――既にチームワークというものができあがっている現場だと思うんですが、アフレコ現場の雰囲気ですとか、こんなことがあって面白かったというエピソードがあれば教えていただけますでしょうか
岡本 アフレコ現場は毎回その格好いいキャラクターをやられている浪川大輔さんを座長として、皆さんが面白おかしくアフレコをしている感じです。なので、浪川さんを知っている人なら『きっとそういう現場なんだろうな』というのがわかりやすく現実になってます。それ以外の部分でいうと『ゲストでこのキャストが来るの?』っていうのが驚きでしたね。
鳥海 ゲストが歴史上の偉人たちの役を演じるので、そこは見所になるのかな。
作品としても長くやって、イベントなんかでもずっと一緒にやっているので、これといって新しい発見はないんですが(笑)。プロフェッショナルの現場だなっていうのは感じますね。抜いていい所は楽しくやっています。
あと大地さんならではなんですが、すごく長いこと『ずっとアドリブで』みたいなやつがあって・・・。
岡本 あれ凄かったです! 後録りで戦々恐々としましたよ。1回聴いてえーっと…!って思いながら。ずっとやっているんですが、みなさん素晴らしかったです。
鳥海 Bパートの3分の1くらいは多分…。
岡本 やってましたね、皆さん。
鳥海 まあ裏で聞こえてる音なんでどのくらいボリュームとして聞こえるは分からないですけどね(笑)。
岡本 そうですね(笑)。あれは聞かしてほしいですけどね。結構面白かったですもん。
鳥海 ただ、多分表で鴎外さんが凄い格好いいことを言っているんですよね。
岡本 そうなんですよ、邪魔なんですよね。我々。
鳥海 まあその辺は楽しみですよね
――今回のTVシリーズは大地監督ということで、これまでの「めいこい」ファンの方たちもまた新鮮な気持ちで観られていると思います。アフレコの時など大地監督から改めて指示された事はありますか?
岡本 あまりないですよね。皆さんの方が知っているだろうからという感じの雰囲気で最初から来て下さいました。
鳥海 脚本の方から制作には加わっていると思うんですが、そこにもう『大地さんカラー』が凄いありますよね。
――そういう信頼感のあるアフレコとか、アドリブに繋がっているのかもしれないですね。
鳥海 まあもちろん、音響監督が入って細かい指示等はちゃんと出してはくれるんですけど、基本的にはまずどうぞという感じです。
岡本 台本の演出ではほとんどなかったですね。
――監督からアドリブをやってほしいって言われたときにどういう風にセリフを考えていらっしゃいますか?
鳥海 台本に『以下アドリブ』って書いてあるときがあるんですけど、あんな長大なシーンはなかなかないので大変でしたよね。キャラクターが壊れてもいけないのでやっぱり基本は大変です。
しかもめいこいの特殊な所で、時代背景みたいなのもあるので、あまり現代用語というかカタカナが入ってくるといけないので、そういうのを考えなきゃいけないなという難しさはやはりありましたね。
岡本 ガヤでも大体カステラかチヨコレイトとかって言っています(笑)
《その3 気になるキャラクターは? に続く》