10月1日(日)に開催された「電撃25周年記念 電撃文庫 秋の祭典2017」の「新作発表ステージ」にて、大人気作品「とある魔術の禁書目録」(以下、とある)TVアニメ第3期の制作が発表された。「新作発表ステージ」では毎回電撃文庫作品に関する重大発表がされるとあって、全国各地、海外からも多くの電撃文庫ファンが集結。期待が高まる中での発表で、ステージ開始前から会場は異様な熱気に包まれていた。

プレゼンターは電撃文庫編集者・三木一馬氏

モニターに「とある」シリーズのOP映像が流れ「とある魔術の禁書目録 TVアニメ第3期制作決定」の文字が現れると、更なる歓声が。そしてゲストとして主人公・上条当麻役の阿部敦さん、インデックス役の井口裕香さんが登場。会場のファンと共にこれまでの「とある」を振り返った。

ゲストは上条当麻役の阿部敦さん、インデックス役の井口裕香さん

原作者の鎌池和馬先生からの「ついにやるってよ、3期! 長いか長くないかなら正直もちろん長かったですけど、映像技術の世界も日進月歩。どうせならここまで待って良かったと思っていただけるものを全力で目指しましょう!!」というお祝いコメントも紹介された。

イベントの中盤には「とある編集の謝罪会見(ごめんなさい)」と題された、三木氏から2期終了より3期までに6年も時間がかかった理由を弁解する、というコーナーがあり、司会の三澤紗千香さん、うえむらちかさんから厳しく追及される場面も。
理由は“大人の事情”という事で詳しく明かされなかったものの、三木氏自身「待っていた!」という言葉が、これまでの長い戦いを乗り越えた喜びを物語る。
3期のスタート地点としては、「2期の最終回の続きからか?」という阿部さんの質問に対し、三木氏は「新アニメや、劇場版とついていないということは・・・・・・お察しください」と語り、3期がどこからスタートするからは続報が待たれる所。また井口さんからの「ヒロインは増えますか?」という質問には「・・・・・・すみません」と謝る三木氏。こちらも、お察しくださいという事だろう。残念ながら他に明かされる事はなかったが、三木氏からは「安心していいです」という力強い言葉もあり、期待は高まるばかりだ。

ステージの最後は会場に集まったファンへメッセージが送られ、阿部さん「ぼくもすごく楽しみにしていた3期。また右手に力を入れて演じていきたいと思います」。井口さん「2018年、禁書目録一色の一年になると思います。愛を込めて作っていきたいです」。三木氏は「『とある』プロジェクト始動です。つまり、禁書目録だけではないかも知れません」という意味深なコメントに会場はざわつく中、「とある」イベントではお馴染みのセリフ、阿部さんからの「とある魔術の禁書目録、第3シリーズをやらないなんて…その幻想をぶち殺す!!」の掛け声で幕を閉じた。

来年2018年は「とある禁書目録」一色の一年になりそうだ。そして「とある」プロジェクト始動!ということで、今後も「とある」から目が離せない。

 

■作品詳細
TVアニメ『とある魔術の禁書目録』第3期
原作:鎌池和馬 (電撃文庫 刊)
原作イラスト:はいむらきよたか
キャスト情報
上条当麻:阿部敦/インデックス:井口裕香
公式サイト:http://toaru-project.com/