映画『化け猫あんずちゃん』あんずちゃんはこうして化け猫になった︕あんずちゃんの⽣い⽴ちに迫るオープニング映像が公開︕前田敦子、太田光、岩井俊二ら著名人絶賛コメントも到着!

 

熱狂的ファンを持ついましろたかし氏による漫画「化け猫あんずちゃん」がアニメーション映画化!
久野遥子・山下敦弘がW監督を務め、俳優の森山未來が主人公の化け猫の声と動きを担当し、第77回カンヌ国際映画祭「監督週間」にて公式上映され、アヌシー国際アニメーション映画祭2024 長編コンペティション部門への正式出品された、世界中から注目を集める映画『化け猫あんずちゃん』が7月19日(金)より全国公開となる。
今回、本作のオープニング映像の一部が解禁!
さらに前田敦子、爆笑問題太田光、岩井俊二、くらもちふさこほか著名人による絶賛コメントも到着した。

 

 

お寺で暮らすあんずちゃんの正体は・・・?

この度解禁となったのは、あんずちゃんがどのように化け猫になったのかが分かる、あんずちゃんの正体に迫るともいえる映画オープニングのワンシーン。
雷の鳴る豪雨のなか、お寺のおしょーさんに拾われた子猫のあんずちゃん。大切に育てられ、家族とともに時を刻むも、おかしなことにいつまで経っても死なないあんずちゃん。10年、20年経っても元気なまま、30年経つ頃にはなんと化け猫に!
猫時代のキュートなあんずちゃんの姿と、お寺の家族と過ごす時間を追いかける愛らしい映像となっている。

 

映画『化け猫あんずちゃん』<特別映像オープニング編>【2024年7月19日公開】
https://youtu.be/0BbZHJ_tyJs?si=hkBH18C8o4cN44HO

 

 

また、あわせて俳優 前田敦子、爆笑問題・太田光、映画監督の岩井俊二、漫画家のくらもちふさこ ほか各界を代表する著名人より本作を鑑賞したコメントが到着!
化け猫のあんずちゃんに魅せられた絶賛コメントに注目です。

 

前田敦子(俳優)

あんずちゃんの登場シーンから心を奪われました。
そして森山さんの身体能力はもう、猫でした。
監督お二人の良さを贅沢に味わえ、制作の過程を知りたい!

 

爆笑問題 太田光(芸人)

人も動物も妖怪も、生き物らしく動いていて、「生きている」ということは「動いている」ということで、「生命」は見ているだけで楽しくて、「いつまでも見ていたい」と思わせるものなんだと感じた。

 

岩井俊二(映画監督)

天才アニメ少女久野遥子。大学を卒業したての彼女を友人に頼まれ弊社で預かった頃、僕は人生初のアニメ映画に挑み、うっかりロトスコープという魔法を彼女にかけてしまった。あれから十年、彼女が初めてアニメ映画を監督した。ロトで動くかりんちゃんが僕には在りし日の久野ちゃんに見えた。さながら僕らは久野ちゃんにとってあんずちゃんと愉快な仲間たちだったかもしれない。

 

くらもちふさこ(漫画家)

「ロトスコープ」という手法に興味が沸きました。しなやかに動くあんずちゃんの裏で、透かし絵のように見え隠れする森山さんを楽しめるお得感。
そして奇々怪界な日常では、心地良い脱力感を貰える「あんずちゃんスコープ」にやられっぱなしでした。

 

りんたろう(アニメーション映画監督)

スクーターで登場した化け猫はぶちゃいくなスタイルでとても主人公として褒められるようなモンじゃありません。
ところがどっこい、見た目は ”ほっこり” しただけの無害なヤツだなと思ってたのですが、
物語が進むにつれてこの化け猫のやることなすこと全てに一本筋金が通っているのです。
いやぁ、参りました。そのアンバランスなあんずの存在感が堪らなくいいのです。

 

高田亮(脚本家)

身近な人の死を受け入れることは難しい。うまくいかないことだらけな日々を 受け入れることも、つまらない日常を受け入れることも。 傍目には意味なく見えることが人を支えるかもしれない。役に立たないことや 、どうでもいいと思っている相手が自分を支えてくれているかも知れない。 日常というものはわからないことだらけだ。この映画は、毎日の中に、まだわ からないことがたくさんあることを教えてくれる。

 

岩井澤健治(アニメーション監督)

アニメーションの躍動感。色彩豊かな田舎の風景。
あんずちゃんを通して見える世界は、自由で奇想天外な
オフビートに奏でる特別な夏を演出している。

 

水江未来(アニメーション作家)

登場人物や乗り物が柔らかそうで、今にもメタモルフォーゼしそう。
俳優の細かな演技を描き起こすロトスコープ技法と、アニメーションの作画によるデフォルメ表現が混ざり合って、各キャラクターの野生感がみなぎって楽しい。
子供の頃に観ていたら、忘れられない原体験になっていたはず。

 

大橋裕之(漫画家)

あんずちゃん以外にも変な奴らが出てくるんですよカエルとかタヌキとか、あとよく分からない奴ら。奴らに会いたい。いや、奴らになりたい。部屋の中で日の光に照らされてゆっくり舞い落ちる埃が、アニメで描写されてたのには驚きました。

 

合田経郎(アニメーション作家)

いつのまにか、頭の中が空想でいっぱいになって眠れなくなったり、楽しくてだるくてさびしかった夏休みの子どもスイッチがオンになっていました。美しくてヘンテコで楽しかったです!

 

竹浪音羽(イラストレーター)

大好きな一枚の絵に出会った時のような、はっとさせられる表現の連続に出会える映画でした。光や風の描写が美しい夏の風景や、時にはあんずちゃんたちの輪郭がぐにゃぐにゃと動きだす躍動感など、思い出すだけでホクホクとした気持ちになります。

 

中井圭(映画解説者)

山下敦弘による実写撮影は、アニメにはない独特の間合いを生み、久野遥子による実写素材のアニメ化は、実写にはない表現の飛躍を与えた。
この掛け算で本作は唯一化し、優れた映画でまれに発生する「ずっとこの世界を観ていたい」という願いの化学反応を起こした。

 

森直人(映画評論家)

『となりのトトロ』と『テッド』の間!?
ガラケーを首にぶらさげて、原付バイクでやってくる化け猫あんずちゃん。
くまのプーさんに負けないくらい「何にもしないをしてる」おっさんで、おならは平気でブーとする。
山下敦弘監督が大切にしてきたモラトリアム世界に、久野遥子監督が鮮やかなおとぎ話の色を持ち込んだ(と筆者は理解している)素敵なアニメーション。
日本、そして世界の新しい夏の風物詩に育ってほしい!

 

ISO(ライター)

初めて大きな喪失を経験した、幼い頃の夏の匂いと眩しさが目前に広がるような映画だった。限りなくファンタジーな存在なのに、あんずちゃんにはどこかで会った気がする。そう思うくらいの命を森山未來に吹き込まれたその存在は、大人だけどルールに縛られない。化け猫だから。価値観や当たり前を押し付けず、裏表がなくて、子ども相手でも子ども扱いせず、ダルそうな顔をしながらも同じ目線で向き合おうとする。感情が縺れた子どもの心を解いてあげられるのは、本当にこんな「当たり前の大人像」から少し外れた人(猫)なんだと思う。甥っ子姪っ子たちにとって、自分もこんなゆるい化け猫的叔父さんであれたらいいのだけど。

 

メルボルン国際映画祭「Asia Pacific / International」
(アジア・パシフィック インターナショナル部門)選出!

南半球最大&オーストラリア最古の歴史ある映画祭・メルボルン国際映画祭のAsia Pacific / Internationalに映画『化け猫あんずちゃん』が選出されました。カンヌ、アヌシーに続き、7月18日からはカナダ・モントリオールにて始まる「ファンタジア国際映画祭」に出品、さらにメルボルンと、世界を駆け回る“化け猫”の活躍にご注目ください。

 

 

『化け猫あんずちゃん』キャスト・監督登壇舞台挨拶実施決定!

7月19日(金)に本作のキャスト・監督が登壇する初日舞台挨拶の実施が決定いたしました。ぜひいち早く本作をご覧ください!

 

◆『化け猫あんずちゃん』 初日舞台挨拶

日程:7月19日(金)16:40の回 上映後舞台挨拶  ※終了は19:10頃を予定 
場所:TOHOシネマズ日比谷 
登壇:青木崇高/市川実和子/五藤希愛/久野遥子監督/山下敦弘監督

<チケット発売情報>  
インターネットチケット販売:7月14日(日)0:00(13日(土)24:00)発売開始
詳細はこちら⇒ URL:https://www.tohotheater.jp/theater/081/info/event/ghostcatanzu-hibiya.html
劇場窓口販売:7月14日劇場OPEN時から販売

 

 

 

☆作品詳細

化け猫あんずちゃん

2024年7月19(金) 全国公開

監督:久野遥子・山下敦弘
原作:いましろたかし『化け猫あんずちゃん』(講談社 KCデラックス 刊)
キャスト(声・動き):森山未來 五藤希愛
青木崇高 市川実和子 鈴木慶一 水澤紳吾 吉岡睦雄 澤部 渡 宇野祥平
制作プロダクション:シンエイ動画×Miyu Productions
脚本:いまおかしんじ 音楽:鈴木慶一 編集:小島俊彦 
キャラクターデザイン:久野遥子 作画監督:石舘波子 中内友紀恵 
美術監督& 色彩設計:Julien De Man コンポジット開発:Guillaume Cassuto 
撮影監督:牧野真人 CG監督:飯塚智香 音響監督:滝野ますみ
実写撮影協力:マッチポイント
撮影:池内義浩 録音:弥栄裕樹 スタイリスト:伊賀大介 
主題歌:「またたび」佐藤千亜妃(A.S.A.B)
プロデューサー:近藤慶一 Emmanuel-Alain Raynal Pierre Baussaron 根岸洋之
製作:化け猫あんずちゃん製作委員会
配給:TOHO NEXT

公式サイト:ghostcat-anzu.jp
公式X:@ghostcat_anzu

 

 

INTRODUCTION

山下敦弘×久野遥子×森山未來で 化け猫!

多摩美術大学在学中に制作した短編アニメーション「Airy Me」が第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞受賞。アニメーション・イラストレーター・漫画家と各方面から熱い支持をうける気鋭のクリエイター久野遥子監督。
『カラオケ行こ!』(24)の大ヒットも記憶に新しい、長年映画ファンから絶大な支持を集め続ける日本映画名手・山下敦弘監督。
主役である「あんずちゃん」に、『ボクたちはみんな大人になれなかった』(21)、『ほかげ』(23)他、数々の話題作に出演し、俳優だけでなく多岐に渡るジャンルで国内外で唯一無二の活躍を続ける森山未來。
日本の芸術分野をけん引する才能が集結し、いましろたかし原作の『化け猫あんずちゃん』がアニメーション映画化!

今年5月に行われる第77回カンヌ国際映画祭の「監督週間」に日本のアニメーションとして6年振りに選出され、さらに6月に開催される世界最古・世界最大のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭2024の「コンペティション部門」でも出品が決定。37歳の化け猫に世界が大注目!

本作では実写で撮影した映像からトレースし、アニメーションにする「ロトスコープ」という手法を採用。従来では、演奏シーンやダンスなど人間の動きをリアルにアニメーション化する事で用いられる事が多いのだが、本作では撮影現場でしか生まれない「お芝居」をアニメーションに落とし込む事に注力している。 もうひとつ大事な要素が、セリフの同時録音である。その現場でしか生まれない掛け合いによる役者の「声」も同時に録音する必要がある。 その為、実写班には山下監督を中心とし、実写映画界の優秀なスタッフが集結し、映画撮影そのままの撮影を敢行。 そして、その映像や音声をもとに久野監督が緻密な芝居から抽出するエッセンスを吟味し、スタッフと共にアニメーションを作り上げている。

あの森山未來が実写映画同様に動き話す姿を撮影しておきながら、映画館で目にするのはアニメーションで表現された完全に化け猫の“あんずちゃん”という、贅沢ともいえる、徹底的にこだわった制作方法。実写で役者が演じた登場人物たちはその魅力を活かしながら、久野監督デザインによるキュートなキャラクターに変貌をとげ、ロトスコープアニメーションならではの生き生きとした動き・表情で動き回る特別な仕上がりは可愛くもどこか現実味のある未だかつて観た事がないアニメーション映画となっている。

脚本は『苦役列車』(12)でも山下監督とタッグを組み、監督としてクリストファー・ドイルと撮影タッグを組んだ異例の経歴を持ついまおかしんじが執筆。撮影に『リンダ リンダ リンダ』(05)『苦役列車』 など多くの山下作品でカメラを握る池内義浩。衣装は『シン・ウルトラマン』(22)『竜とそばかすの姫』(21)など実写、アニメーション関わらずアーティスト、演劇と幅広いジャンルで活躍し続ける伊賀大介が担当。森山の他キャスト(声・動き)に、あんずちゃんと共に過ごす少女“かりん”を山下監督の『1秒先の彼』(23)でもフレッシュな魅力を発揮した五藤希愛、かりんの父を青木崇高、母を市川実和子、おしょーさんを鈴木慶一、さらに水澤紳吾、吉岡睦雄、宇野祥平ら山下組常連の名バイプレイヤーたちも集結。鈴木は本作の音楽も担当し、味のある世界観に彩を加える。また主題歌を佐藤千亜妃が本作のための新曲『またたび』を書き下ろした。
実写映画の精鋭たちが勢ぞろいする中アニメーションには、アートディレクターをアカデミー賞ノミネート作品である『レッドタートル ある島の物語』(16)で背景を担当したJulien De Man。コンポジット開発にはイギリスでVFXアーティストと活躍するGuillaume Cassutoが参加。キャラクターデザインは監督である久野が自ら手掛け、作画監督を石舘波子(『ペンギン・ハイウェイ』(18)作画監督)、中内友紀恵(『あはれ!名作くん』作画)が務めている。本作ならではの最強の布陣が実現した。

また、アニメーション制作では『クレヨンしんちゃん』や『ドラえもん』で知られ、『窓ぎわのトットちゃん』など繊細な芝居を得意とするスタジオである「シンエイ動画」と、カンヌ国際映画祭やアヌシー国際映画祭で数々の賞を受賞し、新進気鋭のフランスのスタジオ「Miyu Productions」が長編として初の日仏共同にてアニメーションを制作。 シンエイ動画がキャラクターの動きを描き、Miyu Productionsが背景美術と色彩を担う。

実写×アニメーション。
日本×フランス。
ジャンルや国を超えた才能がタッグを組んだ、前代未聞のアニメーション映画ついに公開!

 

 

STORY

雷の鳴る豪雨の中。お寺の和尚さんは段ボールの中で鳴いている子猫をみつける。その子猫は「あんず」と名付けられ、それは大切に育てられた。
時は流れ、おかしなことにあんずちゃんはいつしか人間の言葉を話し、人間のように暮らす「化け猫」になっていた。
移動手段は原付。お仕事は按摩のアルバイト。現在37歳。そんなあんずちゃんの元へ、親子ゲンカの末ずっと行方知れずだった和尚さんの息子・哲也が11歳の娘「かりん」を連れて帰ってくる。しかしまた和尚さんとケンカし、彼女を置いて去ってしまう。
大人の前ではいつもとっても“いい子”のかりんだが、お世話を頼まれたあんずちゃんは、猫かぶりだと知り、次第にめんどくさくなっていく。
かりんは哲也が別れ際に言った「母さんの命日に戻ってくるから」という言葉を信じて待ち続けるも、一向に帰ってこない。母親のお墓に手を合わせたいというささやかな望みさえ叶わないかりんは、あんずにお願いをする。「母さんに会わせて」
たった一つの願いから、地獄をも巻き込んだ土俵際の逃走劇が始まるんだニャ。

 

映画『化け猫あんずちゃん』<実写・アニメ比較特別映像>【2024年7月19日公開】
https://youtu.be/2e3Lai-mRKs?si=maUlFOVtvB8EakvT

 

映画『化け猫あんずちゃん』特別映像<ピーピーちゃん編>【2024年7月19日公開】
https://youtu.be/vtCEq2LhO2Y?si=X9M2OlJuArl722Xr

 

映画『化け猫あんずちゃん』予告編【2024年7月19日公開】
https://youtu.be/BhF63BAHtmU

 

映画『化け猫あんずちゃん』特報【2024年7月公開】
https://youtu.be/_efHmCt9FLQ

 

©️いましろたかし・講談社/化け猫あんずちゃん製作委員会