TVアニメ『明治東亰恋伽』川上音二郎役・鳥海浩輔さん、泉鏡花役・岡本信彦さんSPインタビュー

2011年に携帯アプリゲームとしてリリースされて以来、CDドラマ、劇場アニメ、ミュージカルに続き、いよいよ2019年1月よりTVアニメシリーズが放送スタートした『明治東亰恋伽』。

第5話「はるかなるフィアンセへの道」では、川上音二郎のメイン回が放送されます。

TVアニメも中盤に突入し、主要キャラクター以外にも豪華キャストが演じた魅力的な明治の偉人たちもたくさん登場。
ますます盛り上がりを見せる「めいこい」から川上音二郎役・鳥海浩輔さん、泉鏡花役・岡本信彦さんのお2人にアニメ化された今の気持ちやそれぞれ演じるキャラクターについて、アフレコ裏話を伺いました!

 

 

 

――まず最初にキャラクターを演じるうえで意識していることがありましたら、ぜひ教えて頂けたらと思うのですが、いかがですか

鳥海浩輔 長くやっているので、特にこのスイッチを押さねばならないっていうのはないんです。僕は、音奴さんの時と音二郎さんの時とある意味2役的な感じです。まあ中身は一緒なんですけどね(笑)。
強いて言うなら音二郎さんは割とストレートな人なのでもう何も意識していないです。音奴さんの方はなんて言うんですかね、格好いい女性みたいな。要はヒロインの芽衣ちゃんが女性として憧れる人なので、そういった部分はもしかすると意識しているのかもしれないです。

――アニメだからこそっていうものも特にありませんか?

鳥海 アニメが結構ギャグテイストが多いというか、テンポが凄くいいので、回によっては本当に速いなっていうのがあります。ゲームで自分の間尺でやっているときは音奴さんがそんなに速く喋る人じゃなかったんで、そこのキャラクター性を保つのは若干大変ではありました。普通の間尺の回もあるんですけど、ちょっと速かった回は大変でしたね。

岡本信彦 僕もそうですね。ニコ生など色々やらせてもらっていて、ずっと鏡花ちゃんとは寄り添っているイメージが強かったんです。ただ確かに第1話で音響監督のたなかかずやさんに言われたのが、『実際のキャラクター的には少年っぽいのかもしれないけど、皆結構大人なテイストできているんで、1話だけもうちょっと大人にしてもらって、自分の回が来たら自分の色を出して下さい』という演出が来たので、ちょっとだけ低く演じた気がします。ただやってることは割とドタバタしていたので、その兼ね合いは少し難しかったように思います。

――このタイミングでTVアニメ化されたと聞いた際の気持ちはいかがでしたか?

岡本 劇場版をやったのもあり、次何をやるんだろうと思っていて、まさか最初からやるのかなと思ったんですけど、やっぱり最初からやったなと思いました(笑)。なので驚きが大きかったですね。

鳥海 そうですね。TVアニメ化の話を聞いたのは結構前だったんですが、岡本君の言う通り、その時点で劇場版という形でやっていたので、『お!またやるのか、しかもテレビシリーズなのか』というのは、正直びっくりしましたね。何やるんだろうと。

岡本 まさかのびっくりでしたよね。

――作品の見所や楽しみにしている描写について教えてください。

鳥海 見所は大地監督なんで、割と“大地監督カラー”みたいな、今まで長くやってきた「めいこい」のゲームの部分であったり、劇場版ともちょっとカラーリングが違いますね。

岡本 違いますよね。時々真面目に…全部真面目なんですけれど(笑)。テイストが数話に1回“節”が入ってきますよね。

鳥海 なんだろう、新しい「めいこい」みたいな。

岡本 新しかったですね!

鳥海 まあ何話とは言わないですけど、突然歌いだしたりとか。大地監督ならではという部分はあるので、今までプレイしてきてくれた方や劇場版を観てくれた方も、また新たな「めいこい」の一面が観られると思います。

岡本 そうですね、確かにあの1話の段階だと隠してますよね、大地さん。それ以外の所でいうと、鴎外さんは、今までは面白おかしくなってたキャラクターなのですが、ちゃんと格好いいですよっていう描写が出てくるのは、ファンにとっては嬉しい所なんじゃないかって思います。

鳥海 一番崩れてないかもね。多分本当はこういう人であったんであろうっていう、我々が知らない姿を大分見せて頂いている(笑)。

岡本 普通に格好いいんだなって思いましたね。びっくりしました。

《その2 アフレコ現場の様子は? に続く》

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