TVアニメ『ブルーピリオド』から峯田大夢、花守ゆみり、山下大輝の特別インタビューが到着!

講談社「月刊アフタヌーン」にて好評連載中、高校生・矢口八虎が美しくも厳しい美術の世界へ身を投じ、美大を目指して青春を燃やす物語『ブルーピリオド』。

いよいよ2021年10月1日から毎週金曜25時25分よりMBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠ほかで放送されるTVアニメ『ブルーピリオド』から、メインキャスト、矢口八虎を演じる峯田大夢・鮎川龍二を演じる花守ゆみり、高橋世田介を演じる山下大輝による特別インタビューが公開された。

明日に迫ったMBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠でのTV放送直前に、メインキャスト3名が語る作品への想い、裏話など語っているので、お見逃しなく!

MBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠では10月1日25時25分〜、BS朝日では10月3日23時00分〜、AT-Xでは 10月7日21時00分に放送スタート。
Netflixではテレビ放送にさきがけ、国内先行配信中です。

 

 

峯田大夢、花守ゆみり、山下大輝 特別インタビュー

いよいよ10月1日のTVオンエアが迫ったTVアニメ『ブルーピリオド』。演じる声優陣はキャラクターにどんな印象を抱いたのか、本作の見どころ、さらにアフレコ現場で原作者・山口つばさ先生と交わされた会話まで、メインキャストの3名にインタビュー!

矢口八虎役の峯田大夢さん、鮎川龍二役の花守ゆみりさん、高橋世田介役の山下大輝さんが、その魅力を語ってくれました。

 

誰もが「人間として成立している」キャラクターたち

──それぞれが演じる役柄は、どのようなキャラクターだと捉えましたか。

峯田
八虎くんは「インテリヤンキー」と言われる男の子で(笑)。どんなことも人並み以上にできるけれど、それに退屈を感じてもいる。それが 1 枚の絵に出合って、美術への気持ちに向かっていき、描くためにいろんな努力をする……どんな困難も乗り越えていく熱さを持つけれど、それを前面に出すわけではなく、葛藤してもがいています。

八虎は外面の良さに反して、内側で別の悩みを考えながら、周囲にいろんな刺激を受けて挑戦しています。僕自身も、共演者さんや演出の方々、監督も含め、いろんな人の姿を見て、刺激を受ける部分がたくさんあるので、そういうところは僕との共通点だと思います。

花守
演じ手として、ユカちゃん(鮎川龍二)は「自分の好きを貫ける子」なんですけれど、その貫くときに心の大切な部分を常に犠牲にしているようにも感じました。日本画を志して、自由に好きなものを信じ、生きているように見せながら、家族や性の在り方、環境的にも悩んで、自分の「好き」を貫けないところが出てくる……。

それでも、なんとか貫くことで、ユカちゃんは「得ているもの」と「失っているもの」があることを、常に感じながら私自身は演じさせていただきました。そういう強さも脆さも含めて、すごくかっこいいキャラクターだなって思います。

ヒロインという軸ともまた違いますよね。八虎を美術の世界に引きずり込んだ存在でもあるから、そういう意味では先導役。でも、その役目から離れたときには、己の弱い部分まで描かれるキャラクターですから。常に悩んでいる八虎と対照的に、見えないところに抱えたまま誰にも話せないのがユカちゃん。

──複雑な感情が駆け巡るキャラクターだと感じます。

花守
自分を相手の尺度で測られたくはないけれど、でも、わかってほしい。そういう究極の矛盾を抱えているけれど、演じ手としてはそれを大切にしてあげたいと感じていて。どちらの矛盾にもエネルギーを注げる芯のある子だから、会話の中にその矛盾点が見えたときに「すっごい人間くさい!」と感じてもらえるように、芝居を立てていきました。

山下
世田介は、不思議で、独特な空気感を醸し出していることが、セリフの端々でも感じられるとは思うんです。対応一つとっても、多くは語らずに本当に接するだけで、そのまま去っていくとか。「なぜ、こんな言動をするんだろう?」みたいに、「なぜ」と気になるキャラクターでもあって。

特に序盤は、考察力をかき立てられると思います。『ブルーピリオド』は八虎目線で物語が進んでいきますが、世田介は無くてはならない存在になっていく一人です。そして、世田介の中にも秘められた「何か」があることが浮き彫りにもなる。
でも、ほんとに序盤は「ねぇ、そんな強い言葉使って大丈夫?心配だよ?」と思う(笑)。

──「それだとみんな近寄りにくいよ」みたいな。

山下
そうそう。でも、そんな失敗をするようなところがあるだけ、目を引いてしまうキャラクターなんだ、という意識で演じていきました。いけ好かない印象から転じて、どんどん深みが出てくるんですよね。周りから見たら天才でも、本人の中には感情が渦巻いている。その「視点の切り替え」が『ブルーピリオド』って、すごくうまくて!

花守
「天才になるとき」と「人になるとき」と、視点の差がすごいですよね。

山下
うまいよね。キャラクターの主観的な脆さが、実は周りから見たら「強さ」だと映っていたりして。世田介も、それを感じさせる一人ではあります。

花守
天才肌の世田介くんに視点が変わったとき、あどけなさがワッと出てくる。家族の問題なんかも出てきて、私たちは彼の見ちゃいけない部分を見るというか(笑)。そういうヒヤッとする人間くささもあって。山口つばさ先生はどうやって視点変えをなさっているんだろうと、よく思います。

峯田
見せちゃいけない個人の物語を「あぁ、見ちゃった!」っていう面白さと、どこか後ろめたい気持ちと……(笑)。

花守
みんなが「人間として成立している」ことを、視聴者として否応なく見てしまう体験ですよね。

 

『ブルーピリオド』が描く、人生の“熱く、途方もない物語”

──ズバリ!『ブルーピリオド』の魅力を言い表すなら?

峯田
演じるうえで画家や美術について色々と調べたとき、この作品を表すのに近しい言葉と出合いました。ロートレックが残した「人間は醜い。されど人生は美しい」です。それぞれ人には見せられない悩みや葛藤といった「黒い部分」を抱え、結果的にそれを乗り越えた先にしか美しい未来は待っていない……というか。

でも、必ずしも「美しい未来」にたどり着けない人もいます。誰もが幸せになれるわけではないし、幸せの形もさまざまだけれど、『ブルーピリオド』を観たら「自分も何かを変えよう!」と決意できるきっかけになるんだろうな、と僕は思っています。

山下
みんなが感動したり、きれいだと思えたりする名画ってあるけど、そこにだって当然に見えてこない部分があるからね。その部分こそを『ブルーピリオド』は描いている。きれいなものを作るために汚いことをするし、影ながら努力も続けているからこそ、より一層の輝きがあるんだろうな、と。そこに一人ひとりの生き様も、人生も感じられる。

あとは、他者の心に何か刺さるものって、「好き」や「嫌い」を追求した先にあるんだろうなって、すごく思った。「嫌い」も突き詰めれば強くなれるんだなって(笑)。

花守
わかります!ユカちゃんはまさにそうだし、世田介くんにも刺さる言葉ですね。

山下
そういう触れていいかもわからない生々しさまで……読んでいくと、どきどきしてきますよね。

花守
私なりに『ブルーピリオド』の魅力をズバリ言うなら、未完成。
この物語は未完成で、ずっと未完成のままなんですよ。絵を描くこともそうだし、何かを追求することには終わりがない。でも、終わりがないことは、たぶん彼らの救いでもあるんだなって。一つの作品が出来上がった瞬間には納得できても、冷めてから眺めたり、他の作品に触れたりすると、「自分なんて全然まだまだ」と思う。それが一生続くんですよね。

ずっと自分と誰かを比べ続けて、なおかつ自分の「好き」や「完璧」を追求していく。そんな途方もない物語なんですよ……! それこそ絶望の果てなのか、自分なりの終着点なのかはわからないけれど、いつか筆を折るときが来るかもしれない。でも、「これが完璧だ!」という作品には一生かけてもたどり着けないであろう道のりの、その入り口を見ている気分にさせてくれるんです。

──『ブルーピリオド』では八虎が、まさにその道のりを進んでいく姿が描かれます。

花守
「世田介くんがすごい」「マキちゃんがやばい」って見ながら、ずっと自分が完成していないことを突きつけられますもんね。それでも八虎は描き続けてしまう。
そういう人間のエゴや泥臭い部分が……私は好きなんですけど(笑)。

『ブルーピリオド』を通じて、自分の人生にもこれほど熱くなれるものがあるのかって、自分に聞いてみたくなるはず。逆に、今は無いからこそ強く欲するようになるかもしれない。そんなふうに、心をえぐる作品なんじゃないかなって、常に感じますね。

──「ここからみんな、修羅の道に入っていくのか……」と見送っているような。

花守
そうなんですよ! 美術や表現という終わりのない地獄に(笑)。でも、その地獄を楽しめる人間だけが、ここにはいると思うんです。みんな、魅力に取り憑かれてる。

山下
よく「沼にはまる」って表現しますけど、言い得て妙ですよね。

 

演技に影響を与えた、アフレコ現場のやり取り

──アフレコ現場には山口つばさ先生もいらっしゃったと聞きました。何か会話など交わされましたか?

峯田
「先生」って呼ばれるのが恥ずかしいから「山口さん」って呼んでください、と言われました(笑)。ここでは先生呼びしますが、やむなくリモートの時もはさみつつ、最終話までほぼ全て見に来てくれて心強かったです。接するときも、すごくフレンドリーで。

山下
そうそう。目線が近い雰囲気があって、話しやすかったよね。

花守
それは思いました!

山下
アフレコ現場だと、花守さんが先生とすごく話し合っていた印象があるなぁ。

花守
せっかく「生みの親」がいるから、ユカちゃんだけでなくて、みんなのことを聞いてみたくて。もちろん、特にユカちゃんのことは絶対に聞いたほうがいいと思っていたから、家庭環境や「本当の悩み」を具体的で明確に教えてもらったんです。特に家族の問題は、今のユカちゃんを形作った環境でもあるので。
原作では、それらをあえて描かないことで見せる魅力があると、読んでいるときにわかってはいたんですけど。でも演じるうえで、その設定があるなら全部聞いておこう!と。

──先ほどの山下さんの言葉を借りなら、表面からは「見えてこない部分」ですね。

花守
それって、私しか知らなくていいことじゃないですか。だから、なるべく周りに人が居てほしくないなぁと思って、先生と二人きりで(笑)。アフレコが終わった今だからこそ話せますけれど。

峯田
何か深く話してるなぁ、とは遠目で見ていて思ってました(笑)。

山下
そうそう。「あれで、花守さんは龍二になっていくんだろうな」って(笑)。

──今のお話にもありましたが、今回はみなさんが集って演じられる機会が多かったそうですね。それによって演じやすくなったなど、良さはありましたか?

峯田
めちゃくちゃありますね!

山下
基本的には掛け合いが多いメンバーに時間を振り分けてくださっていて。特に峯田くんの八虎は掛け合いが多いから、まず彼の声や芝居を聞いたうえでアプローチを変える、という影響はあったと思います。

峯田
全員で収録することが本当に難しい状況の中で、ちゃんと八虎がみなさんと掛け合いができるようにスタッフの方々が調整してくださったことは、本当にありがたかったです。僕自身もみんなと一緒だからこそ生まれる会話感や距離感がありました。もし、その機会がなければ、放送される八虎の表情や声色にはきっとならなかったはずです。

あとは、みなさんが演じているとき、ちょっと横目で表情を見たりとか……。

花守
えっ、表情見てたの?

峯田
たまに、ですよ!

山下
視線感じたな(笑)。

花守
えー、怖い(笑)。

峯田
いや!でも!なるべく動かないようには気をつけてましたよ!やっぱり体を全部使って演じなきゃと思って。みなさんの顔を見るのも、その一環で……。

山下
ちゃんと画面も見ないと(笑)。

花守
そうだそうだー!画面を見ろー!

峯田
だから忙しかったです、はい(笑)。

──峯田さんは目で盗むところもあったようですが、他にも演技への影響はありましたか?

花守
「八虎よ、絶望しろ。私に構うな」って日がありましたね。その日の芝居が、もう縁を切ってほしいくらいの勢いで話すシーンだったから。

峯田
花守さんの様子がいつもと違った日ですよ……挨拶したけれど聞こえなかったのか、聞こえないふりなのか、僕の勝手でわからないけれど、花守さんが応えてくれず……(笑)

花守
それ、勘違いだからね! 私はちゃんと挨拶を返しました(笑)。
でも、話しかけてほしくないなぁ、って思っていたのは本当です。峯田くんはお話上手だから、ここで気持ちが和んでしまうと芝居のときに容赦が出るな、と。

峯田
そう!それを何か感じ取って、きっと僕の挨拶の声もあまりに小さく……。

山下
楽しいな(笑)。

花守
楽しくないよ!(笑)

──わだかまりが溶けてよかったです。

山下
それでいうと、世田介だけは影響が少なかったかも。世田介は自分の世界を持っていて、そこへいかに「自分というもの」を存在し続けられるかを試みている子なんだと思っていて。基本的に言葉も相手には掛けず、自分の中だけで話している感じだから、僕としては最初からやることは決まっていたかな。テンプレを守ることで心の平穏を保つ子だから。

──面白いですね。影響を受ける八虎と、それをあえてしない世田介と。

山下
そこからは絶対にブレたらいけないと思っていました。でも、たまにブレるときがあって、それは自分のフィールドに突然入ってきてしまった「異物」をどうにか取り除きたいとき。歪みを戻そうとして、あがいているんですよ。

花守
みんな、距離感を精密に生成して作っていったんですねぇ。

峯田
本当にお二人とも緻密な役者さんでした。

──そういったみなさんが声を演じられて、『ブルーピリオド』のキャラクターが人間として立ち上がっていったのだと感じます。放送が今から楽しみです!

(取材・文 長谷川賢人)

 

 

第1話「絵を描く悦びに目覚めてみた」

〈あらすじ〉
夜な夜な友人と渋谷の街に繰り出すヤンキーにして、昼は成績優秀の高校生。矢口八虎はそんな毎日に空虚さを覚えていた。美術部の部室で出会った一枚の絵は、八虎に描くことのワクワクをもたらす。常に感じていた渋谷の「青」が表現出来た時、初めて覚える生きてる実感。「藝大一択?」八虎の眼前に進路は大きく開かれた。

 

 

☆作品詳細

ブルーピリオド

【放送情報】
MBS/TBS系全国28局ネット“スーパーアニメイズム”枠
10月1日 より毎週金曜25時25分〜
BS朝日
10月3日より毎週日曜23時00分〜
AT-X
10月7日より毎週木曜日21時00分〜
毎週(月)9:00 ※リピート放送
毎週(水)15:00 ※リピート放送

Netflixで9 月 25 日〜毎週土曜日
テレビ放送より国内先行配信

〈スタッフ〉
原作:山口つばさ『ブルーピリオド』(講談社「アフタヌーン」連載)
総監督:舛成孝二
監督:浅野勝也
シリーズ構成・脚本:吉田玲子
キャラクターデザイン:下谷智之
美術監督 :仲村謙・金子雄司
美術設定:緒川マミオ・中島美佳
撮影監督:服部安
色彩設計:歌川律子
3DCG 監督:大見有正
編集:関 一彦
特殊効果:福田直征
音楽:井上一平
音響効果:小山健二
音楽プロデューサー:酒井康平
音楽制作:DMM music
音響監督:菊田浩巳
制作:Seven Arcs

〈キャスト〉
矢口八虎:峯田大夢
鮎川龍二:花守ゆみり
高橋世田介:山下大輝
橋田 悠:河西健吾
桑名マキ:宮本侑芽
森 まる:青耶木まゆ
佐伯昌子:平野 文
純田:福西勝也
恋ケ窪:神尾晋一郎
歌島:橘龍丸
海野:平塚未玖
白井:長谷川育美
城田:根本優奈
山本:古賀葵
大葉真由(大葉先生):和 優希
岡田さえ:陶山恵実里
石井啄郎:村田太志
桜庭華子:大西沙織

公式HP:https://blue-period.jp
公式Twitter:https://twitter.com/blueperiod_PR

〈主題歌〉
オープニングテーマ 「EVERBLUE」 Omoinotake
エンディングテーマ 「Replica」 mol-74

 

オープニング/エンディング情報

オープニングテーマ曲はOmoinotakeが歌う「EVERBLUE」、エンディングテーマ曲はmol-74が歌う「Replica」に決定。
両アーティストからはアーティストコメントも到着している。

 

オープニングテーマ
「EVERBLUE」Omoinotake

コメント

TVアニメ『ブルーピリオド』のオープニング曲を担当します Omoinotake です。
「創造すること」への苦悩や素晴らしさの詰まった、この素敵な作品に携わることができ光栄に思います。
僕らは「才能」なんてひとつも持ち合わせていない 3 人でした。
「じゃあどうすればいいんだろう」と何年も試行錯誤を続けた末にたどり着いた場所は、
ブルーピリオドの舞台でもある、渋谷でのストリートライブでした。
「好きなことをやるって いつでも楽しいって意味じゃないよ」
八虎の言葉に自分たちを重ねて、溢れた言葉とメロディをひとつの歌にしました。
今日に至るまで、9 年間このバンドを続けてきた僕らは「描くことが好き」という八虎と同じく、ただただ「音楽が好き」なんだと思います。
そんなブルーピリオドのオープニング曲として、描き上げた「EVERBLUE」
コンプレックスも葛藤も、初期衝動の青さも苦悩も、そしてきっとその先に待っている希望も、全てを閉じ込めました。
どうかたくさんの方が、この青い願いに、
心を重ねてくださいますように。

Omoinotake プロフィール

藤井レオ(Vo&Key)、福島智朗(Ba&Cho)、冨田洋之進(Dr&Cho)のギターレス構成。中学生の同級生だった彼らは 2012 年に結成。渋谷を中心にストリートをはじめとするライヴを重ね人気を獲得してきた。配信シングル「モラトリアム」は自身初のタイアップ劇場アニメ「囀る鳥は羽ばたかないThe clouds gather」の主題歌に起用され、話題を集める。YouTube チャンネル「THE FIRST TAKE」にインディーズながら初登場。20 年 11 月に配信された「産声」は、テレビ東京「30 歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」のドラマ OP に起用され、2021 年ネクストブレイクアーティストとして注目されている。

 

エンディングテーマ
「Replica」mol-74

コメント

この度、アニメ「ブルーピリオド」のエンディングテーマを担当させていただくことになりました。大好きな漫画なので大変嬉しく、光栄に思います。
作品を作り上げるまでの苦悩や葛藤、そして完成した瞬間の歓喜と感動。美術と音楽というカルチャーこそ違うものの、自分に重ねてしまう部分が多く、
自分自身の現状に対して必死に抗う主人公八虎の姿に何度も背中を押されました。
「Replica」には”誰かに期待するのではなく、自分自身で世界を変えよう”というメッセージを込めました。
この楽曲が現状に抗うあなたに寄り添えるものとなれば嬉しいです。

mol-74 (モルカルマイナスナナジュウヨン) プロフィール

2010 年に武市(Vo,Gt,Key)、井上(Gt)、坂東(Dr)の 3 名で京都にて結成。
2017 年より髙橋(Ba)が加入し現在の 4 人体制になる。自主制作でのアルバムリリース後、インディーズで計 5 枚のミニアルバムをリリース。日常にある身近な感情を武市の透き通るようなファルセット・ヴォイスを軸に、北欧ポストロックを思わせる繊細な音作りで注目を集める。
2019 年 4 月 3 日に初のフルアルバム「mol-74」でメジャーデビュー。6 月に行われたワンマンツアーmol-74one-mantour2019「MorningIsComing」のファイナル公演、東京マイナビ BLITZ 赤坂をソールドアウトするなど着実にステージを上げている。2021 年 10 月 TV アニメ「ブルーピリオド」のエンディングテーマを担当。

 

「ブルーピリオド」あらすじ

成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。
絵を描かない人にも刺さる熱くて泣けるスポコン美術物語!

【原作情報】
『ブルーピリオド』著:山口 つばさ
第1〜10巻好評発売中!
定価 : 本体 660円(税別)

TV アニメ『ブルーピリオド』第 2 弾 PV
https://youtu.be/m5tER2kO3Ok

 

【2021年10月放送】TVアニメ『ブルーピリオド』 第1弾PV
https://youtu.be/17YXAQoyH2Q

©山口つばさ・講談社/ブルーピリオド製作委員会