2021年1月からテレビ東京他で放送のアニメ『WAVE!!～サーフィンやっぺ!!～』のスペシャルイベント『「WAVE!!～サーフィンやっぺ!!～」～Show must go on!!～』が2021年5月2日（日）千葉県文化会館 大ホールで開催された。
左から土岐隼一（木戸ナオヤ役）、中島ヨシキ（田中ナル役）、佐藤拓也（厳名コウスケ役）、前野智昭（陽岡マサキ役）、白井悠介（松風ユータ役）、小笠原仁（秋月ショウ役）、岡本信彦（フケ倫道役）、森久保祥太郎（森ウィリアム聡一郎役）
『WAVE!!』は、サーフィンにすべてを賭ける若者たちの青春を描いたメディアミックス作品。今回のイベントでは出演するメインキャスト8名が一堂に会し、昼夜2回に渡り、トークやさまざまなバラエティ・朗読劇などが行われた。今回はその昼夜両公演のレポートをお届けする。
イベントは、アニメのワンシーンを思わせる森ウィリアム聡一郎（CV：森久保祥太郎）の「フォレストカップを開催します」という影アナウンスからスタート。舞台セットも本編に登場する大会・フォレストカップの表彰台をイメージしたものになっている。
BGM に合わせ、岡本信彦（フケ倫道役）、土岐隼一（木戸ナオヤ役）、白井悠介（松風ユータ役）、佐藤拓也（厳名コウスケ役）、中島ヨシキ（田中ナル役）、小笠原仁（秋月ショウ役）、前野智昭（陽岡マサキ役）、森ウィリアム聡一郎を演じる森久保祥太郎が登場。
キャスト陣は、イベントキービジュアルに描かれた各キャラクターの服装をイメージした衣装を身に着けており、客席から大きな拍手が沸き起こった。
それぞれの思い出のシーンは？ 裏話続出のトークパート
キャスト陣からの挨拶を終えた所で、早速トークパートがスタート。
昼の部では、「キャラクターやりすぎ説」というトークテーマのもと、TVアニメ全12話の放送後だからこそ話せる裏話やエピソード、そして自身が演じたキャラクターについて各キャストが語り合う。
まずは、それぞれのキャラクターを振り返っていく。
ショウに立てられたのは「消えるの早すぎ説」。これを受けて演じた小笠原さんは「前回のイベントではまだTVアニメも放送されていなかったのでこのお話はでナオヤの「ヲタクすぎる説きなかったですよね」と話し、アフレコ台本を受け取った時も「ちゃんとへこみました」と振り返る。
ショウの退場は企画当初から決まっていたことで、最初の顔合わせで明かされた時はとても驚いたそう。「でもまさか第4話だとは思いませんでした。早すぎ説は立証されましたね」と話した。
続いてはナルの「ウクレレ弾きすぎ説」。これを受けて中島さんは「大変でしたね」と作中でナルが歌いながらセリフを言う箇所がアドリブだったと振り返る。それでもキャラクターらしさを失わない所に声優陣の技術の高さが垣間見えた。
そしてユータの「分析しすぎる説」を受けて白井さんは「分析しすぎる説もそうなんですが、シラス好きすぎる説もあるんですよ」と作中の食事シーンの話へ。湘南名物・シラスへのユータの執着については、他のキャスト陣も納得した様子。
ナオヤの「ヲタクすぎる説」では、ナオヤがポーズのお題は簡単なようで難しいものが多く元々ヲタク気質でアニメを観るためにサーフィンを始めたというきっかけを紹介され、「ヲタクって良い特徴として熱意がすごくあるじゃないですか。そういう所が転じてサーフィンにいく回もあって、色んな人たちにも励まされてすごくいい友達を持ちましたね」と土岐さんが振り返った。
お次はフケの「強すぎる説」に。岡本さんは思ったよりリアル志向な強さだったと話し、「この見た目だったので能力者っぽいじゃないですか」と笑いを誘い、作中最強キャラのフケを振り返る。
そしてビルの「お金持ちすぎる説」では、キャスト一同「森久保さんだし」と全会一致で納得。
マサキの「干し芋食べすぎ説」では、前野さんから干し芋の他にも茨城名物の候補があったことが明かされた。
さらに事前にファンから募集した 『WAVE!!』に関する質問も紹介。「キャストのみなさんはイソキチ派？SGハマー派？」「8人で行ってみたい場所は？」などの質問が寄せられ、大いに盛り上がった。
最後に前野さんが「こうして振り返ると、それぞれ個性的ですし、まだまだ伸びしろがあるキャラクターたちだと思いましたね。これからも彼らの成長を見る機会があればと改めて思いました」と、このコーナーを締めくくった。
夜の部は、アニメのストーリー構成に沿って、「大洗 湘南 ハワイ＋α」とテーマを分け、アニメの場面カットを見ながらそれぞれの印象深いエピソードを振り返った。
まずは「大洗」。
中島さんは「お話全体的にはマサキがサーフィンを始めるきっかけとなるパートで、ショウとの別れというのはマサキやナルにとって大きな出来事でしたね。そこまで含めて『WAVE!!』という話の導入部分だったのかなと思います」と感慨深く振り返った。
そして話は度々登場するお風呂のシーンの話から実際に友人同士でお風呂に入りに行くかという話題で盛り上がった。
また、本作で初のメインキャストを務めたという小笠原さんに対して前野さんが「ガチガチに緊張してましたよ」と序盤のアフレコ現場での様子を振り返り、小笠原さんも「作品を通して成長させてもらいました」と語った。
続いては「湘南」。
「キャラクターの個性が色濃く出てたシーズンでしたね」（土岐さん）、「マサキにとって（湘南は）アウェーなんだけど、サーフィンとシラス丼がぐっと打ち解けさせてくれていたのが印象的でしたね」（佐藤さん）、「それぞれのお当番回もあって、キャラクターの新たな一面が観れましたね」（白井さん）とそれぞれに振り返る。
最後は「ハワイ+α」。
前野さんと岡本さんは、番組で訪れたハワイロケの思い出話に花を咲かせた。
また、夜の部でも、ファンから募集した 『WAVE!!』に関する質問も紹介。
「マサキが大洗から湘南に電車で移動するシーンを見て自分が地元を出て都会に出てきた経験と重ねてしまいました」というメッセージを受けて、森久保さんから「地元を離れる経験ってしてる？」と問われると、前野さんは「地元にいる時って、地元の本当の良さって分かってなかったんですよ。むしろ早く東京に出たいと思っていたんですけど、実際に東京に出てみると、地元っていい所だったんだなって離れてから分かるんですよ。そういう所はマサキとシンクロしましたね」と話した。
