2020年9月12日(土)に開催した、U-NEXTオリジナル『アレックス・ライダー』配信記念オンライントークライブの模様を伝える、オフィシャルレポートが到着した。
『アレックス・ライダー』は、2,000万部以上を売り上げた原作を映像化し、世界100カ国以上で展開される大型海外ドラマ。日本ではU-NEXTが独占配信中だが、主役の少年スパイ・アレックスとその友人・トムの声をそれぞれ人気声優・花江夏樹と下野紘が務める日本語吹替版にも注目が集まっている。そこで、この2人をゲストに招いた(花江はリモート出演)本作配信記念のオンライントークライブを9月12日に都内某所で開催。その模様はTwitterを通じて、のべ2万人以上に視聴され、また家電量販店「エディオン」店頭でも生配信された。
多くの作品で共演し、気心知れた仲の花江と下野。MC・鷲崎健を交えた軽妙なトークに加え、Twitterに届いた質問にも答えるかたちで、『アレックス・ライダー』吹替収録時の裏話や作品自体の魅力に深く迫っていく充実の内容に。
声優として経験豊富な2人だが、いわゆる“外画”(=日本外で制作された映像作品)吹替の経験は多くないと口を揃える。「スパイアクションものとか観ていてドキドキする作品が大好きなのでオファーいただけて嬉しかったし、すごく楽しい経験でした。それでもやはり慣れない現場に行くことには緊張があるんですが、キャストに下野さんや森川(智之)さんといったアニメの現場で見知った方がいたので、そこで落ち着きましたね」と花江。対する下野も、「僕も同じ。主人公の友達役と言われていて、その主人公が花江君と聞いた時、『なるほど!花江君の友達か!』とホッとしました(笑)」。
オリジナルのキャラクターに声をあてるアニメと、生身で演じる外国人俳優の呼吸に合わせながらの“外画”。その吹替方法の違いについては、興味深い話が続出した。「やっぱり原音(演じる俳優の声)があるのがアニメとの大きな違い。原音を大切にしつつ、日本語ならではの良さも乗せたいと思いながらやっていました。『アッ』や『ウッ』のリアクションも海外だとまた違った音なので、真似するのが実は大変なんですよ」と、花江が意外なポイントを語ると、下野も「海外の方の呼吸で会話しなければならないってことですよね。日本語をしゃべりながらも、日本語とは呼吸が微妙に違う。現場では、聞こえる声が静かめでも、その時の表情の豊かさに声のテンションを合わせてほしいと言われました。“聞く“と“見る“、その両方に集中しながらというのはアニメ以上に大変でしたけど、そこも花江君相手なら安心して合わせられたかな」と、新たな挑戦における手応えを語った。ちなみに、アレックス役のオット・ファラントとトム役のブレノック・オコナーの声は似ているらしく、自転車に乗りながら後ろ姿で掛け合うシーンなど、「今どっちの声!?」と混乱したこともあったそう。
花江演じるアレックスは、実は敏腕スパイだった叔父の後を継いで「MI6」の若きスパイとなる青年。下野演じる友人・トムは、ややお調子者ながら、危険と隣り合わせのアレックスを明るく支える人物だ。「演じるキャラクターと似ているところは?」の質問には、互いの関係性がにじみ出た回答が。「僕が、アレックスと花江君が似てるなと思うところは、いろいろな状況下に追い込まれても落ち着いているところ。アレックスは真顔で落ち着いていて、花江君は笑ってる状態で落ち着いている(笑)。僕は逆のタイプなので、どうしたらそんなに落ち着けるんだろうと(笑)」と言う下野の自分評に照れつつ花江は、「下野さんはすごく仲間想い」と返す。「コミュニケーションを大切にして、誰とでも分け隔てなく接してくださる潤滑油的な存在。ヌルヌルです(笑)。トムもアレックスとの友情や人とのつながりを大事にする人なので似てますね」。
こうして盛り上がった約1時間のイベントは、Twitter上の質問で最も多かった「もしスパイになったら何をしたい?どこに潜入する?」という問いで締め括られた。「どこに潜入したいかはこんなところでは発表できません!あんなところやこんなところに忍び込んでみたい」と下野がケムに巻くと、我らがアレックス役の花江は、「身の危険があるのでスパイはちょっと…」というまさかの回答!すかさず下野が「憧れろや!」のツッコミを全力で入れ、最後まで息ピッタリ、笑いの絶えないままに終了となった。
緊迫感みなぎるスパイドラマだが、アレックスとトムの若者らしい掛け合いが一服の清涼剤となる『アレックス・ライダー』。2人の活躍を、日本語吹替でも楽しんでほしい!
トークライブ概要
U-NEXTオリジナル『アレックス・ライダー』配信記念 オンライントークライブ
【会場】 都内某所
【日程】 2020年9月12日(土)
【出演】 花江夏樹(リモート出演)、下野紘、鷲崎健(MC)
※トークライブの模様は後日アーカイブ配信予定です。
作品概要
【タイトル】アレックス・ライダー
【原題】ALEX RIDER
【製作国】イギリス
【製作年】2020年
【配信開始日】2020年8月28日(金)12:00
【配信情報】見放題(日本初上陸・独占配信)/全8話 ※吹替あり
公式サイト https://www.video.unext.jp/lp/alex_rider
【STORY】
ロンドンの学校に通うごく普通の少年・アレックス。ある日、叔父が何者かに殺されたことでアレックスの平凡な日々は一変する。
特別なミッションをクリアするためMI6に採用されたアレックスは、10代の少年として、そしてスパイとして成長していく。
【STAFF】
■製作総指揮:アンソニー・ホロヴィッツ ほか
■監督:アンドレアス・プロハスカ ほか
■脚本:ガイ・バート ほか
【CAST】
■アレックス・ライダー:オット・ファラント(『戦争と平和』『ミセス・ウィルソン』)
■トム・ハリス:ブレノック・オコナー(『ゲーム・オブ・スローンズ』『ザ・スプリット 離婚弁護士』)
■イアン・ライダー:アンドリュー・バカン(『ザ・クラウン』『アガサ・クリスティー ABC殺人事件』『ブロードチャーチ~殺意の町
~』『BONES-骨は語る-』)
■アラン・ブラント:スティーヴン・ディレイン(『ゲーム・オブ・スローンズ』『トンネル~国境に落ちた血』『ジョン・アダムズ』)
■ジョーンズ:ヴィッキー・マクルア(『ライン・オブ・デューティ』『リプレイスメント ~全てを奪う女~』)
■ヤッセン・グレゴロヴィッチ:トーマス・レヴィン(『ストライクバック:極秘ミッション』『コバート・アフェア』)
<吹替版声優>
■アレックス・ライダー:花江夏樹
■トム・ハリス:下野紘
■イアン・ライダー:森川智之
■アラン・ブラント:玉野井直樹
■ジョーンズ:塩田朋子
■ヤッセン・グレゴロヴィッチ:子安武人 ほか
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