンだといい、「イングラムの機体の大きすぎない程良さや、お仕事ものとして描かれる物語の中にもしっかりとした正義が根付いているところが大好きなんです!」と魅力を存分に語り、観客とともにこっそり上映会も鑑賞していたそう。「実はスマホのロック画面を十和バージョンのキービジュアルに設定して、今色々な人に布教しています」と好きな作品に携われることへの喜びも熱く語りました。
本作への出演は、オーディションで出演が決まったそうで、戸谷さんは「『EZY』は2030年代が舞台なのですが、最初にいただいた資料には(オーディションを受けた)2020年当時の桔平がどのように過ごしているかについての説明もあり、非常に細かな設定が書かれていたんです。改めて作品世界の綿密さに驚かされました」と感慨深そうに振り返りました。上坂さんは「私が演じる十和は野明の後継という立ち位置だけではなく、性格としては太田さんの雰囲気も感じるキャラクター。元祖の第二小隊イズムをどのキャラクターたちからも感じられるので、『パトレイバー』好きとしても楽しみながら演じました」と、既に終わったというアフレコを懐古。
続いて、本日上映された第1話について話が及ぶと、戸谷さんは「第二小隊らしい雰囲気があり、十和と桔平のバディ感がしっかり出ているところが好きです」と注目ポイントを語り、上坂さんは「第二小隊のメンバーが当たり前のように働いていて、80年代から地続きでこの世界が存在していると思うと胸がいっぱいになりました」。

更に、松倉Pは「いい意味で非常に既視感のある“パトレイバーらしい” 展開で、変わらない空気感が漂っています」と太鼓判を押し、出渕監督もそれに重ねるように「今回は原点に立ち返り、アーリーデイズと同じ立ち位置で取り組んだんです」。さらに最初は十和と桔平のパイロットと指揮が反対の設定だったことに触れ、「いつか桔平にもイングラムに乗ってほしいですね」と続編を示唆すると、松倉Pが「まだ続編も何も決まっていないのに!」と慌てる一幕も。会場は期待も込められた大きな拍手に包まれ、登壇者と観客が心をひとつになる一体感あふれるイベントとなりました。

楽しい時間もあっという間に終わりとなり、最後に出渕監督は『機動警察パトレイバー』シリーズは、初めてご覧いただく方にも、これまでシリーズを応援してくださった方にも楽しんでいただけるような作品を目指しました。作品の核にあるのは、何よりも“楽しさ”。これからの展開にも是非ご期待ください」と新作にふさわしい幕開けになっていることをアピール。
松倉Pは「とても歴史のあるタイトルで、『パトレイバー』と一緒に僕自身も長い時間を過ごしてきました。新作が劇場公開されることをきっかけに、パトレイバー世代ではない若い皆さんにも是非劇場に足を運んでいただけると嬉しいです」と呼びかけました。
戸谷さんは「アフレコを重ねる中で、第二小隊の一員としてこの世界に入れることをとても嬉しく感じています。尊敬する先輩方とご一緒できる現場は刺激的で、作品の世界観をともに作り上げられることに幸せを感じました。各Fileごとに異なる魅力を持った話になっていますので、ぜひ劇場で楽しんでください!」と爽やかに締めくくりました。
そして、「本当にアフレコが毎回とても楽しく、台本を読むたびにワクワクしていました。第二小隊のチーム感や現場の空気感を、映像を通して感じていただければと思っています。まずは5月公開のFile 1から、一緒に盛り上がっていけると嬉しいです」と上坂さんが願いを込め、イベントは終了しました。
●脚本・シリーズ構成:伊藤和典 コメント全文
『パトレイバー EZY』はTVシリーズからNEW OVAへの時間線上にある話です。
30年の時を経て、あいかわらずドタバタしている隊員たちに懐かしさや親しみ。あらたな面白みなどを感じていただければ幸いです。
私としては、アーリーデイズから劇場版へと流れる別の時間線を統合できないものか、という想いもあったりするのですが…… そういうの、いかがですか?
●押井守 コメント全文
だいたい想像がつくような気がするんだけど…
ちょっとだけ期待しています。
ブッちゃん頑張れ!
以上です(笑)
☆作品詳細

機動警察パトレイバー EZY
全8話・全3章構成で劇場公開決定!
File 1 2026年5月15日(金)劇場公開
File 2 2026年8月14日(金)劇場公開
File 3 2027年3月 劇場公開
【INTRODUCTION】
1990年代末、テクノロジーの急速な発展とともに、あらゆる分野に進出した汎用人間型作業機械〈レイバー〉。
しかしそれは、レイバー犯罪と呼ばれる新たな社会的脅威をも生み出すことになった。 続発するレイバー犯罪に、警視庁は本庁警備部内に特殊車両二課を創設してこれに対抗した。通称、特車二課パトロールレイバー中隊「パトレイバー」の誕生である。
そして、時は流れ──。
労働人口減少の一途を辿る2030年代の日本は、AI技術による自動化が進んでいた。
かつて最先端技術だった〈レイバー〉は、社会基盤を支える一部として定着。
人が搭乗するスタンドアローン型の〈レイバー〉は、自立型ロボットへの代替が進み、もはや時代遅れとなりつつあった。
だが時代が変わろうとも、特車二課の仕事は変わらない。人と街を守ること。
第二小隊は旧式98式AVイングラムをチューンナップした”AV-98Plus イングラム“とともに、知恵と勇気で新たなテクノロジー犯罪に立ち向かう。
〈スタッフ〉
HEADGEAR PRESENTS
監督:出渕裕/脚本・シリーズ構成:伊藤和典/キャラクター原案:ゆうきまさみ/コスチュームデザイン協力:高田明美/キャラクターデザイン・総作画監督:佐藤嵩光/演出:海宝興蔵/メカニカルデザイン:海老川兼武・渭原敏明/ディスプレイデザイン:佐山善則/美術:菊地正典・秋山優太/色彩設計:伊藤由紀子/撮影監督:大河内喜夫/編集:仙土真希(REAL-T)/CG監督:森泉仁智/CG制作:GAZEN・J.C.STAFF CG部/音響監督:若林和弘/音響効果:山田香織/音響制作:マジックカプセル/音楽:川井憲次/エグゼクティブプロデューサー:真木太郎/プロデューサー:町田有也/アニメーションプロデューサー:松倉友二(J.C.STAFF)/アニメーション制作:J.C.STAFF/プロデュース:GENCO/配給:松竹ODS事業室・バンダイナムコフィルムワークス/製作:機動警察パトレイバー EZY製作委員会
〈キャスト〉
久我十和:上坂すみれ/天鳥桔平:戸谷菊之介
【『EZY』公式サイト】
https://ezy.patlabor.tokyo/
【『パトレイバー』シリーズポータルサイト】
https://patlabor.tokyo/
【公式X】
@patlabor0810
『機動警察パトレイバー EZY』 特報 60秒
https://youtu.be/Yu35eXiEpFg
© HEADGEAR ©機動警察パトレイバー EZY製作委員会
