TVアニメ『リトルウィッチアカデミア』、TVアニメ『宝石の国』、TVアニメ『からかい上手の高木さん』と話題作のテーマソングを次々と担当し、芯のある柔らかな歌声で、聴く人の心にそっと寄り添うような歌を奏でる、アニメソング界のシンガーソングライター、大原ゆい子。
現在話題のTVアニメ「はねバド!」のエンディングテーマ(8月15日発売)を担当している彼女のアコースティックワンマンライブが8月12日(日)に渋谷のJZ Brat Sound of Tokyoで開催。
「アコースティックライス vol.1」と銘打ったこのワンマンライブのライブレポートが到着した。
8月12日、シンガーソングライター・大原ゆい子のワンマンライブ「アコースティックライス vol.1」がJZ Brat Sound of Tokyoにて行われた。新曲「ハイステッパー」のリリースを直前に控えてのライブは、当日限りのカバー曲を含めて、昼夜2公演で全30曲を歌い上げた。その昼の部の模様を紹介する。
JZ Brat Sound of Tokyoは渋谷のセルリアンタワー東急ホテル内にあるライブ&ダイニングクラブ。本格的な西洋料理に舌鼓を打ちながらライブも楽しめるユニークなスタイルの店舗である。
そんな大人の雰囲気の会場で開かれた「アコースティックライス」では、大原ゆい子が“シェフ”に就任。楽曲を料理コースに見立てるという趣向を凝らして、ファンに歌声を届けていった。
まずは緑のワンピースに身を包んだ大原がステージに登壇。オープニング動画が上映され、スクリーンに映ったウェイターが「本日はようこそおいでくださいました。当店のシェフが腕によりをかけて奏でる、最高のフルコースをお届けします」と小粋な挨拶を述べる。
そしてピアノの旋律に導かれて、ミニアルバムの収録曲「イエスかノーか半分か」でライブが開幕。ギター、ヴァイオリン、コーラス、ウッドベース、ドラムのアコースティック編成に乗せて、大原の澄んだ歌声が店内を包み込んでいく。2曲目は前菜(オードブル)の「星に雲に揺れる木々に」。切なくも優しい楽曲を歌い終えると、客席から温かい拍手が送られた。
最初のMCで大原は「今日は音楽でもお腹いっぱいになってほしいなと思って、いろいろな曲を持ってきました」とコメント。通常のライブとはムードが異なるものの「あまり固くならずに、盆に実家に帰ったときのように過ごしていただければ……」と彼女らしい例えでファンの笑いを誘う。
3曲目はデビュー曲の「Magic Parade」。これまでもさまざまな場所で歌ってきた楽曲だが、今回は大原が間奏でヴァイオリンを弾くというサプライズが飛び出した。演奏を終えた大原は照れたような笑みを浮かべた。続けてスープの「煌めく浜辺」と「光の淵」、魚料理(ポワソン)の「透明な翼」と「時のミラージュ」を披露し、ファンはその歌声に耳をすませた。
だが2回目のMCでは「アコースティックライスだからといって、全部を静かに聴かせたいわけではないんですよ」と語りかけて、大原の呼びかけに「ライス」ですべて返すという、謎のコール&レスポンスに突入。「カレー」や「ハヤシ」というコールに、客席から「ライス!」の声が飛ぶ。さらに「今日は楽しんでいますか?」という問いかけにも、ファンは「ライス!」と絶叫。そんな不思議なグルーヴ感に包まれたまま「木星バット」に突入し、ファンの手拍子を全身に受けた大原は高らかな歌声を響かせた。
口直し(ソルベ)には『コクリコ坂から』の挿入歌「朝ごはんの歌」のカバーを披露。おいしい朝食ができるまでを歌ったこの曲では、大原が身振り手振りを交えて調理の様子を表現。間奏では『からかい上手の高木さん』のEDテーマでGtの吉田穣が使用した自転車のベルを大原がリズミカルに鳴らす一幕もあり、会場は一気に明るい雰囲気に。
休憩前のMCでは、楽曲をイメージしたオリジナルカクテル「星を辿れば」と「言わないけどね。」が話題になった。大原は「私は本番前なので……、ちょっとだけ飲みました」と告白するとファンは大爆笑。休憩中には大原が“初恋の味”だと語ったイチゴ味の「言わないけどね。」にオーダーが数多く寄せられていた。
ライブもいよいよ後半戦。肉料理(アントレ)では「北小町牛フィレ肉のパイ包み焼きフレゼリシア風」と称して、『はねバド!』EDテーマ「ハイステッパー」がアコースティック Ver.で演奏された。ちなみに「北小町牛」は『はねバド!』の舞台である高校の名前が由来であり、ファンを楽しませる遊び心が細部にまで盛り込まれていた。フィナーレでは「最後はデザートなので、甘々の甘々の甘々で終わらせたいと思います!」と『高木さん』のOPテーマ「言わないけどね。」を歌唱。曲を終えるとメンバー全員が立ち上がって一礼し、ステージを後にした。
しかし客席からはアンコールを求める手拍子は鳴り止まない。するとスクリーンに映像が流れ出し、ウェイターが「もしまたお越し頂ける機会がございましたら、次回はこのようなメニューでお待ちしております」と語りかけると、「10月8日(月・祝)デビュー三周年記念ワンマンライブ『ドライブライブ』@下北沢GARDEN」の文字が踊る。これを見たファンからは、この日一番の歓声と拍手が巻き起こった。
ステージに戻った大原は「今日は私の音楽をたくさん食べていただいてありがとうございました。おなか満腹になりましたか?」と感謝の言葉を伝える。三周年ワンマンライブについては「アコースティックではなく、初めてゴリゴリのバンド編成にします!」と宣言。「ぜひ遊びに来てください」と客席に向かって呼びかけた。
アンコール曲は「旅立ちの風」。“もう一度”の歌詞に合わせて、大原が右手の人差し指を上に向ける場面も見られ、次回のワンマンライブにも期待が膨らむ一日となった。
[セットリスト](昼の部)
01「イエスかノーか半分か」
02「星に雲に揺れる木々に」
03「Magic Parade」
04「煌めく浜辺」
05「光の淵」
06「透明な翼」
07「時のミラージュ」
08「木星バット」
09「朝ごはんの歌」(カバー)
10「ハイステッパー」
11「世界のどこかで」
12「ノスタルジア」
13「ねあと」
14「言わないけどね。」
15「旅立ちの風」
[セットリスト](夜の部)
01「イエスかノーか半分か」
02「星に雲に揺れる木々に」
03「Magic Parade」
04「煌めく浜辺」
05「光の淵」
06「透明な翼」
07「時のミラージュ」
08「さよならの行方」
09「ビュッフェにて」(カバー)
10「ハイステッパー」
11「世界のどこかで」
12「ユビオリ」
13「ねあと」
14「言わないけどね。」
15「星を辿れば」
プロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグ
大原ゆい子によるミニライブや始球式が決定!
・8月16日(木)
新潟アルビレックスBC vs 群馬ダイヤモンドペガサス(新潟エコスタジアム15時試合開始)
※ミニライブ(14:30頃)&始球式
・8月17日(金)
栃木ゴールデンブレーブス vs 群馬ダイヤモンドペガサス(小山運動公園野球場13時試合開始)
※ミニライブ(12:30頃)&始球式
※ライブ配信「Baseball gate」にゲスト出演 https://baseballgate.jp/features/226832/
・8月18日(土)
栃木ゴールデンブレーブス vs 福島ホープス(矢板運動公園野球場13時試合開始)
※BCリーグ公式ソングの披露(12:30頃)
10/8(月祝)大原ゆい子デビュー3周年記念ワンマンライブ『ドライブライブ』開催決定!
日時:2018年10月8日(月祝)
会場:下北沢GARDEN
詳細は後日オフィシャルHPで!
大原ゆい子 公式サイトhttp://yuiko-ohara.com/
大原ゆい子 公式twitter @ohara_yuiko
◆「ハイステッパー」発売記念リリースイベント 日程
①8月19日(日)「YURiKA」「大原ゆい子」合同イベント
②8月23日(木)ららぽーとTOKYO-BAY ミニライブ&サイン会
③8月25日(土)タワーレコード渋谷店ミニライブ&CDサイン会
④8月29日(水)光が丘IMA 光の広場ミニライブ&CDサイン会
※リリースイベントスタンプラリー!
全4回のリリースイベントにてスタンプラリーを開催! リリースイベントスタンプラリーを達成した方には、「ハイステッパー」アーティスト盤ジャケットの撮影に使用されたピック(レプリカ)をプレゼントさせていただきます!
※大阪でもリリースイベント開催決定
9/8(土)アニメイト大阪日本橋店animate O.N.SQUARE HALL3Fにて大原ゆい子・YURiKA合同リリースイベント開催決定!
(このリリースイベントはリリースイベントスタンプラリーには含まれません)
★作品詳細
はねバド!
2018年7月放送開始予定!
TOKYO MX、関西テレビ、BS11、AT-Xで放送開始!
【スタッフ】
原作:「はねバド!」濱田浩輔(講談社『good!アフタヌーン』連載)
監督:江崎慎平
シリーズ構成:岸本卓
キャラクターデザイン:木村智
音響監督:若林和弘
音楽:加藤達也
アニメーション制作:ライデンフィルム
【キャスト】
羽咲綾乃:大和田 仁美
荒垣なぎさ:島袋 美由利
泉理子:三村 ゆうな
藤沢エレナ:小原 好美
コニー・クリステンセン:伊瀬 茉莉也
志波姫唯華:茅野 愛衣
芹ヶ谷薫子:下田 麻美
石澤望:櫻庭 有紗
立花健太郎:岡本 信彦
太郎丸美也子:小松 未可子
羽咲有千夏:大原 さやか ほか
公式サイト: hanebad.com
公式Twitter: @hanebad_anime
©2018 濱田浩輔・講談社/「はねバド!」製作委員会
©濱田浩輔/講談社